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「土器しかない」という政治家が見落としているもの――博物館・人文知・国民統合という統治の基礎条件|Reading Monkey
導入 繰り返される言葉 「土器しかないような博物館に価値があるのか」という趣旨の言葉を、特定の発言者や個別施設の評価から切り離して考える。この種の言葉は珍しくない。2017年4月、当時の地方創生担当大臣は文化財観光をめぐるセミナーで、観光マインドを持たない学芸員を「一番のがん」と呼び、各地の博物館関係者から批判を受けた。[1] 2024年7月、奈良県知事は県立民俗博物館の収蔵問題について、文化財...