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佐藤裕樹 Yuki Sato

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制作と批評。「してみてよきにつくべし」ー世阿弥ー

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Reposted by 佐藤裕樹 Yuki Sato
佐藤裕樹 Yuki Sato @satoyuki.bsky.social · 19/03/2024
気をつけて ほとんど音にならない響 樹からはなれた実 途切れないしらべのなかの 森の深いしずけさ とマンデリシュタームは書いた 人のいない森で木の実が落ちる 音はするか しないか だれにも聞こえなかった音は 音とは言えない でも人がいてもいなくても 木の実は落ちる 落ちれば音がする 音はする しかしそれは音ではない いや 音とは言えず 音でないとも言えない 「声・文字・音」 高橋 悠治  www.suigyu.com/yuji/ja-text...
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Reposted by 佐藤裕樹 Yuki Sato
木村夏彦/文芸誌『jem』3号制作中! @natsuhiko-kimura.bsky.social · 11h
高橋悠治のこのテクストのマンデリシュタームの引用、ちょうど澤直哉が『架空線』で試訳している箇所と同一です。この詩人の話は、高柳聡子さんとアレクサンドラ・プリマックさんの往復書簡 「「あなたへ」と「あなたから」のあわいで」でも(とても印象的なかたちで)出てきています。香港でマンデリシュタームを愛読している詩人がいるというのは、国家暴力の犠牲という視点をふまえれば、非常に興味深いです。 www.suigyu.com/yuji/ja-text...
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声・文字・音
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佐藤裕樹 Yuki Sato @satoyuki.bsky.social · 16h
ピアニスト・高橋アキさんと、作曲家で水戸国際音楽祭総合ディレクター中堀海都さんが、作曲家・武満徹について語る映像が、素晴らしいです。水戸国際音楽祭2026は、今年没後30年の武満徹をテーマに意欲的なプログラムを組んでいます。高橋アキピアノ・リサイタル『音の余白と記憶』では、サティ、ケージ、フェルドマン、武満徹、シューベルトと、最重要な作曲家が並んでいますので、何とか聴きに行けないかと画策中です。さらに年末には今年生誕100年フェルドマン最後の作品《ピアノ・ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ》が控えていますので、今からとても楽しみです。 www.youtube.com/watch?v=9TmN...
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高橋アキ × 中堀海都|武満徹の音楽をめぐって
YouTube video by 水戸国際音楽祭 / Mito International Music Festival
0141
佐藤裕樹 Yuki Sato @satoyuki.bsky.social · 02/10/2026
シネマヴェーラ渋谷にてドン・シーゲル『第十一監房の暴動(1954)』、ルイス・アレン監督『三人の狙撃者(1954)』を見ました。『映画を輝かせるために ー蓮實重彦 山田宏一 山根貞男 映画談義集成』刊行記念特集上映ですが、素晴らしいプログラム。この二作品の上映時間は81分と77分。過不足なく簡潔、澱みなく的確な構成に、脱帽。刑務所の劣悪な環境に対して暴動を起こす囚人たちと、彼らの最大の敵と思われていた刑務所長が、鏡に映る自分のように近しい存在であることは、ドン・シーゲルを氏と仰ぐイーストウッド作品と共鳴する主題です。アメリカン・スナイパーを描いた『三人の狙撃者』は今回初見でしたが、最高ですね。
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佐藤裕樹 Yuki Sato @satoyuki.bsky.social · 01/10/2026
シネマヴェーラ渋谷にてジャン・ルノワール監督『黄金の馬車(1952)』を見ました。ルノワールの最高傑作とも言われる今作、それはつまり映画史上最高の一本という事になりますが、私もその意見に全面的に賛成致します。しかしルノワールが撮ったもの全てが最高傑作なのであり・・、というよりもそんな価値基準が馬鹿馬鹿なってしまう大きさこそルノワールなのであり、『黄金の馬車』のアンナ・マニャーニの美しい声を、そのイタリア語の音楽的な響きを聞けば、そういう事は一切合切忘れてしまい、見終えて思い返すと物語すらイマイチ思い出せない。あの素晴らしい笑い声と、ルノワールが讃えるアンナ・マニャーニの高貴さだけが、心に残る。
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佐藤裕樹 Yuki Sato @satoyuki.bsky.social · 29/09/2026
今年2月に発売された友枝昭世先生の素晴らしいDVDBOX『友枝昭世の能 自撰12曲』。DVDもさることながら予約購入限定特典の、昭世先生の芸談集『能 私の来た道』が、これまた素晴らしい内容なんです。事前では小冊子というアナウンスでしたが、届いてビックリ。なんと109ページもある・・。そんな芸談集『能 私の来た道』が付いたDVDBOXが、11月1日の友枝会開催に合わせて期間限定で復活販売しております。ご購入をご検討の方は、この機会に是非ともご購入下さいませ。このDVDBOX、とてつもなく凄いです。ただただ圧倒されます。 tomoeda-kai.com/message_topi...
