ガリエラ宮《Un vestiaire à soi. Féminités dissidentes au XIXe siècle》が面白かった。
テーマは19世紀女性服の「男性化」なのだけど、単なる「女性の男装史」ではなく
男性服の構造・技術・社会的コードが、どう女性のワードローブへ入り込んでいったかを追う展覧会でした。
「女性が男性服を着るようになった」という単線的な話ではなく、乗馬服、自転車、軍服、テーラリングを通して、服が女性の身体の可動域や公共空間へのアクセスそのものを変えていく歴史。服飾史から社会史、ジェンダー史へと鮮やかに展開するお見事な構成でした。