ねむる @nemurutoki.bsky.social · 24/09/2026夏樹静子「砂の殺意」1971 工事現場で遊んでいた子が、ダンプカーから下された土砂で生き埋めにされ死んだ。犯人はわからない、犯人自身でもわかっていない。とある目撃証言をもとに、母親が復讐をはたすが、というところでどんでん返しが待っている。 誰もが己の知らないところで加害者になりうるというテーマは、今日にも通ずるところのはなしだが、そこで正当な復讐はありうるか、読後砂を食むような思いにさらされる。 #云日一短編 000
ねむる @nemurutoki.bsky.social · 23/09/2026プリンターから現れる云十万の死者に名を返すこと。そこにスーザン・ソンタグによるサルガドの名もなき写真批判を思う(うろ覚えで違ったかもしれないが) 031
ねむる @nemurutoki.bsky.social · 23/09/2026ジェフ・ライマン「ポル・ポトの美しい娘」2006 古沢嘉通訳 カンボジアの現代を資本主義的に享楽な生活を送るポル・ポトの娘の元を、携帯電話プリンターテレビとあらゆる家電を通じて亡霊が訪れる。ポスト・コロニアリズムの力作。 鯨井氏による編者解説で、これは反省や贖罪の物語ではないとあるが、やはり虐殺者の子には償うべき責任はない。が、過去が幾重にも折り畳まれた現在を誰と/何処で生きるかを問い直す試みは、世界内戦を見て見ぬふり/加担する日本においても、他人事ではない。すごく良かった #云日一短編 181
ねむる @nemurutoki.bsky.social · 22/09/2026梅雨明けを言祝ぎ太陽をたっぷり食むべく、公園出ひねもす読書にいそしみ、チャリであちこちを彷徨ってきた。そして、発見した野川の散策路。ここまで水辺を堪能出来る場所があったとは知らなんだ、感激ですね 010
ねむる @nemurutoki.bsky.social · 17/09/2026ほどよく気温と湿度が一定していないせいか、窓を開けたらいいのか、どのくらいの寝具がちょうどいいのか、最近はうまい具合に寝れてないな 000
ねむる @nemurutoki.bsky.social · 17/09/2026来たる休日にむけて酒は飲まず、いい感じの睡眠でネルソンさん見に行くぞ!と思ったが、思ったよか寒かったのか、ねむねむとしている。いい感じに昼寝して、午後を活動するぞ!と思いきや、うまいタイミングの午睡ができず。このままだとひねもすごろごろしてしまうので、しゅっと出掛けてどっかの喫茶店で昼寝しながら読書でもするか 010
Reposted by ねむる鷲羽大介 @washburn1975.bsky.social · 02/09/2026www.47news.jp/14881468.html この世にこんな最悪なことある?47news.jp【速報】千葉の韓国民団支部にカミソリの郵便物千葉県市川市の在日本大韓民国民団(民団)市川支部に、カミソリの刃と現金15円50銭の入った郵便物が届いたことが2日、民団への取材で分かった。関東大震災の朝鮮人虐殺を想起させる脅迫とみられ、民団は警察 ... 113566
ねむる @nemurutoki.bsky.social · 02/09/2026終盤、加藤大介にでもやらせたいようなおじさんが愛人としてアパートに囲ってやるよと志願する。ダメなグズは捨てて早く新天地に逃げろと応援したくなるも、それが幸福への遁走ともいえないところに苦虫を噛んだような味わいが残る。しかし、女性よりもおじさんのが心理を巧みに描いてるように感じるのは、こちらもおじさんだからか。例えば遊郭の女ではなく、身元を崩しかけた素人(と騙されてる)を落としたと満悦なところ 000
ねむる @nemurutoki.bsky.social · 02/09/2026芝木好子「洲崎パラダイス」1954 永代橋は近く隅田川、歓楽街の境界線が崩れだす戦後文学。洲崎の赤線から堕ちて流れてきた女とダメでぐずな男が身元を隠し、橋のたもとの飯屋に流れてくる。死ぬ死ぬと言いつつも死ぬまでは生きるしかないじゃないのと嘯く浮草のような二人と、それを冷ややかに見つめる女将の距離感が絶妙で、ろくでもない話なのにカラッとした印象を残すのが良い(が、しかし絶望的にろくでもない話には違いないのだ)。どこか心理小説のような読み心地を残す。 #云日一短編 130
