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やまだ

@ymd628.bsky.social
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@anem0s-mt.bsky.social の試験的ひかさん隔離アカウント。 成人済/日本DCのどっか/6.0済 أنا لا أؤيد غزة

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やまだ @ymd628.bsky.social · 07/10/2026
6.0のあと大怪我+ドデカ風邪でクレハが入院してるなか、オルトエウレカの兆しを受け取ったグラハはアリゼーから何も言わないでね!勘づくとあの人飛んでっちゃうから!って釘を刺された (がどっかから話が漏れてテレポを詠唱しようとしたクレハ(40℃高熱)をサンクレッドがなんとか止めた)
010
やまだ @ymd628.bsky.social · 07/10/2026
自宅のクレハはミハシラ開いた瞬間戻ってきたリセとアリゼー置き去りにして吸い込まれてった奴なので……(問題児)
110
やまだ @ymd628.bsky.social · 07/10/2026
ちなみに今朝のひかさんはプチモグチャレンジでDD40階層踏破が出て石の家から飛び出す際に 「なあサンクレッド一緒に死者宮いこう(フェードアウト)」って騒いでったクレハと、 カウンターでだべりながら「おうまた今度な」と手を振るサンクレッド(遠征帰り)です
010
やまだ @ymd628.bsky.social · 06/10/2026
今日は死者宮1-30Fを自力で回ってました 31-40は明日にしよう…
000
やまだ @ymd628.bsky.social · 06/10/2026
ピルグリム2週くらいしてるので割といけます(いけます)
000
やまだ @ymd628.bsky.social · 05/10/2026
あとこの話自体はこれ聞きながら書いてました DVRST - Close Eyes youtu.be/ao4RCon11eY?...
youtu.be
DVRST - Close Eyes
YouTube video by DVRST
000
やまだ @ymd628.bsky.social · 05/10/2026
CLOSE YOUR EYES | ANeM0S_mt #pixiv www.pixiv.net/novel/show.p... ちなみにもっと最悪な話をするとこの話(引用元)のあとにこれ(CLOSE YOUR EYES)があるんだと思います 本当に最悪だな
pixiv.net
#3 CLOSE YOUR EYES | 光サン - ANeM0S_mtの小説シリーズ - pixiv
――のそりと、体にかけていた布と寝台の隙間から、液体のように青年が溢れ出る。ぱちりと明るい色の瞳を一度開いてから、くしくしと緩慢にこすった。 「……また、」 あの夢だ。掠れた声が零れるも、寝起きの悪いこの冒険者はいつもろくにエンジンがかかるまで一時間はかけるのだ。 働きの悪い頭を
100
やまだ @ymd628.bsky.social · 30/09/2026
男子小学生みたいにわんぱくであればまだしも、自分の欲求を他人に遠慮して喋れないタイプの子供が覗くせいでサンクレッドがほっとけないんだと思う 悪ガキばっかしてくれればまだ距離がなんとかなるのに
020
やまだ @ymd628.bsky.social · 30/09/2026
逆にクレハは変なところで子供っぽいのが責任感があって守るものがほっとけない、動き出す理由がほしいタイプの年上をぶち抜く武器になってて チャイヌズ氏の説得とかとんでもなくスムーズに終わったりしてました (会話一個飛んでるのあとから調べて知った)
020
やまだ @ymd628.bsky.social · 30/09/2026
タチが悪いことにクレハって英雄仕事してる時や年下、ラハみたいに自分に憧れてくれてる人の前だと恐ろしいくらいに完璧に年上、憧れの英雄を演じられるところがあるんだけれど 暁の年上勢だとたまに価値観の幼い部分が出たりする 一番それをほっとけなくて世話した結果べったり懐かれ、英雄の無防備な姿をずーっと晒されるようになったサンクレッド 自分が何を得意にしてるか知ってるはずなのに……と新生時代は割と思ってた(のがこの話)
020
やまだ @ymd628.bsky.social · 30/09/2026
やったー!!ありがとうございます 記憶がないもんで生まれた瞬間から冒険者やってるのに近く、 外側の判断力やしっかりもののふりだけやけに育って、内面は割と子供っぽくて脆いまま……というアンバランスさがあり (見た目成人男性の人格形成の世話をしてやれる冒険者もなかなか少なかったと思う) そうした仮面の欠けた内側みたいなのって懐いてるサンクレッドにしか見せないし、サンクレッドもこういう一部だけやけに脆い人間をほっとけないと思うのでこれから存分に壊れてほしいなって……情緒……
120
Reposted by やまだ
Alvie @alvina-014.bsky.social · 30/09/2026
やっと読めた! クレハくん凄い冷静に淡々と物事を考えて処理してるから人の始末もあっさりしてる……のになんかすっごく雛 感情はあっさり気味なのに、派手に殴って失敗してごめんなさいしてってもうすぅごく雛 これはサンクレッドはなんだかんだ言っても目が離せなくなるやつ
021
Reposted by やまだ
やまだ @ymd628.bsky.social · 28/09/2026
易しいひとの殺し方 | ANeM0S_mt #pixiv www.pixiv.net/novel/show.p... ということでpixivも出ました こんな話ばっかりだなうち……
pixiv.net
#7 易しいひとの殺し方 | 光サン - ANeM0S_mtの小説シリーズ - pixiv
酒癖と女癖の悪い、ルガディンの男と組んでいた時期があった。 なんなら、金の扱いも悪かった。冒険者として後輩の私にはあんまり分けて貰えず、たっぷりせしめた報酬金で味のしない酒を喰らい、水揚げされて間もない、まだ業界に希望の残る若い娼婦をあえて殴るのを趣味としていた男だった。 「でよ
043
Reposted by やまだ
やまだ @ymd628.bsky.social · 28/09/2026
光サン/薄明も息づく 6.0軸くらい これはまだいちゃついてる方の
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。
付記に「薄明も息づく/光サン」、「ANeM0S_mt」と記載されています。
画像情報:generated by 新書ページメーカー / Photo by Na Inho on Unsplash / フォント:源暎こぶり明朝

以下は本文の内容です。

 ――夜半に薄目を開けた。なんとなく夢と眠気がふっと去ってしまって、気まぐれな奴らを連れ戻す間に、クレハ・クライオジェニックはひとつ、夜の空気と降りた帳を吸い込んで見ようと思った。
 まだ、陽の昇るきざしもない。つまらない時間に上がった視界で、眠る白髪を眺める。

