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nippper.com @nippper.bsky.social · 1h
【コラム】初めての戦車模型、今度は「みんなで汚してみた」。筆の先から体感した戦車模型らしい色の景色。 #コラム #戦車・軍用車両 #nippper #プラモデル
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【コラム】初めての戦車模型、今度は「みんなで汚してみた」。筆の先から体感した戦車模型らしい色の景色。
 プラモデルを汚していたら、その向こうに砂漠が見えてきた! 土の色、埃が積もる場所、給油口に残るオイル。これまであまり気にしていなかったことが、仲間と一緒に筆を動かしているだけで、どんどん面白くなっていきます。初めての戦車模型に挑戦した私たちが、今度は「汚し」を教わった、ある休日のお話です。  年始に模型仲間と開催した「戦車を作る会」。普段はほぼガンプラしか作らない3人が、nippperライターのえぬせさんとフミテシさんに教わりながら、それぞれ気に入った車両を組み立てました。あの日は全員、あと少しというところで時間切れ。でも、次は塗装や汚しもやってみようという楽しみができました。今回は、その続きです!(下のリンクも読んでね!)  再び集まる日までに、まずは各自で基本塗装を済ませることに。私・ペイントが作っているのは、タミヤの「M2A2 ODS デザートブラッドレー」。組み上がって大きな塊になった車体を、エアブラシで豪快に塗っていきます。パーツごとに塗るのとはまた違う、車両全体が一気に自分の色になっていく気持ちよさ。これだけでも、戦車模型って楽しいなあと思ってしまいます。  塗料はえぬせさんに教わった通り、Mr.カラーのカラーモジュレーションセットを使いました。明るさの異なる色を面ごとに塗り分けて、立体感を強調するためのセットです。丁寧な説明書が付いていて、使う色もすでに調色済み。これ、失敗する気がしないぞ……というくらい、心強い。立体物の上に平面構成を描いているような不思議な感覚なのに、塗り進めるほど車体の形がはっきりしてくるんです。  乗員のアニキや車体の装備品は、筆塗りでチャチャッとそれらしく。汚しに向けて半ツヤのトップコートを施し、展示台座に固定するためのナットも車体に仕込みました。これで準備は万端です!  その間には、えぬせさんとフミテシさんがおすすめしてくれた映像作品も鑑賞。私は『ブラックホーク・ダウン』と、入りやすそうだった『ガールズ&パンツァー』を観ました。作品をきっかけに、戦場での動きや車両の構造にも興味が湧いてきます。プラモを作って、映像を観て、また手元のプラモが気になる。気分が盛り上がりすぎて、みんなに配る缶バッジまで作ってしまいました。次に集まる日が、もう待ち遠しい!  そして迎えた、2回目の製作会。前回はプラスチックの色だった車両たちが、基本塗装を済ませた姿で机の上に帰ってきました。色が付くだけで、ずいぶん雰囲気が変わるものですね。しかも今回、汚しに使う道具はえぬせさんがすべて用意してくれました。なんというおもてなし。ありがたく教わります!  まず教えてもらったのは、ただ汚せばいいわけではない、ということ。その車両がどんな場所を走っていたのかを想像する。砂漠なのか、東欧なのか。土は乾いているのか、粘土質なのか。同じ「土汚れ」でも、場所が変われば色も付着した様子も変わる。そうなのか! 塗料を塗る前から、考えることが世界各地に広がっていきます。  それぞれの車両に合わせて、えぬせさんがMr.ウェザリングカラーや八雲カラーを選んでくれます。砂漠ならこの色、東欧ならこちら、といった定番もあるらしい。私のデザートブラッドレーには、サンドカラー系がやってきました。これまで塗料の色を選ぶときに、世界の土の色なんて考えたこともありませんでした。プラモの奥行きって、こういうところにもあるんですね。  いよいよ、私も汚しに挑戦。最初は濃い色のウェザリングカラーを表面に置き、筆でトントンと広げていきます。続いて、土埃を表現する明るい色を載せて、またトントン。基本塗装だけだったブラッドレーに色が重なり、少しずつ砂埃をまとった姿になってきました。おお、走ってきた感じがする!  ここで面白いのが、どこも同じようには汚さないこと。広くて平たい面には、土が積もったように塗料をしっかり残す。車輪の周辺にはべったりと土を付けて、履帯の隙間にも土を残す。汚れの付き方を考えながら塗ると、さっきまで単なる「模型の表面」だった場所が、埃の積もる面や、地面に触れる部分として見えてきます。組み立てたときとは違う角度から、もう一度この車両を知っていくようでした。  仲間が作業しているところをのぞき込めるのも、製作会ならでは。同じ机で同じように筆を動かしていても、車両や汚す場所が違えば、仕上がりもそれぞれ違います。自分の手元だけでなく、隣の車両にも発見がある。ひとりで試していたら気が付かなかったことが、机のあちこちで起こっていました。  気付けば夕方。テーブルには、思い思いに汚した車両が並んでいました。砂埃をかぶった車体に、泥の付いた足回り。さながら、世界各地での戦いを終えた車両たちが集合したようです。それぞれ用意した台座に載せて、最後は記念撮影。台座のない車両は、作業用のバットの上で。そんなところも、私たちらしくていいんです。  もちろん、最後はいつもの日高屋へ。今日の発見や感想を話していると、筆を置いてからも製作会が続いているようでした。初めての戦車模型を組み立てて、色を塗って、今度は走っていた場所まで想像した。仲間と一緒に始めたプラモデルが、こんなところまで連れてきてくれるとは。やっぱり今回も思います。プラモ仲間、最高だな!
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nippper.com @nippper.bsky.social · 23h
【レビュー】プラモデルを作って解けた、斜銃の謎/タミヤ 1/48 中島 夜間戦闘機 月光 #キットレビュー #軍用機・旅客機 #nippper #プラモデル
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【レビュー】プラモデルを作って解けた、斜銃の謎/タミヤ 1/48 中島 夜間戦闘機 月光
 最近ではECサイトでもAIがオススメまで教えてくれる便利な世の中になった。けれど、たまに選択肢が多すぎてどれを選べばいいか分からなくなったとき、私は街の模型店のドアを叩くことにしている。効率とは真逆かもしれないけれど、求めていたもの以外の情報が視界に飛び込んでくる偶然の出会いは、実店舗でしか得られない体験だったりする。目的のキットを探して棚の端から端まで目を走らせていると、普段なら選ばないようなキットに心掴まれたりするから面白い。  そんなある日、心掴まれたのが夜間戦闘機の「月光」だった。しかし、私が見つけたのは1/48スケール。普段1/72をメインに作っている私に湧く「手に負えるだろうか?」という一抹の不安。ええいままよ、ここで出会ったのも何かの縁とレジを済ませ、自宅に帰っておずおずと箱を開け、驚いた。全く同じBランナーが2枚も入っている!?  すわ、いきなりエラー品を掴んだかと焦ったが、考えてみれば双発機なら左右同じエンジンパーツがあるのは当たり前。1/72スケールに慣れた身からすると、大きなランナーが2枚鎮座する姿はなかなかインパクトがある。ちなみにこの2枚のBランナーには2人のパイロットが付属する。夜間戦闘機のおさらいだが、闇夜に敵爆撃機を叩くのに、索敵から追尾、迎撃まで単座のパイロット一人で行うには負担が大きすぎる。よって、夜間の索敵や航法などを分担する、もう一人の乗員がいるのだ。  そんなことを思い出しながら、まずは説明書に目を通す。手始めにBランナーの二人の兄貴をコクピットに座らせ、ふんふんと説明書を読み進めると目につく独特のストラクチャー。斜銃だ!  さすがタミヤ、恐るべし。1/48スケールでは内部構造の解像度がこうも上がるなんて! コクピット回りを作り終えたら、いよいよ機体と翼を貼り合わせて「士の字型」を組み上げる。さすが1/48の大翼は迫力が違う。また、斜銃の組立で見せたあの繊細な内部構造を覆い隠してしまわないように、斜銃の点検扉は開いたままで飾れるようになっている設計が心憎い。  そして終盤、キャノピーへの取付けを指示される謎のクリアパーツ…なんだこれ? よくわからないまま指示通り接着し、キャノピーごと機体に収めて確認してみるとその正体が判明! 「これはもしや斜銃の照準器!?」 私にとって長らく謎だった斜銃の照準合わせの仕組みが、まさかこんな形で氷解するとは。  結局、初めての1/48スケールにビビっていたのは、初めだけ。ネットでお気に入りをポチるのもいいけれど、リアルに並んだプラモデルを目にし手にして、自分の知る世界が広がってゆくのを感じられるプラモ作りはやっぱり楽しい。たまにはPCの画面を閉じて模型屋の扉を開け、普段とは違ったジャンルにチャレンジしてみよう。そこにはきっと、新しい世界を教えてくれる出会いが待っているはずだから。
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nippper.com @nippper.bsky.social · 30/09/2026
【レビュー】メカスマチームの集大成!傑作プラモデルで楽しめる「モスピーダという伝説」/MODEROID モスピーダ VR-052F(スティック機) #キットレビュー #ロボット・アニメメカ #nippper #プラモデル
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【レビュー】メカスマチームの集大成!傑作プラモデルで楽しめる「モスピーダという伝説」/MODEROID モスピーダ VR-052F(スティック機)
 グッドスマイルカンパニーのプラモデル「MODEROID」シリーズから、1983年に放映されたアニメ『モスピーダ』の傑作メカ、「VR-052F ライドアーマー モスピーダ」遂に発売! このプラモ、グッドスマイルカンパニーのメカチーム・メカスマが培ってきたトイ的合体変形ギミック、グッドスマイルカンパニーが得意とするフィギュア造形、そしてMODEROIDシリーズで毎度こだわってきた「組みやすさを目指したパーツバランス」が見事に融合した傑作プラモです。番組放映当時にイマイより発売され、現在はアオシマ文化教材社が引き継いでいる「1/12 可変モスピーダ」という傑作プラモデルの血脈をグッドスマイルカンパニーが見事にバトンを引き継ぎ、現代のフォーマットに落とし込んだかのような素晴らしさです。多くの人がモスピーダという傑作デザインをサクサクと組めて、ガシガシと変形合体&バイクへのライドを、今この令和に楽しめる……失われた伝説を求めて、そこにグッドスマイルカンパニー・MODEROIDが到達したのです。  『モスピーダ』は1983年10月に放送が始まったタツノコプロによって製作された作品です(僕が生まれるひと月前にスタートした作品!)。僕にとって『モスピーダ』はホビージャパン編集部に配属されたばかりの時に、先輩が特集記事を隣で作っていて、「こんなかっこいいメカがあるんですね! 当時のプラモもめっちゃすごいですね!」と色々と教えてもらった作品。そこからバンダイチャンネルでアニメを見て、オープニングソングのかっこよさもあり全話駆け抜けたのでした。  モスピーダはバイク形態から強化アーマーに変形するという、まさにバイク変形メカの草分けとも言える存在。日本メカデザインの傑作のひとつと言えます。  MODEROIDでキット化されたモスピーダは、スティック機とレイ機。パッケージを並べるとマーシーラビット氏によって描かれたかっこいい1枚絵が完成しますよ。周りのキャラクターたちにもついつい目が行っちゃいます。最終目的地レフレックス・ポイントに向かうまでに彼らが成長していく、心を通わせていく姿には胸が熱くなります。最終回にイエローがカミングアウトし、傑作オープニングソング「失われた伝説を求めて」を披露するところは個人的に大好きなシーンです。  キットの説明書はなんと3冊!! フィギュア、アーマーサイクル(以下わかりやすいようにバイク)、そしてライドアーマーへの変形・装着の方法を詳細に紹介したものとなっています。それだけ箱の中身にはみっちりとしたボリューム!  水転写デカールが付属し、細部のカラーリングやナンバーを表現できます。なかでも注目してほしいのが、この白黒帯「インベイジョンストライプ」。実はこれ、本作品の設定やメカデザインに携わった柿沼秀樹氏のこだわりが詰まったマーキングなのです。モスピーダやレギオスを手がけたのは荒牧伸志氏で、柿沼氏は戦艦類やインビットなどを担当しています。  インベイジョンストライプといえば、ノルマンディー上陸作戦の際に、連合軍の航空機に味方からの誤射を防ぐために施されたマーキング。柿沼氏はこの白黒帯に、番組のテーマである「インビットからの地球奪還作戦」を重ね合わせたそうです。インビットに支配された地球への降下は、未来のノルマンディー上陸作戦だ! そんな思いから、このマーキングが取り入れられたとのこと。  ただ、当時の制作現場ではその意図があまり理解されず、レギオスではかろうじて主人公機にだけ帯を入れられたそうです。そう聞くと、この白黒帯がますますかっこよく見えてきますね。デカールを貼る時にも、地球奪還への思いを乗せたくなります。(参考:月刊ホビージャパン2007年6月号)  フェイスはヘルメットを装着した状態と脱いだ状態を再現できる2種が付属。バイザーは塗装済みのものと、透明のクリアーパーツが選択できます。目と眉は水転写デカールで表現します。目線違いで3種セットされ、それぞれ失敗した時のために予備が豊富に入っています。これは心置きなくチャレンジできる嬉しい配慮です。  成型色(プラスチックの色)も非常にこだわりの強い仕上がりになっています。モスピーダのライディングスーツやバイク外装の色は淡い中間色なのが特徴です。この色を透け感無くとっても上品に表現しています。シルバーのメタリックもかっこいいです。  このままつや消しスプレーを吹いて、プラの色のまま仕上げたいと思えるほど素晴らしいペールグリーンです。ディテールも深くメリハリがあって力強いのも好印象!  MODEROIDといえば「手首!」というほど毎回こだわりある手首を送り出してくれます。モスピーダは銃を持つ専用手以外に、バイクのハンドルを自然と握れる握り手も入ります。丸みのある柔らかな造形もグッドです。  センサー類はクリアーパーツで表現。非常に輝度の高い塗装が最初から施されているので、取り付けるだけでキラリと光るアクセントを楽しめます。展示やアクションを支える台座パーツもセットされますよ。  バイクのパーツは細かなものを極力減らし、大きな塊にディテールを掘り込む手法で構成されています。エンジンのモールドもすごく立体的に仕上がっています。マフラーのような筒状のパーツも1発成型されていて、形状も非常に美しいです。  細部のカラーリングで、まさかのこだわりを見せてくれたのが「段落ち黒」の塗装。こういう部分って自分で塗ると意外とめんどくさい部分。しかし塗られていると模型に奥行きが出ます。こういった「モデラーの喜ぶツボ」みたいなところを塗装済みにして押してくるMODEROIDが僕は好きです。  組み立て中は、シンプルなパーツながらもスライドや回転する軸が各所に現れて、アクショントイを触っているような感覚になります。でもそれぞれのパーツの役割が脳内でもイメージできるので、「俺は今何をさせられているんだ(細かすぎるプラモデルを触っていると襲ってくるモヤモ病)」という感覚にはなりません。むしろ気持ちよくスライドさせた先に、カチッとハマる快感とかっこいい塊が目の前に現れてくる瞬間が連続でやってくるので、プラモを作る手が止まりません。  人型プラモは手と足を二つずつ作らなければいけません。この当たり前の行為ですが、人間同じことを繰り返すのがいつだってちょっとしんどい。でもモスピーダのフィギュア(僕が製作したのはスティック)は、スーツの構造をうまく捉えた分割になっているので、腕や足が爆速で組み上がります。この腕も5分ほどで組み上がりました。  フィギュアは可動のこだわりも抜かりなし! バイクに乗った状態、ライドアーマー状態でもガシガシ遊べるようになっています。こちらは肩。人間の肩甲骨のあたりからグイッと引き出すことができます。これで腕を前方に大きく出せます。  お腹の中には胸部側と下腹部の両方に可動箇所があり、前後左右にスイングできます。  そういったフィギュアの可動ギミックにより、バイクにも自然に跨がれます。組んだだけでとってもかっこいいですね! スティックの素顔状態の造形もとってもイケメンに仕上がっています。  バイクはギミック満載なので、組み上がるのに4時間ほどかかりました。こちらはシンプルな形状のほか、パーツの差し替えでビームキャノンを搭載できます。僕が作ったスティック機は、フロントにミサイルポッドも装備しているので、とっても重厚なスタイルを楽しめます。  バイク自体の安定感と、フィギュアのフィッティングの良さで、お好みのポーズで展示可能。ガシガシ遊べるプラモデルです。  そして本キットの醍醐味である「ライドアーマーへの変形・装着」。この手順は専用の説明書が付くくらい細かいのですが、その中でも特に驚いたのがエンジンの収納。エンジンパーツは左右から力を加えると中央に押し込まれフレーム枠の中に収まります。  エンジンがフレーム内に完全に収納されたことで、バイクの装甲がスライドした空間にすぽっとエンジンが収納されるのです。最後に装甲を閉じれば完成。あれだけ迫力あったエンジンがとってもスマートに収まりました。THE合体などのトイシリーズも手掛けるメカスマチームのノウハウが存分に活かされています。  ターゲッティングセンサーも付属。お好みに取り付けてください。  見事なプロポーション! 多くのメカファンが夢見た、フィギュア・バイク・ライドアーマーの3拍子が高次元でまとまったプラモが今目の前にあるのです。これはぜひとも作ってほしいプラモデル。最近作ったキャラクタープラモデルの中でも一番心踊るキットでした。モスピーダを知らない人も、いや知らない人こそこのプラモデルを買ってデザインのかっこよさ、プラモデルの楽しさを体感して欲しいです。超おすすめです。それでは。
