shueisha.online
「がん治療は手術で終わりではない」ことすら知らなかった委員たち…高額療養費引き上げ議論の深刻な現場感覚の欠如 | 集英社オンライン
医療費が高額になった場合、自己負担額を一定に抑える「高額療養費制度」。石破政権時の2024年度末に、自己負担上限額の大幅な引き上げなどを含む〈見直し〉案が出されると、疾患当事者や研究者の発信が多くの人の批判を喚起し、〈見直し〉案は、土壇場で一時凍結されたが、今年5月29日に高市政権が〈見直し〉案を可決させ8月から運用が始まった。2024年度末に「政府〈見直し〉案に歴史的な方向転換をさせた功労者」といわれる、全国がん患者団体連合会理事長の天野慎介氏曰く、政府と見直し案について議論する中で、「がんは手術で終わりではない」という事実すら知らない委員もいたという。「がんと闘病しながら暮らす」ということを、霞ヶ関で働く人たちは本当に理解しているのだろうか? あまりにも国民の暮らしと乖離した政策決定の現場を、ジャーナリストの西村章氏が明らかにする。