 精悍なかたちをした男が、特にうなされる様子などもなく眠りこけている。肩まで引っ被った毛布と寝台に身を預け、緩慢な呼吸をしていた。
 月明かりに照らされた薄色の髪が、男の肌にぼんやりと影を作っている。強い日差しや光の中で、眩しそうに影を作って笑うサンクレッドの顔がクレハは好きだった。
「……」
 規則的に、静かに寝息を立てるサンクレッドの、放り出された片手に、おずおずと手のひらを重ねる。親子が手を繋いで眠るようなそれだ。
 眠りが深いのか浅いのかよく分からない男は、意外とこれをよしとしたらしい。重ねられた手を無意識にきゅっと握って、にわかに身じろぐ。それだけで、また眠り込んでしまった。
「んん……」
 薄くカーテンのかかった窓や、薄く揺らめくキャンドルの灯火を見る。
 全てが静寂であり、あたたかな闇や孤独が近くにいる感覚。夜の静けさは、好きな方だった。騒がしい昼の悪魔がどこかにいってしまって、世界の監視から逃れられる時間。見たくない現実から守られる時間。
 底なしの静穏。朝が地を焼いて、器の底を明かすまでの戯れに過ぎない尊い時間。
 眠ることだって、好きだった。そっと明るい空の喧騒に耳を塞いでする昼寝なんて、最高だった。
 いつ、この体は意識を取り落とすことを嫌うようになったのかわからなかった。英雄という肩書きは、つくづく人のあるべき生活までも奪うらしい。
 それでも、繋いだ手の体温に意識を集めていれば、そのうち不思議なことにぼんやりとした眠気がやって来る。
 
 人の体温というのは不思議なものだ。警戒心が強い、と知り合いに形容されるだけあって、クレハは同じ部屋に人がいる時は寝つきが悪くなる性分だったが、気を許した男と寝る分にはむしろ良く眠れてしまうらしい。
 なんとなく、気の恥ずかしいことなので、本人に告げてはいないのだけど。

 眠気は、とろりとした蜜のようなさざ波が、ゆっくりと人の意識を端から解いてゆくようなものだった。眠りは毒のごとく甘く、目覚めは鮮烈で、しかしわがままぶった女のように、深遠に指を絡めながら意識が持ち上がる。
 そのまま、駆け落ちでもするようにまた眠る時間を愛していた。健常者の掲げる三大欲求の定義は光の戦士にとっては不安定な概念であり、まあ話に乗ってやるのならば睡眠欲が一際強い人間であるのだろう。
 生き物は基本的に、眠っている状態が正であったと唱える学者もいたようで、ならば抗いがたく何度も眠りに回帰しようとする自分は正しいことになる。とか、なんとかをずっと考え込んでいる。
 しかし、話の種程度にクレハがその理論を教えてやった時、サンクレッドは冗談っぽく肩を竦めてしまった。
「お前ほど寝ることに執心はない、起きて身体を動かしていた方がいい」とまで言われてしまった時、自分を何かおかしいもののように扱われて、少しだけ腹が立ったのを……思い出したが、直ぐに思念の海にそうっと流した。せっかく帯びてきた眠気が、消えてしまう。

 重くなってきた瞼をほんの少しだけ開きながら、すっかり体温の混ざった手と、それを投げ出して眠りこけている白色を眺める。
 よく血の通った、海都生まれの人間特有の、やや濃い肌色を見る。体感五年ほど、別の世界にいたおかげで以前よりはだいぶ日焼けがマシになったようだが、そもそも日照の多い土地に暮らす人間らしく、サンクレッドは元来血色のいいほうだった。
 対するクレハは、生まれの地域こそ分からないが、どちらかと言えば山とか森とか、そっちで暮らしてきたものの肌色である。
 本人が日向を嫌うせいか、休みは外に出ず寝倒しているせいか、尚更白い。乙女の雪のような細やかな肌なんかではなく、血管が青く透けるとか、なんとなく血の巡りの悪そうなほう。
 実際問題、第一世界ではずうっと酒を飲んで無駄な思考を散らしていたので、不健康だったといえばそうだが。
「……、」
 身動ぎの気配がする。起こしたか、とクレハは思ったが、サンクレッドは曖昧な様子で身を寄せて、こちらの背に腕を回した。
 とん、とん、と。癖になってしまったのか、背をあわく叩いて、寝られぬ子を眠らそうとする素振りだった。

 光の戦士の肉体には、傷がある。ほとんどまっさらの素肌の奥で、ヒビが入ったままじくじくと膿んでいる傷が。時折、じわりとそれが主張して、あの時こうすれば、どうすればと苦痛と涙を持ってくる。
 その表を、サンクレッドの手が優しく滑った。寝付きの悪い子供をあやすように、暖かく触れられている。
 長めに瞬きをして、瞼の重さを確かめる。
 背に置かれた手のぬくもりが、そうした傷をゆっくりと覆って隠していく。周りの氷が解けて、傷が隠れて、滑っても躓かないようになる。
 だからだろうか、物音ひとつで目覚めてしまう英雄が、この男の隣なら容易く眠りに落ちるのは。
034
Reposted by やまだ
やまだ @ymd628.bsky.social · 29/09/2026
#ff14 ff14/Roses are red
022
やまだ @ymd628.bsky.social · 29/09/2026
ちなみにBury a friend聞きながら描いてました…
000
やまだ @ymd628.bsky.social · 29/09/2026
だいぶ描きたい感じのシルエットで描けた 上手い…(自賛)
000
やまだ @ymd628.bsky.social · 29/09/2026
#ff14 ff14/Roses are red
022
Reposted by やまだ
やまだ @ymd628.bsky.social · 28/09/2026
光サン/易しいひとの殺し方 ⚠️暴力、倫理観の欠如
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。
付記に「易しいひとの殺し方/光サン」、「ANeM0S_mt」と記載されています。
画像情報:generated by 新書ページメーカー / Photo by Daniele Buso on Unsplash / フォント:しっぽり明朝Medium

以下は本文の内容です。

 易しいひとの殺し方
 酒癖と女癖の悪い、ルガディンの男と組んでいた時期があった。なんなら、金の扱いも悪かった。冒険者として後輩の私にはあんまり分けて貰えず、たっぷりせしめた報酬金で味のしない酒を喰らい、水揚げされて間もない、まだ業界に希望の残る若い娼婦をあえて殴るのを趣味としていた男だった。
「でよぉ、あのアマと来たらギャーギャー騒いで顔蹴ッ飛ばしてきやがった。せっかくだったから萎えたブツの代わりに拳をメリメリっと腹にぶち込んでやったのさ。ギャハハ! いい叫び声だったぜ、ああいうダラズが出たら殴れば上手く行くんだよ」
 組んだのは溺れた海豚亭でだったが、なんとなく向こうも筋のいい冒険者――要するに稼げるやつだと思っているようで、依頼を取っている間に背中を力いっぱい叩かれた時に振り向くと、いる。
 もともとはどこぞの傭兵崩れだったそうで、戦闘経験自体は長いらしい。
 しかし、今のところ私以外に決まったメンバーがいなかったり、探索に出る仲間を探しても相当な新米しか引っかからないあたり、さては面倒なやつに目をつけられたのだろうか。
 