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佐藤裕樹 Yuki Sato @satoyuki.bsky.social · 01/03/2026
詩は言葉の一形態であり、その本質上対話的なものである以上、いつの日かどこかの岸辺にーおそらくは心の岸辺にー流れつくという(かならずしもいつも期待にみちてはいない)信念の下に投げこまれる投壜通信のようなものかもしれません。詩は、このような意味でも、途上にあるものですー何かをめざすものです。 何をめざすのでしょう?何かひらかれているもの、獲得可能なもの、おそらくは語りかけることのできる「あなた」、語りかけることのできる現実を目指しているのです。 そのような現実こそが詩の関心事、とわたしは思います。 「パウル・ツェラン詩文集(白水社)飯吉光夫 編訳」
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y @yfmemoire.bsky.social · 27/09/2026
 航海者は遭難の危機に臨んで、自分の名と自分の運命を記した手紙を瓶に封じ込め海へ投じる。幾多の歳月を経て、砂浜をそぞろ歩いていて、わたしは砂に埋もれた瓶を見つけ、手紙を読んで遭難の日付けと遭難者の最後の意思を知る。わたしにはそうする権利がある。わたしは他人あての手紙を開封したりはしない。瓶に封じ込められた手紙は、瓶を見つけた者へあてて書かれているのだ。見つけたのは、わたしだ。つまり、このわたしこそ秘められた名宛人なのである。 オシップ・マンデリシュターム「対話者について」『詩集 石/エッセイ 対話者について』早川眞理訳
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佐藤裕樹 Yuki Sato @satoyuki.bsky.social · 03/05/2026
フェルドマンは、ペルシャなど中近東の手織りの絨毯が好きで沢山集めていたんです。バッファローにある静かな彼の部屋で、私に色んなコレクションを見せながら話してくれた。絨毯を拵えることで貧しい生活を支えている女たち。どのようにして図柄を心を込めて織り込んでいくか。時々図案をちょっと変化させて。それは創造行為そのものだ、とフェルドマンは感激して言うんです。そして女達の仕事ぶりと工夫の仕方を眺めて、自分も作曲の仕方を学んだと。こうして織られた絨毯の上にイスラムの人々は跪き、お祈りする。額を絨毯に擦りつけて出来た凹みが残っている・・。そこから音楽的インスピレーションを得て、今度はフェルドマンが紡ぎ上げる。
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佐藤裕樹 Yuki Sato @satoyuki.bsky.social · 26/09/2026
代官山ヒルサイドテラスにてモートン・フェルドマン作曲『フィリップ・ガストンのために(1984)』を聴きました。1985年4月21日の世界初演から41年を経ての日本初演、これだけで大偉業です。若き演奏者である丁 仁愛 (フルート/ピッコロ/アルトフルート)・會田 瑞樹 (パーカッション)・横山 博 (ピアノ/チェレスタ)の4時間半を超える演奏が、とても素晴らしかった。2027年には『ピアノと弦楽四重奏(高橋アキ、アミティ・カルテット)』・『弦楽四重奏曲 第2番(フェルドマン・カルテット)』が予定されています。『弦楽四重奏曲 第2番』の会場は、フランク・ロイド・ライト設計の自由学園朝日館とのこと!
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佐藤裕樹 Yuki Sato @satoyuki.bsky.social · 08/01/2026
文化村ル・シネマにてエドワード・ヤン監督『ヤンヤン 夏の想い出 (2000)』を見ました。3時間の上映時間、緊張が緩む事は一切なく、まるで地に落ちて粉々になる直前のガラスのコップを見続けているかの様だ。私たちの間に在る透明な壁を、ヤン監督はカメラに映す。見えているのに、触れる事ができない。ヤンヤンが撮る背中の様に、私達は自分の心を捉えられない。成瀬巳喜男監督についてヤン監督は「さりげない優しさという強靭で不可視のスタイル」という極めて美しい文章を書かれている。「ヤンヤン」はさりげない映画です。最後にヤン監督らしいお言葉を。 「あなたは何故映画をつくるのですか?」 「多くを語らなくてすむから」
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佐藤裕樹 Yuki Sato @satoyuki.bsky.social · 01/06/2025
シネマート新宿にてエドワード・ヤン監督『カップルズ(1996)』を見ました。原題・英題ともに『麻將(マージャン)』ですが、映画を見ながら思い浮かべた言葉がウォーレン・バフェットが有名にした格言『ポーカーをやり始めて20分たっても誰がカモかわからない場合は、 あなたがカモなのだ』でしたので、やはり原題がこの映画を的確に表していると思います。レッドフィッシュとルンルンを取り違える間抜けなヤクザの滑稽な顛末の裏側で、同じ様にレッドフィッシュもある人物を巡り取り違えをする。しかし結果は取り返しのつかぬ悲惨なものとなる。表裏一体の喜劇と悲劇。「似通っており見分けがつかない」世界で、恋は奇跡のように映る。