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nippper.com @nippper.bsky.social · 29/09/2026
そのティラノ、いつ完成するの?/3歳児が教えてくれた筆塗りの時間。 #コラム #筆塗り #塗料 #nippper #プラモデル
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そのティラノ、いつ完成するの?/3歳児が教えてくれた筆塗りの時間。
 国立科学博物館のミュージアムショップ。3歳の息子に「これは塗装できる恐竜のフィギュア。フツウのティラノと羽毛ティラノがあるけどどっちがいい?」と尋ねると、より雄々しいポーズの羽毛がいいと即答する。原型は恐竜造形の大家である荒木一成氏。価格は抑えめ。即物的に何かが手に入って嬉しいということよりも、買って帰って自分で手を動かすのが楽しみだというところにウエイトのある、すばらしいお土産だ。  パパはそれなりにプラモデルを組んだり塗ったりするのがうまいので、パッケージに込められた段取りを踏まえながらそれなりに納得できる完成品になるかどうかを2週間にわたってあれこれ考えていた。息子よ、まずパッケージに入った線画にクーピーかなんかで色を塗って、完成したときのイメージを決めるのだ。そしたら欲しい色を調色してお渡ししてもよろしい。下地処理が必要ならプライマーも塗っておくべきか?なんにせよ、息子の塗装デビューをパパが徹底的にサポートしてやろうではないか。  はい。そんな親心はどうでもいいですね。待ちに待った日曜日、箱に入ったティラノと絵の具を出せ、筆とパレットをよこせ。わかりました。どうぞ気の向くまま、塗ってくださいませ。  筆は使えるのか?水の入った筆洗がわりのカップをぶっ倒さないか?絵の具でテーブルをビタビタに着色しないか? ……親の心配をよそに息子はめちゃくちゃ器用に筆を動かし、「まずは赤なんですよね〜」「ピンクもいいですね〜」などと言いながらドシドシとティラノサウルスを塗っていく。  白黒赤黄青緑の6色セットになった同梱の塗料は水で薄められるタイプのものだったが、ピンクがほしければ赤と白を混ぜなければいけないし、そもそも希釈のコントロールがかなり難しい。ちょっとでも水が多いとシャビシャビになってフィギュアの表面を流れ落ちてしまうし、モッタリと濃いまま塗ろうとすると筆が走らず塗り拡げにくい。 最初の数分は私も我慢して眺めていたが、3歳児でも「塗り心地がよくない」ということにすぐ気がつく。  こういうときはですね、最初から調色してあってすこぶる塗りやすいプラモデル用の塗料を使えばいいんです。家には売るほどありますから。水性ホビーカラーないしタミヤカラーのアクリル塗料ミニなら匂いもキツくないし筆は水で洗えるし机に色がついてもキッチンマジックリン使えば落ちます。  何色がいいっすか。ピンク。ございます。少々お待ちくださいね。紫。もちろんございます。どうぞどうぞ。青はトーンの違うこれとこれがありますが、どっちがいいですか? おっ、濃いほうを選びますか。赤もちょうだい。え、さっきの青と混ぜるんですか。ぐるぐる。またとんでもない色をお作りになられるんですね。  ひととおり白いところがなくなるまで全体をペタペタと塗りまくり、「もうだいたい塗れたんじゃないんですか」と声をかけると「まだだよ、次は黄色」「こんどはまた紫」「口の中は青だよ」「黒もちょうだい」と色を次から次に重ねて塗りまくる。なるほど、この人はアタマの中にある完成形に向かって塗っているのではなく、筆を動かすと塗料が表面に乗り、色が変わるといういまこの瞬間を楽しんでいるだけなのだ……!」ということに気がつく。  穂先を垂直に叩き付けるように塗った時のテクスチャ、カサカサの塗料をこすりつけて現れる模様、瓶生の塗料をボテッと乗せた時のハッとするような鮮やかさ、混色して現れる思いもよらぬベージュの色合い。私たちがあれこれと名前を付け、再現しようとしている筆塗りのあれこれを、息子はいっさい教わることなく、ただ眼の前にあるものと交流しながら自分で見つけ出し、「かっこいいねえ」「おもしろいねえ」「すっごいねえ」と驚嘆していた。  まるでカメレオンのように何度か全身を塗り替えられたティラノサウルスは、「もうおしまーい」と宣言したその瞬間の色合いでリビングの特等席に飾られている。息子にとってはある種のパスタイム、要は休日の暇つぶしのひとつだったかもしれないし、気が向いたときにその上からまた色を塗られるのかもしれない。もちろん「巧拙や既成概念とは切り離されているからこの"作品"は素晴らしい」などと言うつもりはない。しかし私にとってこのティラノサウルスは、立体物を塗るという遊びの原初的な楽しさを教えてくれたすばらしい先生に見える。我が家にひとり、筆塗り仲間が増えたことを、私はとても嬉しく思う。
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nippper.com @nippper.bsky.social · 29/09/2026
【レビュー】タミヤMMの思想と楽しみ方が樹脂化されたレジェンドプラモ/「タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュア No.26 ジェリカンセット」 #キットレビュー #戦車・軍用車両 #タミヤMM #nippper #プラモデル
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【レビュー】タミヤMMの思想と楽しみ方が樹脂化されたレジェンドプラモ/「タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュア No.26 ジェリカンセット」
 1970年代の前半、タミヤのミリタリーミニチュアシリーズ(MM)は大ブームを起こしていました。その当時の勢いを感じられるアイテムのひとつが、1973年に発売された「ジェリカンセット」です。  戦車にしてもその他の車両にしても、動かすために必ず必要なのが燃料です。戦場に都合よくガソリンスタンドがあるわけでもなく、さらに軍隊は戦況に合わせて動き回ります。なので人類が戦闘車両を陸戦で使うようになって以降、移動する部隊にどうやって燃料を補給するかは悩みの種となりました。そんな悩みから生まれたのが、燃料を携行・輸送するための各種の缶です。車両にこれらの缶を積んで移動し適宜補給を行うことは、地上部隊にとって非常に重要なこととなりました。  ……というのは当たり前の話なんですが、戦車模型においてそんな地味なアイテムが商品化されたのは驚くべきことと言っていいはず。確かに大戦当時の写真にはジェリ缶を積んだ戦車やドラム缶からの燃料補給の場面が色々と写っていますが、あくまでプラモデルにおける主役は戦車。脇役も脇役、「なんでこんなものが?」と言いたくなるジェリカン・ドラム缶がプラモデルとして発売されたという事実からは、1970年代前半のMM人気の凄まじさを感じます。「戦車模型といえばモーターで動くもの」という常識を覆し、「動かない戦車模型を使って情景を作ろうぜ!」という新たな遊びをあの手この手で啓蒙し、結果としてヒットさせたMMならではの事態です。  このキットの箱を見ると、ジェリカン・ドラム缶のなんたるやをかなり頑張って説明している点に気づきます。箱の表面を見ると缶類にのみ色がついており、それを持つ兵士は簡単な線画のみ。パイプを使ったドラム缶からジェリカンへの燃料の小分けや、戦車への補給の様子、はたまたバリケードとしてのドラム缶の転用まで、このキットの使い道を視覚的に把握できるパッケージになっています。  箱の裏側には、テキストによる解説が掲載されています。米軍とドイツ軍に見られるジェリカンの形状の違いから、実際の使い方や車両への搭載方法、塗装のルールまで、「こうやって遊ぶといいんじゃないでしょうか」という解説が事細かに書かれています。実際のところ「いろんな色があるので好きに塗ればいいし、好きに積んだらいいですね」くらいの話ではあるんですが、そんなぶっきらぼうで不親切な態度では、誰も情景なんてめんどくさいものは作ってくれません。丁寧な解説やイラストから「じゃあこうしてみようかな」というアイデアが浮かんでくるようになっており、なるほどプラモデルを買う時、我々は未来や可能性に対してお金を払っているんだな……と納得できるようなパッケージとなっています。  1973年のプラモデルなので、中身は今見ると牧歌的。現在のAFVモデルについているジェリカンは取手や注ぎ口が別パーツになっていたりして、ジェリカン1個が4〜5パーツの構成だったりすることもしばしばですが、この時期は潔く左右に真っ二つです。それでもドイツ軍型と米軍型がセットされていて、ドイツ軍の方が歪み防止の凹みの入り方がひと手間多い形状になっていることがわかります。ジェリカン1個からでもお国柄が伝わってくるのが面白い。  改めて見ると、ボコボコに凹んだドラム缶とまっさらでツルツルのドラム缶が入っているのはなかなか嬉しい。「まっさらのドラム缶だけじゃあ、情景が作れんでしょうが!」というタミヤの意気込みが伝わってくるようです。  バケツの形状もまじりっけなしの「ザ・バケツ」といった風情。それでもハンドルが別パーツになっていて、表情をつけられるようになっているあたり芸が細かい。時代を感じるのは間違いないですが、しかしちゃんと情景での使われ方を想定した内容になっているあたり、やっつけの色物ではなく真面目に考えて企画・設計されたプラモデルであることがわかります。  今でこそAFVモデルの世界では、車両やフィギュアではない「アクセサリー」のキットが当たり前に存在しています。が、1970年代前半にはアクセサリーどころか、モーターで走らない戦車模型自体が新しかったはず。シリーズ発足からたった5年ほどで「じゃあ車両に乗せたりフィギュアと組み合わせたりして使う"アクセサリー"があったら嬉しいよね」という発想にまで辿り着いている点からは、MMの誕生というビッグバンがいかに激しいものだったかがわかります。もちろん現在のAFVモデルのアクセサリーとして使ってもOK。往時のMMのパワーを受け取れるアイテムです!
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nippper.com @nippper.bsky.social · 28/09/2026
【塗料レビュー】Arrtxのメタリック30色、プラモデルに塗ってみよう!/ペンで塗れる最高の「青竹色」を発見。 #工具 #水性塗料 #塗料 #nippper #プラモデル
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【塗料レビュー】Arrtxのメタリック30色、プラモデルに塗ってみよう!/ペンで塗れる最高の「青竹色」を発見。
 プラモデルの細部を気軽に、そして綺麗に塗装が楽しめる手段として今最も注目されている「水性アクリルマーカー」。その中でもArrtxのマーカーは色数や種類が豊富で、多くのモデラーから注目を集めています。その中でも今僕が気になってゲットしたのがこちらの「メタリックカラー30色セット」。メタリックはプラモデルにおいて、センサーやメカ部によく塗られる細部塗装の定番。このマーカーセットを使用すれば、色の選択肢を増やしながら、手軽に塗装もできるのではないかと思ったのです。そこで、30色を1本ずつ活用してnippperで連載のようにお届けしていこうと思います。  僕は今、零戦を個人的に作っています。この零戦や日本海軍機のメタリックカラーの定番として登場するのが、「青竹色」。機体内部などに塗装される錆止め塗料で、青みあるメタリックグリーンのような色になります。これにそっくりな色を今回このセットに見つけました。まずはこの1本から、僕の模型で試していこうと思います。  青竹色は、零戦などの日本海軍機で、機体内部の防食塗装を再現するときに使う色(写真の模型はハセガワの天山)。模型では、こうした翼の内側などに塗る機会があります。外からちらりと見える青緑の輝きが、いいアクセントになるんですよね。ただ、内側の一部分のために塗料を出して、筆を用意して……というのが、ちょっと面倒に感じることもあります。ここをマーカーで塗れたら、組み立ての途中でも気軽に色が足せて、さらに製作がスムーズになります。  このセットには、金や銀だけでなく、青や緑、ピンクなど、さまざまなメタリックカラーが揃っています。まずは白い紙に描いて、色味をチェック。今回は手元のペーパーパレットに試し塗りしました。キャップの色は目安になりますが、実際にどんな色が出て、どう輝くのかは、塗ってみないとわかりません。キャップの色とかなり異なっている色もあるので要注意です。  そして今回の主役、それが「J29」。青みのあるメタリックグリーンです。キャップやペン底の色からしてかなり「青竹色」です。実際に水性ホビーカラーの青竹色と比較してみましょう。  そこで、水性ホビーカラーの「H63 青竹色」と並べてみました。ペーパーパレットにそれぞれ塗って比較すると、僕の目にはほぼ同じ色味に見えます。「なんとなく使えそう」と思って抜いた1本が、いつも使っている模型用塗料とこんなに近い。これはちょっと得した気分です。  さっそくパーツにも塗ってみましょう。キャップを外したら、そのままペン先を滑らせるだけ。グレーのパーツに、あの青竹色がのっていきます。メタリック感もしっかりあって、光が当たるとキラッ! 欲しかったのは、まさにこの感じです。今回試したところ、完全に乾燥させてから同じマーカーで塗り重ねても、下に塗った色は剥がれませんでした。薄いところを見つけたら、乾燥後にもう一度塗って整えられます。また、しっかり乾燥させた塗膜には、エナメル塗料でスミ入れもできました。ペンで色を塗ったあとに、彫刻を際立たせる楽しみも残っています。  30色セットを思い切って買って、まずは色を手元に置いておく。こういう買い方もいいものです。すべての色の使い道を、買う前から決めておく必要はありません。プラモを作っている途中で「このセットのあの色、使えるかも」と思ったら、すぐに取り出して試せる。その一歩で、ずらりと並んだマーカーが、自分の模型をかっこよくする道具になっていきます。  今回は「J29」が、青竹色をペンで塗る楽しさを教えてくれました。次はどの色が、僕の模型に寄り添ってくれるのか。30色の中から、また気になる1本を抜いてみようと思います。次のレビューもお楽しみに!
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nippper.com @nippper.bsky.social · 28/09/2026
【レビュー】作品展で買う一期一会のプラモデル/テオヤンセンのストランドビースト #キットレビュー #nippper #プラモデル
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【レビュー】作品展で買う一期一会のプラモデル/テオヤンセンのストランドビースト
 ベージュ色の脚がわさわさ生えた奇怪な構造物が風の力で砂浜を歩く、一見するとアートなのか珍発明なのかわからない謎のオブジェを作る、テオ・ヤンセンというアーティストがいます。名前を聞いたことがなくとも、一度はメディアでその作品を目にしたことがあるはずです。90年代から制作をスタートしており、作品のインパクトと存在感の強さから定期的に話題を集めている造形作家です。
 そんなテオ・ヤンセンの作品展が富山県立美術館で開催されていたので行ってきました。  テオ・ヤンセンの作品は細いベージュ色の塩ビパイプから構成されており、それぞれの部位が軸構造で組み合わさることで動くようになっています。関節はなんとパイプの一端を切り出して巻き付け、焼嵌めと結束バンドにより結合されており、合理的ながらも生々しい雰囲気を醸し出しています。所々に空気を送るチューブがあり、ペットボトルに圧縮空気を詰め込む仕組みが張り巡らされています。この機械的かつどこか有機的なディティールは、すべてプラスチックという有機物から構成されている「生き物」だから、というのがこの作品の中心にあるようなのです。  会場にはテオ・ヤンセンが機構の検証をするために制作した動作モデルも展示されていました。近くで見るとディティールの密度に圧倒されます。縮尺のためにパイプの太さや関節がオーバーにできているのが分かるでしょうか。模型といえば模型なのですが、同じ作者が同じ製法で作り出したこれ、もしかするとストランドビーストの幼体なのかもしれません。 いやあ、いいもの見たなあ……と思って会場を後にすると、ミュージアムショップではストランドビーストのプラモデルが山積みになっているではないですか。ストランドビーストのプラモデル。いや、さっきの理論で言えばこれは本物?混乱した頭のまま手に取りレジに向かいました。  せっかくなので、今回は5歳の息子と一緒に組み立てをしてみました。ムカデのごとく同じ形のパーツがウゾウゾと生えている都合上、ほとんどの工程が脚のリンクの組み立てに終始するのですが、これが子供と一緒に遊ぶにはちょうどよかったです。ニッパーでたくさんあるリンクのパーツを切り離してもらうその間に、私が素早く組み立てを進める分担で進めていきました。  途中状態を見せることで、リンクがどのように動くのかを実演してみせることができるのも楽しいです。組み立て中はリンクが少し外れやすかったりはしますが、組み上げてしまえばパーツが脱落するようなこともなく、しっかりとしたたたずまいのストランドビーストが出現します。  最後に風車を取り付けて完成。息を吹きかけるだけでスルスルと脚が動き出し、音もなく軽やかに歩きだすので結構感動します。やっぱりこれはストランドビーストの幼体なんだ、なんて夢想することもできますよ。販売は会場限定となっておりちょっと手に入りづらいキットなのですが、お近くの街にテオ・ヤンセンが来た際には、ぜひ。
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nippper.com @nippper.bsky.social · 27/09/2026
【レビュー】ミニなのにデカいし、大きさにこそ意味がある/タミヤ 1:12 ミニクーパー1.3iの再販を祝おう! #キットレビュー #自動車 #nippper #プラモデル
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【レビュー】ミニなのにデカいし、大きさにこそ意味がある/タミヤ 1:12 ミニクーパー1.3iの再販を祝おう!