 馬鹿のようなイビキを聴きながら、毛布にくるまっていると次第にイライラしてくる。こんな横柄な奴、案外もっと多くの人間に恨まれているんじゃないかって。
 もし、もしもだが、私がなにかで有名になったら、こいつはそのおこぼれをいやしく縋りに来るかもしれない。きっとそうだ。気持ちの悪いヤツめ。こんな奴、こんな奴は、つまり……
 ――私のゆく道の、邪魔者だった。
 
 そのぐうすか寝ているところにこっそり近寄り、慎重に狩猟用の大型ナイフを取り出して近づけてみた。深酒をしていたお陰か、それでも起きない。
 深呼吸をして、丸太のような喉にナイフを突き立てる。すれば、途端、男は起きたが、喉をやられてはろくに動けず声も出せない。
 ただ突然の痛みと死の気配に、芋虫のごとくそいつはごそごそとのたうち、……そのうち出血でゆっくりと死んでいった。
 
 ……意外と、人を殺すのは簡単らしい。
 しかし、このまま死体を放っておくと鬼哭隊に見つかった時面倒だ。犯人探しをされたら、しばらくカーラインカフェに近づけない。
 こいつをどこかに隠すか、捨てた方がいいのかもしれない。
 そう思って、まだ夜明け近くの暗い時間に、男の遺骸を引きずって外に出た。今更ながら、よくバレなかったと思う。見るからに怪しいし、痕跡も残るのに。
 手頃な崖を見つけ、底に遺骸を投げ落とした。種族単位で筋肉達磨になることが運命づけられている奴らは、どうにも重たい。すっかり朝日が登っていた。
 
 それからは、あっけない。数日がすぎて、もうしばらく経つまで、奇妙なことに続きの噂をひとつも聞かなかった。
「ねえ、エルムウィルトが死んだらしいよ」
「ああ、いつも酒に酔って女殴ってるアイツか。よかったな」
 クイックサンドに構えを移して、仕事の合間に軽食をとっていた時、突然そんな話が聞こえてきてびくりと肩を揺らしてしまった。
 慌ててそうっと声の方向を見ると、冒険者らしい格好のミッドランダーの男と、背しか見えていないので部族の読めないララフェルの男が飯をつつきながらだべっていたようだ。
「オレもよく知らないんだけど、黒衣森の崖下に死体があったらしい」
「おおよそ、恨みを持った誰かが殺したんだろうな。モモディさんにも迷惑かけてたし、まァいいんじゃねーの?」
「お前、軽いなあ。普通、あんな大男を殺せる奴って相当だぜ」
「さあねえ、どっちみち俺らにはありがたい話だよ……案外、殺した奴が近くにいたりな」
 槍を背負った、活発そうな短髪のミッドランダーがからからと笑うさまに、どうも食事の手が進まなくなってきてしまった。
 断りと理由をつけて、給仕さんに皿を返してもらって、リーヴを受けて出ようと立ち上がった。
「あら、クレハじゃない。顔色悪いわよ、パールレーンで変なものでも見てきた?」
 受付カウンターの裏にある足踏み台にぴょんと乗り、モモディさんが顔を出した。
「……今日、眠れなくて」
「あら! 不眠はお肌と冒険生活の天敵よ、今日は討伐リーヴはやめて別のものにしたらどう?」
「あ、あいにくよくある事なんだ。……仕事をしていた方が気が紛れる」
「そう。理由が恋愛なら相談してね? 人生の悩みとかは……考えてあげるわ。なんだか、落ち込んでそうだもの」
 
「そうそう、それと……」
「最近、あなた例のルガディン族の男と組んでたみたいね。今日は連れてきていないみたいだったけど、もう解消したの?」
「――っ」
 思いっきり、言葉に詰まってしまった。
 
「……寝てる時、騒がしかったから突っ返したんだ。実力があっても、礼儀がなってなくちゃあね」
「あら……あなたみたいなエレゼンは、特に耐え難いでしょうね。しばらくは寝息の静かな子と組んでみたらどう?」
「うん、……そうする」
 ふっと軽く笑って見せたモモディさんに、愛想笑いをして店を出た。
 実際、考え込むよりはぱっぱと仕事をした方が余計なことを悩まずに済む。大量に受けた依頼書をあれこれ見比べて、いちばん面倒そうな仕事の依頼人を尋ねることにした。
 ……でも、しばらくはザナラーンの依頼はやめておこう、と思う。どうも、なんとなくだが……金が最も動く都市だからか、人の心を探る奴が多そうだ。
 
 ◆
 
 それから、見るからに誰かの恨みを買っていそうなやつ。例えば他人の悪口が多いとか、酒が入った時タチが悪いとか、異性を取っかえ引っ変
101
やまだ @ymd628.bsky.social · 29/09/2026
高温or多湿の環境だと生きていけないクレハを横目に『土産物の保存法か』と言うサンクレッド
000
やまだ @ymd628.bsky.social · 28/09/2026
光サン/薄明も息づく 6.0軸くらい これはまだいちゃついてる方の
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。
付記に「薄明も息づく/光サン」、「ANeM0S_mt」と記載されています。
画像情報:generated by 新書ページメーカー / Photo by Na Inho on Unsplash / フォント:源暎こぶり明朝

以下は本文の内容です。

 ――夜半に薄目を開けた。なんとなく夢と眠気がふっと去ってしまって、気まぐれな奴らを連れ戻す間に、クレハ・クライオジェニックはひとつ、夜の空気と降りた帳を吸い込んで見ようと思った。
 まだ、陽の昇るきざしもない。つまらない時間に上がった視界で、眠る白髪を眺める。