ねむる @nemurutoki.bsky.social · 24/08/2026深尾登美子「蛸つぼ」1955 発表当時は札幌在住の主婦で、京都のSRの会にも加わっていたとか。そんな作家がいたとは知らず。 北海道の港町で起きた情痴のもつれによる犯罪。タイトルのまんまやで、てな話ではあるのだが、その土地のものを無理なく?トリックに仕立てている。 #云日一短編 000
ねむる @nemurutoki.bsky.social · 24/08/2026明内桂子「最後の女学生」1954 戦中の学校被服工廠で続発する悪戯事件と、その体罰教師が殺される戦後の事件。なんてことないミステリながら、工場での極度な能率重視に圧搾される女学生の粗相、その裏で行われる大人の犯罪とモラルの無さが語られる。戦後学校制が変わり消え去った女学生への鎮魂歌。 #云日一短編 120
Reposted by ねむるSoulFlowerOffice(中川敬/SFU) @soulflowerunion.bsky.social · 19/08/2026【署名/拡散】 ICC国際刑事裁判所・所長赤根智子さんを守ろう!トランプ政権は制裁をやめてください c.org/Q2rRXGm6QBc.orgあなたの声がチカラになりますICC国際刑事裁判所・所長赤根智子さんを守ろう!トランプ政権は制裁をやめてください 1290199
Reposted by ねむる日経電子版 @nikkei.com · 20/08/2026ICC赤根智子所長に米制裁、各国が「強い危機感」 日本に弱腰批判も www.nikkei.com/article/DGXZQO... 「ICCと赤根所長、その使命を支える職員を断固支持する」。 フォンデアライエン欧州委員長は連帯を表明。 海外からアメリカの制裁に反発する発言が相次ぎました。 #ニュースnikkei.comICC赤根智子所長に米制裁、各国が「強い危機感」 日本に弱腰批判も - 日本経済新聞トランプ米政権が18日に国際刑事裁判所(ICC、本部オランダ・ハーグ)の赤根智子所長らを制裁対象に指定したことを受け、欧州各国や国連などから同政権への批判とICCを支持する声が相次いだ。日本の高市早苗首相も19日に「大変残念に思っている」と述べたが、自国民が制裁対象になったにもかかわらず弱腰との声も上がった。「ICCと赤根智子所長、その使命を支える職員を断固支持する」。欧州連合(EU)のフォン 0343198
ねむる @nemurutoki.bsky.social · 20/08/2026“夜になるころ、このエセックス車はよく顔面痙攣にかかる傾向があった。十五センチ前進したかと思うと、十センチ後退するのだ。” ボロ車のボロレベルは小説の勝ちですね 000
ねむる @nemurutoki.bsky.social · 20/08/2026『ワイズ・ブラッド』かなり原作に忠実だったけど、執拗に反復される3歩進んで2歩下がる、みたいのはあまりやってなかったな。そもそも何度も繰り返される前進と後退が、なにを意味していたのかもよくわからないが 110
ねむる @nemurutoki.bsky.social · 20/08/2026ただでさえわかりにくい反語法の諧謔を無神論的に陽気にバンジョーかき鳴らして撮ったような映画がわかりやすいはずもなく、結論なんじゃこりゃ!?だけが残る。しかし、これはこれでまあおもろかったよとも感じてしまうのであった 040
ねむる @nemurutoki.bsky.social · 20/08/2026ジョン・ヒューストン『ワイズ・ブラッド』を見てきたが、うむ、実にへんな映画だ!話の筋はオコナーの原作にかなり忠実に沿っているし、どちらもコメディではあるのだが、印象がまったく違うな。いや、こんな陽気な話じゃなかったよねwという。ひとが皆清らかなのはイエスが罪を贖うたからではなく、そもそもイエスがいないのだから贖うはずの罪が存在しないからで、それを証明するために醜女を犯して冒涜的な行為に走ろうという、真面目に読んだら怒髪天の逆説を律儀に真面目に書いてしまうのがオコナーで→ 160
Reposted by ねむるKatz@PanTraductia @katzptd.bsky.social · 18/08/2026明日です。 sogakari.com?p=8807sogakari.com『強権政治に声をあげる!主権者は私たち!8・19国会正門前大行動』( #国会正門前大行動0819 #19日行動 )【拡散希望】戦争の反省と共に、加害の歴史に向き合わない政治家は今すぐ退場を!『強権政治に声をあげる!主権者は私たち!8・19国会正門前大行動』( #国会正門前大行動0819 #19日行動 )8/19(水)18:30~ 国会正門前ペンライト、 13519