 「ミニなのにデカい!」。およそ10年ぶりに再販されたタミヤの1/12 ミニクーパー1.3iを見れば、誰もがそう言いたくなるはず。デカいプラモデルはとてもいいんだよ。存在感があるし、特別な買い物をした感じも嬉しい。しかもこのミニは、パーツを見るだけでも「プラモデルって、デカいとこんなことまでできるのか」と教えてくれます。カーモデルのスタンダードスケールである1/24から体積比で8倍、眺める楽しさも手を動かす楽しさも、たっぷり詰まっています。  シートを見れば、フェイクレザーとファブリックの質感がきちんと作り分けられています。縁を走るパイピングもくっきりしていて、1/24では塗り分けるのをためらうような細い線にもなんとか色を入れられる気がしてきます。ドア内張りやハンドルに刻まれたシボもすごく楽しい。同じプラスチックなのに、場所によって違う素材に見えるのがプラモデルのおもしろいところ。ひとつのパーツに込められた情報を目で拾うたび、「なるほど、倍の倍の倍というのはこういうことか」と嬉しくなります。  今回の再販でアピールされているカーペット風のカット加工済みシールもぜひ見てほしいところ。これは実際にモフモフした素材のシートなのですが、床に貼るだけでプラスチックに塗装したのとはまた違う質感が室内に加わります。1/24では毛足や厚みが目立ちすぎてしまうような表現も、1/12ならカーペットとして成立しちゃうというわけ。大きな模型は、使える素材や表現の選択肢も広くなる……という意味でも、ビッグスケールの包容力を感じます。  ところが、箱の中を見渡してもパーツの多さにぐんにょりすることはありません。構成の印象は1/24のミニとそう変わらず、しかしひとつひとつの部品が大きいゆえに見どころが増えているということがわかります。「タミヤの技術を全部注ぎ込んだ超細密模型」という内容ではなく、ほどよい部品数にまとめられているのが、このミニのいいところ。そもそも題材がミニという小さくて親しみやすいクルマですから、「ビッグスケールのカーモデルをもっといろんな人に作ってほしい」という意思が車種選びからもパーツ構成からも見え隠れします。  塗り分けについては、筆やマスキングの出番があちこちにあります。実物の色分けに合わせてパーツを細かく分割する最近のキットとは、少し違う付き合い方になるでしょう。ただ、その作業にも大きさの恩恵があります。塗るべき場所が見えるし、筆先を動かす余地もある。モールドに沿ってテープを貼るにも、この広さはありがたい。細部をちゃんと塗りたいという気持ちに、自分の目と手がついていける。ビッグスケールというとなんだか上級者向けだよな〜と思われがちですが、実際には個々の作業が楽になるという利点もあるのです。  ボディパーツを改めて眺めると、フェンダーのフチが薄く、窓を囲むピラーも良い意味で華奢に見えます。パネル同士のチリも実車らしい。プラスチックの成形品は、どこまでも薄くできるわけではないから、小さな模型では厚ぼったく見えてしまう部分も、そもそもの体積が大きくなれば相対的に薄く見える。だから1/12のボディには、そのボリュームに反して「繊細だな」と感じられるところがいくつもあります。細かい作業がしんどくなってきた人にとっても、このシャープな造形を無理なく楽しめる大きさは嬉しいはずです。  ミニは1959年生まれですが、このミニクーパー1.3iは1992年に登場したモデル。キットの初版は1995年で、当時の現行車を模型にしたものです。そしてタミヤのオールプラスチック製1/12スケールカーモデルとしては、いまだ最後発と呼べる一台でもあります。古いクルマの昔のプラモデル、と片付けるにはもったいない切れ味と親しみやすさを兼ね備えた名アイテム。再び手に入るようになったこの機会に、まずはシートひとつ、ボディひとつをじっくり眺めてほしい。塗ってみたいところが見つかったら、そこからアナタだけのデカいミニを作り始めましょう!そんじゃまた。
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nippper.com @nippper.bsky.social · 27/09/2026
【レビュー】いきなり120色!貴方の模型環境に革命を起こそう!/Arrtx 120色 水性ペイントマーカー #塗料 #nippper #プラモデル
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【レビュー】いきなり120色!貴方の模型環境に革命を起こそう!/Arrtx 120色 水性ペイントマーカー
 「塗りたい!」という気持ちを即実行に移せるのが、水性ホビーマーカーのストロングポイントだ。小3の息子がプラモする際、塗らないと気がすまない部位があると道具棚からマーカーを引っ張りだしては色を塗り足している。既存の水性塗料もそれなりにストックあるのだが、今までそれには一切手をつけようとしなかったので、このツールが「機会創出」を成していると言える。「水性ホビーマーカーがあったから塗った。なかったら塗らなかった」とはプラモと向き合う姿勢しだいではあるのだが、どうあれ近年このツールが群雄割拠な状況からホットな塗料ジャンルなのだと言える。  マーカー塗装がトレンドになりつつある今、その理由としてホビーマーカーの進化が大きい。綿密な塗りから平塗りまで対応できるペン先、そして申し分ない発色と隠蔽力のある水性塗料が合わさり、新世代のホビーマーカーとして実用に申し分ないツールとなっている。そんななか、我が家ではDSPIAEのマーカーを愛用してきたのだが息子が毎度「肌色がない!」というので、この機会にArrtxの水性アクリルマーカー120色セットを新調してみたのでその使用感をレビューする。  この機会にチョイスしたキットはマックスファクトリー『1/72 Scale 太陽の牙セット』だ。チーム太陽の牙の面々、10名それぞれスタイルも肌色も特徴極まっているのでArrtx120色セットを試すのにもってこいのテストピースだと思えた。なにより、自分が絶賛ダグラムプラモブームなので塗りたい気持ちが爆発しており、ヤル気が、塗る気が凄い!  思ったよりウェットな塗布感で、使い勝手はたいへんカジュアル。今回みたいな綿密な塗装ならば重ね塗りは必須ではなかった。そしてArrtxのマーカーを使うならば以前紹介された『カラーチャート』を用意してからの運用はマストだった。キャラクター設定画と各色の発色を見比べながらマーカーをチョイスしていく。肌の色がまさに十人十色なチーム太陽の牙なのだが、ほぼほぼ近似色を当て込むことができた。さっそく120色セットという多色っぷり、その本領を発揮させられて大変満足。反面、淡い色を基本としたセットなので、濃紺とか濃いめの色はブラックを下地にして色を立ち上げていくか(隠蔽力がそれなりに強いので下地色の影響は少なめ)、他から用意せざる得ない。  Arrtxのマーカーは乾燥したらマットなツヤ消し仕上がりとなり、パステル調の色彩と相まってたいへん良い雰囲気となる。ただ今回、タフな道を歩むチーム太陽の牙ということで、プレコー半光沢を吹いてからタミヤ スミ入れ塗料(ダークブラウン)を軽くまぶしてリアル感を足してみた。エナメル溶剤で拭き取って仕上げようとしたら塗面が剥がれる部位もあったので、Arrtxのマーカー塗料をしっかり定着させるならば下地にサーフェイサーかツヤ消しトップコートを吹いておいた方が無難だといえる。今回はあえてプラスチックに直塗りして試したのだが、それなりに塗料は定着しているので良く触ったり、こすれたりする部位でなければプラ直塗りで良い場合もあると思う。  Arrtxの水性アクリルマーカー120色セット、1万円を超える出費となるが、ホビーカラーを120色揃えることを考えたらぜんぜんリーズナブルである。プラモに塗装された色の総量で、模型のリアリティが累積されるという考えなので、とりあえず120色も手数が増えるというのは模型環境の革命が図れるといっても過言ではないと思う。  さて、これまで愛用していたDSPIAEのマーカーはもう不要となるかというとそうではなくて、明確な役割区分を確認できた。Arrtxの120色セットはまずメタリック系が金と銀しかなくて物足りない。DSPIAEはメタリック9本セットはガンメタリックなどあって活用するシーンが大変多い。あと、メカのセンサー類とかを塗るのにも重宝している。通常色12本セットの方も白や黄の隠蔽力が高くてこれまた調子良い。私も息子も当分はこの2つのマーカーが手放せないプラモ生活が続きそうだ。
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nippper.com @nippper.bsky.social · 27/09/2026
「はじピン」はツル首形状も最強のピンセット!Anex はじピン 先丸鷲型もマストバイな理由。 #工具 #nippper #プラモデル
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「はじピン」はツル首形状も最強のピンセット!Anex はじピン 先丸鷲型もマストバイな理由。
 先日久しぶりに艦船模型の最上を作った際、驚くべきことにパーツを一度も落としたり弾いたりしませんでした。なのでこれまでよりも圧倒的に早く組み上げることができました。それを成してくれたのがこのピンセット「Anex はじピン 先丸鷲型」です。細かなパーツの取り扱いに困っている方にはまさに救世主とも言えるすごいピンセットなので、まだ使ったことがないという方は、これを機にぜひゲットしてください。  先丸鷲型というのは通称ツル首とも言われている形状で、先がカーブしているのが特徴です。このカーブによって、入り組んだところ避けるようにパーツを所定の位置に置いたりできます。まさに艦船模型のような小さなパーツを混み行った場所に貼っていく作業にはとても便利なのです。  この他に先丸タイプというストレート形状のものもあります。そちらはキャラクターモデルなどととても相性が良いです。つまり両方持っていると幸せというわけです。  はじピンは先の特殊形状によってパーツをガッチリと保持します。タコの吸盤のような細かな加工が見えますね。これによりパーツが固定され、少ない力でかつしっかりとホールドできます。変な力が加わりにくいのでパーツも弾かれにくくなるのです。  このような丸いパーツも簡単つまめて、しかも長時間ホールドできるほど安定します。接着位置をじっくりとみてパーツを貼りに行けるので、より丁寧な組み立てが可能となります。  こんな小さな探照灯のパーツを保持しながら、カメラ撮影も可能。それだけしっかりと安定して保持できます。  パーツを所定の位置に置いてからの位置調整もすごくしやすいです。はじピンの安定感は「摘む、貼る、調整する」の3点をしっかりとサポートしてくれます。  こちらは半年ほど使った僕のはじピン 先丸鷲型。先端のホールド力は全く落ちてないので、最高に快適。あまりにも使いやすいので、先日もう1本買い足してしまいました。自分の手の代わりになってくれる高性能ピンセットがあると、さらにプラモデル製作は楽しくなります。ぜひこの機会に「はじピン 先丸鷲型」をゲットしてください。
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nippper.com @nippper.bsky.social · 26/09/2026
【レビュー】ふたり乗り、アンテナつけて夜を往く/ハセガワ Me262B-1a/U1 “ナハトイェーガー” #キットレビュー #軍用機・旅客機 #nippper #プラモデル
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【レビュー】ふたり乗り、アンテナつけて夜を往く/ハセガワ Me262B-1a/U1 “ナハトイェーガー”
 一人乗りの飛行機から派生した複座型が大好物の私です。もともとひとりで飛ぶために設計された機体に、人間というデカい荷物をもうひとつ押し込む。そのせいでキャノピーが後ろへ伸び、見慣れた飛行機のシルエットがイビツになる。Me262B-1a(練習機型)もまさにそれなんですが、そこへ「夜間戦闘」という機能を付与しちゃったのがこの飛行機です。機首から空力的にはどう考えても邪魔そうなレーダーアンテナがニョキニョキ生え、腹は下から見た時に夜空に溶け込むよう黒く塗られている。詳しいことを知らなくても、ひと目で「これはフツウじゃありませんね」と分かります。  ハセガワの1/72 Me262も、もともとのパーツを見ると複座型への展開をちゃんと意識して作られているのが分かります。基本になるMe262へ後席まわりや二人目のパイロット、長いキャノピーを足して複座型になる。実機が「もうひとり乗せる」ことで姿を変えたように、プラモデルのほうも追加パーツを重ねることで原型のMe262から少しずつ遠ざかっていくのがおもしろいところです。  問題は、機首に装備されるレーダーアンテナです。幹になる部分はプラパーツですが、そこから伸びる細い枝は付属のφ0.4mm金属線を自分で切って作ります。ウソだろ! 長さ11mmと12mmのを4本ずつ切り分け、それを幹となるプラパーツに瞬間接着剤で貼れと説明書に書いてあるぞ……。  「幹」の裏側には、たしかに金属線を置くためのくぼみらしきものが彫ってあるんですが、肉眼ではほぼ見えません。そこに左右の長さと角度を揃え、瞬間接着剤で固定するというのはだいぶハードコアです。レーダー付きだからこのキットを買ったのに、そのレーダーこそが最大の工作ポイントとして待ち構えている! 頑張るしかないけども!  とはいえ、レーダーを取り付ける前までとりあえず飛行機本体を組んでみると、ものすごく気持ちいい。エンジンと主翼の接合部が少々タイトだったくらいで、胴体も翼もよく合います。パーツ表面のディテールもシャープで、Me262の独特なスタイルがたっぷり味わえます。この基本形のカッコよさはかなり強いぜ。  もちろん、アンテナが面倒なら付けないという手だってあります。そうすれば/U1ではなく普通のMe262B-1aとして楽しめるし、長く伸びたキャノピーだけでも一人乗りとは十分に違う。けれど、せっかくなら最後に金属線を切って、瞬間接着剤と格闘して、機首からあの妙なアンテナを生やしてやりたい。そこまで行けば、複座で、夜戦で、腹が黒くて、鼻先には明らかに邪魔そうなものが突き出したMe262が完成します。見た瞬間に普通じゃないと分かる飛行機を作るんだから、その最後くらいちょっと普通じゃなくてもいいでしょう。
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nippper.com @nippper.bsky.social · 26/09/2026
【レビュー】「傑作らしい」を、作って納得に変える。彫刻も組み立ても気持ちいい、ハセガワの1/48「零観」。 #キットレビュー #軍用機・旅客機 #nippper #プラモデル
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【レビュー】「傑作らしい」を、作って納得に変える。彫刻も組み立ても気持ちいい、ハセガワの1/48「零観」。
 ハセガワの1/48 零式水上観測機、通称「零観」といえば、飛行機モデラーがこぞって「傑作!」と太鼓判を押すアイテム。誰に聞いても「あれはいいプラモだよ〜」とは言ってくれるんですが、ただ実際のところ何がそこまで傑作なのか、自分にはよくわかっていませんでした。ということで今回改めて作ってみて、まずビックリ。確かにこれは傑作、飛行機模型にあんまり触れたことのない人にこそいじってみてほしいプラモデルだな……と思った次第です。  箱を開けてまず驚いたのが、パーツ表面の彫刻の見事さ。2009年発売なのでいわゆる「最新キット」ではないですが、モールドのダレはほとんど見られず、どの彫刻もシャキッと粒が立っています。特に上下主翼表面の羽布張り部分のメリハリは見事。ちゃんと「細いフレームの上に薄い布が張られていますよ!」というジャスチャーが効いており、さらに周囲の金属部分のカッチリしたリベットの彫刻との対比もあって、パーツを見てるだけで面白い。水上機らしいフロートも、いかにも「薄い金属でできた、中ががらんどうの物体」という雰囲気があります。確かにこれは出来がいい。  工程的には「まずコクピットを組み立てます」という飛行機模型のオーソドックスな構成。なので最初は細かい部品と格闘することになります。1/48ということで再現度は高め、なおかつ複座でパーツ数も多めということで、慣れていないとここはちょっと大変かも。組み上がってみれば、精密感のあるみっしりしたコクピットができあがるので、各種接着剤とちょっといいピンセットを手に立ち向かってほしいところです。コクピットさえ乗り越えてしまえば、あとは胴体や主翼といった大きいパーツをバンバン貼り付けていく工程が続き、一気に飛行機の形になっていきます。最初にこういうダイナミックな工程があれば勢いもつくんですが、これはもう「胴体のガワの中に一番細かい部分が埋まっている」という飛行機模型の宿命ですね。  組んでて「すげ〜」となったのがパーツの合わせ目の処理。主翼や尾翼のパーツを胴体に組み合わせた時の合わせ目のラインが、ちょうど外板の継ぎ目になるように処理されているんです。ガンプラで見るやつじゃん。ガンダムは「パーツや金型の都合に合わせてモビルスーツのパネルラインをデザインする」という荒技が使えますが、実在の軍用機はそうはいかないわけで、それを特に自慢するでもなくヒョイッとやっちゃってるこのプラモはけっこうすごい。傑作と言われるだけのことはありますね。  もうひとつ、「すごいな!」と思わされたポイントが上下の主翼の固定。複葉機のプラモデルで難しいのが、上下の主翼をどう固定するかという部分です。なんせ空を飛ぶメカなので複葉機の翼間の支柱は妙に細かったりして頼りないことが多く、位置を合わせながらしっかり固定するのは案外難しい。ですがこの零観は下翼と胴体に支柱を立て、そのまま上翼をがちっと押し込んで固定すればそのまま完成。よっぽど組み立てプロセスがミスっていない限り、細かい調整なしで上翼を固定できます。塗装も挟まるとさらにややこしくなる工程ですが、これなら「上翼と下翼&胴体を別で塗っておき、完成したところで合体させる」というシンプルな作り方で攻略できそう。パーツの精度が高いからこそ可能になった離れ業ですね。  機体を組み立て、付属のドーリーに乗せれば零観が完成! スマートな紡錘形の胴体といい、前後が詰まった思いのほか小ぶりな主翼といい、見るからに軽快そうな雰囲気がよく出ています。「戦艦の着弾観測用に作られたにも関わらず、空戦にも爆撃にも活躍した高性能なオールラウンダー」だったという零観ですが、見た目からもその性能の高さが伝わってくるようです。コクピット周辺以外にはさほど難しい部分もなく、バンバン形になるのも好印象。フィギュアを乗せてしまえば細かい部品がくっついていなくても大して気にならないはずなので、「さっさと飛行機の形にしたい!」という人は最初からフィギュアを乗せるつもりで作るのもよさそう。  ということで作ってみればなるほど納得、これは確かに傑作だわね……というハセガワの1/48 零観。パーツの精度も高く彫刻もシャープそのもの、特にメリハリの効いた主翼周りのモールドは一見の価値ありです。入手しやすいプラモデルでもあるし、これは普段飛行機模型に触れたことのない人にこそオススメしたいアイテム。「飛行機のプラモデルって、こんなに情報量のあるジャンルなんだ!」という驚きがあるキットなので、ぜひトライしてください!
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nippper.com @nippper.bsky.social · 25/09/2026
【レビュー】明日テントが欲しいから/3つ作ってわかるタミヤのテントの素晴らしさ #キットレビュー #情景 #nippper #プラモデル
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【レビュー】明日テントが欲しいから/3つ作ってわかるタミヤのテントの素晴らしさ
 9月19日(土)に「MGCON」というミニチュアゲームの祭典に出ました。それに際し、最終打ち合わせで仲間が「飾り映えのためにテントとか欲しいなー!」と言い出したのです。あと一週間しかないのに何を言うんだ。しかし、解散して自宅の最寄駅に着く頃には解決策が浮かんでいました。タミヤにテントのプラモデルがあるじゃないか。   ひとつじゃ物足りないので3つ買って作ることにしました。昔作ったときは全然気づかなかったことがあって、それは入り口の開け閉めのバリエーションを作る工程における工夫です。閉めている部分のパーツを切り離して、開いているパーツを取り付けるのですが、切り離しやすいように溝があらかじめ彫ってあるんですね。これをカッターでなぞるだけで気軽に切り離せる。また、裏側にはよく見るとところどころに何かの位置決めと思しき細いケガキの跡があって。プラモを設計するにあたっての人の手が入っている証みたいで、発見できて嬉しい。  スプレーで塗装してからドライブラシを全体にかけると、布そのものの質感やシワの溜まり方が浮き上がってきて、重くて分厚い生地なんだなというのがよくわかります。昔のプラモデルならではと言いたくなるような、シワのうねるような表現がデフォルメの効いたミニチュアゲームのコマととにかく相性がいい。こんな風に過去のプラモデルの価値を再発見できたことがとても嬉しかったです。  複数のテントを作ってわかったのは、色とりどりに塗れば軍用とも違うテイストの仕上がりになるということ。また結構大きな平面が出来上がるので、そこはデカールやシールで遊ぶには格好のステージ。虎の子としてずっと使っていなかった瀬木木材のデカールを貼ったやつは一番のお気に入り。マイクロエースのT2000という三輪トラックについてきたものです。今回は動物たちが人間のような生活を営むファンタジーの世界に住まうテントとして作りましたが漢字が混ざったことで異国から持ち込まれたモノである空気を演出できました。  当日も「このテントいいですね」と言ってくれる人がたくさんいて、400円程度だと伝えると驚く人もちらほら。3つ作ったのもあって、これが好きとそれぞれに教えてくれるのもよかったです。時間がないとき、情景の彩りに作るのはテント。しかもたくさん。これで決まりです。
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nippper.com @nippper.bsky.social · 25/09/2026
花金だ!仕事帰りに買うプラモ。組んで美しい、動かして奥深い「MODEROID KG-6 スレイプニール」。 #キットレビュー #ロボット・アニメメカ #花金プラモ #nippper #プラモデル
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花金だ!仕事帰りに買うプラモ。組んで美しい、動かして奥深い「MODEROID KG-6 スレイプニール」。
 週末の模型ライフが楽しくなっちゃうプラモを、フミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」。今週はグッドスマイルカンパニーのプラモデル「MODEROID」から、TVアニメ『アルドノア・ゼロ』の主人公機「KG-6 スレイプニール」をご紹介します!  『アルドノア・ゼロ』における人型メカは「カタクラフト」と呼ばれています。このスレイプニールは主人公機でありながら、実はその世界ではひと世代前の旧式機となっていて、兵科訓練用の練習機という立ち位置。アニメを見た時にちょっとびっくりしました。色がオレンジなのも練習機という伝統から来ているのか〜と思うと、このオレンジがさらにカッコよく見えてくるのです(主力カタクラフトはアレイオンと言い、こちらもMODEROIDでキット化されています)。そんな機体で、敵側のかなりスーパーなメカにさまざまな戦略を用いて、敵側の弱点を見つけて倒していく演出がまたかっこいいのです。  このMODEROID KG-6の最大の特徴は「パーツ繋がりの美しさ」にあります。KG-6は見てもらうと分かる通り、全体的にはシンプルな形状ながらも、フレームから露出する情報量やパネルラインの起伏などが各所で見られます。これを少ないパーツ分割で、見事に表現しているのです。脚部は特に素晴らしく、プラモデル特有の合わせ目が一切なく、美しい流れを形成しています。  しかも可動も両立。パーツ形状、見事なパーツ分割、そしてシンプルで組みやすさを重視しながらもここまで動くギミックも搭載されています。  また可動した時に露出するフレーム部分には、非常に精密なディテールが彫刻されています。素立ちだと、装甲によってほぼ見えないのですが、動かすことでこれらのディテールが露出し、さらに情報量の高い立体になります。よく動くだけでなく、動くことで情報量に変化が現れるとても面白いプラモデルです。これらのディテールは、メカニックデザインを担当したI-Ⅳ氏監修によって描き下ろされたものがベースになっています。  バックパックの組み立ては本キットの中でもかなり気持ちの良い部分。中央ブロックを周辺のフレームで包み込むようにして組んでいきます。ピタリピタリと合わさっていくのがパズルのようでとても楽しいです。  脚部に搭載されるスタビライザーはギミック満載。スライド機構、ロック機構、回転といったアクショントイもびっくりな可動を楽しめます。しかも保持力もしっかりしているので、劇中でとてもフレキシブルに動いていた様子をプラモデルでも体感できるのです。ここのパーツの組み合わせも素晴らしいので、ぜひ組んで欲しいです。  MODEROIDの特徴である「塗装済みパーツ」も健在。頭部のグレーやセンサー部分のメタリックグリーンが塗装で表現されています。これによって少ないパーツ数で、細部の色分けを実現しています。  本キットは武装も豊富。ひと箱にここまで詰め込んでくれるのは嬉しい限り。パーツ構成はシンプルな竹割り構造なので、組み立ても簡単。あっという間に大量の武器が完成しますよ。  そんな大量の武器をしっかりとマウントできるように各専用手首が付属! MODEROIDシリーズは毎回手首へのこだわりが半端ないです。武器を保持できるようにしているだけでなく、腕と接続した際に他のパーツに干渉しないで自然と構えられるように「手首軸の角度」までそれぞれ専用になっています。  多数のラインナップを展開しながら常に進化を続けるグッドスマイルカンパニーの「MODEROID」シリーズ。このKG-6は各形状のパーツが美しいラインで繋がり、さらには濃厚なディテールも楽しめる素晴らしいプラモデルです。間違いなくMODEROIDシリーズの傑作の一つと言えるでしょう。ぜひこの週末組んで欲しいプラモデルです。それでは、良い週末を!