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佐藤裕樹 Yuki Sato @satoyuki.bsky.social · 08/08/2026
文化村ル・シネマにてエドワード・ヤン監督『海辺の一日(1983)』を見ました。剥き出しな形で、詰め込みすぎにこれでもかとエドワード・ヤンの主題が盛り込まれた長編映画デビュー作、こうあるべき華々しいデビュー作です。劇中の『もう一度、世界と触れ合いたい』という言葉は、エドワード・ヤン監督の全作品に通底音として響いている。「世界」という言葉を「今」と言い換える事もできる。この映画は鏡の中の鏡ならぬ、回想の中の回想という形式を持ち、一見すると混乱している様に見えますが、実はそうではない。ヤン監督は回想を「過去」を描くものではなく、「今」を見失った「今」を描くものと捉えている。それ故に「死」が露呈する。
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佐藤裕樹 Yuki Sato @satoyuki.bsky.social · 23/09/2026
文化村ル・シネマにてエドワード・ヤン監督『恐怖分子 (1986)』を見ました。夜が明始めた薄暗い街を全速力で走るパトカーの赤いランプと、サイレン音を捉えたファーストショットに続き「恐怖分子」とタイトルが現れる。この映画を見る私たちは、すでに何かが起きてしまった後に投げ出されて、この時差は映画が終わるまで埋まる事がない。サイレン音を耳にした青年がカメラを手にして外へ出ると、誰か定かではない手の中にある銃を目にする。『恐怖分子』は距離の離れた対象を掴まえる銃とカメラ、そして電話を静物画のように撮影し、都市で繰り広げられる「shooting」を冷徹に捉える。銃弾のごとく、声が、言葉が、貫通してゆく。
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ɐᴉɹǝɥdᴉɹǝd @sonimage.bsky.social · 20/09/2026
🎞️堀潤之先生がシネ・ヌーヴォのゴダール連続講義を公開してくれた🙌 ④から⑥は現地できいたが①から③も金払ってでもききたかった とてもありがたい youtu.be/uJkBrd7G_WA
youtu.be
ゴダール連続講義①:ジャン=リュック・ゴダール『映画史特別編』アフタートーク(シネ・ヌーヴォ、2026年8月29日開催)
YouTube video by 堀 潤之 (𝗝𝘂𝗻𝗷𝗶 𝗛𝗢𝗥𝗜)
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佐藤裕樹 Yuki Sato @satoyuki.bsky.social · 17/09/2026
シネマヴェーラ渋谷にてボリス・バルネット監督『ミス・メンド (1926)』を見ました。もの凄い、とてつもなく面白い。サイレントでありながら251分の長さをもつ、この犯罪冒険活劇に比較できるのは、フリッツ・ラング監督『ドクトル・マブゼ』位かと思います。ラング監督のサスペンスに加えて、なんとマルクス兄弟の狂ったユーモアまで共存しているのが『ミス・メンド』の脅威的魅力です。そしてボリス・バルネットは監督主演でジャッキーチェンばりのアクションまで披露している。天才ですね。 バルネットの映画に対して仏頂面をするとすれば、その人は間抜けではないにしても、石のように頑なな心の持ち主に違いない。ーゴダールー
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佐藤裕樹 Yuki Sato @satoyuki.bsky.social · 28/12/2024
『なにに例え様もない舞台であった』という言葉から綴られる演劇評論家・渡辺保さんの劇評『友枝昭世の「隅田川」』が素晴らしい。渡辺さんが書かれている通り、あの「隅田川」の『演劇としての密度の高さ』が、これほど的確な言葉に結実した事に感銘を受けます。 『真相を知った女は一瞬呆けた様な、茫然自失、空漠たる表情になる。人間はなにごとに出会えば、こんな表情になるのか。隅田の川べりである日起こった人間と運命の闘いは、一人の女の存在を超えてもっと深くもっと大きく恐ろしいものであった。女の表情は、その嵐の過ぎ去った後の廃墟に過ぎなかった』 watanabetamotsu.com/2024%E5%B9%B...
watanabetamotsu.com
2024年11月国立能楽堂(友枝會) – 渡辺保の歌舞伎劇評
友枝昭世の「隅田川」  なにに例え様もない舞台であった。 舞台には、子を失った母の、いわば涙とか悲しみとかいっ…
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Conrad☆ @conrrrrad.bsky.social · 10/09/2026
演劇評論家の渡辺保さんが亡くなられました。『今月の芝居』の更新が止まってから心配してましたが、残念です。毎月渡辺保先生の劇評を読むのを楽しみにしてました。『型の魅力』や『歌舞伎手帖』は今も時々手に取っては読み直しています。ご冥福をお祈りします。 www.yomiuri.co.jp/national/202...
