敵の罠でふたりきりとなったファリスとレナの前に、死者を操るネクロマンサーが現れる。戦いの最中、レナは力尽きて倒れ伏した。振りまかれた死者の粉が白く降り積もり、その身を侵す。やがて虚ろな瞳が開き、彼女は操られるゾンビとして立ち上がった。
動揺する間もなくファリスも押し切られ、冷たい床に崩れ落ちる。
亡骸を前に、虚ろな踊り子は自らを裂き、血を滴らせる。
ネクロマンサーはさらに呪いの白塵を幾度も浴びせ、人の気配を完全に奪い去った。白い粉は傷口の奥へと沈み、最後の温もりさえ塗り潰していく。
やがて背後で鎧が軋む。
濁った瞳のナイトが、ゆらりと立ち上がる。