 精悍なかたちをした男が、特にうなされる様子などもなく眠りこけている。肩まで引っ被った毛布と寝台に身を預け、緩慢な呼吸をしていた。
 月明かりに照らされた薄色の髪が、男の肌にぼんやりと影を作っている。強い日差しや光の中で、眩しそうに影を作って笑うサンクレッドの顔がクレハは好きだった。
「……」
 規則的に、静かに寝息を立てるサンクレッドの、放り出された片手に、おずおずと手のひらを重ねる。親子が手を繋いで眠るようなそれだ。
 眠りが深いのか浅いのかよく分からない男は、意外とこれをよしとしたらしい。重ねられた手を無意識にきゅっと握って、にわかに身じろぐ。それだけで、また眠り込んでしまった。
「んん……」
 薄くカーテンのかかった窓や、薄く揺らめくキャンドルの灯火を見る。
 全てが静寂であり、あたたかな闇や孤独が近くにいる感覚。夜の静けさは、好きな方だった。騒がしい昼の悪魔がどこかにいってしまって、世界の監視から逃れられる時間。見たくない現実から守られる時間。
 底なしの静穏。朝が地を焼いて、器の底を明かすまでの戯れに過ぎない尊い時間。
 眠ることだって、好きだった。そっと明るい空の喧騒に耳を塞いでする昼寝なんて、最高だった。
 いつ、この体は意識を取り落とすことを嫌うようになったのかわからなかった。英雄という肩書きは、つくづく人のあるべき生活までも奪うらしい。
 それでも、繋いだ手の体温に意識を集めていれば、そのうち不思議なことにぼんやりとした眠気がやって来る。
 
 人の体温というのは不思議なものだ。警戒心が強い、と知り合いに形容されるだけあって、クレハは同じ部屋に人がいる時は寝つきが悪くなる性分だったが、気を許した男と寝る分にはむしろ良く眠れてしまうらしい。
 なんとなく、気の恥ずかしいことなので、本人に告げてはいないのだけど。

 眠気は、とろりとした蜜のようなさざ波が、ゆっくりと人の意識を端から解いてゆくようなものだった。眠りは毒のごとく甘く、目覚めは鮮烈で、しかしわがままぶった女のように、深遠に指を絡めながら意識が持ち上がる。
 そのまま、駆け落ちでもするようにまた眠る時間を愛していた。健常者の掲げる三大欲求の定義は光の戦士にとっては不安定な概念であり、まあ話に乗ってやるのならば睡眠欲が一際強い人間であるのだろう。
 生き物は基本的に、眠っている状態が正であったと唱える学者もいたようで、ならば抗いがたく何度も眠りに回帰しようとする自分は正しいことになる。とか、なんとかをずっと考え込んでいる。
 しかし、話の種程度にクレハがその理論を教えてやった時、サンクレッドは冗談っぽく肩を竦めてしまった。
「お前ほど寝ることに執心はない、起きて身体を動かしていた方がいい」とまで言われてしまった時、自分を何かおかしいもののように扱われて、少しだけ腹が立ったのを……思い出したが、直ぐに思念の海にそうっと流した。せっかく帯びてきた眠気が、消えてしまう。

 重くなってきた瞼をほんの少しだけ開きながら、すっかり体温の混ざった手と、それを投げ出して眠りこけている白色を眺める。
 よく血の通った、海都生まれの人間特有の、やや濃い肌色を見る。体感五年ほど、別の世界にいたおかげで以前よりはだいぶ日焼けがマシになったようだが、そもそも日照の多い土地に暮らす人間らしく、サンクレッドは元来血色のいいほうだった。
 対するクレハは、生まれの地域こそ分からないが、どちらかと言えば山とか森とか、そっちで暮らしてきたものの肌色である。
 本人が日向を嫌うせいか、休みは外に出ず寝倒しているせいか、尚更白い。乙女の雪のような細やかな肌なんかではなく、血管が青く透けるとか、なんとなく血の巡りの悪そうなほう。
 実際問題、第一世界ではずうっと酒を飲んで無駄な思考を散らしていたので、不健康だったといえばそうだが。
「……、」
 身動ぎの気配がする。起こしたか、とクレハは思ったが、サンクレッドは曖昧な様子で身を寄せて、こちらの背に腕を回した。
 とん、とん、と。癖になってしまったのか、背をあわく叩いて、寝られぬ子を眠らそうとする素振りだった。

 光の戦士の肉体には、傷がある。ほとんどまっさらの素肌の奥で、ヒビが入ったままじくじくと膿んでいる傷が。時折、じわりとそれが主張して、あの時こうすれば、どうすればと苦痛と涙を持ってくる。
 その表を、サンクレッドの手が優しく滑った。寝付きの悪い子供をあやすように、暖かく触れられている。
 長めに瞬きをして、瞼の重さを確かめる。
 背に置かれた手のぬくもりが、そうした傷をゆっくりと覆って隠していく。周りの氷が解けて、傷が隠れて、滑っても躓かないようになる。
 だからだろうか、物音ひとつで目覚めてしまう英雄が、この男の隣なら容易く眠りに落ちるのは。
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やまだ @ymd628.bsky.social · 28/09/2026
人間性にかかわる問題をぶつけて人がどう狂うかの実験をしてる ヤバすぎるちゃんと付き合わせろ
000
やまだ @ymd628.bsky.social · 28/09/2026
易しいひとの殺し方 | ANeM0S_mt #pixiv www.pixiv.net/novel/show.p... ということでpixivも出ました こんな話ばっかりだなうち……
pixiv.net
#7 易しいひとの殺し方 | 光サン - ANeM0S_mtの小説シリーズ - pixiv
酒癖と女癖の悪い、ルガディンの男と組んでいた時期があった。 なんなら、金の扱いも悪かった。冒険者として後輩の私にはあんまり分けて貰えず、たっぷりせしめた報酬金で味のしない酒を喰らい、水揚げされて間もない、まだ業界に希望の残る若い娼婦をあえて殴るのを趣味としていた男だった。 「でよ
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やまだ @ymd628.bsky.social · 28/09/2026
人間の暗部でベイブレードするみたいな暗い話しか書けねえ どうして
000
やまだ @ymd628.bsky.social · 28/09/2026
000
やまだ @ymd628.bsky.social · 28/09/2026
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やまだ @ymd628.bsky.social · 28/09/2026
 ほとんど、まっぷたつになってしまって歪に尖ったかんぬきの破片を拾い、手を組むように構え、見下ろす。
 男は目がうつろな様子だったが、ぼんやりとそれ(・・)を見て、首を振ったような気がした。
「……あれっ?」
 脳天に刺さる前に、かんぬきの方がダメになってしまったらしい。しかし、男を揺すぶって見るも反応がない。試しに腹に一発入れてみたが、呻き声もあがらない。
「……やりすぎたかな……?」
 どうしよう、と思った。仕事をふいにしたと知れば、いくらサンクレッドでも怒るだろう。
 レイズでもかければ起き上がるだろうか? ……と思ったけれど、私は癒し手の覚えなんかない。ケアルも使えない。大抵の怪我は走っているうちに気にならなくなるし、病気もふしぎとしたことがなかったのだ。
 なんというか、自分に対して、他の人が脆弱すぎるというか。狩猟する獣相手にはこんなことしないのに、人間相手だけどうも……やりすぎてしまう癖があるらしい。
「……困ったな……」
 靴先で小突けば起きてくれないかと思ったものの、やはり反応はない。死んだふりを警戒しつつ、膝を折ってかがみ込んでみると、ことことと、人間からなら普通はするはずの音が聞こえなかった。 
 これもケアルで治るかな。治ったらいいんだが。
 