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nippper.com @nippper.bsky.social · 24/09/2026
【塗料レビュー】零戦の白、何色あるねん。「好きな一色」を探すのもプラモデルの楽しみだ。 #軍用機・旅客機 #塗料 #nippper #プラモデル
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【塗料レビュー】零戦の白、何色あるねん。「好きな一色」を探すのもプラモデルの楽しみだ。
 ファインモールドから発売された1/48スケールの零戦。組み立てそのものを楽しませてくれる工夫に驚いたのもつかの間、さて塗装をしようと塗料を眺めて、またびっくり。「零戦の白」って、こんなにいろいろあるんですね。実機の塗色は「J3」と呼ばれるものですが、それを模型用の塗料でどう表現するかには解釈の余地があります。実機の色をそのまま小さな模型に塗っても、同じ印象になるとは限りません。そんなこともあってか、メーカーによってもけっこう違うのです。  わぁ。自分が作った零戦を並べても、ぜんぶ色が違うじゃないですか。手前には、すでに完成したファインモールドの1/48零戦二一型もいますが、こうして見ると「さあ、何色が良いのか」と、また考えてしまいます。ほかにはどんな色があるんだろう。ということで、塗料棚の奥地へと我々は向かった……。  まずは「零戦がグレーだとカッコイイ派」のエントリー。色名に「明灰白色」とあるみなさまに集まっていただきました。文字通り、明るい灰色がかった白です。……と言いながら、見比べていると「本当にニュートラルな、色の偏りがない明るいグレーってなんだっけ?」となるので、比較用に「ニュートラルグレー2」も手前に置いてあります。GSIクレオスの3種類は、同じ「明灰白色」という名前でも違って見えます。ツヤの違いもありますが、ラッカー系はひときわ青みを感じますね。そしてタミヤの「XF-12 明灰白色」は、ちょっと緑がかっています。  続いて「零戦はちょっと緑なのが良いんだよ派」のエントリーです。こちらは、灰色に緑が混ざった「灰緑色」を中心に集めました。薄い緑ならこちらも、と奥にはザク用のグリーンもエントリー。しかし、こちらは青みが強め。似ているけど、けっこう違うよね、という結果です。タミヤには「XF-76 灰緑色」と「XF-14 明灰緑色」があって、このちょっとの違いも面白いですね。ガイアノーツは、色みの主張が控えめなあっさり味。これもらしさかもしれません。さて、ここでもうひとつ気になったのが……。  ……濃い緑!? GSIクレオスのラッカー系塗料「C56 明灰緑色」です。「明るい」「灰色」「緑」という名前から想像していたよりも、ずいぶん緑がしっかりしています。こんな意外な色があるとは思いませんでした。零戦用という枠を離れて、緑のバリエーションとして覚えておくのもよさそう。少し明るめの濃緑色が欲しいときにも使えそうです。  ついでなので、操縦席であるコクピット内の色も見ておきましょう。GSIクレオスのラッカー系塗料「C126 コクピット色(三菱系)」がおなじみの色。一方、タミヤの「XF-71 コクピット色」はまろやかな緑で、大きなサイズの模型なら、これくらい明るい色も似合いそうです。そしてせっかくなので、『装甲騎兵ボトムズ』の機体を塗るための水性塗料「HV01 ATグリーン」もエントリー。これは私が独断と偏見で選ぶ、水性ホビーカラーのコクピット色です。塗ってみると、ふたつの専用色の中間くらいの色合いになります。さらにザク用の濃いグリーンも置いてみましたが、これもまた検討の余地がありそうです。  写真の状態、撮影時の天候、塗料のコンディション……。実機の色を調べようとしても、さまざまな条件によって色の見え方は変わります。塗料メーカーの方々も、多くの資料にあたり、当時の塗料の組成や、残された塗料のかけらまで手がかりにして色を開発しています。そのうえで、我々が模型を塗るときには、実機の資料に見られる色を目指すのか、模型として眺めたときの見栄えを大切にするのか、という選択もあります。どんな零戦に仕上げたいかで、手に取る塗料も変わるわけです。  まあ、そんなに構えなくてもいいんです。このファインモールドの零戦にタミヤの水性アクリル「XF-12 明灰白色」を使ったのは、外が暑くて、換気する時間をあまり長くしたくなかった、という事情もあってのこと。そういうときもあるんです。もちろん、塗装中に必要な換気はしっかりと。パーツの溝に暗い色を流す「スミ入れ」や、汚れを描き加える「汚し塗装」でも、色の印象はまた変わっていきます。塗料の色を出発点にして、最終的に自分が「好きだな」と思える色に仕上げていくのも、模型の楽しさですね。今回並べた明灰白色や灰緑色のなかから、みなさんも好みの色が見つかったら幸いです。
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nippper.com @nippper.bsky.social · 24/09/2026
【レビュー】あのイカれたクルマを、いまのプラモデルで作りたい。/アオシマのLBシルエットワークス アヴェンタドール GT Evo Ver.1 #キットレビュー #自動車 #nippper #プラモデル
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【レビュー】あのイカれたクルマを、いまのプラモデルで作りたい。/アオシマのLBシルエットワークス アヴェンタドール GT Evo Ver.1
 アオシマの「LBシルエットワークス アヴェンタドール GT Evo Ver.1」でございます。言ってしまえば「めちゃくちゃ豪華な楽プラ」です。そして、こういう作りのシルエットフォーミュラマシンがもっと欲しいと思いました。張り出したフェンダーも巨大な羽根も、色分けされたパーツを組めば手に入る。あのイカれたカタチを楽しむのに、これはとてもいい方法だと思います。  私がシルエットフォーミュラを気にするようになったのは『オートスポーツ』2025年11月号の特集を読んで以来。市販車の面影を残しながら、幅も低さも尋常ではないレーシングカー。そこに憧れて愛車を改造した人たち……。『機動戦士ガンダム』と前後して現れ消えていった、いかにもプラモデル向きのモチーフだもんな。あの頃はイカれていたけど、クルマにはもっと剥き出しの面白さがあったんすよ……というお話にやっぱり憧憬を感じちゃいます。  リバティーウォークも彼らが得意としてきた「昭和の街道レーサーを思わせるスタイルを高級車へ持ち込む」というやり方を拡張して2018年にはシルエットを名乗るブランドを立ち上げ、今日まで車種を広げています。今回のアヴェンタドールもその流れにあって、昔のレーシングカーに惚れた人たちの好みが、いまのランボルギーニをこんな姿にしているわけです。こんなところでも一周回ってシルエットフォーミュラの再評価の流れが来ている……と言っても過言じゃないでしょう。  リバティウォークのカスタムカーをプラモデルにしてきたアオシマのLBシリーズも気がつけばNo.25。既存のカーモデルに改造パーツを取り付ける商品もありますが、今回は最初からこの姿を作るための設計。開口部だらけの黄色いボディにカチカチハマる巨大なエアロパーツ。接着剤不要で、シールも付く。ただ、そのぶんコストもかかっています。「初心者でも作れます」というキャッチコピーだけを頼りに買うには、ちょっとビビる値段かもしれません。  中身を見れば、エンジンは上から見える部分だけをまとめたレリーフ状のパーツがとてもカッコいい!シャーシは広いアンダーパネルに覆われ、足回りには実車の構造とは異なる車高やキャンバー角の調整機構が入っています。見えないところをメカとして再現するのではなく、外観にとことん力を注いだ設計なのが特徴と言えましょう。タイヤを傾け、車高を落とし、いちばんカッコいい立ち姿で飾る。このへんは正しくキャラクターモデルみたいで潔く、LBのクルマによく合った仕様です。  ところが、説明書をじっくり読み込むと"完成"への道筋は思った以上に悩ましいものです。説明書は塗装してデカールで仕上げるか、塗らずにシールで仕上げるかを選ぶという構成になっています。でも、少し経験があれば両者を行ったり来たりしたくなるはずです。シールとデカール(両者が完全に同じ構成になっていない!)を見比べると、シールでしか用意されていないところもあれば、デカールを使ったほうが絶対に楽だな……という場所もあります。質感ひとつとっても、樹脂のままがいいところもあるし、塗装したほうが明らかにそれっぽくなる部分もある。もちろん「組んでシール貼っただけでも見栄えがしますよ」ということは否定しないんだけど。  窓の塗り分けなんか、シールの輪郭をマスキングテープに写して塗り分けるという「説明書には書かれていないテクニック」だって使えます。デカールもシールも塗装も無塗装も許されているからこそ、欲しい仕上がりに近づく道がいくつも見えてきます。プラモデルの難しさは、自分がどんな完成品を欲しがるかで変わるわけですが、この箱には、手軽に作る人にも、手をかける人にも使い道のある材料が詰まっています。完成までの道程を、どうとでも走れる。このキットの値段はそのための豪華さを示したものであって、エンジンの部品数や内部再現の緻密さとはちょっと違う指標なのだ……というところが面白いのです。  ここまで触っているうちに、私はこのアヴェンタドールよりも、むしろ別のクルマのことを考え始めていました。いま手に入る往年のシルエットフォーミュラマシンのキットには、当時の熱狂のなかで発売され、再販を重ねてきたものがほとんど。もちろん買えるのは嬉しいんだけど、'80年代、'90年代の国産車が続々と新しいプラモデルになるなら、シルエットフォーミュラ(あるいはLBの手掛ける国産カスタムカー)にも、イマドキの精度と仕様で出会ってみたい。大きなボディは成形色を活かし、複雑なカラーリングにはシールもデカールも選べる。机いっぱいに広げた黄色と黒のパーツを見ながら、次はあのスカイラインやシルビアをこうやって作れたら最高じゃないっすか……と思うわけです。もちろんないものねだりではあるのですが、このアヴェンタドールはそんな夢を見せてくれるだいぶ素敵なプラモデルなのでした。
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nippper.com @nippper.bsky.social · 23/09/2026
「熊本城付き」って、こういうことか!/フジミ くまモンのプラモ 兜バージョン #キットレビュー #建造物 #nippper #プラモデル
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「熊本城付き」って、こういうことか!/フジミ くまモンのプラモ 兜バージョン
 まずはじめに、この度の震災にて亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。 今回の震災が起きる前から、熊本へ仕事で出張することが決まっておりました。初めて熊本へ行くこともあり、これはもう、やるしかない。作るしかない。熊本城を……。そう意気込んで、「くまモンのプラモ 兜バージョン 熊本城付き」を買ったんです。  どんなプラモデルなのかは特に確認せず、「とにかく熊本城のプラモデルが欲しい!」という気持ちだけで購入。商品名に「くまモンのプラモ 熊本城付き」と書いてありますが、私は「基本は熊本城で、くまモンがおまけ程度についているだけでしょ」と思っていました。ところが、箱を開けてびっくり。くまモンがでかい!!ランナーを並べてみると、確かにこれは「熊本城のプラモデル、くまモン付き」ではなく、「くまモンのプラモデル、熊本城付き」でした!  熊本城のプラモデル部分は、古式ゆかしいプラモデルを感じさせるオールドスクールな構成。ですので、接着剤が必要です。お堀から内側を城内とするなら、熊本城はかなり大きな城になりますが、このプラモデルでは、熊本城の特徴でもある大天守・小天守、二つの天守閣が連なる「おいしい部分」をコンパクトに切り取って再現してくれています。  一方、くまモンの方はというと、こちらは比較的最近作られた金型だと思います。スナップフィットでパチパチ組めますし、今どきの美少女プラモ並みにフェイスパーツが盛りだくさん。いろんな表情のくまモンを作ることができます。  現在、熊本城は一部立ち入りできない場所がありますが、天守閣の内部には入れますし、最上階からは熊本の街並みを一望できます。まあ、私のように「熊本へ行ったら、熊本にまつわるプラモデルを作って持っていく」という、酔狂なことをする必要はありません。ただ、熊本に遊びに行くこと。そして、熊本のプラモデルを作ること。この二つは、ぜひみなさんにもお願いしたいです。  あとですね。くまモンのプラモデルを持ち歩いて写真なんかを撮っていますと、お姉様方から「かわいいですね」なんて言われるんですよ。これ、ほんと。プラモデルを持ち歩いていて、「かわいい」なんて言われたこと、一度もありませんでしたからね、これはなんでしょう。何か……可能性を感じますね……。
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nippper.com @nippper.bsky.social · 23/09/2026
【コラム】「真似る」と、自分が見えてくる。清水圭さんの筆塗りを追いかけて完成した飛行機模型 #コラム #軍用機・旅客機 #雑誌と書籍 #nippper #プラモデル
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【コラム】「真似る」と、自分が見えてくる。清水圭さんの筆塗りを追いかけて完成した飛行機模型
 タクシーの車内サイネージで、サカナクションの山口一郎さんが「完コピ――真似ることで見えてくること」について話していました。ギターやダンスの練習でも「完コピ」という言葉をよく聞きますし、テレビ番組にも、短時間でダンスを完コピするコーナーがあります。絵を模写するのも、きっと同じことでしょう。誰かの真似をすることで、知らず知らずのうちに基本的なテクニックが体に染み込んでいく。これって不思議なことですよね。そしてそれは、模型においても同じです。  僕が筆塗りに本格的にハマったのは、ホビージャパンの連載コーナー「筆塗りトライブ」の撮影で、清水圭さんの筆塗りを間近で見せてもらったことがきっかけでした。その筆のタッチや色選びを、家に帰ってすぐに真似しました。もちろん何度も失敗しましたが、筆を動かしていると、ときどき「なんか今の、いい感じじゃないか!?」と思えるタッチが現れます。その感覚を何度も模型の上に再現できるように、とにかく筆を動かしまくりました。  それを繰り返していると不思議なもので、少しずつ「自分はこの感じが好きだな〜」と思える景色や塩梅が見えてきます。清水さんの塗りを完コピするレベルにはまったく至っていません。それでも、完コピを目指した先に「自分」というものが生まれてくるのかもしれません。サカナクションの山口さんも同じようなことを話していて、僕はものすごく共感したのです。  とはいえ、すべてを一度に真似しようとすると、とても長い旅路のように思えてしまいます。だから僕は、心を動かされた模型の「ココだけを、まずは真似してみよう」と、ポイントを小分けにしています。今回は清水さんのスポット迷彩の塗り方を真似したくて、清水さんのHow to本『清水 圭 飛行機模型筆塗り塗装テクニック SIMSONIC DESTRUCTION』を、あらためて開きました。スポット迷彩の詳しい塗り方は、ぜひ本を買って読んでみてください。 初めてこの本を読んだ頃よりも、自分の中で清水式筆塗りの解像度が上がっているので、書かれていることへの理解もさらに深まります。一度技法を真似し、実際に手を動かしたあとで原点へ帰ってくる。そうすることで、以前は見えていなかったものまで見えてくるという良さも体感しました。  筆塗りだけでなく、ウェザリングの加減やデカールを貼るタイミングなど、完成までのさまざまなルートを僕は清水さんから真似しています。それを繰り返すことで、自分が惹かれた「かっこよさ」に、少しずつ近づいていけるのです。  そして完成したのが、こちらです。今回はもう少しだけコッテリと汚したかったので、「ガンダムマーカー リアルタッチマーカー」を使い、各所にフィルタリングや排気汚れを加えています。この方法も、どこかで見たものを「清水式と掛け合わせたら、かっこよくなりそうだな〜」と思って試してみたもの。これまで真似してきたさまざまな技法が、このひとつの模型に集約されているわけです。真似ることは自分を失うことじゃない。自分を発見する行為なんですね。おしまい。
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nippper.com @nippper.bsky.social · 22/09/2026
【レビュー】1000円ちょっとの青い箱から、30年前のメッサーシュミットが出てきた話/レベル 1:72 Bf 109 G-10 #キットレビュー #軍用機・旅客機 #nippper #プラモデル
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【レビュー】1000円ちょっとの青い箱から、30年前のメッサーシュミットが出てきた話/レベル 1:72 Bf 109 G-10
 模型店で1000円少々。安いな。はがきよりひと回り大きいくらいの青い箱に「Bf 109 G-10」と書いてありました。これがE型やG-6だったら、そのまま棚へ戻していたかもしれません。しかしG-10となると話が違う。第二次大戦も末期、より強力なエンジンをと機銃を収めるために機首のカタチがまるまる変わってしまったBf 109です。高機動型ザクみたいでしょ。見慣れたメッサーシュミットの成れの果て、異形な姿を見たくなって、箱を持ってレジへ向かいました。  友人には「なんすかそれ、1/144すか」と訊かれました。確かにジェット機ならそのスケールだな。でも中身はれっきとした1/72です。箱が小さいぶんだけパーツも少なくて、透明パーツを除けばランナーはたった2枚。ところが箱を開けてまず目につくのは、そのパーツ数ではありません。バリです。胴体の開口部やランナーの縁から、薄いプラスチックがぴろぴろハミ出しています。「これ、相当古いキットなのかな」と調べてみると、主翼下面のパーツの裏に「1996年」の刻印がありました。マジかよ。私の感覚では、1996年に新しく作られたプラモデルとして見ると、なかなか景気のいいバリっぷりです。  とはいえ、これが組み立てを邪魔するかというと、そこまででもありません。薄いバリにデザインナイフの刃を当て、しゃーっとなぞれば簡単に落ちます。かなり簡素な作りのコクピットを挟み込んで胴体左右を貼り合わせ、主翼や尾翼を取り付ける……という飛行機模型の普通の所作ができれば、このあたりは意外なくらい素直に形になります。  反対に、脚やアンテナといった小物になると、急に取り付け場所の手掛かりが乏しくなります。「ここに付けます」という凹みやピンが埋まったり溶けかけたりしているんだな。キャノピーと胴体にも少々フィッティングの怪しいところがあり、現代の1/72飛行機を組む感覚で触ると「そこは自分でなんとかしてね」という顔をしてきます。  もちろん、いま1/72のBf 109G-10を作りたいなら、もっと精密で親切なプラモデルがあります。日本にはファインモールドのG-10があり、形状やディテール、組み立てやすさを求めてこのレベル製品を積極的に選ぶ理由はあまりないかもしれません。1990年代にドイツの模型メーカーが、末期型のBf 109をコンパクトかつ安価なプラモデルにした。その金型が30年後も残り、いまも1000円少々で手に取れる。バリを削り、小さなパーツの付け場所に迷いながらなんとかカタチにするのも楽しいし、「これこそ最良のG-10プラモだ」と太鼓判を押すベテランモデラーもいます。ハコを開けなければわからないのがプラモデルのおもろいところ。みなさんも、いろんなプラモデルのハコを開けて驚いたり、戸惑ったりしてください。