yomiuri.co.jp
演劇評論家の渡辺保さん死去、90歳…歌舞伎や能狂言・文楽から現代演劇まで幅広く論評
【読売新聞】 歌舞伎批評の第一人者で文化功労者、演劇評論家の渡辺保(わたなべ・たもつ=本名・邦夫=くにお)さんが9日、死去した。90歳だった。告別式は18日午前10時30分、東京都港区芝公園4の7の35増上寺光摂殿。喪主は長男、武史
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佐藤裕樹 Yuki Sato @satoyuki.bsky.social · 10/09/2026
国立新美術館にて『ルーヴル美術館展ルネサンス』を見ました。東京に遊びにきた母が帰る日がたまたま開催初日に当たった為、せっかくだから行くかと行って参りました。先日の空海展も並びましたが、入場までに30分程並びました。普段並ばない性格の為「なんで平日昼間なのに混んでるんだ」「ダ・ヴィンチはなんでこんなに人気があるんだ」とイライラが募りつつ、ようやく展示へ入りましたが・・とてつもなく凄い!エル・グレコの偉大な肖像画なども展示されてますが、ほぼ別称《美しきフェロニエール》を見る為の展覧会です。この一枚には、その価値があります。また国立西洋美術館の常設展「クロード・モネ没後100周年」も素晴らしかった。
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佐藤裕樹 Yuki Sato @satoyuki.bsky.social · 08/09/2026
喜多能楽堂にて『三十周年記念 五蘊会』を観ました。「五蘊会」は友枝雄人先生主催の会です。かくいう私も「五蘊会」の末席に連なる一人でございます。本年は演劇史上の名曲『松風』と、狂言『茶壷』という素敵な組み合わせ。演能前に『松風』について松岡心平先生のお話がありましたが、「これは私の妄想ですが・・」と三島由紀夫「豊饒の海」で名人野口兼資の舞う『松風』についての描写、松風・村雨姉妹の「風」「雨」のイメージ、分身というテーマについて縦横無尽に語られる、とても刺激的なお話でした。この日の狂言・能ともに素晴らしかった。そして翌日は、社中の素人会。どうにか終わりましたので、これから来年に向けて頑張ります。
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佐藤裕樹 Yuki Sato @satoyuki.bsky.social · 08/09/2026
早々にチケットが完売し泣く泣く諦めたモートン・フェルドマン作曲の約5時間の大作「フィリップ・ガストンのために」日本初演と、高橋悠治さん「委嘱新作」世界初演が、いま現在チケットが買えるようになっております! teket.jp/8561/69887
teket.jp
モートン・フェルドマン「フィリップ・ガストンのために」日本初演、高橋悠治「委嘱新作」世界初演【オフィスゼロジャパン 】
【電子チケット】9/264時間半の静寂の中を歩き佇む。 この作品をあなたは音楽と呼ぶか。[代官山ヒルサイドテラス/ヒルサイドプラザ 東京都渋谷区猿楽町東京都渋谷区猿楽町29 ヒルサイドテラス内][2026/9/26(土) 開場: 13:30 /開始: 14:00]
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佐藤裕樹 Yuki Sato @satoyuki.bsky.social · 02/09/2026
早稲田松竹にてヒッチコック監督『サイコ(1960)』を見ました。撮影ロバート・バークス、衣装イーディス・ヘッドという超一流とあえて組まず、短期間で撮影する低予算白黒映画として制作された。「大いに奇妙な映画、この映画は並の映画とは大いに違うから、客観的に考えヒットするか全く分からない」とヒッチコック自身が語っていますが、「映画史上の傑作」という名声ではなく、この「奇妙さ」をそのまま受け取るべきでしょう。冒頭、不動産屋の客の4万ドルをマリオンは横領しますが、ここに一切の葛藤がない。まるでブラックホール。逃亡するマリオンはベイツモーテルで宿帳に偽名を書き込む。この主題がノーマンへとなだれ込んで行く。
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佐藤裕樹 Yuki Sato @satoyuki.bsky.social · 30/08/2026
早稲田松竹にてヒッチコック監督『裏窓(1954)』『めまい(1958)』を見ました。自室の窓から周囲の人々を見る事に取り憑かれたジェームズ・スチュアートにお手伝いの女性が、『またウィンドウショッピング?』と声をかける。この言葉は公開当時よりも、見る事が即金銭に結び付く2026年を予見的に批評している様に思えます。目前に絶命する程に美しいグレース・ケリーがいるのに向かいの家ばかり気にしてるんだから、あなたは病気確定です。『裏窓』は、どこかデュシャンの遺作を想起させます。またデュシャンの墓碑銘「死ぬのはいつも他人」は、大傑作『めまい』にピッタリの言葉に思えます。そして色彩の渦に飲み込まれる・・・。
1310
Reposted by 佐藤裕樹 Yuki Sato
y @yfmemoire.bsky.social · 29/08/2026