ねむる @nemurutoki.bsky.social · 17/08/2026数々の写真にモノローグをかぶせたティーナ・バーラの半生記、60分の映像作品でちと長いなーと思いつつ微睡んでしまったのだが、眼を開いた瞬間工場からの粉塵灰まみれになった窓が飛び込んできて、ハッとしてしまった。いま読んでいる『引き裂かれた空』に同じような描写が出てくるのだ 010
ねむる @nemurutoki.bsky.social · 17/08/2026先入観には違いないのだが、それも東ドイツへの皮肉を歌うパンクロック、ニーナ・ハーゲンの「カラーフィルムを忘れたのね」によるものではある。メルケルの首相退任式で歌われた曲、とは映像の世紀で知っただけのものではあるが 010
ねむる @nemurutoki.bsky.social · 17/08/2026昨日は「もはやない国のかつてない光 東ドイツの女性写真家たち」展へ。東ドイツに対する偏見とも先入観ともいってしまうが、やはりモノクロ写真がほとんどなのだが、その不在の光の粒子に眼差されてきた。葉山は少し遠いがやはり行って良かった 120
ねむる @nemurutoki.bsky.social · 15/08/2026『戦争日記 抄』とて45年の4月からの記録なのだが、3月の東京大空襲についてはこの文庫版では読めないんだよね。ただ4月1日の日記が芥川全集を読み返しながら、書物が燃えてしまうのは惜しい、家屋は構わない、しかしなによりも日記の焼かれるのが一番惜しいと綴っているのは、本としての佇まいとしてすこぶる好ましくも感じてしまうのである 010
ねむる @nemurutoki.bsky.social · 15/08/2026毎年8月は戦中日記を読んでいたのだが、ここ数年は忘れていた。初心にかえり、今年は徳川夢声の日記を読んでいる。敗戦時は52歳とあるが、結構慰問であちこち活動してるのね。あと庭でとれた青いものでいそいそと味噌汁を拵える姿に、やはり戦中の苦労を思うが、どこか微笑ましくもある。 130
ねむる @nemurutoki.bsky.social · 15/08/2026#云日一短編 大岡昇平「歩哨の眼について」1950 まず『ファウスト』の望楼守リュンコイスの歌を引き、遠くを見ることを幸福を語る。遠景が精密に描かれたゴッホ、中也、ミンドロ島での歩哨の業務や幼き日の幽霊体験と、様々なコラージュを施し、やがては見ることの不幸、無力へと。憂鬱と疲労に苛まれながらも、森閑とした夜の黙と茫洋のなかで、立哨としての無力と恐怖に身もすくいもする。それでいて、わずか数十数ページのエセー風の書きぶりに、上手いと唸ってしまうのである。 010
ねむる @nemurutoki.bsky.social · 13/08/2026犯人の手記を介した紋切り型の効用と、その裏に潜む卑小さに目が眩みもする。そして本作の「紋切り型」についてはフェイクや陰謀論をめぐる今日にも通ずるところがある。 000
ねむる @nemurutoki.bsky.social · 13/08/2026東野圭吾『悪意』を読む。あるベストセラー作家が殺され、1/3ではや犯人が特定逮捕される。なるほど、動機にまつわるミステリかと思いきや、警察の捜査と追及で本の半ばでもう動機が説明される。へんな構成だ、なかなか攻めてるな。そして最後に明かされる真相はまあ予想の範疇ではあるのだが、ここまで人工的に振り切った作品を描いてしまうのかと驚かされる。その人工的な作り故、連城三紀彦も連想。たしかに「悪意」にまつわる作品と纏めるに間違いないのだが、迂遠なまでの策を弄してでも、いやその迂遠さにこそひとは自分の卑小さに耐えられない(そして、それも連城の某短編のようだ)。 110
ねむる @nemurutoki.bsky.social · 10/08/2026とりあえず『賢い血』読み始め、暗いな、、、 ジョン・ヒューストンは火山とブラッド両方見に行けるか、8月の予定がタイトすぎる 010
ねむる @nemurutoki.bsky.social · 10/08/2026最近だれ気味になっていたが、久々に5時起き。映画一本見て、掃除機かけて排水口を磨いて、少し読書せてまだ9時。時間がたっぷりだ 010
ねむる @nemurutoki.bsky.social · 06/08/2026最近べけったーを開くだに、すごく消耗してしまい、その犯人は誰もが怒るお前だ!な話ではあるのだが、ちとまたこちらに世話になろうかしらん 010
