アテネ・フランセで『とある蛙のバラード』『水際』『軋む日々』鑑賞。『とある蛙のバラード』はタイトルが出るまでに蛙の神話がナレーションで語られ、その後はあっと驚くパンクな出来事が続くが、蛙の神話とロマ人の排外主義に対する行動が応答する。『水際』は川でボートを使って漁を営む男性の横顔が度々捉えられる。漁を禁止される状況は社会問題としてそれほどクローズアップされず、あくまで日常の出来事の経過をじっくりと捉えているのが興味深い。喋っている途中で音声だけ残したまま別のシーンへ切り替えたり、実際に現場で掛かっている音楽からシームレスに同じ曲をフレーム外からのサントラへと移行させる手捌きにこだわりを感じた。