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nippper.com @nippper.bsky.social · 22/09/2026
【レビュー】いつの間にかリニューアル。ウェーブ NEW R・リベット【丸】で、いかついパーツを作ろう。 #キットレビュー #工具 #ロボット・アニメメカ #nippper #プラモデル
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【レビュー】いつの間にかリニューアル。ウェーブ NEW R・リベット【丸】で、いかついパーツを作ろう。
 ウェーブといえば、プラモデルだけでなく、その改造に役立つ材料もたくさん発売していることでおなじみです。なかでもディテールとして使えるリベットには、昔からお世話になっています。気がつけば、そのリベットがリニューアルしてるじゃないですか。  ところでリベットとは、板やフレームなど、何かと何かを束ねてつなぐための鋲。現代でも航空機のフレームに外皮となるスキンをつなぐために使われている……と思うのですが、空力を重視する現代の機体では、頭が突き出たリベットは基本的にお目にかかれません。戦車でも、砲弾が当たるとリベットが車内へ弾け飛んでしまうとかで、現代ではあまりお目にかかれません。突き出ていても、こんな感じでほんのりと、さりげなく存在しています。取り外したい場所にはネジが使われていて、ディテール的にも興味深いところです。  基本は「何かを重ねて留めていますよ」という感じ。鉄人28号の胸まわりやスコープドッグの肩などでは、丸っこいロボットの硬さを示す記号として、丸い頭のリベット状ディテールが作られています。何かをつなぐメカとしての役割もありますが、単純に「装甲がカタイ!」というイメージで配置してもよいでしょう。  かつてのリベットパーツは、ふたつのリベット付きランナーが個別にガサッと入っていたのですが、新しいリベットは上でつながっています。サイズは4種類あり、直径はそれぞれ2.0、1.6、1.2、1.0mm。ランナーの真ん中にもしっかりとサイズが記されています。さすがNEWバージョン、こうした気配りもうれしいところですが、リベットのツルッとした丸みもキレイです。  使い方は簡単。まずはランナーから切り離します。台紙をカッターマット代わりにして、デザインナイフの先端でゲートぎりぎりをカット。  ナイフの先端をリベットの頭に刺して、そのまま接着剤のハケへと運びます。こういうときはハケのほうを置き、リベットで接着剤をすくいにいくのがちょうどよい。  あとは取り付けたい場所へ配置します。ナイフをそっと引き抜くと、リベットだけがパーツ表面に残ります。リベットを接着剤のハケに残さず対象まで運ぶための、ナイフを刺す深さや接着剤の量のコントロールも、何回かやれば習得できるでしょう。  ゴリゴリにリベットを打ったパーツに、横のパッチもあわせて。こんな感じにするだけで、「このパーツには工作が集中していて、しかもカタイんだな」というイメージを与えられるんです。  スコープドッグなら、増加パーツにはリベットを打っておけばマッチするってものです。肩のアーマーを強固に支えている風味の基部になりました。リベットの丸みが本当にしっかりしているので、既存のディテールを置き換えて強調するのもよいし、改造した部分を主張するのにもぴったり。NEW R・リベットは、あなたのプラモデルの防御力と説得力を強化してくれることでしょう。
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nippper.com @nippper.bsky.social · 21/09/2026
【レビュー】ふたり乗りのコクピットと、はち切れそうな太もも。「ブロックヘッドはこうでなくっちゃ!」を詰め込んだマックスファクトリーのプラモデル。 #キットレビュー #ロボット・アニメメカ #nippper #プラモデル
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【レビュー】ふたり乗りのコクピットと、はち切れそうな太もも。「ブロックヘッドはこうでなくっちゃ!」を詰め込んだマックスファクトリーのプラモデル。
 1980年代前半のリアルロボットブーム華やかなりし頃、大河原邦夫デザインのメカは皆ムチムチのパンパン、健康優良児的体格でした。そのデザインのテイストを濃厚に受け継いで立体化したのが、マックスファクトリーの「1/72 アビテート T10C ブロックヘッド Xネブラ対応型]です。  組み立ては頭部から開始。モビルスーツとちょっと違い、兵器っぽいキャノピーが頭部に配置されているのがコンバットアーマーの特徴です。ミリタリーっぽいテイストをプラスすると同時に、「ここに人が乗ってますよ!」という目配せをする効果もあります。ブロックヘッドの頭も「目」にあたる部分がコクピットのキャノピーになっており、その下に機関砲、さらにその下にはスリットがついた「口」のような部分とウネウネしたパイプという配置。まるでザクの顔面を上下にビロ〜ンと広げて、真ん中に機関砲を取り付けたような構成です。  この頭がコクピットになっており、さらにその下の胴体内に機関砲操作のための操縦席がありますよ、というのがブロックヘッドの特徴です。「複座の人型ロボット」については様々な挑戦が行なわれてきましたが、80年代前半における最新の複座ロボがこのブロックヘッドだったわけですね。顔面にくっついている機関砲はブロックヘッドのチャームポイントだし、さりとてロボットを動かしながら目の前の機関砲も操作するのは難しそうだし……と考えると、機関砲のためだけに専属パイロットを乗せるのも案外合理的な気がします。  この「人が二人乗っています」という面白さを、マックスファクトリーのキットは全力で表現。別に外から見ればよくわからないのに、頭のコクピットと別に胴体内のコクピットも用意されており、組み上がった胴体内部に差し込む設計となっています。一度はめこんでしまえば外からは全然見えなくなるんですが、しかしこの工程を踏むことで「パイロットが頭から胴体にかけて上下におさまっている」というブロックヘッドの特徴をスルッと飲み込める。「たとえ外から見えなくなるところでも、ここは譲れんのだ!」というマックスファクトリー設計陣の声が聞こえてきそうなギミックです。なにより、人が乗っていると……なんだか嬉しい……!  可動に関してもよく練られており、特に関節の作りについては全体的にゴツめ。特に足回りは巨大なポリキャップを駆使してしっかりと固定されるようになっております。前述の動体内コクピットや各部のパーツなどによってブロックヘッドの上半身はけっこう重ためになっており、しっかり立たせようと思うと関節はこれくらいゴツい方が安心ですね。  また肩関節は大きく前方に引き出せるようになっています。肩関節の前後移動は今や人型ロボットプラモのスタンダードになった感もありますが、武器を体の前面で抱え撃ちさせるためには有効なギミック。この肩関節のブロックもゴツく作られており、見るからに頑丈そうです。  というわけでサクッと完成。関節のユニットを作る工程だけちょこっと細かめですが、あとは大ぶりなパーツで手足が組み上がっていくのでハイペースで形になるのが嬉しい。で、どうですかこの立ち姿! ガッチリした上半身に、パンパンではち切れんばかりな太ももとスネ! 強豪校の柔道部員のようなこのプロポーションこそ、「あのころの大河原メカ」そのものではないでしょうか。  完成後の注目ポイントとしては、肘関節の上下にロール軸があることでしょうか。この回転軸によってグッと肘を張った立ち姿になるし、腕部のアーマーライフルを自然な角度で構えられます。また肩部の装甲と肩が二軸のヒンジ状可動部でつながっており、肩の動きに自然に追従させることができるのもポイント。「なるべくデザインはそのままに、できるだけ自然なポーズを取らせたい」という意思が伝わってきます。  武装としてマグランチャーも付属。肩部・腕部の関節配置がよくできており、特に苦労することなく自然に両手での抱え撃ちポーズをつけることができます。ハンドパーツの表情も自然で、しっかりと武器を保持できるのもグッド。  というわけで、マックスファクトリーのブロックヘッドは「あのころの大河原メカ」のプロポーション・ディテールをできる限り再現しつつ、現代的な可動ギミックも盛り込んだプラモとなっておりました。とにかくコクピットとムッチムチの脚線美に込められた「ブロックヘッドはこうであってほしい!」という思いがパーツからビンビンに伝わってくるので、80年代大河原デザインに脳を焼かれた人なら必携。現在でも普通に購入可能なので、ぜひチェックしてください!
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nippper.com @nippper.bsky.social · 21/09/2026
歯応え十分! 赤の衝撃を浴びるプラモ/ドイツレベル 1:108 ハーバータグボート #キットレビュー #軍艦・船 #nippper #プラモデル
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歯応え十分! 赤の衝撃を浴びるプラモ/ドイツレベル 1:108 ハーバータグボート
 1/108。その変わった縮尺に惹かれて手に取ったタグボート(船を港内で引っ張る小型船)のプラモデル。既定のサイズに収めるために1/100でもなく、変わった縮尺にしたのか。何か他の理由があるのかは分かりませんが、小気味良い風景画のようなパッケージアートにも後押しされて購入しました。日常に溶け込んだモチーフのプラモデルを作るのもまた良いものですからね。  帰宅して開封すると、思わず「うおお!」と声をあげました。眩いほどの赤! 全パーツ真っ赤! 赤の衝撃を全身に浴びてしまいました。これはとんでもない出会い。もう楽しい。早速組んでいきましょう。  さて、このキット。50年近く活躍しているベテランプラモのご様子。パーツの精度など気になるところですが、幸い今の時代にはモデラーを助けてくれるツールがたくさんあります。丁寧にパーツを切り出して、表面を処理してから、性能の良い接着剤で少しずつ形を作っていきます。  パーツはまったく番号に関係なくバラバラに並んでいるので、説明書をよく読んでどのパーツかをしっかり確認します。そして、まずは仮組みして位置を確かめる。安全運転でゆっくりと組んでいきました。  本キット最大の難関は、甲板に立ち上がるヘリ(ブルワーク)を貼り合わせるステップでした。なだらかなカーブを描く甲板に左右分割のヘリを接着するのですが、まぁムズカシイ。弓状のヘリのパーツは本来欲しい形状よりかなりまっすぐに成形されています。ですので、持てる戦力を総動員して、甲板の先端と終点、そして途中一点だけ存在するガイドの小さな突起。この三つに沿う形に接着しなければなりませんが、私は試行錯誤の結果、瞬間接着剤の力を借りました。この後も、どうしてもパーツの合いが悪いところは瞬間接着剤にお世話になりました。使えるものはなんでも使っていくスタイルです。  船体ができたあとは、小さなパーツをガシガシとつけていきます。船舶プラモのうまみである「徐々に密度が上がっていく快感」は抜かりなく味わうことができました。さらに、このキットには船乗りが三人ついています。ポーズや衣装の違う人物がいるだけで「働く船」が生まれるのはとても嬉しいものですね。最後に飾り台に乗せれば完成です!  箱を開けた時はどうなることやらとビックリしたキットでしたが、なんとか完成させると、丸っこいフォルムや前述した人物パーツのおかげで、とても愛らしく感じられる船になりました。パーツ数は多くないものの、歯応え十分なプラモデルです。ところどころで苦労はありますが、そこも気負わずにガバーっと作ってその個性を味わうのにぴったりですよ! 皆様もぜひ!
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nippper.com @nippper.bsky.social · 20/09/2026
キミはきっと、プラモデルになるために生まれてきたんだ。/マックスファクトリー PLAMATEA 白銀ノエル #キットレビュー #フィギュア #美少女プラモ #nippper #プラモデル
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キミはきっと、プラモデルになるために生まれてきたんだ。/マックスファクトリー PLAMATEA 白銀ノエル
 これは超傑作です。先に言っておくと、私は団員ではありません。それでもPLAMATEA(読みは「プラマテア」だぜ)で白銀ノエルがプラモデルになると発表されたときから、これはちょっとタダゴトじゃないぞと思って発売を待っておりました。白銀ノエルというキャラクターをよく知らなくても、見るからに「プラモデルにしたらおもしろそう(あと見た目が超タイプ)」だったからです。  まず色がいい。紺色の甲冑にゴールドの縁取り、革を思わせる茶色のベルト、そこから覗く白い衣装。そして髪は淡いブルーグレー。Vtuber、とりわけホロライブのキャラクターというと画面の中で映えるゴージャスで賑やかなデザインを想像しますが、白銀ノエルはそのままファンタジー系RPGに出てきてもおかしくないくらいシックです。ランナーを眺めていても色の圧が強すぎず、組んでいるあいだにもゆったりとした時間が流れます。  パーツを袋から取り出していくと、このプラモデルが「全部をプラスチックの色分けだけで解決する」という方向には走っていないことがわかります。顔はfigmaをはじめとする可動フィギュアで培われてきた造形を思わせるめっちゃかわいい彩色済みパーツ。表情豊かな手首は10種類も用意され、前垂れには柔らかな素材が使われています。細かな色分けの一部はメーカー側で塗装済み。逆に、小さくてスナップフィットでは無理をしそうなところには素直に接着剤を使わせるという決断をしています。 硬いプラスチックにするところ、柔らかい素材に任せるところ、工場で色を付けておくところ、そして作る人間の手に委ねるところ……。こうした境界線がかなり意識的に引かれています。「接着剤不要」や「完全色分け」といったわかりやすいキャッチフレーズに溺れることなく、最終的にめちゃくちゃかわいい白銀ノエルがきれいに立っていてほしいという地に足の付いたジャッジメント。その塩梅が心地よいのです。いやマジで。  箱の中には大判の水転写デカールも入っています。金色の細いトリミングをはじめ、最初に台紙を見たときは「えっ、これ全部貼わないと完成しない感じですか?」と少々怯みました。しかしデカールには触れず、そのまま組み上げた状態の写真を友人に送ったところ、返ってきた第一声が「これパチ組み!?」でした。そうなんです。ただ組んだだけでも、すでにかなり白銀ノエルなのです。 もちろんデカールを貼ればさらに情報量は増えます。しかし大量のデカールが「ここまでやらなければ未完成です」という宿題にはなっていないのがすげえ。むしろ完成した姿を見ながら、「もうちょっと金色を足したいな」「ここはマーカーで塗ったら楽しそうだな」と思ったときの水先案内人に見えてきます。どこまでを最低限の完成と呼び、どこからを遊びとして残すかというゲームバランスの設定がうますぎる。  そして実際に組んでみると、そもそも白銀ノエルというキャラクターのデザイン自体が、驚くほどプラモデルというプロダクトに向いていることに気付きます。微妙な曲面を使って表現しなければいけない(=硬質なプラスチックの成形品では非常に繊細な設計を必要とする)肌の露出は比較的少なく、腕や脚には甲冑を装備しています。柔らかな人体のラインと、硬い鎧の輪郭がコントラストをなし、ともすればアウトラインを破綻させがちな関節も、衣装とアーマーの境界へ自然に逃がせるところが多く、実際に腕や脚を動かしてもシルエットが崩れにくいのです。 可動フィギュアは、関節を増やせばそれで偉いというものではありません。人体として自然に見える場所で曲がり、動かした結果としてキャラクターの姿が破綻しないことが肝要です。その点でこのノエルは、figmaをはじめ長年さまざまなキャラクターを「動かせる立体」にしてきたマックスファクトリーの経験が、そのままプラモデルの設計へ流れ込んでいるように感じます。  なかでも感動したのが腹部です。身体を動かすための構造を仕込みながら、そのために必要なパーツ分割が衣装の色分けと同じところを走っている。可動のための都合がキャラクター造形としての衣装のラインとピタリ一致しているという奇跡的な光景。しかもそれぞれの軸の位置がパーフェクトに設定されているため、最低限のパーツでその調和が成立していることにちょっと涙が出そうになります。大げさじゃなくて。 ここまで来ると思わず言いたくなります。「おまえ、プラモデルになるために生まれてきたんか」と。  組み立て自体も過剰に長くありません。部分的に左右非対称なデザインがほどよく工程に変化をもたらしてくれるのもあるのですが、説明書をよく見ながら左右の手足のパーツをまとめて切り出し、並行して組んでいけば、組む前の見た目から想像するよりもだいぶスムーズにゴールへと到達できます。 そして不思議なことに、これだけ完成度が高いのに「もう何もしなくていい」とは思いません。むしろ金色の細部をマーカーで補ってみたい、あるいは細筆でペローっと塗ってみたい。塗るのが難しそうなところはデカールを貼ってもう少し情報を増やしたい……。プラスチックパーツだけでも充分なところまで連れてきてくれるのに、作る人間が手を出す余白がかなり気持ちよく残っているのが「好(ハオ)」なのでございます。  そして完成した白銀ノエルを机の上に置くと、「これ本当にプラモデルなんすか」と少し不思議な気分になります。輪郭は流麗で、顔は生き生きとしていて、甲冑と身体の境界にも不自然なところはない。それでいて塗装済み完成品を買ったときとはまるで違い、どのパーツがどう噛み合い、どこに関節が入り、どこが接着されているのかという自らの記憶がちゃんとそこに刻まれています。なぜオレたちは……美少女を……プラモデルで組むのか。  これまでいろいろな美少女キャラクターのプラモデルを組んできましたが、PLAMATEA 白銀ノエルはそのなかでも最高傑作だと思います。それは色分けがいちばん細かいからでも、パーツ数がいちばん多いからでも、いちばんよく動くからでもありません。完成品フィギュアならメーカーが"完成"まで請け負うところを、プラモデルという媒体では体験として設計し直す必要があります。プラスチックパーツでできることの限界と折り合いを付けながら、ユーザーにどれくらいの「仕事」を手渡すのか。その塩梅が、白銀ノエルというキャラクターの色、衣装、身体、甲冑、そして可動のすべてとものすごくきれいに噛み合っているからです。 団員じゃなかった私ですら、ファインダーを覗きながら「これはものすごいものを作ってしまったぞ」としばし放心してしまいました。キャラクターを好きだからプラモデルを買ってもいいのですが、そうじゃなくても絶対に買ったほうがいいぜ、と言いたいプラモデルがここにあります。みなさんも、ぜひ!