水曜に観たストローブ=ユイレは素晴らしかった。併映された2本のどちらも、はじめから終わりまで、ぼんやり眺めていても飽きることがなかった。ぼんやりしながら気づくと川面に走る襞だとか、草木のそよぎだとか、俳優の肩にかかる陽光だとか、画面の細部にじっと見入っていた。『あの彼らの出会い』の俳優が、一対一で対話を行うさまからはプラトンの対話篇を想起した。俳優たちは、神々の代理人のようだった。終盤暗転して、音楽が流れだしたときは何かがはじまったような気がした。ヴァイオリンの音色がうねる波のようだったから、川面の場面からはじまる『ジャン・ブリカールの道程』への移行も、シームレスに感じられたのかもしれない。
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masak! murakam! @bandeapart-xxx.bsky.social · 29/08/2026
『近松物語』溝口健二の作品ではこれと『残菊物語』が抜けて好きで、たぶんどちらも10年に一度くらいのペースで見直している気がする。田中絹代の主演作に比べると死に至る悲恋物なのに明らかにローストレスなので溝口を初めて見るならこれがおすすめかも。あまりに淡白な脚本に溝口が難色を示したので若干リライトしたんでしたっけ。ラストで裸馬に乗せられた香川京子の口元に笑みを浮かべた横顔をこれみよがしではなくチラとだけみせる慎ましさには痺れる。ヴァレリー・ドンゼッリ監督でアナイス・ドゥームスティエ主演の『マルグリットとジュリアン』でこのラストが引用されているのですよね。
0131
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三月の水 @waterofmarch.bsky.social · 29/08/2026
没後50年 髙島野十郎展 @ 渋谷区立松濤美術館 「からすうり」の鮮やかな赤と影の対照、「境内の桜」の精緻な書き込みと桃色、こぶしとりんご、「古池」の枯草と池に映る像、「夏雲」の雲とどこまでも続いていく田舎道、 など見てまわるうちに細部に目が向くようになり、魅きつけられることに。 特に、継続的にモチーフにしている蝋燭、月、太陽の描き方の変遷がわかり見応えがあるし、その展示の仕方も圧巻。
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佐藤裕樹 Yuki Sato @satoyuki.bsky.social · 29/08/2026
アテネフランセにてアンゲラ・シャーネレク監督『マルセイユ(2004)』、リタ・アゼヴェード・ゴメス監督『ある女の復讐(2012)』を見ました。『マルセイユ』は、シャーネレク監督の近作『ミュージック』同様に、あまり感心しませんでした。そして再見したかった『ある女の復讐』。改めて、素晴らしい映画です。「狂気の中に真理をみる」女が、「自らが選んだ仮面を使いこなせぬ者たち」に企てる壮絶な復讐劇。名優イザベル・ルトが登場した辺りから時空が歪み、「ある女」リタ・ドゥランが血だらけの心臓を獰猛な犬から奪い返して、その手に心臓を掴む時の静かな怒りが、胸を打つ。どこかドライヤー監督の『怒りの日』を思わせました。
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佐藤裕樹 Yuki Sato @satoyuki.bsky.social · 27/08/2026
アテネ・フランセにてストローブ=ユイレ監督『労働者たち、農民たち』『あの彼らの出会い』『ジャン・ブリカールの道程』を見ました。『労働者たち、農民たち』についてストローブは、「この映画の登場人物はそれぞれ異なるし、結局それが全てです!それを見つけるのは観客であって、それを与えるのは私ではありません。そうでないと、この映画とかくれんぼして遊ぶ為に、それを楽しむ為に、彼らに何が残るというのか?」と語っている。彼らの映画ほど、楽しい映画はありません。かくれんぼする事ができます。ダニエル・ユイレが亡くなる直前に公開された『あの彼らの出会い』は、ジョン・フォード監督の遺作『荒野の女たち』の様に美しい。
1160
佐藤裕樹 Yuki Sato @satoyuki.bsky.social · 27/08/2026
美しさとは何であろうか?それは愛の原型である。 死が待ち構えていても構うものか。 そして一層王道を走れ。 草間彌生 『生命の輝きに満ちて』
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佐藤裕樹 Yuki Sato @satoyuki.bsky.social · 23/08/2026
8月26日(水)アテネ・フランセ文化センターにてストローブ=ユイレ監督『労働者たち、農民たち(2000)』『あの彼らの出会い(2006)』『ジャン・ブリカールの道程(2008)』が上映されます。35mmフィルムで見れる大変貴重な機会です。昨日のイベント『ストローブ=ユイレ映画の編集を考える』での『アン・ラシャシャン』上映はフィルムの劣化により急遽デジタル版での上映となりました。ストローブ=ユイレ作品を35mmフィルムで見るこの上なく豊かな体験も、永遠ではない。レナート・ベルタ、ウィリアム・ルプシャンスキーなど偉大な撮影監督と創り上げた映像の強度を見るには、やはり35mmフィルム上映が最適です。
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Reposted by 佐藤裕樹 Yuki Sato