 ◆
 
 なんとなく落ち着かないので、男の遺体の周りを歩き回ったり、かがみ込んでつついてみたりを繰り返していると、がた、と部屋の外から物音がした。
 扉のきしむような音もしたので、おそらくサンクレッドが戻ってきたのだろう。
 いそいそと場所をなおして、じっと足音に耳をすませる。……その足音も、人の気配もしないので、あれ、と思った矢先、突然扉が開けられたのでびっくりして二歩ほど下がってしまった。
「おい、こっちは終わっ…………殺してないよな?」
「……本当、うっかり。すまない」
 散乱したクルミ材のかんぬきの破片と床に飛び散る血、それから口の端に泡をつけて死んでいる男を見て、最後に『光の戦士』に視線を戻したサンクレッドが肩を竦めて聞いた。
「交換した方が良かったかもな、まあいい。どこまで聞けた?」
「……病気をした女がいるってところまで」
「そりゃ嘘だ。身柄を調べあげた段階で女の影はなかった事が判明してる」
 遺骸の頭を、サンクレッドが引っ張りあげる。本当に死んでいることを確認した後、もう一度、はあっとため息をついた。
「仕事が増えたな……」
「向いてないよ、私にこういうことは」
「向いてないじゃ困るんだ。その様子だと、何人か例の〝うっかり〟で殺しているだろう」
「……密猟者とかはね」
「嘘をつくなよ」
 わざと呆れたように口を振ったつもりだが、先程の、今はもう死んだ男に詰め寄る時のような、冷たい声が降ってきてびくりと肩をふるわせた。
「癖の悪いやつを選んで、わざと敵前で見限ったり殺したことがあったそうだな。ほとんど手口こそ衝動的だが、相手が大抵何かしらの前科持ちだったんだろ?」
「……恨みを買ってるやつが死ねば、幸せになる奴がいると思って」
「恨みを買ってれば死んでいいって言うんじゃあ、俺たち、とっくにどこかで野垂れ死んでるぜ。それこそ、イフリートの騒ぎの時にでもな……まあ極端なやつはいるがな、大抵はそいつに救われた奴もいるってことさ。――人間は、一枚岩じゃない」
 こちらに向いた、暗い琥珀色の目は、冷たいままだった。……返答を間違えたなとはわかったが、事実どう答えればよかったのだろう。
 答えを聞いても返してくれなさそうな顔なので、黙るしか出来ないが。
 
 ただ同時に、別に、このまま仕事が出来なかったからといって殺してもらってもいい、とは、感じた。悪癖も悪癖だろうが――多分、こうした時の円満な解決策を知らぬままでいるほかないのだ。もし失敗が許されないなら、殺して欲しいと思っている。
 ラハブレアと相対した時は死にたくないとあれほど願ったはずなのに、今は夢でも見ていたかのように殺してほしいと思う。……なぜだろう。
「……お前は、今、私を恨んでいるか」
「いいや、恨んではいないが怒っている。話から逃げるなよ、さっきの返事は――」
「次失敗したら、殺してもらっていい。……その、正解のやり方がわからない。分からないままというのは、多分良くないんだろ。お前たち(あかつき)の手に……余るなら殺してくれ」
 空白。サンクレッドといえば、ひな鳥がタネ大砲でも食らったような顔でこちらを見ている。
 ……思っているほど深刻な状況ではなかったらしい。すぐに胸か背中を刺されるものかと思ったが、有情な奴だ。
 
 安堵の息を吐いて顔をあげようとした時、首元に鋭い気配を感じて身を引いた。
 ……喉元にナイフが突きつけられている。
 その上この刃先には覚えがある、私の使っている狩猟用のナイフだ。腰元を探ると、鞘がもぬけの殻になっていた。
 いつの間に、サンクレッドは私から得物を奪ったのだろう。
「どうだ? 直に命を狙われた気分は」
「……びっくりした」
「びっくりか。思ったより大物になりそうだな、お前は。……」
「何だ」
 また嫌な沈黙がある。サンクレッドはもう、怒りとかを通り越して呆れた様子だ。
「脅すつもりで掠めたからいいものの、俺が本当に殺す気だったらお前はもう喉を一突き、やられてただろうな。その道の手練の前で下手なことを言うなよ」
「……刺してくれてもよかったのに」
 何だかんだ、何とかなってしまう気がしていた。結局考えを変えたサンクレッドが手当を試みると
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やまだ @ymd628.bsky.social · 28/09/2026
実なやつから上手く話を聞き出す稽古をつけるつもりさ」
「……」
 いわゆる裏の仕事なんだろう。現場を見るのは初めてか、いや、仕事先の相手が被ってこいつに攫われたことはあったが、どうなんだろう。
 転がされている男は気絶しているようで、反応がない。すると、サンクレッドが近くの水桶を手に取って、その中身をためらいもなく男に向かってひっくりかえした。
「……うっ、!? ゴホッ、冷てえ、何をしやがった!?」
「よう、寝坊助。いい夢は見られたか?」
 わざわざかがみ込んでやり、布を解いてやるしなに問いかけるサンクレッドの、その背中と声音がありありと冷えきっているのを見て、逃げ出したい気持ちに襲われた。
「……テメェは、あの銀髪の……クソッ! 俺は口を割らないぞ、薄汚い蛮族の犬め!」
「ああ、吠えてもらっているところ悪いんだが、今回は俺じゃない。新入りの尋問役が来たから、死にたくなければ素直にエスコートしてやるんだな」
「……えっと……」
 どん、と背中を押され、一歩前へ出る。不安になって部屋を見渡していると、背中にぴたりと顔をつけられて、小さな声が聞こえた。
「殺さない程度に痛めつけて、雇い主の名前と目的を吐かせろ」
「爪が剥がれていたり、指が折れてる程度ならケアルで止血できる。拘束を解いてきたらやっちまってくれ」
「……わかった。でも……目的って、間諜をやった目的でいいんだよな」
「やった目的、どこへ情報を流すつもりだったかを聞いてもらえれば十分だ。……俺は別室の奴を吐かせてくる。うっかりして殺すなよ?」
 返事を待たず、もう一度やわく背中を叩いて銀髪が消えていった。
 聞き出すって、どうするんだ。
「……雇い主が誰かって聞かれて、……さすがに答えないよな」
「ハッ、どんな奴が来るかと思ったら森に篭って暮らしてる甘ったれのガキかよ。あーあ楽だなァ、背中が痒くなってきちまったもんで、縄を解いてくれれば助かるんだけどなァ」
「さすがに乗らないよ。……指、折れてるくらいなら治してくれるんだっけ」
 特に座学も受けていないのにいきなり目の前に人間を転がされても困る。
 ただ、先程部屋から出ていったサンクレッド曰く、手がやられる程度なら治せるというのだ。
 ……じゃあ二人で、片方が暴行する横から延々ともう一方がケアルをかけ続けたら効率が良いのでは? と思ったが、先程のあの冷えた声音を聞いてしまい、すっかり仕事を邪魔しに行く気は失せていた。
「お前、多分アラミゴ系のやつだよな。……リトルアラミゴから来たのか? ウィルレッドって奴は知ってる?」
「ケッ、知るかよバァ~カ。ただでさえ弓を背負った長ブツなんて見るだけでも気分が悪いってのによ」
「お前、結構なエレゼン嫌いだな。……何かあったのか?」
「なんだ? テメェのウチはマンマいねえのか? おいガキ、俺を殺してみろよ、どれだけ痛めつけても喋る気はねえぞ」
 肌も髪も焦げた色の男が、足元に唾を吐く。……いまいち気は進まないが、許可が出たので一発蹴飛ばしてみよう。
「じゃあ、そうしてみるよ」
 試しに腹を一発蹴りあげてみると、ぐううっと呻きをあげて男の肌に脂汗が滲む。
「そもそも、なんでこんな仕事を始めた」
「金稼ぐために……決まってんだろうが。女が病気してっからよ、小遣い稼ぎにしちゃよく売れるとは思っ――」
 こいつ、多分話長いんだろうな。
 今度は口が開いた時を狙って靴先をねじ込んでみる。何かを砕いた気配がして、足を退けてみれば欠けた歯が転がり落ちてきた。
「テメェ、喋ってるうちに蹴るんじゃねえよ! 豆ばっか食って脳スカスカなんだろ!?」
「だからよく聞こえるんだな、と言いたいのなら氏族が違う。私はフォレスターだよ」
「ヘヘッ、そうかァ? ボソボソ喋って、陰気くせえからてっきり洞窟暮らしの汚ぇコウモリ野郎かと思っ――」
 
