Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 6hWSIW2026クロージングセッション。グリッドコード(系統連系規程などのルール)の話。 日本でも例えば電気学会のB部門(電力・エネルギー)とD部門(パワーエレクトロニクス)の考え方の違いがあり、どちらかというとD部門は新しい技術でなんでも解決できる!という傾向がある一方、B部門は新規技術の信頼性やリスクを気にして慎重になるという2つの方向性があります。 国際議論でも同様で、同じ電力産業でも重電メーカーは新しもの好き、送電会社は少し保守的、という傾向がありましたが、私の個人的感覚では、コロナを境にがらりと変わったような気がします。 例えば、グリッドフォーミング(GFM)という技術。→ 121
Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 8hWSIW2026総括。 この国際会議は再エネ関係者ではなく電力関係者(しかも研究者だけでなく送電会社の実務者や政府・規制機関の担当者も)が世界中から集まる会議です。 🇯🇵では未だに「再エネは不安定〜」「再エネがたくさん入ると安定供給が〜」という科学的根拠に基づかないネガキャンが根強く、「再エネが迷惑をかけてるから再エネ側がなんとかしろ」という発想が支配的ですが、国際議論では「再エネは便益があるから、受け入れ側の電力系統がなんとかするよ」という考え方が20年前から主流です。 その結果、電力分野のイノベーションが進み投資が進み雇用も増えるという好循環が特に欧州・中国で見られています。🇯🇵はどう? 043
Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 9hWSIW2026最終日。ここまでのさまざまなセッションの講演を聞いて総合的に感じたのは、世界は確実に「脱ガス」の方向に向かっているな…という点。 (「世界は」と言うと主語が大きいけど、この分野の専門研究者・実務者が集う国際会議なので敢えてこの表現を使わせて頂きます。) 欧州の多くの国では「脱石炭」は完了または数年後に完了予定で、今石炭火力のシェアが多い国(🇺🇸🇦🇺🇨🇳)も過去数年の削減傾向がますます加速。 一方、世界各地で化石燃料価格高騰が起こる中、🇪🇸🇵🇹🇦🇺の電力市場価格はむしろ低下。これは再エネ大量導入だけでなく、ガス火力が稼働しない時間帯が減っているから。 脱石炭の次は脱ガスの時代。 11112
Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 01/10/2026本日(10/1)、WSIW2026にて下記の発表を行いました。 Y. Yasuda, G. Hawker, C. MacIver and K. Bell: How Has Scotland been able to accommodate Wind? – Past, Current and Future Trend of Curtailment and Flexibility Potential, WISO26-198 (2026) 思い起こすとこの国際会議で初めて発表した時は🇯🇵の系統についてでした。それから14年経って🏴の系統について発表をするのは感慨深いものがあります。 173
Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 30/09/2026学会や国際会議で、初めて会う人から「あなたの論文読みました」って言われるのはとても光栄です。古来、文字は時空を超えて多くの人に何かを伝えるツールですが、インターネットやSNSができる前から、学術論文による「知の連鎖」が連綿と続けられてきました。その一翼を担うことができているとすれば幸甚です。 0122
Reposted by Yoh Yasuda / 安田陽Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 30/09/2026はい…。EV普及率の低さと情報ギャップは確実に関係あるかと思います。鶏が先か卵が先かわかりませんが…。 🇯🇵は電気自動車 (HEV, BEV) だけでなく再エネ (風車、太陽電池) の分野でも世界のパイオニアでした。ものづくりは「日本スゲー」と誇っていいと思います。但し、その後の市場展開や規制・規格(しくみづくり)に関しては、残念ながら政府も殆ど考えてくれないしメディアも理解がありません。 また産業界では、新技術が旧技術のシェアを食うというカニバリゼーションを過剰に気にして克服できないので、経営者や組合がイノベーションの足を引っ張る現象すら見られます。それを隠すためのふんわり情報統制かも。 0115
Reposted by Yoh Yasuda / 安田陽優noD🏴 @yunod.sustainabletranslator.scot · 29/09/2026日本のEV普及率が驚くほど低いのも情報ギャップと関係あるんでしょうか。日本はハイブリッドのプリウスやBEVのリーフでパイオニアのイメージがあるにもかかわらず、今ではすっかり世界の波に乗り遅れている、という事実は伝わっていないのでしょうか。 142
Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 30/09/2026本日はWSIW2026の合間を縫って、会議25周年(!)の記念動画のインタビューを受けました。私も僭越ながら古参メンバーとして若い世代へのメッセージとして以下のような昔話をさせて頂きました。 25年前、スマホもSNSもAIもない時代に人々がどうやって暮らしていたか想像がつくでしょうか? 技術は急速に進展しています。電力系統の技術も例外ではありません。25年前は、再エネは入ったとしても最大20%程度までと信じられていました。それが今では多くの国で40%超え、80%以上の目標もあります。社会は変わります。自分たちの手で変えられるのです。この会議がその社会変化に貢献できて光栄に思っています。 1123
Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 30/09/2026WSIW2026、二日目午前後半は、「規制・市場問題」というセッションで座長を務めました (会場ルールにより写真なし。そのうち主催者から写真もらえるかと)。 この国際会議は、単に工学系研究者・実務者が集まって技術的な議論をするだけではなく、同時に市場設計や規制・規格・政策など経済や法律に関する話もフツーに飛び交います。 理系や文系という垣根はそもそもありません。脱炭素・再エネを進めるために必要があるから何でも議論する、という姿勢。技術が確立してから規格や規制を作るのでは間に合わない。ものづくりとしくみづくりを同時にやる。そういう考え方を、私自身こういう国際会議や国際委員会で学びました。 153
Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 30/09/2026WISW2026二日目。極値的気象事象のセッション。🇯🇵では「太陽も照らず風も吹かなかったらどうする!」みたいな批判(というより悪口)が横行してますが、専門的にはこういう気象事象(いわゆる曇天無風問題)は確率論的に予測して対策します。 確率論というとこれまたご批判を受けそうですが、現代では天気予報も停電頻度も保険も実は確率論です。降水確率50%と聞いて「降るのか降らないのかはっきりしろ!」と文句を言う人は今やいないでしょう。 なのに再エネには0か100かの極端な決定論的選択という誤った二項対立が煽られがちで、それは単なるダブスタです。世界の最先端は(実は🇯🇵でも)、確率論的系統運用なのです。 186
Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 30/09/2026今朝のBBCで🇬🇧のエネルギー価格が今後更に上がる見通しとのニュースがあってバーナム首相のインタビューが流れてたけど、なんか歯切れが悪い。 昨今のエネルギー価格の高騰の原因は割とシンプルで、まず直接的にはプーチンとネタニヤフとトランプが始めた戦争のせい。そして遠因は化石燃料に頼ってきたせい。電気代が高いのはガス火力のせい。 そのメッセージを何故か強く打ち出さないので、対策も後手と取られがち。解決策は、短期的にはエネルギー貧困層への補助(一部実施済だがまだ弱い)と中産階級向けに再エネ・EV・ヒートポンプ・断熱への支援、そして脱炭素政策の加速なんだけど、こういう時に限って歯切れ悪いんですよね‥。bbc.comHousehold energy bills forecast to see biggest rise in four yearsA typical household faces an annual gas and electricity bill of £1,999 from January, based on a key forecast. 11413
Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 29/09/2026正確には、ソレに相当する料理や調理法は存在してたけど、概念やソレを一言で表す言葉がなかった(過去形)と言うべきでしょうか…。今や日本語語源のUmamiやDashiはフツーに英語の料理本にも出てきて、世界共通語になりつつあるかと。^^ 0157
Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 29/09/2026本日も🇵🇹のポルトは最高気温26℃。 🇯🇵から来た人:🇯🇵より涼しい!過ごしやすい! 🇩🇪から来た人:🇩🇪より涼しいけど(9月末の🇩🇪で30℃は異常だ!気候変動だ!)、こちらの方が湿度が高く汗をかきやすい。 🏴から来た人(私):🏴的には20℃超えたら「夏」なので、夏カムバックは嬉しいけど、25℃超えるとバターのように溶けてまう…。ムリ。w 031
Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 29/09/2026🇯🇵の知り合いの方から教えてもらった情報ですが、テレビのコメンテーターの方が相変わらず科学的根拠無しに自論展開しているようです。 www.nikkansports.com/entertainmen... 重要なのは「だって、ポテンシャルと言ったって…」という発言。科学的根拠の存在を示唆されているのに尚も根拠提示せず自説を曲げない。これこそが🇯🇵に蔓延る自尊心優先型科学否定主義(本人自覚なし)の典型例だということを多くの人に知ってもらいたいです。 どのお立場の方でも言論の自由はありますが、せめて「科学的根拠はないですが…」とか「科学的根拠なしに言った方が視聴率取れるので…」と前置きして欲しい。nikkansports.com石原良純と玉川徹氏がピリピリ討論 エネルギー政策めぐりコメンテーター3人が持論展開 - 芸能 : 日刊スポーツ21日に放送されたテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)で、再生可能エネルギーの活用をめぐり、月曜コメンテーターの俳優石原良純と弁護士の… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com) 16247
Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 29/09/2026WSIW第1日目無事終了。毎年言ってるけど、この会議のほぼ全ての発表者が「柔軟性 flexibility」について言及してます。風力・太陽光の超大量導入にはこの「柔軟性」がとても重要なキーワード。この会議ではそのままズバリ柔軟性のセッションもあり。 「再エネは不安定で〜」「再エネがたくさん入ると停電に〜」という🇯🇵でよく流れる言説は、この柔軟性という21世紀の新しい概念が国全体で欠落している故に再生産される20年前の古い考え方に過ぎません。 柔軟性に関する日本語情報は、3年前に書いた拙コラムもご参照下さい。 www.econ.kyoto-u.ac.jp/renewable_en...econ.kyoto-u.ac.jpNo.356 柔軟性のポテンシャルを評価する - 京都大学大学院 経済学研究科 再生可能エネルギー経済学講座再生可能エネルギーの普及・促進策と分散型エネルギーネットワークシステムのあり方と実現のための政策を研究しています。 092
Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 29/09/2026Wind &Solar Integration Workshop (WSIW2026) のオープニングセッションは開催国🇵🇹から送電・配電会社や政府の方々の発表。🇵🇹に限らずEU加盟国各国はEUのDirective(法律)に従って再エネ導入の高い目標があるので、政府や送電会社・配電会社が再エネ導入にあたってぐずぐず言い訳をすることはないので聞いてて安心。因みに🇵🇹は再エネ率既に70%。 勿論課題は幾つかあるが、技術的に大きな壁があるという認識では全くなく、寧ろ数年内に解決可能で、技術力がある市場プレーヤーにとってはビジネスチャンス。あとは政策の調和と市場の整備。みなさん前向き。これが国際動向。 145
Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 29/09/2026本日(9/29)から4日間、ポルトにてWind & Solar Integration Workshopが開催。風力・太陽光の系統連系に関する世界中の研究者・実務者が集結する国際会議です。 私もこの国際会議のアドバイザリー・ボードを務めており、10年以上出席してますが、古参過ぎて最近は知り合いが少なくなってしまたような。この分野にどんどん若い人が参入してくるのは寧ろ喜ばしい。 一方、参加者数は年々増えるてるけど🇯🇵からの参加者が減ってるのは残念。因みに国際会議の参加者は現在の所属組織の国で登録するのが普通なので、私は🇬🇧からの参加扱いで、🇯🇵からの参加者の頭数には入ってません。🇯🇵勢、頑張れ。 053
Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 29/09/2026先日、京大KELPに寄稿した拙コラム、なんか異様にアクセス数が多いと思ったら、担当者さんがアクセス解析してくれて、はてなブックマーク(はてブ)でバズってたそうです。はてブのコメント数も多数。有難うございます。 b.hatena.ne.jp/entry/s/envi... しかし…、はてブの多くのコメントが「ふんわり情報統制」を否定しようと躍起になって、科学的根拠を挙げることなく自説を強弁する…という正にふんわり情報統制の加担者の巣窟のようで阿鼻叫喚のカオス。はてブって、いつからXみたいになっちゃったのかな…?b.hatena.ne.jp『日本を覆う「ふんわり情報統制」 - 環境と法 - 京都大学大学院法学研究科附属 法政策共同研究センター』へのコメントこの記事に対して80件のコメントがあります。注目されているコメントは「明らかに一部の人達は「再エネを推進するとエネルギー自給率が上がって電気代も下がって空気も綺麗になります!」という現実的な物語よりも「再エネは終わり!EUと左翼はざまあみろ!」という妄想を好んでますよね。」、「このコラムの統計やら政策決定やらのごく単純なファクトですら日本では伝わらない、という話に対しても欧州が押し付けてくるストー... 02716
Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 28/09/2026コインブラは郊外の鉄道駅から市街へはBRT (専用軌道バス) が今年の9月から開通したみたいで、全線ピカピカの新品の電気バスがじゃんじゃん走ってました。その他、通常の路線バスや、くねくねと細い坂道を登るミニバスも電気バスが多い。観光客向けの三輪オートタクシーも電気自動車。世界遺産の古都に電気自動車はよく似合う。 090
Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 28/09/2026本日はコインブラ大学を訪問。創立1290年と歴史のある大学です (まあ、オックスフォードやケンブリッジよりは若いけど)。街の丘の上にあるキャンパスは現代的なビルもあり、ちょうど新学期なので若い学生さんたちで活気があります。写真3は通りがかりの世界遺産にもなってる大学内の広場。昔の王宮です。それにしてもポルトガルは暑い!26℃もある!🏴的には20℃超えたら「夏」認定で、9月末は🏴は20℃超えることなくもう冬の始まりなので、個人的には夏カムバックの気分。さすが南国。 1111
Reposted by Yoh Yasuda / 安田陽Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 26/09/2026なんか朝起きたら、昨日の投稿が(ブルスカにしては)プチバズってたので有り難や。皆さんやはり「ふんわり情報統制」にうすうす勘づいてご懸念されてるのかも…。 というわけで、この「ふんわり情報統制」について詳しく書いてる本をご紹介。2年前に書いた本ですが、あれから🇯🇵は少し改善されてるどころか、さらに悪化してるような…。 www.yamakei.co.jp/products/282...yamakei.co.jp2050年再エネ9割の未来 脱炭素達成のシナリオと科学的根拠 | 山と溪谷社本書を読めば、なぜ日本の再生可能エネルギー政策が失敗しているか、そしてどうすれば成功するかが全て明確になるだろう。 NHKエンタープライズ エグゼクティブプロデューサー 日本環境ジャーナリストの会副会長 堅達京子 16645
Reposted by Yoh Yasuda / 安田陽Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 27/09/2026(昼間にうっかり飛行機の中で寝ちゃったので、時差がないのに時差ボケで寝れません…(笑)。) 風車の台風対策に関しては国際規格IEC 61400-1でClass Tという台風にも耐えられる日本提案で出された設計基準が採用されており、その点こそ「🇯🇵スゲー」と称賛されるべきところなのですが、何故か肝心の🇯🇵では「台風のせい」とネガキャンが出回ってるようですね‥。 というわけで、技術的には十分対応でき、量産すればコストも殆ど増えないのですが、国内メーカーも撤退し再エネ導入目標も低いため、バーゲニングパワーが発揮できず、海外に少数機特注で発注すると高くつく…という負のスパイラルに陥ってます。 12616
Reposted by Yoh Yasuda / 安田陽Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 27/09/2026因みに、🇯🇵の陸上風力の導入率は2025年時点でたった1.4%です。 よほど🇯🇵のことに詳しい研究者でない限り、大抵の欧州の再エネ関係者からは「え?14%の間違いじゃないの?」と聞き返されたりします (🇯🇵はきれい好きでハイテクの国なので再エネも「ちゃんとやってる」という過剰な期待感が海外の方には割と多かったりします)。 太陽光も🇯🇵では入り過ぎのような印象論が流れてますが、12%に過ぎません。洋上風力は0.1%いくかどうかレベル。 日本と世界の情報ギャップは、まあこんな感じです。そして深い深い情報ギャップが存在するということ自体も国民に知らされない「ふんわり情報統制」が進んでます。 15532
Reposted by Yoh Yasuda / 安田陽Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 27/09/2026ご質問有難うございます。まず前提として、🇬🇧は洋上風力一辺倒ではないという点をご理解下さい。2025年時点で年間消費電力量に占める導入率は陸上風力が13%、洋上風力が17%、太陽光(系統用)が5%、更にバイオマスが17%と、バランスよいです。 その点から何故🇯🇵で洋上風力が進まないかというと、単純に陸上風力を真剣に入れようとしなかったから。各国は陸上から先に進めその後洋上に展開してます。🇯🇵は過去30年間言い訳に言い訳を重ね陸上風力の導入を遅らせてきたので、洋上に舵を切るのも単純に20年遅れ。技術や自然環境ではなく、政策と法律、人々のマインドセットの問題、そして根源は長年のふんわり情報統制かと。 25027