佐藤裕樹 Yuki Sato @satoyuki.bsky.social · 02/08/2026
ブレヒトは、『アンティゴネー』の中でティレシアースに「必要はますます増し、しまいには無となる」と言わせている。美とは、それとは反対のものだ。最大限まで膨張させ、最大限まで収縮させる必要があるし、範囲は並外れて広いままにしておき、次いで極端な収縮を行なう必要がある。その点が、沈黙を残しておくバッハ、ベートーヴェン、シェーンベルク、あるいはヴェーベルンと、チャイコフスキーが完全に違うところだ。これこそが美に関する責任というものだ。 できる限り慎重に、最大限の危険を冒すこと。 ジャン=マリー・ストローブ
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佐藤裕樹 Yuki Sato @satoyuki.bsky.social · 22/08/2026
アテネ・フランセにて『ストローブ=ユイレ/映画の編集を考える』を見聞きました。13:30開始、終了20時すぎ!大充実!上映されたストローブ=ユイレ監督三作品と、ペドロ・コスタ監督『ストローブ=ユイレ/あなたの微笑みはどこに隠れたの?』は何度も見直すべき大傑作で、私も機会があれば再見し、その度に新たな発見をしています。映画編集者・大川景子さんのお話はストローブ=ユイレ監督の本質を的確に捉えていました。大川さんの言葉から、ロベール・ブレッソン『シネマトグラフ覚書』の言葉を想起しました。 問題。君に見えているものを人々に見せる事。 それも君が見ているようには、それを見ていない機械を間に介して。
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Reposted by 佐藤裕樹 Yuki Sato
三月の水 @waterofmarch.bsky.social · 22/08/2026
『作者の語彙 セミナーと『ロラン・バルトによるロラン・バルト』の未完断章』 「バルトによるバルト」としてまとめられるセミナーの記録。著作のスタイル、内容が試行錯誤をしつつ形を成していく様は興味深い。また同時期にクリステヴァ などとの中国旅行の報告も収録。 断章によって自身のことを語る(融通無碍でユーモラス、読んでいると不思議な幸福感に包まれる)語り口は魅力的で、バルトの著作で一番好きなのもこの本。だから未刊行の断章が読めるのが何よりもうれしい。
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Reposted by 佐藤裕樹 Yuki Sato
ハンソクマケ @ha-kachi.bsky.social · 22/08/2026
D.W.グリフィス『小麦の買占め』。 た、ただただ面白い…。農夫が種を蒔きながら、広大な農地の向こうから手前までゆっくり歩いてくる長回し。この雄大な時間よ…。それと対置される社交界の忙しなさ。でも資本に群がるたくさんの人間がわっしゃわっしゃと蠢く様もまた目には楽しい。他方で不況に喘ぐ街のパン屋はいかにも動き=活気がない。それは社交界のせいなわけで、酒宴に漂うタバコの煙がほんっとに凶々しく映し出されている。 youtu.be/fgryZ-kVSuQ?...
youtu.be
『D・W・グリフィス初期傑作選 Ⅱ』D. W. Griffith's Early MasterpiecesⅡ[Japanese Subtitles]
YouTube video by Genjitsu Films
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佐藤裕樹 Yuki Sato @satoyuki.bsky.social · 21/08/2026
ユーロスペースにてギヨーム・ブラック監督『リンダとイリナ(2023)』『また会えるよね(2024)』を見ました。「若者たちを描いた、共通する感情で結ばれている二作品」と監督が語る、38分の短編と、64分の中編の二部作です。とても素晴らしい。この言葉にするのが難しい不思議な魅力は、やはりジャック・ロジエ監督を彷彿とさせますね。「マットレスでドミノをする!」と言って、寄宿舎の廊下で女子高校生たちがドミノ倒しをして、女先生にブチギレられるシーンは、ジャン・ヴィゴの『新学期・操行ゼロ』のように美しい。『リンダとイリナ』『また会えるよね』の二作品ともに、流れゆく水の映画であり、豊かな運動に満ちています。
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佐藤裕樹 Yuki Sato @satoyuki.bsky.social · 19/08/2026
8月22日(土)アテネフランセにて『ストローブ=ユイレ映画の編集を考える』という公開講座が開催されます。講師は批評家・葛生賢さんと映画編集者・大川景子さんという素晴らしい顔合わせ。上映作品に『アン・ラシャシャン(1982)』『シチリア!(1998)』『ルーブル美術館訪問(2004)』 、そしてゴダールも賞賛したペドロ・コスタ監督によるドキュメンタリー『ストローブ=ユイレ/あなたの微笑みはどこに隠れたの?(2001)』が並んでいて計4時間。これはさすがに抜粋上映だろうと思っていたんです。しかし電話で確認したところ、「いや全編上映します!」とのお答え。聴講料が2500円・・。安すぎる!ありがとう!
