Reposted by ひなち🩵💜のぞえりForever🦊🍃

「一緒に住んだ方がお金が貯まるから」
そんな理由で就職を機に希の部屋に転がり込んだ。
本当は二人で住む部屋を探したかったけど、懐事情が厳しくて。
それでもこの先も一緒にいるために、引っ越しの初期費用は私が用意したかったのだ。
なのに希は私が目標金額への達成率を告げる度、元気がなくなっていくように見えた。
やっぱり窮屈な思いをさせているからか。
「これなら早めに引っ越せそう」
だからもう少しの辛抱よ、そう続ければ眉を下げる彼女。
「出てってしまうん?」
その一言で希の誤解に気づき、慌てて説明するとようやく笑顔が戻ったけど。
どうやらこの短い間に貯まったのはお金だけじゃなくて、愛情もだったらしい。