Reposted by Yoh Yasuda / 安田陽Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 25/09/2026→全体的な傾向として、脱炭素・再エネに関してポジティブな情報や国際機関による報告書などの国際合意事項がなかなか「日本語化」されない一方、脱炭素・再エネにネガティブな情報や特定の国の特定の立場(例えば米国現職大統領)の見解ほど日本語化されるのが早い、という非対称な構造があるようです。これは、新聞やテレビなどのオールドメディアにも、ネット記事や動画サイト、SNSなどのニューメディアにも共通のようです。 この非対称な構造に気が付かないと、日本という狭い島国から世界を見た場合、「国際情報」を得ているつもりでも大きな勘違いをしてしまうリスクがあります。 1175107
Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 26/09/2026ポルトガル🇵🇹はポルトにやって来ました。この街に来るのは2回目。空港から市街へはメトロ。メトロと言っても実際は写真のような感じで低床車のトラム。それが旧市街部分だけ地下に入る、という形。地下鉄なのにホームがむちゃ低いのはなかなか新鮮。もちろん、歴史的なトラムも残ってます。 トラムは脱炭素にも貢献するので🇪🇺ではかなり補助金が出てて各国各都市でモダンなトラムが増えてます。🇬🇧もBrexit前にはエジンバラにもトラムが出来ましたが、その後は低調。これもBrexitの負の遺産かも…。 🇯🇵も宇都宮の成功以降、他に計画があまり進んでいないようですし、何より脱炭素の文脈で殆ど語られないのが残念。 06811
Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 26/09/2026拙投稿にコメントありがとうございます。 一般にほぼ全ての電気製品・電気設備は水没したら感電の危険があります。特に太陽光パネルは直流なので、万一の感電の際に遮断(電気を切ること)が難しく、他の電気設備より危険なのは事実です。 もちろん、適切に設置され適切に管理されたパネルは安全に使用できますが、🇯🇵は残念ながら土地利用の規制が甘いので、ハザードマップで水害リスクが高いことが示されてる場所にわざわざ太陽光を設置してしまう質の低い事業者も少なくありません (技術の問題ではなく、法令の問題)。 水没したパネルには近寄らず、専門技術を持った方の指示に従って撤去することをお勧めします。 03822
Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 26/09/2026さて、本日からまたまた出張です。今回は乗り継ぎの関係でエジンバラ空港まで行ってそこからフライト。グラスゴーから乗るのは新興長距離バス会社の電気バス。 🇬🇧ではもう都市間中距離バスまでフツーに電気バスが参入してます。しかも安い、快適、臭くない。特に中長距離バスは、ずっと乗ってると排ガス臭くて空気悪くて酔いやすのでこれまで苦手だったのですが、これは快適〜。 そして車体はYutong (宇通) GTe14、最新型。やはり🇨🇳製です。🇬🇧では、🇨🇳製のバスが圧倒的に多く、次に🇩🇪製、🇬🇧製も少しあり頑張ってます。🇯🇵製は見たことない。🇯🇵勢も国際競走から脱落しないように頑張って欲しい…。 0119
Reposted by Yoh Yasuda / 安田陽楠本まき @makikusumoto.bsky.social · 26/09/2026原発事故があった時、誰か(USの経済学者かなんか?)が「日本は貧しい国になるでしょう」と言ったの、ものすごく印象に残ったんだけど、こういうふうに貧しくなっていくんだとは思っていなかったな〜 011459
Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 25/09/2026本日、国際共同論文をジャーナル誌に投稿。私が第1著者として企画した共同論文でしたが、各国からのデータを集めるのに途中から共著者をお誘いして増やし、結局合計11ヶ国から22名、2つの国際委員会の協力を頂くという10ヶ月がかりのちょっと大きなプロジェクトになってしまいました。電力統計データは各国で透明性高く公開されていると思いきや意外と各国でバラバラで、その国の言語でないと手に入らない資料やコーディングが必要な膨大なデータもあったり、皆で協力し合わないとなかなかできない分析でした。飛び交ったメールは100通以上、版を重ねたドラフトは最終的にver.52まで行きました。ちょっと肩の荷が降りた。 0122
Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 25/09/2026朝日新聞さん、昨日(9/24)の記事ですが…。 digital.asahi.com/articles/ASV... 針小棒大でチェリーピッキングでとても残念。「回帰」の実態は以下の通り。 ・原発は全世界で2050年までに発電電力量が1.9〜2.5倍になるとの見通し (IEA WEO2025)。 ・但し総消費電力量も増えるので電源構成(導入率)としては横ばい。 ・欧州の原発は寧ろ発電電力量も減る見通し。 ・一方再エネは全世界で約7倍、欧州でも最低2.5倍増。 なので欧州の「原発回帰」は、「ちょっと減る」から「減らないかも」程度に過ぎないのです…。それより「再エネ加速」を7倍報道して欲しい。digital.asahi.com欧州で加速する原発回帰 脱原発40年のイタリア、新設へ法案成立:朝日新聞ウクライナ侵攻などで国際情勢が不安定になるなか、エネルギー供給や価格への懸念から、ヨーロッパで原発回帰の動きが広がっている。約40年にわたって「脱原発国家」として歩んできたイタリアでは、議会上院が2… 17757
Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 25/09/2026本日(9/25)、京大法政策共同研究センターの環境法・政策コラムKELPに寄稿したコラムが公開されました。 environment-and-law-kyoto.jp/2026/09/25/0... 今回は『日本を覆う「ふんわり情報統制」』というお題で、内外情報ギャップについて具体的な情報を提供しながらまとめてみました。 🇯🇵では何故か「脱・脱炭素」なるナゾのフェイクワードが流布していますが、世界の動きを追っていると全く真逆で、脱炭素・再エネは今や各国の国家安全保障・エネルギー安全保障に合致した合理的選択肢になりつつあります。 深刻な情報ギャップ、やばいで、🇯🇵。というお話。environment-and-law-kyoto.jp日本を覆う「ふんわり情報統制」 - 環境と法 - 京都大学大学院法学研究科附属 法政策共同研究センター安田 陽(環境と法ユニット 協力研究員)(ストラスクライド大学・アカデミックビジター/環境エネルギー政策研究所 1325238
Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 22/09/2026本日は🇯🇵の休暇に合わせてお休みを取ってハイランド地方に日帰りハイキング。有名なウェストハイランドウェイ (という歩いて一週間ほどかかるロング遊歩道) のごく一部を3時間ほど歩いてきました。 あいにくの曇天で霧模様でしたが、風もなく雨も殆ど降らず暑くもなく寒くもなく、スコティッシュウェザーにしてはまずますのコンディション。むしろハイランドっぽいムーアの荒涼感のある雰囲気が堪能できました。 自然は大きく人間は小さい。こういうところを黙々とと歩くと、悟りが開そう…。やはり、ウェストハイランドウェイ、全線制覇しようかな (…と、新たな煩悩)。 16412
Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 22/09/2026昨日は日曜のマチネのお芝居を観に行きました。演目は『1984』。ジョージ・オーウェルの晩年の病床と1984のストーリーが交互に進む演出。1984の原作に忠実でかなりエグい。ラストが少し救われた。 1984の監視強権思想強要社会は、現代でこそシャレにならないくらい危機感を持って身構えてます。研究者・学者は真っ先に連れてかれる対象なので。🇷🇺や🇨🇳はもうそうなってるし、🇺🇸と🇯🇵はもう片足突っ込んでてそれが避けられるかどうかは紙一重。🇬🇧も次の選挙でどうなるか…。 終わった後、明るいうちにパブで一杯やってクールダウン。マチネでよかった。夜にこれ観てそのまま寝たら夢に出てきてうなされてたわ…。 0122
Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 22/09/2026昨日はドアオープンデイの最終日で、街で一番大きなモスクを見学。現代建築のモダーンなモスクですが、建物見学だけでなくお祈りの仕方とかイスラムの考え方とかアラビア書道とか、本日もいろいろ社会見学。敬虔な祈りの場は、日本のお寺と同じで静謐で澄んだぴんと張った独特の空気感があります。内部は写真撮影不可なので外観のみアップ。 072
Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 20/09/2026Glasgow Door Open Days、5軒目…ではなく、本日はお目当てのよい建築と内装が見れたので満足して、帰り際にいつものパブに。 The Counting House。今は有名パブチェーンのお店ですが、かつてはBank of Scotland の支店でした。1870年完成、John Thomas Rochead設計のイタリア・ルネサンス様式。 こんな感じで、🇬🇧ではかつて銀行や取引所や教会だった建物を内装はほぼ当時のままに残してパブとして使う…というのをよく見かけます。 というわけで、ここはDoor Open Days対象外。毎日開いてるから(笑)。そして私の行きつけの店。 080
Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 20/09/2026Glasgow Door Open Days、4軒目はThe Royal Faculty of Procurators in Glasgow。王立代理人協会。1857年、Charles Wilson設計のパラッツォ様式。協会自体は1600年くらいから続く歴史ある団体。図書室にはずらりと法律関係の本が並ぶ。現在も現役。 ここも、いつも通ってる道でいつも扉が閉まってて廃墟…?と思ってたら(失礼!)、入口はちょっとわかりづらい横からでした。中は超豪華でちょっと安心。 こういう図書室、ウチに欲しいなぁ〜。本に囲まれて空間、落ち着く。 0193
Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 19/09/2026Glasgow Door Open Days、三軒目はTrades Hall of Glasgow。1794年。 石工や鍛冶屋、機織など様々な職能組合の連盟で、古いものだと1050年代から続いているそうな。もちろん現在も現役。 そしてここは以前、小規模な国際会議で一度入ったことがあります。つまり、現役のイベント会場でもある。こちらはこういう古い文化財の使い方が上手い。 061
Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 19/09/2026Glasgow Door Open Days、お次は The Merchants House of Glasgow。1878年竣工。 ここはたまーにコンサートなどにも使われるようですが、入ったのは初めて。雑踏のクイーンストリートの駅前ににこんなゴージャスな空間があるなんて…。いわゆる商業ギルドで、ギルドの設立自体は1605年とのこと。 歴代ギルド長の名前がずらっと並んでいて、歴史の重みを感じました…。(というより、ギルドと聞いて昔やったオンラインゲームを思い出して胸熱。w) 0112
Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 19/09/2026今週末はグラスゴーの街中でドアオープンデイズ・フェスティバル。普段開いてない建物が内覧できます。早速幾つか行ってみました。 まずはグラスゴー高裁。いつも行く公園の正面に建ってのですが開いてるの見たことなくて廃墟か?と思ってたら、裏の新館から入って旧館も含めくまなく見学出来ました。旧館の豪華な内装の法廷も今も現役で使われてます。よかったよかった。 内覧ツアーは単なる建物見学だけに留まらず、🏴の裁判システムなど勉強になりました。子供さんも多く、模擬裁判もあり、とても貴重な社会見学。 中はさすがに撮影禁止なので、正面玄関と新館入口のみパチリ。 1223
Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 19/09/2026怒濤の出張週間の後は怒濤の〆切週間。昨日、無事峠を越えました。最後は2日間で2万字の原稿を書き上げちゃいましたよ。まあ、今回は一般向けの読み物で、図表は今までの講演資料やSNSで殆ど完成したものが蓄積してたので、後はいつも講演などでお話するノリで一気に書き上げました。時と場合によってはノリも大事。今年中には世に出る予定。 051
Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 14/09/2026本日も日本から来た視察団の方々と一緒にWhitelee風力発電所を見学。先週来た時は、🏴ではあり得んくらい晴天でしたが、今回は残念ながら曇天で霧もかかって風車群の根本がかろうじて見える程度。これがまあ、定番のスコティッシュウェザーでございます。最後の帰り際にちょっとだけ霧が晴れたのは、🇯🇵からはるばる来た方々にとってよかったよかった。 しかし、街の人たちが家族連れ犬連れでやってきてウォーキングやハイキングをしたり風車を見に来たり鳥を見に来たりと、こちらではもはや当たり前の風景を実際に見て感じて頂いたのはよかったです。こういう先行事例があることを多くの🇯🇵の方に知って頂きたいと思います。 1166
Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 13/09/2026昨日は出張最終日でブリテン島の最北端からグラスゴーの自宅に1日がかりで帰宅。写真は途中の通りすがりの洋上風車群。Beatrice およびMoray Eastの2つの洋上風力発電所、それぞれ7MW×84基=588MW, 9.5MW×100基=950MWと2つ合わせた設備容量は標準的な原発の1.5倍に相当。運開はそれぞれ2019年および2022年、離岸距離は14km, 22km程度。水平線に風車がずらっと並んでいる風景は圧巻です。風車が見える丘の古い教会を利用した博物館で休憩がてら係の人に聞いたら「陸上とは違って洋上風車に反対する人はあまりいない。ラブリー」とのこと。これが🇬🇧の日常風景。 1187
Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 12/09/2026本日(9/12)は環境経済・政策学会の年次大会にリモートで参加。企画セッション「逆走する日本のエネルギー温暖化政策:国際司法裁判所の勧告的意見から統合コスト・柔軟性まで」に討論者として参加しました。 www.seeps.org/web/wp-conte... 私自身は統合コストについて短く報告。統合コストは単なる一例に過ぎず、これに限らず脱炭素・再エネに関する情報は、内外情報ギャップが深刻で、曲解や誤訳も多く、国際共通認識と日本での議論に大きな乖離があります。ブルスカではいつも言ってることですが、この分野の専門家が集まる学会の場で改めて問題提起して参りました。 ほんま深刻。やばいでニッポン。 0128
Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 11/09/2026本日はUHI (University of North, West and Hebrides)のThursoキャンパスを訪問して環境研究所の先生方と情報交換会。海洋プラスチック問題から洋上風力の鳥類や魚類への影響、ピートランド(泥炭地)の開発とCO2排出などなど。エビデンスベース・データドリブンで、科学的。 こういう総合的に脱炭素や環境について学べる研究所が、首都や大都市ではなく、風が強い自然が豊かな地域にあるということが重要。地域の若い方々が自分たちの生まれ故郷で世界の最先端のことを学べ、職がある。 分野は違えど学ぶところが多く、今後の何らかの形の協業の可能性も広がりました。 0137
Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 11/09/2026昨日の午後はサッソー(ブリテン島ほぼ最北端の街)の近くで風力発電反対運動の活動家の方にヒアリング。やはり現地に行ってさまざまな立場の方々の声に耳を傾けないとです。 いろいろなお話を伺って深く考えさせられることは多々ありましたが、一点だけ興味深い点をここでは短く側方的に書きたいと思います。それは、今回の視察でいろいろな方お話を伺った限りでは、風力に反対している方のほとんどが風車だけではなく、送電線が景観を損ねることを懸念しており、送電線が新設される必要があるために風力に反対する、ということを理由のひとつに挙げている点。これは🇯🇵ではほとんど聞かれず、興味深い🇯🇵🇬🇧の差異かと。 0104
Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 11/09/2026昨日はオークニーからブリテン島本土に戻り、ドーンレイ原子力開発施設を視察。🇬🇧の高速増殖炉開発施設ですが、早々に撤退を決断し、1990年代から廃炉作業に入って現在も廃炉作業中。施設自体は近寄れず、少し離れた指定のビューポイントから遠影のみ。その後、サッソーの街の資料館で原子力関係の展示を見学し、関連団体の事務所でヒアリング。廃炉作業は今後も数十年続き、施設での給料も高いとのことで街は潤ってるようですが、巨額の廃炉費用や関連自治体への支援費なども含め、全て税金で賄われているとのこと。これこそまさに国民負担というべき負の遺産…? www.onr.org.uk/our-work/wha... 0103
Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 09/09/2026本日午後後半は、オークニーの研究イノベーションキャンパスの中に入ってる会社さんをご訪問。ご担当の方は日本出身の方で、私の講演を日本で聞いたこともあるとのことで、大変光栄です。再エネにまつわる技術や法制度、合意形成や自然保護との協調など、🇯🇵🇬🇧の比較や橋渡しのよい情報交換ができました。今後も何らかの形でお繋がりが出来ればと期待。昨日パブクロールした地元のおにいさんともお知り合いとのことで、世間は狭い。いろいろご縁が繋がります。 0101
Yoh Yasuda / 安田陽 @yohyasuda.bsky.social · 09/09/2026本日午後は王立野鳥保護の会(RSPB)のオークニー事務所を訪問してヒアリング。野鳥保護の会は、気候変動による野生動物への甚大な影響を緩和するために風力発電は基本的に賛成。但し無秩序な開発には厳しい。科学的調査に基づくエビデンスや科学的方法論が徹底してます。 やはり🇬🇧では、環境保護が徹底的に厳しいからこそ、再エネ開発が適切に進む…ということを学びました。🇯🇵は真逆で、環境保護が法制度として徹底されてないからこそ一部で乱開発が起き、非科学ナラティブやフェイクニュースに煽られた極端な反対論が広まり、結果的に再エネが進まないという悪循環。どこからどう直せばよいものか。 02413