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nippper.com @nippper.bsky.social · 20/09/2026
【工具レビュー】次の筆塗りが楽しみになる、小さなお土産。ボークスで買って帰りたい「造形村梅皿」。 #工具 #筆塗り #nippper #プラモデル
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【工具レビュー】次の筆塗りが楽しみになる、小さなお土産。ボークスで買って帰りたい「造形村梅皿」。
 ホビーショップをひと巡りして帰ろうとする……そんなときこそ、思い出してほしいものがあります。お近くにボークスショールームがあったなら、ぜひ「造形村梅皿」を! プラモを筆塗りする僕にとって、何枚あっても嬉しい、最高のお土産なのです。文房具店が近くにあったらそちらを覗いてみるのも良いでしょう。  梅皿は、花の形に区切られたくぼみに塗料を出して使うパレット。文房具店や画材店でも見かける道具ですが、これがプラモの筆塗りにもぴったりなんです。なかでも陶器の白い梅皿は、出した塗料の色がよく見えるのがいいところ。色を混ぜたり、うすめ液を足して濃さを調節したり。筆と模型の間で、塗料をちょうどいい状態に整えてくれます。  ボークスで販売されている「造形村梅皿」は、製作スペースに置きやすいサイズで、しかも2枚入り。造形村のスタッフも実際に使っているというのも、手に取りたくなるポイントです。プラモや塗料を見たついでに、そのまま買って帰れるのが嬉しいですね。  使っていてありがたさを感じるのが、陶器ならではの適度な重さ。筆を動かしてもカタカタしにくく、机の上で落ち着いていてくれます。僕は皿のフチで筆先をしごいて、含ませた塗料の量や筆先の形を整えるのですが、このときにも皿が傾きにくい。こういう小さな安定感が、筆塗りの気持ちよさにつながっているんです。  そして、ぜひ梅皿に並べてみてほしいのが、明るさの違う色がひと揃いになった塗料。今回は「カラーモジュレーションセット」のダークイエローを出してみました。影になる暗い色から、光が当たった部分に使う明るい色まで、順番にくぼみへ。白いお皿の上に色が並ぶだけで、それぞれの違いがよくわかります。この眺めだけでも、ちょっと塗りたくなってくる!  あとは並べた色を順番に使いながら、明るい色ほど塗る範囲を狭くして重ねていけば、戦車の表面に明暗がついていきます。最初から階調が整えられた塗料なら、自分で何色も調色する手間もありません。梅皿の上で次に使う色を見渡せるので、筆もスムーズに進みます。  しかも、今回使ったような模型用ラッカー塗料なら、お皿の上で乾いてしまっても、対応するうすめ液を足して溶かせば、また塗れます。「さっきの色をもう少し塗りたい」というときにも、梅皿の上で復活! 色を残した皿があっても、もう1枚あれば別の塗装を始められる。だから僕は、梅皿が何枚あっても嬉しいのです。  梅皿だけをネットで買おうとすると、送料込みでは意外と高くつくこともあります。それなら、ホビーショップに遊びに行ったときに買って帰ればいい。大きな箱を抱える買い物も最高ですが、次の筆塗りが快適になる小さなお土産もいいものです。「今日は買うものがなかったな〜」。そんな日こそ、梅皿を買い足すチャンス。ボークスのショールームに遊びに行ったら、ぜひ工具・マテリアルの売り場で探してみてください。白いお皿を持って帰って、家で好きな色を並べましょう!
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nippper.com @nippper.bsky.social · 19/09/2026
【レビュー】翼の上で、『マクロス』とハセガワの時間がつながる。/ハセガワ 1:48 VF-19EF/A イサム・スペシャル “マクロスF” #キットレビュー #ロボット・アニメメカ #マクロスモデラーズ #nippper #プラモデル
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【レビュー】翼の上で、『マクロス』とハセガワの時間がつながる。/ハセガワ 1:48 VF-19EF/A イサム・スペシャル “マクロスF”
 すでに公開済みの記事で新規金型の巨大なスーパーパックだけを先に組み、「ハセガワにはまだ1/48のVF-25がないのに、その強化パーツだけ先に出てきた!」と大騒ぎしてしまいましたが、眼の前にある料理を差し置いて次の献立を想像している場合ではありません。そろそろ主役であるVF-19EF/A本体も組んで、この巨大なプラモデルの全貌を味わうことにします。  箱から取り出した胴体の上下パーツを見て、やっぱり笑顔になってしまいます。デカい。とにかくデカい。「完成時の全長388mm」という数字が、ほとんどそのままひとつのプラスチックパーツになって眼の前に出てくる豪快さ。ハセガワのYF-19は1/72で見慣れているつもりでしたが、1/48になると単純に1.5倍しただけとは思えないほど印象が違います。1/72ではシャープで少々無機質にも感じられたアウトラインのなかにも、緩やかなRや面のふくらみ、場所によって微妙に変化する曲率を演出として盛り込んでおり、YF-19という飛行機に対する印象すら変えてくれます。 サイズが大きくなればディテールがよく見える、というだけの話ではありません。小さい模型では一本の線に見えていたところが面になり、面だと思っていたところに起伏が現れます。スケールが変わることで、知っていたはずのデザインの読み取り方も変わる。巨大なプラモデルには、ただ迫力が増す以上の効能があるのです。  ランナーを眺めていると、ハセガワらしい緻密でリアリティのある着陸脚のすぐそばに、完成したファイター形態ではほとんど見えなくなるバトロイドの頭部がくっついています。実在するジェット戦闘機を何十年も模型化してきたメーカーの手付きで作られた脚柱と、その横に当然のように配置された人型ロボットの頭。現実と非現実をランナーの上で反復横跳びしているようで、こういう景色を見るたびにハセガワのマクロスプラモが持っている独特の面白さを見る思いがします。  バトロイド形態では脚となる左右のエンジンナセルも、内部にはメカニカルな彫刻がびっしり。このイサム・スペシャルではそれを隠してしまう外板のその外側をさらにファストパックが覆います。「ここにはこういうものが入っていた」と自分だけが知っている時間も完成品の一部なのであります。隠してしまう前に、しっかり眺めておきましょう。  あとは大ぶりなパーツをガンガン合わせていけば、長いノーズと前進翼を持った巨大なVF-19が机の上に出現します。そこへ例のスーパーパックを装着します。片側だけでも1/72のジェット戦闘機ひとつぶんほどのボリューム感を持つカタマリを、薄い主翼を上下から挟むように取り付けることになり、「いやこれ、ほんとうに正しい位置で保持できるんですか?」と少々不安になります。 ところが主翼グローブの付け根には、スーパーパーツの内側にピタリとハマる「カエシ」のパーツを貼る指示があります。そこへスーパーパックを引っ掛け、後端から固定用パーツを差し込むと、あれだけ巨大で重そうだったものが所定の位置にガチッと収まります。力ずくで貼り付けるのではなく、わずかな引っ掛かりと位置決めによって巨大なパーツが固定されます。なんなら接着しないで着脱式にすらできます。この組み味がすげえ気持ちいい。  完成した姿を眺めていると、このプラモデルの面白さはデカさだけではないことに気付きます。YF-19が主役として飛んだ『マクロスプラス』は1994年から展開された作品です。それから17年後の2011年、『劇場版マクロスF ~サヨナラノツバサ~』に、そのYF-19の系譜に連なるVF-19へVF-25用のスーパーパーツを装着したイサム・スペシャルが登場します。古い機体に新しい時代の装備を載せ、かつてのパイロットが新しい物語に顔を出す。マクロスという作品は昔から、こうやって機体や装備や人物を超時空させるのが本当にうまいのです。 さらにプラモデルの世界では、もうひとつ別の時間の重なりがあります。ハセガワが最初期のマクロスキットとして1/72のYF-19を発売したのは2002年。1/48のYF-19が登場したのは2009年です。その後、ハセガワは『マクロスF』のVF-25を1/72で模型化し、そのスーパーパーツを使った1/72のVF-19EF/Aを発売。そして2026年には、2009年生まれの巨大なYF-19に新しいパーツを足し、ついに1/48のイサム・スペシャルが成立するに至ったわけです。  しかも面白いことに(しつこく書くけど!)設定では「VF-25から持ってきたスーパーパーツ」なのに、ハセガワにはまだ1/48のVF-25がありません。つまり現実のプラモデルでは、未来の機体のための装備だけが先に誕生し、17年前のYF-19へ装着されている。劇中で行われた「時代も機種も違うパーツの流用」を、ハセガワ自身の製品史が別のかたちで再演しているわけです。  マクロスのメカが面白い理由はたくさんあります。変形すること。実在機の匂いがすること。そして、時代を越え、機種を越えて武装や強化パーツを組み合わせれば、まだ見たことのない姿がいくらでも現れること。このVF-19EF/Aは『マクロスプラス』と『マクロスF』の時間をつなぎ、2040年と2059年をつなぎ、さらに20年以上にわたるハセガワ製マクロスプラモの歴史まで積み重ねた文脈のミルフィーユとしてここに存在しています。 全長388mm、全幅309.5mm。数字だけでも充分バカでかいプラモデルですが、プラスチックの重さ以上にアニメの時間と架空世界の時間、そして現実のプラモデルが積み重ねてきた時間の重みがこのシルエットを形作っていると思うと、めっちゃエモいわけです。こんなものを机の上に置けるんだから、マクロスのプラモデルはまだまだ面白いんだよなぁ。そんじゃまた。
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nippper.com @nippper.bsky.social · 19/09/2026
シルバーウィークは新橋「タミヤモデラーズストア」でへ!!私の欲しいに寄り添ってくれる買い物体験 #トラベル #フィギュア #nippper #プラモデル
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シルバーウィークは新橋「タミヤモデラーズストア」でへ!!私の欲しいに寄り添ってくれる買い物体験
 小さい頃、休日になると「梨狩り」や「いちご狩り」などに連れて行ってもらったもんです(今では息子や娘たちを連れていくヴェルタースオリジナルのCMのような感じになっています。あっちは孫ですね)。「栗拾い」も楽しかったな〜。自らの手で何かをゲットすることには至上の喜びがあるんですね。そしてプラモデルが大好きなまま大きくなった私にとって、新橋にある「タミヤモデラーズストア」はまさに模型界の果樹園とも言える場所。自分のプラモ嗜好に応じで、様々な楽しみ方ができます。そう、ここはプラモデルやラジコンのパーツ単位での販売や、プラモの中に入っているデカールだけを販売したりしてくれる、とってもスペシャルなお店なのです。  こちらはタミヤのエンターテインメントが凝縮されて具現化したオフィシャルショップ「タミヤプラモデルファクトリー」。今発売されているプラモやラジコンなどを素敵な空間でじっくりと楽しめます。このタミヤプラモデルファクトリーのお向かいにあるお店が「タミヤモデラーズストア」です。  道路の反対側を見ると「ツインスター」のロゴが輝いているので、すぐに分かります。なんともシックで大人な雰囲気。  このように戦車、飛行機、船、車、バイク、フィギュア、ラジコンといったタミヤが発売している多くのジャンルの模型からさまざまなパーツが単品で販売されています。主にプラモデルのパーツが繋がった枠である「ランナー」単位で販売されています。この中から自分が欲しいお目当てのパーツ探すのがとっても楽しいのです。  僕はタミヤのフィギュアプラモが大好き。尊敬の念を込めて「アニキ」と呼ばせていただいております。このアニキたちもランナー単位で販売されているのです。タミヤモデラーズストアでは最高の「アニキ狩り」が楽しめます。袋も購入すれば、まるで梨狩りの帰りみたい! タミヤのかっこいい袋に、セレクトしたアニキを持って帰れる。最高の旅のお土産にもなりますね。  その日、僕は5点ほど購入。およそ3000円くらいのお買い物となりました。アニキだけが集合しているランナーもあれば、他のパーツと一緒になってアニキが潜んでいるパターンもあります。それをじっくりと観察して「これはいいランナーやね」と言ってゲットしてくるのです。  今回の一押しはこちら。「1/48 グラマン FM-1 ワイルドキャット/マートレット Mk.V」にセットされるアニキ。最新の3D造形で作られたとってもイケメンなパイロットです。こんなかっこいいアニキが乗ったら、あなたの飛行機もまもなくエース機! たまりませんね。しかもこのアニキは塗装でアメリカ兵にもイギリス兵にもなれちゃうすごい奴! スカウト間違い無しなのです。このフィギュアが買えたので、お隣の「タミヤプラモデルファクトリー」に戻って「1/48 スーパーマリン・スピットファイア Mk.Vb」のプラモも購入しました。買い物の反復横跳びも楽しめますよ。  こちらはタミヤの1/48傑作機シリーズの記念すべき100番として発売された「1/48 フィーゼラー Fi156C シュトルヒ」に入っているとってもお偉い人セット。ドイツ軍の北アフリカ軍団を指揮したロンメル将軍と彼に仕えた士官が入っています。しかも立ちロンメルが2人! 「始動! ダブルロンメル!」とばかりにあなたの模型に緊張感を盛り盛りさせることができますよ。  ロンメルの迫力にも負けていないのが、大国の大統領にちょっと似ているフィギュアが入っているこちらのセット。「タミヤ/1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.348 ソビエト自走砲 SU-76M」のフィギュアたちです。第二次世界大戦のソビエト戦車に合わせると、一気に力強くなるスーパーアニキたちです。  そして、このような情景アクセサリーセットの中にもナイスなアニキは潜んでいます。「1/48 フォッケウルフ Fw190 F-8/9 爆弾搭載セット」の中にいる、爆弾アニキたちです。爆弾搭載台車と整備兵というとてもプレイバリューの高いランナー。こう言ったパーツと出会える喜びが「タミヤモデラーズストア」にはあるのです。  僕の嗜好で「アニキ狩り」を楽しみましたが、きっと訪れる人の数だけさまざま楽しみ方が可能です。タミヤのかっこいいマーキングをガンプラに貼ってみたいからお店を覗いてみようというもの良いでしょう。モデラーという名を冠したお店が、僕たちに寄り添ってくれないわけがないのです! ぜひ連休や休日に新橋の「タミヤプラモデルファクトリー」と共に「タミヤモデラーズストア」もハシゴしてくださいね! それでは〜〜。
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nippper.com @nippper.bsky.social · 18/09/2026
酒を飲まない私が漫画を読んで酒瓶を倒す/ミニアート 「1:35 カフェ用テーブル イスと瀬戸物」を作る #キットレビュー #情景 #nippper #プラモデル
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酒を飲まない私が漫画を読んで酒瓶を倒す/ミニアート 「1:35 カフェ用テーブル イスと瀬戸物」を作る
 少し前に珍しく書店で漫画を買った。ずいぶんと久しぶりだったし、これと決めて買いに行ったわけでもない衝動買いに近い買い物だった。絵や装丁の良さに惹かれたのだが、手に取ったときシュリンクの外側にバーコードなどの製品情報シールが貼られているのも気になった。剥がせばそれらは本のカバーから消える。いつだったか読んだ本で、「装丁にバーコードさえ無ければ……」と話していた人がいたのを思い出し、そのままレジへ向かったのだった。  購入したのは『僕はあの夜あの子と』という作品だ。結婚式の二次会で酔っ払った主人公が、「その夜一緒に過ごした女の子は誰だ?」という謎を追い、当日やり取りのあった女性たちと会っていくことで進む物語である。構造の面白さに惹かれて紙の本が出るたびに買い足しており、先日最終巻を手に入れたのだった。  お酒を全く飲まない自分が、酒を起点とした話を読み続けているのがどこか面白い。以前なら「酒でこうなった経験がないからピンとこない」と、スタートの時点で自分がターゲットの外にいる感覚があった。しかしそうやって読んでいるうちに、ふと「そういえばこんなことをしたことがない」という場面が思い浮かんだ。それは飲み物の瓶を豪快に倒してしまう、というやつ。  「やってみたい」とは思わないものの、実際に起こったら「これか!」となりそうだし、一発で酔いも醒めそうだ。いや、ここまで倒してしまうくらいなら、もう醒めないほど酔っているのだろうか。ミニアートのカフェセットはそれを再現したくて買った。ところで実際のカフェってお酒ってあるんだっけ。コーヒーも飲まないのでわからないことだらけだ。  椅子、テーブル、飲み物と準備はOKと思って箱を開けると、ズサササと擦れる音とともに一枚の紙が出てきた。店ごとのひさしを作るためのシートだ。カフェだけでなくピザ屋だったり、書かれている言語が違ったりと細かくて見ていて楽しい。テラス席を作るのが面白そうだったので、スチレンペーパーやプラ棒を使ってそれらしいものを形にした。  店の構えが出来上がると思いのほかよくて、とても気に入った。そして「ああ、ここで飲み物をこぼされるのは嫌だな」と気持ちが変わった。よく考えたら自分がお酒の席に行くときは、汚れてもいい服や靴を選んでいたことを思い出す。トラブルが気分を台無しにするのが嫌だからだ。もし自分が『僕はあの夜あの子と』の主人公だったら、「明日もあるしもう帰ろう」とさっと引き上げてしまい、何の物語も始まらないかもしれない。  それでも一式を並べて倒すと「あ~」という台無し感が出て、こんな些細なことすらも模型で再現すると情景が生まれたり、妙な擬似体験としての感覚がが残る。瓶もグラスもジョッキも数があるのでボーリングのピンみたいに並べて倒してみたり、変な形に積んでみると「お酒を飲んで大騒ぎ」感がもっと味わえそうだ。
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nippper.com @nippper.bsky.social · 18/09/2026
