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読書感想:リコリス・リコイル Gluttony days
前巻感想はこちら↓
読書感想:リコリス・リコイル Recovery days - 読樹庵
さて、前巻の感想を書いたのが約二年前、二期決定、という所まではいっているらしいが私の観測できる範囲だとその後の続報が見当たらぬのだが、まぁそれは長い目で待つとして。今巻では何が語られるのか。今巻はサブタイトルにもある通り、「暴食」。千束とたきな、いつもの仲間たちの食事シーンマシマシな巻なのである。
「古い馴染みの男からでね。受けてやりたい」
ある日、喫茶リコリコのマスターであるミカが持ち込んできたのは、彼の古い友人である、中東を舞台に仕事をしているビジネスマン、ヒカルからの依頼。何でも彼の元へ娘のクラリスの殺害予告が舞い込んだとの事で、ビジネスの間、護衛してほしいという事で。
『これより、お前達の本当のミッションを伝える』
「日本のラーメンってのは、奥が深く、幅も広い」
ところが後でこっそり伝えられたのは、実はこの護衛依頼は偽物、本当は殺害予告は偽物と確認が取れていて、護衛が付いたという形で一日観光してこいという任務。という訳で千束がクラリスとたきなを連れて行ったのは、何と二郎系ラーメン。クルミのサポートも受けつつ何とか注文、初めて味わうラーメンの塔に挑んでいく。
「存在しないはずの脅威か・・・・・・」
という事で女の子三人、食い倒れの旅、になるかと思いきやそうはならず、波乱が訪れる。突如途切れる通信、現れたのは存在しない筈の脅威、殺し屋。戦闘が絡むのならば護衛の本分、誰にも通信できぬ中で二人組の殺し屋、ムッシュ&マダムとの戦闘が始まる。
「考えれば考えるほど、ちょっとずつヒントはあったんですね」
その結果は意外にも割と平穏に終わる。それは隠されていた事実が割とあっさりとしたものだったので。
「もんじゃ焼き、作ってやろうかと」
「だから、寝なきゃいいだろ?」
そして繰り広げられる新たな食道楽。フキが後輩であるサクラへ恩返しのためにもんじゃ焼きを作ろうと、千束に習ったり。クルミと千束とたきなが女子三人、ちょっといいピザを片手に徹夜したり。
「こりゃ明日からは本気でダイエットだわ・・・・・・」
いずれのお話においても繰り広げられるのは、様々な食べ物が関わるお話。紙面を通じても魅力的に見えて、お腹が減ってくる食べ物たち。若さに任せて味わって、最後にちょっとげんなりした顔でダイエットを決意して。ちょっといい意味でIQの低い、飯テロ満載なお話が繰り広げられるのだ。
今までとは違い、いい意味でお腹が減る面白さに満ちた今巻。シリーズファンの皆様は是非。きっと貴方も満足できるはずである。
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