「話にならんな」
 何となく、本当なんとなくイラッときたので、喉を上から踏み潰してみる。カエルのような呻きが男の喉から出てくる。
 いつの間に縄を解いたのだろう。足を捕まれ、引っ張ろうとしてきたのでさらに体重をかけてやると、グギグギと嫌な呻きを吐きながらろくに動かせない足をもたつかせている。
「――グ、ッ!? ゲホッ、ゴホッ、ガッ……」 
 足を上げて一歩下がって見れば、まだ生きているようだ。
「……そういえば……」
 扉を静かに開けて、ちらと周りを見る。扉の横に立てかけてあった木のかんぬきを手に取り、強く握りしめて男に向き直った。
「ゲホッ、吐く気はないぞ、さっさと殺しちまえ! 俺がこのまま死ねばお前の負けだからなァ、へへ……」
 暫く逡巡したが、かんぬきを男の顎に力を入れて叩きつける。声のない叫びを上げ、目を回した様子だ。
 じゃあ、反対側から。頭頂部から一撃。……よく分からないつぶやきと罵倒を始めた。
 従う気が無さそうなので、かんぬきの広い面で、右頬をクリケットの様に叩き飛ばす。首から嫌な音がして、男がヒッと声を上げる。
「……ひっ、や、やめろ! 喋る、!? オゲッ……! グォッ、やめろ、喋るから、しゃべ――ごァッ!? て、てめえ、イカれ――」
 腹に振り下ろし、肋骨を突いて、乱暴に振り抜き、引っぱたく。シュニッツェルにする肉のように、何度も――そのうち欠け、割れて、先が赤く染まり始めた閂で、大人しくなるまで。
「……吐く気になったか?」
 気が済むまでぶん殴って見たあと、男の顔の横にしゃがみこんでみる。
「……ェ、ゲ……」
「お前も大概口が堅いんだな。羨ましい」
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やまだ @ymd628.bsky.social · 28/09/2026
え、円満お別れもしてなさそうな奴とか。……そういうのと組んだ時、本当に我慢ならなくなった時は、殺した。回数にしては、片手で数えられるくらい。
 最初のあいつが特殊だったようで、殆どは死んだ後、噂にものぼらないやつばかりだった。ばらばらにするのはこちらの骨が折れるので、獣の巣の近くに放ったり、天幕の布とロープで縛って谷に捨てたり。あるいは、途中でこっそり歩幅をずらして相手が過剰戦力に轢かれていくのを待ったり。
 ……なんなら、この人は死んだ時話に残るのかな、と思って、わざと悪いやつを選んで組んだ事もあったくらいだ。
 
 冒険者というのは、つくづく身元が安定しないものだなあと、思った。
 私も身寄りがいないし記憶もなかったので、うっかり死んだ時はきっと、誰の話にもあがらず消えていく有象無象のうち一人なんだろう。だって、私より歳も上で、仕事がちゃんとできるだろう奴ですら、翌日には名を呼ぶものも、探すものもいない。
 ――それを見ていて、嫌だな、と過ぎる。このままなのは、寂しいと感じた。せめて、自分がいたという強烈な痕跡を誰かに、どこかに残したい。
 こんなことしておいて今更と思うかもしれないが、人間が生きる上で誰かの人生や歴史に痕跡を残して死にたいと思うのは、きっとごく普通の事じゃないか。
 
 それは他の人も抱く欲望じゃないかと思い当たる頃には、とっくに言い逃れできないほどに「わるもの」を殺していたのだけど。
 
 ただ、モモディさんとあの凸凹コンビの紹介で暁の血盟に入ってからは、比較的大型の仕事――蛮神狩りなんかを進めるようになった。
 そのおかげと言ってやるべきか、予想していなかったかたちでだが、名が売れてきている。
 そうなると必然的に、どこで何を見ているか知らない流れの冒険者と組む頻度も減った。
 休みには一人でリーヴをこなし、暁の血盟に呼ばれた日は義勇兵や盟主が募ったもうすこしまとまりのある精鋭と共に敬虔な奴らが神と呼ぶものを狩る。
 それだけ続けていて、空いた時間に盟主さまのお話に頷いていればかなりの報酬を貰えたもの。『お釣り』というには凄惨なものが来た日もあったけれど、それでも、うっかり帝国の基地まで言われるがまま、墜してしまった。
 