花金だ!仕事帰りに買うプラモ。航空巡洋艦という最高のモチーフをタミヤのプラモデルで楽しもう/1/700 日本航空重巡洋艦 最上 #キットレビュー #軍艦・船 #花金プラモ #nippper #プラモデル
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花金だ!仕事帰りに買うプラモ。航空巡洋艦という最高のモチーフをタミヤのプラモデルで楽しもう/1/700 日本航空重巡洋艦 最上
 週末の模型ライフが楽しくなるプラモを、フミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」。今週は、日本海軍の艦艇においてプラモデル好きなら思わず手に取りたくなる「最上型重巡洋艦 最上」をお届けします。  タミヤより発売されている重巡洋艦最上は、航空巡洋艦という世界でも類をみない改修を遂げた姿でキット化されています。当初この船は、15.5cm3連装砲塔5基を備える大型軽巡洋艦として昭和10年7月に竣工。その後昭和14年から15年にかけて主砲を20.3cm連装砲塔に換装して「重巡洋艦 最上」として生まれ変わりました。しかしこの船はミッドウェー海戦における損傷(最上型重巡洋艦 三隈との衝突事故)によって、再度姿を変えることとなるのです。  船体後部の主砲を撤去。大型の飛行甲板を設置してこのキットの姿である「航空巡洋艦」へと生まれ変わります。日本海軍は偵察航空機を活用した目視による戦況把握を行ってきました。そのような偵察機を多数搭載できるようにしたのです。パッケージアートもその魅力を凝縮した素晴らしいものとなっています。キットは2002年に発売されました。  艦船模型は多数の姉妹艦がバリエーションとして存在する世界。細部の違いなどを楽しみ「ええですな〜」と悦に浸れる楽しさがあるのですが、この最上は「最上型」という枠に収まらず、すべての日本海軍艦艇の中においても異質な存在と言えるので、この船にしかない栄養みたいなものを摂取できます。しかもランナー数はこれだけ。とってもシンプルなのに迫力ある船が爆誕するのです。  2002年発売のキットだけ、各モールドはとてもシャープ。リノリウム甲板のモールドのキレ、後部飛行甲板の鉄甲板の表現は1/700スケールという縮尺においても、非常に立体映えする美しい仕上がりになっています。  艦船模型において組み立て難易度の指標ともなる「マスト」。こちらも細かなパーツ分割はせずに、各塊で成型されているのでとても扱いやすいです。各部には小さいながらもしっかりと糊代があるので、接着箇所も分かりやすいようになっています。  艤装や構造物もある程度塊で成型されたパーツを組み合わせて作っていきます。小さなパーツに触れる機会が少ないので、初めての艦船模型チャレンジにももってこいと言えます。組み上がったパーツをこのように船体をワシっと持ちながら取り付けていくのがとても楽しいです。目の前でディテールの凝縮を味わえます。  これだけ迫力ある艦影をおよそ2時間半で味わえます! 最近のキットのような超精密なディテールは無いですが、各所の造形は非常にシャープなので、キレのあるシルエットが生まれます。  そしてこの魅惑の艦尾です。最上の最大搭載可能数は11機とされています。組んでみるとそんなに乗るの!? って感想を思わずにはいられません。説明書の指示に従って僕は乗せました。7機乗せただけでもこの充実感。  プラモデルのモチーフとしてまさに最高とも言える「航空巡洋艦 最上」。艦船模型は塗らなくてもシルエットで大満足できる魅力があります。ネットや模型雑誌には超絶艦船模型作例が多数掲載されているので、「自分には作れるのかな?」と思ってしまう人も多いと思います。しかし、1/700スケール ウォーターラインは、こうやって組むだけでも本当に楽しいです。  最上においては間も無く戦艦とも言える迫力を楽しめる船体前部、後部飛行甲板に航空機を配置できるという2部構成の舞台を見ているかのような楽しい感覚に浸れます。その楽しさを組み立てやすさとモチーフのかっこよさで味合わせてくれるのが「タミヤ 1/700 日本航空重巡洋艦 最上」です。ぜひこの週末、このスペシャルな船を建造してください。それでは〜。
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nippper.com @nippper.bsky.social · 17/09/2026
【レビュー】小さなクルマに、どこまで手をかける?/タミヤ 1/24 モーリス ミニクーパー レーシング #キットレビュー #自動車 #nippper #プラモデル
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【レビュー】小さなクルマに、どこまで手をかける?/タミヤ 1/24 モーリス ミニクーパー レーシング
 この夏、タミヤの1/24ミニが3種類まとめて帰ってきました。7月にオースチン ミニクーパー 1275S Mk.I、8月にはモーリス ミニクーパー 1275S Mk.Iとモーリス ミニクーパー レーシング。前の2台は継続的に生産される定番製品ですが、レーシングだけは生産休止品を一時的に復活させる「特別販売製品」であります。じつは私、3種類ともいままで組んだことがありません。ならばオーバーフェンダーが付いていて、ゼッケンも貼れて、見るからにやんちゃなレーシングを味わおうじゃないの。結局こういうのはカッコいいと思ったやつから作ればいいのです。  箱を開けて最初に「オッ」と声が出たのは、ボディがブリティッシュグリーンのプラスチックだったこと。カーモデルのボディというと白やグレーで成形されているものも多く、それは好きな色に塗装する人にとってたいへん都合がいい。しかしイェーガーマイスターのポルシェのプラモデルを開封してオレンジ色のボディが出てくると嬉しいのと同じで、パッケージに描かれたクルマと同じ色の物体がいきなり目の前に現れるというのは問答無用で盛り上がります。 ガンプラなら「最初から色が付いている」というのは完成への距離を縮めるための当たり前の仕組みに見えるかもしれませんが、スケールモデルの色付きボディはちょっと違う。別にこれが完成形というわけではないし、全部塗りつぶしたっていい。でもこの緑色は「とりあえずこの色を活かして組んでみようかな」という選択肢でもあるわけです。何もしていないのに、もうこのミニには少しだけ人格があるっていうか。  レーシング仕様らしく、ノーマルのミニにはないオーバーフェンダーやロールバー、バケットシートといったパーツが用意されています。そして部品を眺めていると、いまさらながらミニというクルマが文字通り本当に小さいことに驚かされます。1/24のプラモデルなのに、ホイールなんて手元にある1/32のアオシマ製楽プラよりもだいぶ小さい。実車の寸法をなんとなく知っているつもりでも、こんなに小さなタイヤをシャーシの四隅に置いて踏ん張っているのか、という実感はまた別物です。オーバーフェンダーがあれほど大げさに見える理由までわかった気がしてきます。  いっぽう車体の中身はまったく軽くございません。最近の1/24カーモデルにはエンジンを省略して外観を気持ちよく組み上げるものも増えていますが、このミニにはエンジンがあり、サスペンションがあり、その周囲の細かな部品までかなり仔細に用意されています。説明書を開けば細かな塗り分け指示が次々と現れて、「これは全部やるのか……」とちょっと怯むくらいです。 しかしボンネットは開閉式。完成したあとにエンジンルームを眺めたいなら存分に塗ればいいし、閉じたまま二度と開けませんよと決意したなら見えるとこだけ気持ちよく作ればよろしい。屋根の色分けや各所のメッキモールも含めて、きっちり仕上げようと思えばやることはいくらでもあります。もちろん緑色のボディをそのまま使い、この小さなクルマのカタチが現れていく様子だけを楽しんだっていい。箱を開けたときにはずいぶん親切そうな顔をしていたのに、手を入れようと思った瞬間にはどこまでも付き合ってくれる。なかなか懐の深いプラモデルです。  しかもこれはレーシングカーであります。箱絵のカラーリングを再現するためのデカールはもちろん入っているけれど、このプラモデルのオーナーはあなたです。きれいなツヤのあるブリティッシュグリーンに仕上げてもいいし、自分のチームがレースに持ち込むならどんな色にするかを考えてもいい。長年使い込まれて塗装がカサつき、ちょっとサビまで浮いたような姿だってミニなら妙に似合いそうです。  カーモデルを前にすると、ついつい「ボディはきれいに塗装して、クリアーを吹いて、研ぎ出して……」と完成までの正しい作法を考えてしまいます。でもこんなに小さなクルマを目の前にしていると、「自分ならこのミニをどんなふうに走らせるかな」と想像するのも同じくらい正しい作法だと思います。昔の名車の栄光に思いを馳せつつ、同時にまだどこも走っていない小さなミニのこれからのことも考えられる。過去も未来も箱の中に入っているのが、このプラモデルのいちばん楽しいところ。特別販売製品のレーシング仕様を見つけたら、まずは箱を開けてこの緑色を味わってください。そこから先をどうするかは、オーナーであるアナタ次第です。そんじゃまた。
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nippper.com @nippper.bsky.social · 17/09/2026
【コラム】プラモの完成は「撮影」の始まり!小学3年生の息子と楽しむ、今の時代の模型遊び。/ハセガワ 1/32 eもけシリーズ トヨタ セリカLB 1600GT #コラム #自動車 #nippper #プラモデル
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【コラム】プラモの完成は「撮影」の始まり!小学3年生の息子と楽しむ、今の時代の模型遊び。/ハセガワ 1/32 eもけシリーズ トヨタ セリカLB 1600GT
 僕にとって、プラモデルが完成したあとの大きな楽しみが「撮影」です。製作中も、かっこいいと思ったパーツや、塗りがうまくいったところを撮影していますが、やっぱり完成後の撮影は至福の時間。自分で作った模型にカメラを向けながら、「かっこいいな〜〜」とぶつぶつ言っています。みんなも、完成した模型がかわいくてしょうがないですよね! 僕だけじゃないよね! スマートフォンの普及のおかげで、気軽にパシャパシャ撮れるようになったのもいいですよね。  息子が組んで、僕がシールを貼って完成させた「ハセガワ 1/32 eもけシリーズ トヨタ セリカLB 1600GT」。2人で完成させたので、「一緒に写真撮ってみようぜ」と息子を誘いました。幼稚園生の頃にも同じようなことをやったのですが、息子は覚えてないみたい。小学3年生にもなったので、今回は覚えてくれるかな?  僕の撮影スペースはガラステーブルに白と黒のPVCシートを使ったシンプルなものです(シートは画鋲で壁に直付け)。ここに置けばいつでも撮影が可能です。簡単なセッティングだけして、息子にカメラを預けます。小学3年生でも少し大きいみたいで、シャッターボタンにもギリギリ指が届くくらい。僕が息子に与えたアドバイスは「シャッターボタンを半分だけ押して、その後に押し込んでみて」だけ。  息子が「撮れた! 撮れてる!」と興奮気味。僕も息子が撮った写真を見て「できてる!」と合いの手を入れます。「なんとなくわかったから、もっと撮っていい!?」と聞かれたので、どんどん撮ろうぜ! と僕もノリノリになってきました。  体を捻る息子。カメラを傾けているのでしょうか? 彼の動きがまさに目の前の模型と会話している証拠。めっちゃ楽しそうで、俺にもカメラ貸してよ〜〜って言いたくなります。そう、プラモの前ではみんな平等。いつだって少年なのです。  「お父さん、どう!?」と聞かれ、見せられた写真に絶句。上手すぎ謙信。「カメラってすごいね。傾けたり、レンズをみょうんみょうんしてみると(伸び縮みさせているのでしょう)、形が変わって見えるんだね。走っている感じを出してみたくて、傾けてみたんだ」  「そしてこれは下に写っている車の方がカッコよく見えたから、そちらを主役にしてみたよ」  写真と一緒に、息子が目の前の模型と対話した結果まで聞ける。本当に楽しいです。上手く作るとか、きれいに塗るとかも、プラモを楽しむうえで大事だけれど、完成した模型をどう見て、どう撮るかも、今の時代のプラモデルの楽しみなのだと思います。カメラを渡したことで、息子がこの模型のどこをかっこいいと思ったのかまで見えてきた、そんな楽しい時間でした。おしまい。
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nippper.com @nippper.bsky.social · 16/09/2026
プラモデルの小物接着、もうテカらせない! /リキテックス マットメディウム #工具 #塗料 #nippper #プラモデル
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プラモデルの小物接着、もうテカらせない! /リキテックス マットメディウム
 プラモデルをどれだけ作っても、最後の組み立てでの塗装したパーツの接着だけはいつも緊張の連続です。位置ズレはないか、ポロリと取れないか、そして接着剤がはみ出さないか……心配は尽きません。 しかし瞬着は一発勝負だし、エポキシ系、水性接着剤といった他の接着剤もはみ出ると不自然にテカテカ光ってしまうのが難点。特につや消し仕上げの模型だとそのテカりはよく目立ち、シンナーで拭おうにも下地の塗装まで溶かしてしまうリスクが付きまといます。  そこで今回おすすめしたいのが、画材店などで手に入るリキテックスの「マットメディウム」です。本来はアクリル絵具に混ぜて使うつや消しクリアーのようなペーストですが、これ単体でも接着性があるため模型にとっても非常に優れた特性を発揮してくれます。  マットメディウムがいちばん威力を発揮するのがAFVモデルにOVM(車載工具)や荷物を接着するとき。つや消しや泥汚れを施した車体に小さなパーツを貼るときのストレスが大幅に軽減されます。……というのも、まず第一に乾燥すると透明なつや消しになります。多くの接着剤は乾くと透明になってもテカりが残りますが、これは乾燥するとさすが画材!と言いたくなるほどきめ細やかなマット質感になります。ピグメントで汚したパーツの隙間からはみ出しても質感を損なわず周囲と一体化し、ほとんど見えなくなります。  第二に、ノーリスクで除去できます。サラサラで完全な水溶性なのではみ出した部分も水をつけた綿棒でサッと拭き取れます。ラッカーやアクリルの塗膜を傷める心配はありません。接着し直しも本当にラクです。 第三に、ゆっくり位置決めができます。乾燥は遅めでプラ同士だと15分以上かかります。しかし、遅いがゆえに瞬間接着剤のように一発で位置を固定する必要がなく、じっくりとベストな位置を探れます。またはみ出しのチェック・拭き取りも落ち着いてできますね。  シートなど、凹凸があって密着しにくいパーツには隙間を埋めやすい「マットジェルメディウム」を選ぶとより確実に固定できます。ツヤあり塗装には「グロスポリマーメディウム」がベストです。  肝心な接着力は「強すぎず弱すぎず」で、飛行機の脚など荷重がかかる箇所には向きませんが小物なら脱落の心配はまずありません。AFV以外にも飛行機のキャノピー接着など、一本あると使いどころはたくさんあります。画材コーナーにあるこの1本で、皆さんの接着ライフをストレスフリーにしちゃいましょう!
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nippper.com @nippper.bsky.social · 16/09/2026
【キットレビュー】主役を凌駕するロマンの宝庫!PLAMAX「1/72 VF-1 バルキリー用兵装セット」で叶える大人買いの夢と最高の翼下。 #キットレビュー #ロボット・アニメメカ #nippper #プラモデル
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【キットレビュー】主役を凌駕するロマンの宝庫!PLAMAX「1/72 VF-1 バルキリー用兵装セット」で叶える大人買いの夢と最高の翼下。
 幼いころから、何故だか心惹かれる名わき役「武器セット」。その可能性を広げてくれる存在感と、本体に取り付けた姿を想像させる、整然と描かれたボックスアート。子供の頃はお小遣いの関係もあり、本体を買うのが精一杯で、なかなか名わき役の武器セットにまで手が出ませんでした。  しかし、今はもうそんなことお構いなしです。なぜなら、きちんと労働して納税までしているからね! 「武器セットがオプションで用意されているキットを買うなら、必ず武器セットも買いたい!」。そんな大人の欲望を真っ直ぐに満たしてくれるのが、マックスファクトリーのPLAMAX「1/72 VF-1 バルキリー用兵装セット」です。先行して発売されていたPLAMAXのVF-1ファイターを複数所有しているので、当然のように購入です!  箱を開けると、整然と並んだミサイル等のランナー群が目に飛び込んできます。3連装空対空ミサイル(AMM-1)×4、反応弾(単装・2連装を選択可)×6、ミサイルコンテナ(UUM-7)×4など、おなじみの兵装たちが1/72という手のひらサイズで精密に立体化されています。  ちなみに同シリーズの「ストライクバトロイドバルキリー」にはミサイルコンテナ×4、「ストライクファイターバルキリー」にはコンテナ×2と2連装反応弾×2が標準付属。マックスファクトリーさんのこだわりにも脱帽ですが、この兵装セットがあれば通常のバルキリーにも自由にフル装備させられます。  パーツ一つひとつのディテールが実にシャープで、組み立てのストレスを軽減する工夫にも目を見張るものがあります。特に注目したいのが反応弾のランナー構成。  モナカ割りになっている円型パーツを接着して合わせ目を消すという面倒な工程がなく、円筒状のパーツを上下で差し込む形式なので、複数作る事でただでさえ面倒になりがちな武器の組み立てがストレスフリーでサクサク量産できてしまいます。  この兵装セットの本当の真価は、丁寧に仕上げたパーツを機体の翼下にセットした瞬間に訪れます。手元にあるVF-1たちの翼下に装着していくと、素組みの時にはスマートで流麗だったバルキリーの翼が一変、ゴツゴツとした無骨で凶暴な「攻撃機」としての表情を見せ始めます。重厚感あふれるフル装備状態を横から眺めたときの密度の詰まり具合……思わず「これはマストで買いだな」と実感してしまいます。  子供の頃はなかなか手が出せなかった、名わき役「武器セット」。それを大人になった今、自分自身の手で組み上げ、翼下に装備して卓上に飾る。この圧倒的な満足感と高揚感は、何物にも代えがたいものがあります。ぜひ本体と一緒にこの最強の脇役を手に入れて、卓上のバルキリーを完璧な姿へと昇華させてみてください!