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佐藤裕樹 Yuki Sato @satoyuki.bsky.social · 17/08/2026
濱口竜介監督『急に具合が悪くなる』を見ました。介護施設で働くマリーと、舞台演出家の真理によって語られる「外」を巡る対話が映画の核であり、資本主義についての話には当然賛同しますし、常に大問題だと感じています。しかし私は、舞台の観客に楽器を配り自由に音を鳴らしてもらったり、智樹が舞台上に闖入する事によって内と外が決壊するとは、とても思えない人間です。その意味で、劇中のソフィーに近い。映画としてはフレーム外(真理が蹲り画面下へ消え、上から撮られる様に、特に上下)が重要となります。猫と鳩です。この映画で好きなのはカップラーメンの場面でしたが、映画の終わりにかなり違和感がある。あの羽根は過剰ではないか。
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佐藤裕樹 Yuki Sato @satoyuki.bsky.social · 16/08/2026
『ウィークエンド(1967)』ーあの度外れの渋滞ーと『新ドイツ零年(1991)』という二本の偉大な映画は、誰も言明しなかった仕方で、アクチュアルな現実、今日の世界を伝えています。ゴダールは自分を預言者とみなしていたわけではありませんがー自分自身に対して距離とアイロニーを取り入れていたので、寧ろ正反対ですー、彼の仕事が「逃走線」を可能にしたのです。逃走線とは、ずらかる事でも逃げる事でも、世界の外に出る事でもなく、「世界を自分のもとに連れて来ることだ」とドゥルーズは言っています。断念や放棄ではなく、作品の力によって、よそを、全く別の事柄に属するよそを思い描かせる事です。 エリアス・サンバール
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y @yfmemoire.bsky.social · 13/08/2026
 いまでも思い出すが、七月のある朝、海は鮮やかに広がって空と離れなかった。近くの波打ちぎわには、使い古して色褪せた小舟が寄せ集められていた。なかには、傾いたまま、夜釣りの疲れを癒しているものもあった。果てしない水の広がりに押し潰されたかのように、波はかすかな音を岸辺にたてていた。 パヴェーゼ「流刑地」『祭の夜』河島英昭訳
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ロゴパグ @rogopag.bsky.social · 14/08/2026
デヴィッド・バーン@SGCホール有明。リハが押したらしく開場が1時間近く遅れ、やっと入れたのでビールでもと行列を並んだらもうライブが始まっていて慌ててホール内へ。『アメリカン・ユートピア』で観たような編成で、ミュージシャンとダンサーが一体となったパフォーマンスに完璧にコントロールされた動線と背景に映る3面スクリーンの映像の同期がとても洗練されている。あれを生で体験させられたら堪らない。ミュージシャンのソロにフューチャーさせ過ぎない協同性を重視したパフォーマンスの分散化は、カリスマ的な個人を求めがちな現代においての抵抗としても貴重に思える。終盤はトーキング・ヘッズの代表曲を畳み掛ける展開に感涙。
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佐藤裕樹 Yuki Sato @satoyuki.bsky.social · 01/08/2026
映像は、私たちがもはや考えもしなくなったものを蘇らせてくれる。 それは歴史だ。映画とは歴史のために存在する。 現在の裏にある過去。現在の背景にあるもの。 『愛の世紀』の中で若い男が無人になった砦について語る。 「1968年には、労働者の砦と呼ばれていた・・・」 私たちは、前に進んでいる時でさえも、過去に戻っているのだ。 ジャン=リュック・ゴダール(2001年)
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佐藤裕樹 Yuki Sato @satoyuki.bsky.social · 13/08/2026
『愛の世紀』を再見しました。『映画史』を完成させたゴダールが、そこで取り組んだ主題を劇映画で提示する試みが、見事に結実している。『ゴダール全評論・全発言Ⅲ』には『愛の世紀』シナリオが4本掲載されているが、初期のシナリオは『出来が悪かった!悪夢から覚めるのに3〜4年かかった』とゴダールは語り、それを破棄し再度書き直している。そのプロセスが、この作品をゴダール作品の中で最も密度の高いものにしている。ブレッソン『スリ』と『マトリックス』のポスターが映ると、映画の列に並ぶ老夫婦が「君のもとへ行くのにこんな回り道を」と呟き、煙草を宙に浮遊させ燃やす手品師が捉えられる。ピエール・エテックスへの美しい賛辞。
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佐藤裕樹 Yuki Sato @satoyuki.bsky.social · 13/08/2026
ゴダール監督『愛の世紀(2001)』『アワーミュージック(2004)』を再見して、この二作は極めて重要な連作だと実感しました。労働を捉えた『愛の世紀』モノクロ映像は、売春を主題とする『男と女のいる歩道』を想起させますが、アンナ・カリーナが映画館で見る『裁かるるジャンヌ』は『アワーミュージック』へ引き継がれる。『愛の世紀』の「何かを考える時、実際は他の事を考えている」、『アワーミュージック』の「それは何かのイメージだ。ぼんやりしている。二人が横に並んでいる」という言葉と、そこで聞こえない何かを呟く女性という酷似した演出、そして二人の女性は死を前にして『本』を手渡すという不思議な共通点を持ちます。