ねむる @nemurutoki.bsky.social · 06/08/2026あと東大農学部水産学科主席卒というエリートかよ!な経歴らしく、まあそれはさておくも魚介類のスケッチ、特に骨格が非常に細密豊かで、もう気分は堀越二郎である。すごく良い展示だった 000
ねむる @nemurutoki.bsky.social · 06/08/2026精密に描かれた静物画はたまに息の詰まるような心地もあるが、風景画がどれも四季折々の風通しがよくて、すごく気に入ってしまった。野十郎が後年を過ごした柏に、その終焉の看板とともに豊かな自然がまだ残っているようなので、秋頃にでも訪れたいな 100
ねむる @nemurutoki.bsky.social · 06/08/2026松濤美術館に高島野十郎展を見てきた。長いこと本の装丁などで見続けてきた蝋燭画を堪能できて、感無量である。てか、これは大事なひとや友人に贈るための小品て扱いだったんですね。小品なれど、鋭い眼光がそこによく見える 170
ねむる @nemurutoki.bsky.social · 21/06/2026皆川博子「アルカディアの夏」1973 実は原典としての作品を未読のままにしていた。 少女の母は家庭教師との情事にふけり、娘は静かに精神のアルカディアへと逃走する。少女は閉めきった部屋で二十日鼠を増やしコノハズクを育てる。その秘密もやがては大人の手で開かれるが、それを振り返りもせず少女は前へ進む。書きぶりは違えど、そのラストの向かう先において「黄色い壁紙」と並べたくもなる。 #云日一短編 060
ねむる @nemurutoki.bsky.social · 15/06/2026A・M・バレイジ「スミー」宮尾洋史訳 英国大邸宅のかくれんぼ怪奇小説。かくれんぼの最中にひっそり誰か増えているという怪異は半ばで明かしていて、ぞっとする感じでもないのだが、古典的正調な語りが楽しい。実際にあった遊びか知らないが、かくれんぼの少しひねったルール(他のプレイヤーに行き逢ったら「スミー(鬼)?」と尋ねる。スミーだった場合は無言で佇み待機、次第に発見者が数珠繋ぎに増えていく。最後に見つけた者が負け、というもの)が面白く、むしろ遊戯小説としての魅力が強い。 #云日一短編 030
ねむる @nemurutoki.bsky.social · 14/06/2026デュラス「大蛇(ボア)」山田稔訳 あるフランス植民地にて、毎日曜幼いわたしは大蛇が若鶏を丸呑みする姿を見物しに行く。その後にいつも、老いた寮母の一度も使われなかった裸を見せられる。 インモラルで退廃的で、どこか腐臭ただよう作品。鶏を消化する長きの嚥下のなかに未来をみて、寮母のおぞましい趣味に後悔の嚥下を思い、やがては売春宿が処女喪失の神殿として夢想される。メランコリックな文体に眩暈さえおぼえるが、これを語るわたしの時制を思うことで、また嚥下された世界の残酷さに宙吊りされる。 #云日一短編 041
ねむる @nemurutoki.bsky.social · 11/06/2026文芸文庫のドストエフスキー・ユーモア小説集の表題だった作品だよね、長いこと読みたく思っていましたが、うむ、面白い! 000
ねむる @nemurutoki.bsky.social · 11/06/2026ドストエフスキー「鰐」1865 米川正夫訳 鰐に丸呑みされた役人を巡るグラン・ギニョルな、否、鰐の体内はゴム臭くも広々として快適だぞとのたもう抱腹絶倒の爆笑小説。役人は新興宗教の教祖じみたビジョンを語れば、香具師は丸呑みした鰐で荒稼ぎを目論み、妻は早くも未亡人を謳歌し、経済原理を見出だすものもいれば、新聞の当初では鰐に同情が寄せられる。役人の友人の語り手のみが穏当な凡庸さに終始し、訳者解説いうところの「純文学的な悪戯」を堪能できる。 #云日一短編 050
ねむる @nemurutoki.bsky.social · 06/06/2026“「あたしが何を書きたいかわかる? すべて引用でできた本。というか、不正確に書き写された引用でできた本」 「やり損ないの複製?」” 000
ねむる @nemurutoki.bsky.social · 06/06/2026リチャード・パワーズ「七番目の出来事」2005 柴田元幸訳 元カノ難病×エコクリティシズム。皮肉と韜晦にみちた科学的なアプローチ、迂遠な思弁性から愛を語る、渾身のパワーズ節を感じる一編。パワーズに文学と、世界への信をみたい。 “ヘイ、パワーズ。あんたに新しい話があるわよ。わかったわよ、新しくないわよ。ちょっとしたやり損ないの複製よ、ひとつのテーマの変種よ。” #云日一短編 130