 そうして、またしばらく。バハムートの件の調査も進展を見せ、凪のようにそこそこ平和な時期になってきたところ、砂の家で涼んでいるとふと肩を叩かれた。
「何だ? ……サンクレッド」
「ちょっと、野暮用に付き合ってもらえないか。英雄様に頼む話じゃあないかもしれないんだが」
「……? いいけど」
 いつもと違って少し、霧のなかにいるような曖昧な笑い方をするサンクレッドに、ひとつ首を傾げてから頷く。
 何でも自分の仕事はてきぱき片付けてしまうこいつが、他人に手伝いを頼むのは珍しいな、とは思ったが。
「悪いな。休んでいたところを引き止めてしまって」
「何となくたむろしていただけだから、別に。で、何だ? 荷物運びか何かでもあるのか」
「ああ――いや、込み入った話だ。いったん、東ザナラーンの方に来てくれないか?」
「……なんだよ……」
 東ザナラーンといえば、それこそ暁に入って最初に仕事をした――結果的に蛮神とやり合うことになった――あたりである。先に待っているから準備が出来たら来てくれ、とサンクレッドはひらひら手を振って外へ出てしまった。
 準備といっても、特にすることはない。念の為、バックパックの中に一通りの薬やポーション、役に立ちそうなものが入っているかどうかだけを確認してから、一呼吸置いてテレポを詠唱した。 
 
 ◆
 
「よう、早かったな」 
 キャンプ・ドライボーンにつくと、そう白い影が笑った。また何をするのか、と聞いてみたが、「もう少し場所を変えよう」と言われて、荒涼としたドライボーンを突っ切り、ハイブリッジを渡った先の――ちょうど、黒衣森との境目程にあるちいさなあばら家まで連れてこられた。
「ここは……」
「個人的に借りている場所さ。……下に降りるぞ、エスコートはいるか?」
「いらないが?」
 腐って崩れた木材の奥に、ホコリを被ったハッチを見つける。サンクレッドは付近の火かき棒かなにかでそれを開けたあと、いたずらっぽくこちらに手を差し出した。
 その中には比較的目新しいハシゴがついていて、それをゆっくりと下っていく。……とうぜん、地下に明かりはないはずだが。薄ぼんやりと光る場所があったので、降りてみて目を凝らしてみるとそれはまだ煌々と火が燃えているランタンだった。
 人の手は加わっているのだろう。……誰が利用しているのかは、想像が着くが。
 
 地下はそこまで深いわけでもなかったけれど、地上が遠くなったからだろうか。何となく、嫌な冷えを感じる。
「……見てもらいたかったのは、こいつだ」
 いくつか部屋があったようだが、サンクレッドがそのうちのひとつの扉のかんぬきを外した。その声が聞いた事のない冷たさを含んでいるのを聞いて、私はここに来たことを後悔しはじめていた。
 
 部屋の真ん中には、男が転がされていた。ヒューラン族の、黒髪に褐色の肌をしたやつだ。目と口は布で覆われているが、その下の造形を推察するにアラミゴ系の出身だろうか?
「誰だ? この人」 
「こいつはな、帝国の間諜だ。何人かで束になっている所をとっ捕まえたはいいものの、口を割らないやつがいてね」
「私がいる意味はあるのか」
「お前は帝国を落としたんだ。そのうち、人も相手にすることになる。……ああいう、根っこの誠
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やまだ @ymd628.bsky.social · 28/09/2026
光サン/易しいひとの殺し方 ⚠️暴力、倫理観の欠如
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。
付記に「易しいひとの殺し方/光サン」、「ANeM0S_mt」と記載されています。
画像情報:generated by 新書ページメーカー / Photo by Daniele Buso on Unsplash / フォント:しっぽり明朝Medium

以下は本文の内容です。

 易しいひとの殺し方
 酒癖と女癖の悪い、ルガディンの男と組んでいた時期があった。なんなら、金の扱いも悪かった。冒険者として後輩の私にはあんまり分けて貰えず、たっぷりせしめた報酬金で味のしない酒を喰らい、水揚げされて間もない、まだ業界に希望の残る若い娼婦をあえて殴るのを趣味としていた男だった。
「でよぉ、あのアマと来たらギャーギャー騒いで顔蹴ッ飛ばしてきやがった。せっかくだったから萎えたブツの代わりに拳をメリメリっと腹にぶち込んでやったのさ。ギャハハ! いい叫び声だったぜ、ああいうダラズが出たら殴れば上手く行くんだよ」
 組んだのは溺れた海豚亭でだったが、なんとなく向こうも筋のいい冒険者――要するに稼げるやつだと思っているようで、依頼を取っている間に背中を力いっぱい叩かれた時に振り向くと、いる。
 もともとはどこぞの傭兵崩れだったそうで、戦闘経験自体は長いらしい。
 しかし、今のところ私以外に決まったメンバーがいなかったり、探索に出る仲間を探しても相当な新米しか引っかからないあたり、さては面倒なやつに目をつけられたのだろうか。
 
 馬鹿のようなイビキを聴きながら、毛布にくるまっていると次第にイライラしてくる。こんな横柄な奴、案外もっと多くの人間に恨まれているんじゃないかって。
 もし、もしもだが、私がなにかで有名になったら、こいつはそのおこぼれをいやしく縋りに来るかもしれない。きっとそうだ。気持ちの悪いヤツめ。こんな奴、こんな奴は、つまり……
 ――私のゆく道の、邪魔者だった。
 
 そのぐうすか寝ているところにこっそり近寄り、慎重に狩猟用の大型ナイフを取り出して近づけてみた。深酒をしていたお陰か、それでも起きない。
 深呼吸をして、丸太のような喉にナイフを突き立てる。すれば、途端、男は起きたが、喉をやられてはろくに動けず声も出せない。
 ただ突然の痛みと死の気配に、芋虫のごとくそいつはごそごそとのたうち、……そのうち出血でゆっくりと死んでいった。
 
 ……意外と、人を殺すのは簡単らしい。
 しかし、このまま死体を放っておくと鬼哭隊に見つかった時面倒だ。犯人探しをされたら、しばらくカーラインカフェに近づけない。
 こいつをどこかに隠すか、捨てた方がいいのかもしれない。
 そう思って、まだ夜明け近くの暗い時間に、男の遺骸を引きずって外に出た。今更ながら、よくバレなかったと思う。見るからに怪しいし、痕跡も残るのに。
 手頃な崖を見つけ、底に遺骸を投げ落とした。種族単位で筋肉達磨になることが運命づけられている奴らは、どうにも重たい。すっかり朝日が登っていた。
 