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佐藤裕樹 Yuki Sato @satoyuki.bsky.social · 12/08/2026
迷った時には、墓参りだよ。 お盆ですので、尊敬する同郷の大先輩・大滝詠一さんのお言葉を。「まあこれが遺作だな。死後公開だ」と言い残された音声を、聞き手の萩原健太さんが編集し2026年に出版された『幸せな結末 大滝詠一ができるまで』、この本はとてつもなく面白いです。最高峰の実用書でもあります。ビートルズの『抱きしめたい』発売日前日は興奮して眠れなかった事。発売日には中学校を休んだ事。一緒に友達も休ませた事(なぜ?)。高校生になりめちゃくちゃ乱れた事。「教科書代、全部レコード買っちゃった。時はLPの時代になってたから。仕方ないよ。怒られたなーまたおふくろに」その後、細野さんと出会い・・。(続く)
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:) @dd-05.bsky.social · 11/08/2026
ドライヤーに関する諸々が掲載されているDFIのWebサイト。 www.carlthdreyer.dk/en
carlthdreyer.dk
Carl Th. Dreyer
CARL TH. DREYER - THE MAN AND HIS WORK
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:) @dd-05.bsky.social · 11/08/2026
ドライヤーに関する書簡やら記事やらのアーカイブを見ることができればと、DFI (デンマーク映画協会) へ足を運んだが、見たかったものは取り寄せに2週間ほどかかってしまうということで断念…。 ただ、デジタルアーカイブ化が進んでいるようで、以下のサイトで色々見ることができた。 issuu.com/dreyer?ps=24
issuu.com
dreyer Publisher Publications - Issuu
THE DREYER WEBSITE The website about the life and work of the great Danish film director Carl Theodor Dreyer. The aim of this site is to make accessible to the public new aspects of the work of Carl...
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佐藤裕樹 Yuki Sato @satoyuki.bsky.social · 11/08/2026
ドライヤー監督の作品について、私がとりわけ感嘆する事は、ブルジョワ世界に対する情け容赦のない態度である。ブルジョワ世界の正義(『裁判長』はそれを描いている作品の一つであるが、この作品はまた私の知る限りで最も驚くべき説話構造を持っていて、最もグリフィス的な作品でもあり、したがって最も美しい作品の一つである)、その虚栄(感情や装飾の虚栄であり、『ミカエル』において顕著である)、その偏狭さ(『怒りの日』の荒々しさと、その弁証法には驚愕させられる)、
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:) @dd-05.bsky.social · 10/08/2026
カール・テオドア・ドライヤーと彼の家族の墓。 決してデンマークの著名人だけの墓地ではなく、探すのに少し時間がかかった (案内はあったが分かりにくく…)。可愛らしいリスが、墓地のあちこちをちょろちょろと動いているのを見かけた。
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佐藤裕樹 Yuki Sato @satoyuki.bsky.social · 09/08/2026
ストローブ=ユイレ監督『アンナ・マグダレーナ・バッハの日記』を再見しました。上映最終日、そして終映後の渋谷哲也さんのトークもあり、なんと満員御礼という事態。いやー素晴らしい。トークQ&Aでも今回初めてストローブ=ユイレ作品を見た方が多数いたので、極めて有意義な上映だったと思います。『バッハにおいては知性、芸術、人生が緊密に結びつき、「世俗」音楽と、「宗教」音楽の葛藤もなく、彼においては全てが同一水準にありました』とストローブは語っているが、その意味においてこの映画は完璧にバッハを体現している。「マタイ受難曲」初演と、「どんな目に合おうと、かまわない」と言い放つバッハの言葉が、緊密に一体となる。
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佐藤裕樹 Yuki Sato @satoyuki.bsky.social · 02/08/2026
早稲田松竹にてストローブ=ユイレ監督『マホルカ=ムフ(1962)』『妥協せざる人々(1965)』『アンナ・マグダレーナ・バッハの日記(1967)』を見ました。シュトックハウゼンに激賞されたデビュー作、『和解せず、あるいは暴力の支配するところでは暴力のみがものをいう』という見事な原題を持つ第二作、そしてまだ無名だったグスタフ・レオンハルトやアーノンクールと作り上げた映画史上の大傑作『バッハ』という素晴らしいラインナップ。バッハ(レオンハルト)の指揮の身振り、アンナが小さな娘に向ける優しげな一瞬の眼差し、夫であるバッハの肩に静かに置かれたアンナの手、これ程までに美しくて官能的な映画があるだろうか。
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