 それからは、あっけない。数日がすぎて、もうしばらく経つまで、奇妙なことに続きの噂をひとつも聞かなかった。
「ねえ、エルムウィルトが死んだらしいよ」
「ああ、いつも酒に酔って女殴ってるアイツか。よかったな」
 クイックサンドに構えを移して、仕事の合間に軽食をとっていた時、突然そんな話が聞こえてきてびくりと肩を揺らしてしまった。
 慌ててそうっと声の方向を見ると、冒険者らしい格好のミッドランダーの男と、背しか見えていないので部族の読めないララフェルの男が飯をつつきながらだべっていたようだ。
「オレもよく知らないんだけど、黒衣森の崖下に死体があったらしい」
「おおよそ、恨みを持った誰かが殺したんだろうな。モモディさんにも迷惑かけてたし、まァいいんじゃねーの?」
「お前、軽いなあ。普通、あんな大男を殺せる奴って相当だぜ」
「さあねえ、どっちみち俺らにはありがたい話だよ……案外、殺した奴が近くにいたりな」
 槍を背負った、活発そうな短髪のミッドランダーがからからと笑うさまに、どうも食事の手が進まなくなってきてしまった。
 断りと理由をつけて、給仕さんに皿を返してもらって、リーヴを受けて出ようと立ち上がった。
「あら、クレハじゃない。顔色悪いわよ、パールレーンで変なものでも見てきた?」
 受付カウンターの裏にある足踏み台にぴょんと乗り、モモディさんが顔を出した。
「……今日、眠れなくて」
「あら! 不眠はお肌と冒険生活の天敵よ、今日は討伐リーヴはやめて別のものにしたらどう?」
「あ、あいにくよくある事なんだ。……仕事をしていた方が気が紛れる」
「そう。理由が恋愛なら相談してね? 人生の悩みとかは……考えてあげるわ。なんだか、落ち込んでそうだもの」
 
「そうそう、それと……」
「最近、あなた例のルガディン族の男と組んでたみたいね。今日は連れてきていないみたいだったけど、もう解消したの?」
「――っ」
 思いっきり、言葉に詰まってしまった。
 
「……寝てる時、騒がしかったから突っ返したんだ。実力があっても、礼儀がなってなくちゃあね」
「あら……あなたみたいなエレゼンは、特に耐え難いでしょうね。しばらくは寝息の静かな子と組んでみたらどう?」
「うん、……そうする」
 ふっと軽く笑って見せたモモディさんに、愛想笑いをして店を出た。
 実際、考え込むよりはぱっぱと仕事をした方が余計なことを悩まずに済む。大量に受けた依頼書をあれこれ見比べて、いちばん面倒そうな仕事の依頼人を尋ねることにした。
 ……でも、しばらくはザナラーンの依頼はやめておこう、と思う。どうも、なんとなくだが……金が最も動く都市だからか、人の心を探る奴が多そうだ。
 
 ◆
 
 それから、見るからに誰かの恨みを買っていそうなやつ。例えば他人の悪口が多いとか、酒が入った時タチが悪いとか、異性を取っかえ引っ変
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やまだ @ymd628.bsky.social · 28/09/2026
10歳下のよくできた英雄(中身ぼろぼろ)に情緒と判断基準の一部を破壊されるサンクレッドが見たいだけ
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やまだ @ymd628.bsky.social · 28/09/2026
自宅はクレハ(22)とサンクレッド(32)の構図がちょうどいいので10歳差かなーって思ってる 6.0あとにクレハさん賢人位取りに行って2年くらいかかってるかもしれない
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やまだ @ymd628.bsky.social · 22/09/2026
エアコンの配線が死にました PCは生きてるからリビングと往復しつつ何かしらやろっかな……
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やまだ @ymd628.bsky.social · 22/09/2026
でも歴代の住人ってみんな白髪金目だからどっちかというとこの系統似合うのはサンクレッドなんだよな…
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Reposted by やまだ
やまだ @ymd628.bsky.social · 21/09/2026
&完全に趣味かつ即席で組んだミラプリ
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やまだ @ymd628.bsky.social · 22/09/2026
ブレーカーだった😁
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やまだ @ymd628.bsky.social · 22/09/2026
普通に停電かも
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やまだ @ymd628.bsky.social · 22/09/2026
停電はしなくてよかったけどブレーカーが普通に落ちて笑う
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やまだ @ymd628.bsky.social · 21/09/2026
他だとアルフィノは魔術師だし、アリゼーは戦車もしくは恋愛だといい ミンフィリア&タタルはアナライズ要員で、前者は世界コミュ(3.xまでコミュのアルカナ名が出ない)、後者が恋愛もしくは女教皇だとうれしい アメリアンスさんは節制だと嬉しい かも ウリエンジェ先生は隠者だろうしエスティニアンは剛毅だと思う コミュでいうならアイメリク総長が皇帝だと蒼天のアレコレ込みでおいしい
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やまだ @ymd628.bsky.social · 21/09/2026
サンクレッドは法王アルカナだといいなと思っています 歴代メンツ的に 自宅クレハはヒカセン√ならワイルドだろうけど暁・一般冒険者√だと皇帝(アルカナまたはコミュ)かなーと思う
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やまだ @ymd628.bsky.social · 21/09/2026
この系統で召喚をやると多分完璧だと思われる
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やまだ @ymd628.bsky.social · 21/09/2026
ペルソナシリーズのベルベットルーム風ミラプリでした へへ…
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やまだ @ymd628.bsky.social · 21/09/2026
おいで…おいで…みんくるさんもボズヤにおいで…(手招き)
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やまだ @ymd628.bsky.social · 21/09/2026
&完全に趣味かつ即席で組んだミラプリ
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やまだ @ymd628.bsky.social · 21/09/2026
ありがとうございました!グンヒルド二回目
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やまだ @ymd628.bsky.social · 21/09/2026
これが二十代なかばの反応か……?
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やまだ @ymd628.bsky.social · 21/09/2026
外めっちゃ雨降っててかえって楽しくなってきた 外に出て思いっきり浴びたいくらいの雨量
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やまだ @ymd628.bsky.social · 20/09/2026
x.com/kpgametarou/... これの「終焉(アポカリプス)」を学力全く伸ばしてこなかったタイプのキタローにやってほしい
x.com
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やまだ @ymd628.bsky.social · 20/09/2026
リロードは今のところルナティックでやってるんだけど、ルナティックだけ刈り取るものの出現条件緩くして良いのよ…と思っている(世界樹とかもやりだしたせいでアトラスのシステム的な容赦のなさにすっかり体が慣れてしまった)
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やまだ @ymd628.bsky.social · 20/09/2026
あとあの……身内に複数ペルソナファンがいたおかげでP3Fを小学校とか中学生とかの時代にやってたんですけど…… 多分私の初恋ってキタローだったんだろうなとあらためて思ってる 生き様が鮮やかな男が好きなんですけど多分キタローのせいだ
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