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nippper.com @nippper.bsky.social · 15/09/2026
絶滅した巨大なウミガメのプラモデル/バンダイスピリッツ プラノサウルス アーケロン #キットレビュー #恐竜 #nippper #プラモデル
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絶滅した巨大なウミガメのプラモデル/バンダイスピリッツ プラノサウルス アーケロン
 日曜午前は息子を連れてあちこちに行くのがルーチンとなっており、東京の「そういえば行ったことなかったな」という博物館や美術館を端から埋めていくような毎週を過ごしております(ともすれば二日酔いで1mmも動けないことがほとんどだった過去を考えると劇的な変化であると言えましょう)。今週は「ボートに乗りたい」「公園に行きたい」というオーダーをうまくすり替え上野に行き、ひさびさに国立科学博物館の常設展を訪れました。  恐竜化石はいつでも大人気ですが、私は地球館B2Fに居並ぶスケール感の狂った哺乳類や海棲動物の骨格が好きでございます。そしてふと上を見上げると、そこにはアーケロンの全身骨格がぶら下がっているじゃありませんか。昨日作ったプラモデルの「本当の大きさ」に触れる、偶然としては出来すぎた遭遇です。  骨格と外皮を段階的に組み立てるバンダイスピリッツのプラノサウルスシリーズ最新作、アーケロンです。見た目はウミガメによく似ていますが、アーケロンを含む爬虫綱カメ目プロトステガ科は絶滅している上に現生種のウミガメと近縁なのか遠縁なのかもよくわかっていないらしい。っていうかサウルスというのはトカゲのことなのでアーケロンはぜんぜんサウルスじゃないな〜と思いつつ、カメっぽい生き物の骨格のプラモデルというのがとても楽しそうでうっかり買ってしまった次第。  説明書には「へえそうなんだ」というアーケロンの豆知識がたくさん書かれていて、この骨格の形状も非常に独特の特徴があり、現生種のウミガメとは全く違う構造であるのだ……ということを理解させられます。確かに全長4mのカメの構造をまるまる硬い骨で支えていたらとんでもない重さになってしまうだろうし、「軽量化」というよりもスキマのある骨をもった個体が巨大化/海棲化に有利だったのだろうな……などと素人なりに考えを巡らせることもできます。  外皮のルックはウミガメそのものといった感じで、これで骨格を覆ってしまえばアーケロン的な特徴というのは文字通り隠れてしまいます。パッケージには部分的に外皮を取り付けた状態のカットモデル風写真もあるのだけど、はめ合わせの都合上接着剤を使わないと「半分外皮」にはできないのであしからず。とはいえ、全体を着脱して遊ぶならキットのままでもOK。  骨格を組んでいくと細くて頼りないパーツ同士がガチっと噛み合わさってガッチリとした剛性感を獲得するのがすげえ楽しい!まるでバイクや自動車の鋼管フレームを組んでいるときのような面白さ。肋骨が開放状態にある恐竜と違い、やっぱり甲羅に包まれたカメならではの組み味というのがここには存在します。  胴体下面の歯車みたいな骨が組み合わさったビューにも科学博物館で再会。識者によれば科博のアーケロンは骨格のレプリカというより彫塑として造形されたものに近いという話もあり、確かに頭部の造形とか全体のシルエットの流麗さなんかはまるで宇宙世紀のサブフライトシステムを見るような「そこまでカッコイイことある?」みたいな雰囲気を纏っており、化石の世界もなかなか複雑であるなぁと。  外皮をくっつけると前肢と頭部の可動をお互い妨げない非常に絶妙なパーツのクリアランスに感動します。ガンプラみたいに「動くことが前提のデザインをプラモデル的にアレンジする」というのではなく、あくまで生き物としてのアウトラインを尊重しながら可動ギミックにチャレンジしたときに出てくる旨味みたいなものがあり、バンダイスピリッツ製品ならではの凄味を改めて味わえます。  年少者をターゲットに据えた商品は「簡単に作れる」ということがどうしてもクローズアップされがちですが(そして実際アーケロンはめちゃめちゃ簡単に作れるのですが)、しかし骨格を見てあれこれ考え、そこに外皮を被せると巨大なカメが現れ、さらに動かしてみればプラモデルの設計の妙にも唸らされます。老若男女誰にでもオススメしたい、すごく楽しいプラモデルでした。そんじゃまた。
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nippper.com @nippper.bsky.social · 15/09/2026
【レビュー】いつでも飛べる、トップガン。ハセガワのF-16Nはあなたを待っている #キットレビュー #軍用機・旅客機 #nippper #プラモデル
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【レビュー】いつでも飛べる、トップガン。ハセガワのF-16Nはあなたを待っている
 おなじみのテーマ曲と、とにかく戦闘機が飛びまわる映画『トップガン』。第3作の製作も正式に発表され、第1作も期間限定ながら映画館で再上映されるなど、その熱はいまだ衰えません。  ところで、海軍のエリートパイロットを鍛える本物の「トップガン」が、F-16を使ってきたことをご存じですか? F-16といえば、世界中で使われている戦闘機としておなじみですが、トップガンでは訓練相手となる「敵役」として採用されました。そのF-16Nを再現したのが、このハセガワ「1/72 F-16N トップガン」です。  F-16とひと口にいっても、じつはたくさんのバリエーションがあります。F-16Nは、アメリカ空軍のF-16C Block 30をもとに、海軍の訓練用として改造された機体です。F-16Cというと、A型よりも垂直尾翼の根元がガッチリしており、後の機体には大きく口を開けたようなインテークを備えるものもあります。しかしF-16Nがもとにしたのは初期のBlock 30。新しいエンジンを搭載しながらインテークは小型で、訓練に必要な装備に絞られた、よりシンプルなF-16です。  グッドモーニング、アビエイターズ! ハセガワの1/72 F-16には、パイロットのアニキも付属します。これからこのアニキが、F/A-18に乗るひよっこどもを教導するのだ。  機首下にある空気取り入れ口「インテーク」の近くに穴を開け、左右に小さなアンテナを取り付けます。これはレーダー警戒装置に関係するアンテナの類で、F-16Nを見分ける特徴のひとつです。後のバリエーションでは取り付け方が変わったため、A型のキットから受け継がれてきた小さなL字型アンテナが役に立つ瞬間は、ここだけかも。こうした細かい違いを忘れずに作れば、完成はすぐです。  照準器に捉えられた航空機を描いた、トップガンでおなじみのマーク。それが、機体に貼る水転写式のシール「デカール」になっています。これは、ほかの世界へ持っていっても意味が伝わりやすいマークになるでしょう。宇宙世紀でもコズミック・イラでも、敵役を務めるモノたちが受け継ぐ、伝統のスゴマークとして活用できるでしょう。  そんなトップガンを感じられるキットが、ハセガワの定番ラインナップのなかにひっそりと隠れています。F-16は組みやすくてパーツ構成もシンプル。さらにトップガンのマークまで付属します。いつでもドッグファイトをしたかったら、かかってこい。ハセガワには、そんなジェット戦闘機の教官となるプラモデルもいるのです。
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nippper.com @nippper.bsky.social · 14/09/2026
HME2026旅行記。北海道土産にガンプラをチョイスする日が訪れようとは……/ガンプラくん 劇場イメージカラー #トラベル #nippper #プラモデル
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HME2026旅行記。北海道土産にガンプラをチョイスする日が訪れようとは……/ガンプラくん 劇場イメージカラー
 「HME2026」こと北海道モデラーズエキシビション。それきっかけで北の大地へ往訪してきた。25年前、札幌に住んでいた時期があるのだが、’00年代以降はまったく足を運んでなかった自分、いつかまたとは思い続けてきたのだが、そのいつかがプラモデルきっかけとなるとは当時は思いもよらなかった。  ’99〜’01年の札幌といえばサッポロバレーやインバウンドという言葉が跋扈する前。当時、新千歳空港の到着ロビーには馬鹿デカい円柱水槽があり、ウツボとか凶悪な面子がメインを貼っていたのが印象的だった。むしろその水槽が唯一のユニークさだったくらい。それが今やターミナルビルは下手な商業施設よりも立派で、ガンダムベースまで入っている。入店すると模型愛好家よりも一般家族層で賑わっていて、再販されたガンダムXを箱を手にした父親が「これ、お父さんが子どものころ作っていたなー!」と子供に話していた。なにコレ、CMかな?と思えたほど良い雰囲気だった。  北海道のプラモデル文化を担う一翼といわれていたHME。行けたのはDAY1のみだけども大盛況だった。コロナ禍の中断を経ての再開で沸き立つ古参の方たち、この機会にプラモデル展示会に参加した新規卓、それぞれ合わせて笑顔で歓談していたのが印象的だった。来場者も模型愛好家らしき方からカジュアルな家族連れなど幅広く、とにかく賑わっていた。展示された力作、模型ライターの作例、企業ブースなどなど、会場は見応え十二分だったのだが、前述のとおり集う人らが場を楽しんでいる感じが伝わってきて、こちらもなんだが気分が良くなってくる。そんな現場だった。  そして「北海道モデラーズエキシビションついでの北海道往訪、凄く良かったよ」という話に続けたい。内地(道外在住者)の人間が北の大地へ向かう機会というのは、そうそうあるものではない。大半は北海道物産展で満足している。「HMEというのが開催されるらしい」の一点で腰をあげた今回。プラモ好きであれば会場のプラモ愛好家らとコミュニケーションは自然と発生し、ご当地感がより深いものとなっていくという、プラモ好きの北海道旅行としては最良すぎる機会となったのだ。自分はバイクレンタルをして積丹半島を巡るという、北海道ツーリングを堪能してからのHME会場入りを果たしてきた。レンタカーを借りて北海道を巡るのもナイスだと思う。「今年は北海道らしい爽やかな夏が帰ってきた」と現地の方らが言っていたので、今回の開催日程はあまりにもジャストだったのだ。次回も同じような時期に開催となれば北海道アゲイン、抗えないなー。皆さんもHME、要チェックで。  新千歳空港のガンダムベースの話にもどるが、膨大な限定アイテム、再販商品を前にしてガンプラ欲を抑えるのに必死だった。なぜなら只今絶賛、HGアリュゼウスという大物相手に取っ組み合いしている最中なので、重たいキットは控えたい思いがあったのだ。そんな中、あまりにちょうど良かったのが『1/1 ガンプラくん 劇場イメージカラー』だった。ガンダムベース限定感あってお土産らしさあるし、なによりサクッと組み上げれそうだったので我ながら良いチョイスだと思えた。しかもだ。  HME2026メインビジュアルとこのガンダムくん劇場イメージカラーがまさかのジャスト・イン・タイム(?)。 いや、狙って買ってないからね!? HMEサブリミナル効果でこのガンダムくんをチョイスしてしまっただけだから! どうあれ、ガンダムくんの台座にHMEステッカーを貼り付けて「俺の北海道モデラーズエキシビション、これにて見事完走!」と、充実感に満たされるのであった。以上、HMEの次回開催を切に願う。今回得た旅のメソッドをより昇華させて、北海道をもっと楽しみたいぞー!
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nippper.com @nippper.bsky.social · 14/09/2026
【工具レビュー】模型作りに“第三の手”を!塗装も接着も驚くほどラクになる「グリーンスタッフワールド マルチホルダー」 #工具 #nippper #プラモデル
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【工具レビュー】模型作りに“第三の手”を!塗装も接着も驚くほどラクになる「グリーンスタッフワールド マルチホルダー」
 プラモデルや模型の製作では、小さなパーツを切ったり、塗ったり、狙った場所へ接着したりと、指先を使う細かな作業が何度も登場します。そこで大切になるのが、作業するものをしっかりと「固定すること」です。パーツや模型が動かないだけで、刃物や筆を狙った場所へ正確に当てられ、接着する位置も決めやすくなります。さらに、模型を支えるために使っていた片手が自由になれば、両手を使ってより繊細な作業が可能になります。  「好きな角度で浮かせておきたい」「どこにも触れずに塗装したい」「もう一本、手があれば……」。模型を作っていると何度も直面する、そんな“固定の悩み”をまとめて解決してくれるアイテムがあります。  それが、グリーンスタッフワールドの「スタンド付きワークホルダー」です。模型製作に頼もしい“第三の手”を加えてくれます。万力のように対象物を挟んで保持できるほか、付属のピンとゴムを使えば、傷をつけたくないパーツやキットもやさしく固定できます。作業するものに合わせて、保持方法を選べるのが大きな特徴です。  万力で挟めるものなら、このようにガッチリと固定できます。ホルダーの角度を柔軟に変えられるため、手では支えにくい姿勢のまま保持することも可能。土台にはしっかりとした重さがあり、傾けても簡単には倒れません。片手で模型を持つ必要がなくなるので、両手を使って作業に集中できます。  付属のピンとゴムは、土台が付いたキットを固定するときに真価を発揮します。キットの土台をピンとゴムで押さえてしまえば、塗装中に本体へ触れることなく、さまざまな方向から筆を入れられます。さらに、ピンの位置や形状を工夫すれば、いろいろな大きさや形のものを固定できそうです。  個人的に、最も効果を実感したのが接着作業です。例えば、このような木を作る場合。幹をホルダーに固定しておけば、片方の手で枝を接着位置に合わせ、もう片方の手で硬化促進剤を吹きつけられます。両手を自由に使えるので、細い枝を狙った場所へ次々と接着でき、いつもの数倍の早さで作業が進みました。塗装、接着、加工など、使う人や作るものによってさまざまな活用方法が考えられるアイテムです。「ここで誰かに持っていてほしい」という小さなストレスを解消してくれるワークホルダー。ガッチリと固定して、模型製作をもっと快適に楽しみましょう!
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nippper.com @nippper.bsky.social · 13/09/2026
【コラム】北の大地でガンプラを紛失し、それを取り戻した話。 #トラベル #nippper #プラモデル
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【コラム】北の大地でガンプラを紛失し、それを取り戻した話。
 nippper副編集長フミテシとHME2026(模型展示会ね)に出展するため羽田空港からフライト。札幌行くの3年ぶりのワタクシ、新千歳空港に到着するなり足を運んだのはガンダムベース アネックス新千歳空港。ターミナル4Fに昨年オープンしたこの店舗、そこまで大きくないけどやっぱりガンプラがずらずら並んでいるとだいぶ盛り上がります。新千歳空港でしか買えないアイテムはなかったんだけどさ、やっぱりこう、なんか買いたくなるわけよ。  つや消しのパッケージに浮世絵っぽいタッチで描かれたボックスアートがイケてるENTRY GRADE 1/144 νガンダム [浮世絵パッケージVer.]とフィン・ファンネルをセットで買うのもいいけども〜!通常パッケージのセットなら家にあるしな〜(アホすぎる)。  「1/100HGのガンダムエックスディバイダーが再販!?」とブチ上がる副編集長フミテシ。このギトギトしたスジ彫りとかバヨバヨにムラのあるブラックメッキとか、やっぱりイマドキのシュッとしたガンプラとはまた違った味わいがすげーかっこいい。2周くらい回っていまならこれをオシャレに仕上げられる気がする!  と、会話をしているうちにフミテシは黒いガンダム(HGUCのエコプラ版RX-78-2)にデカールも追加してお買い上げ。クッソー俺もなんかほしい。なんだろう。HG 1/144 ガンダムベース限定 ド・ダイ改(21st CENTURY REAL TYPE Ver.)だね。上に乗せるものはあとで考えよう。家に帰ればガンダムMk-IIは売るほどあるし。百式も息子の100日祝で作ったやつがまだあるぜ。  で、エアポート快速で札幌駅へ。網棚にガンプラの入った袋を置いてこれから会う人や買い出しをしなければいけないモノのことなどを話しながら脳は「はやくビール飲みたい」の一色に。札幌駅の改札を出て足取り軽くスーツケースを引きながら……あれ、なんか足取り軽すぎるな……。ふたりとも完全に網棚のガンプラのことを忘れていました。アホすぎますね。こういうのを「浮かれている」と言います。諦めてビールを飲みましょう。  ビールを飲みながら知ったのですが、JR北海道を始め日本の公共交通機関は現在「find chat」という忘れ物や失くし物の検索をしてくれるサービスを導入しているんですね。忘れた場所、時間、モノの特徴を入力しておくと、誰かが拾得してくれたときにそのデータをAIが照合して「あったよ!」と通知してくれる。なんなら「拾ってくれてありがとう」も拾得者に伝えられる。すごい時代です。 というわけで、東京へ帰る日に札幌駅で無事ぼくらのガンプラと再会し、家に帰ったら組むぞ〜とワクワクしながら帰宅。拾ってくれた人よありがとう。保管してくれていたJR北海道よありがとう。旅のワチャワチャで3倍輝いて見えるガンプラをこれから組もうと思います。そんじゃまた。
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nippper.com @nippper.bsky.social · 13/09/2026
【コラム】同じプラモなのに、同じ体験にはならない。だから模型は何度作っても面白い。 #キットレビュー #コラム #軍用機・旅客機 #nippper #プラモデル
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【コラム】同じプラモなのに、同じ体験にはならない。だから模型は何度作っても面白い。
 プラモデルの面白いところは、同じキットでも、出会った時期やそのときの製作環境によって、まったく違う楽しみ方ができることです。たとえ以前に作ったことがあっても、使う工具や塗料、自分自身の経験が変われば、完成までにたどる道も、出来上がる模型も変わってきます。  先日、「ハセガワ 1/48 ドイツ空軍 メッサーシュミット Bf109G-6」を久しぶりに作りたくなり、買ってきました。一度完成させたことのあるキットなので、箱を開ければ、パーツがどのように組み上がっていくのか、その道筋はなんとなく頭の中にあります。  しかし、初めて作ったときと今とでは、大きく違うものがひとつあります。それが、僕の手元に「水性アクリルマーカー」があることです。nippperの記事でもご紹介してきた水性アクリルマーカーは、プラに直接塗装ができて、乾燥も早く、塗りムラも目立ちにくいという特徴があります。蓋を開けるだけで塗装準備完了という手軽さも最高です。  この水性アクリマーカーがあれば、筆や塗料を準備することなく、コクピットの内部や細かなパーツといった組み立ててしまうと筆が届きにくくなる場所も、スルスルと快適に塗装できてしまいます。このAKインタラクティブの「AKリアルカラーマーカー RLM66」はドイツ軍のコクピット内部を塗るために調色されたグレー。ペン先を動かしていくだけで手早く色が入っていきます。2分ほどでしっかりとコクピットの内壁が塗りあがります。  こういった小さなハンドルパーツを塗る時なんて、「水性アクリマーカーを持ってて本当に良かった」と思える瞬間です。  水性アクリマーカーは重ね塗りもできます。銀を塗りたい時に先に黒を塗って、その上から銀を塗れば透け感のない重厚なシルバーにもなります。手軽かつかっこいい質感も模型に与えることができるのです。こちらはArrtxの「アクリルペイントペン 10本セット(黒4 白4 金1 銀1)」を使用しています。このセットは模型塗装でめちゃくちゃ活用できるのでおすすめです。  初めてこの「ハセガワ 1/48 ドイツ空軍 メッサーシュミット Bf109G-6」を作ったときには持っていなかった便利なマテリアルによって、今回はより軽快に、サクサクと作業が進んでいきました。この「前よりもうまく進められた」という小さな成功体験が、プラモデルを作る楽しさをさらに大きくしてくれます。  プラモデルが完成までにたどる道は、決してひとつではありません。同じキットであっても、自分が積み重ねてきた経験や、今使っている工具、塗料やマテリアルによって、その道筋は何通りにも変化します。作っている途中に起きたことや、うまくいったこと、ときには失敗したことまで含めて、ひとつの工程がドラマとなり、最後には模型という形になって目の前に現れる。だから僕たちは、同じプラモデルを何度作っても、何度塗っても楽しめるのだと思います。
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nippper.com @nippper.bsky.social · 13/09/2026
【レビュー】新しい恐竜の顔へ/タミヤ クリックロック1/35恐竜シリーズ フクイラプトル #キットレビュー #恐竜 #nippper #プラモデル
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【レビュー】新しい恐竜の顔へ/タミヤ クリックロック1/35恐竜シリーズ フクイラプトル
 福井県立の"恐竜なんちゃら"(恐竜博物館だったり県立大学の恐竜学部だったり色々あります)とは結構な付き合いになります。「フクイラプトルをタミヤがプラモデルにするので説明書に骨格図を使わせて♡」(大意)と福井県立大学恐竜学部准教授の今井拓哉さんから連絡をもらい、驚きと嬉しさと、それから「?」で脳内がオーバーフローした筆者です。 フクイラプトルといえば、その名の通り「恐竜王国福井」で初めて命名された恐竜です。頭骨がほとんど見つかっていないのはさておき、フクイラプトル(の生体復元)は文字通り福井県の「顔」として売り出されてきた過去があります。であればタミヤにおけるクリックロックという新ブランドの第1弾としてティラノサウルスを抑えるということもままあるかなんて思いつつ、なにしろフクイラプトルの既知の標本は(まだ未成熟のようですが)推定全長5m弱。これまでのタミヤの恐竜プラモデルと同じ1/35スケールだとすると相当にちんまい計算です。どういったキットになるのでしょうか?  そうして迎えた静岡ホビーショーで、1/35フクイラプトルは復元骨格レプリカや金型の特別展示を引き連れて颯爽とデビューを果たしました。接着剤不要の「クリックロック」仕様と故・田宮俊作会長の遺言めいたメッセージ、そして楽しい工作シリーズの新作恐竜まで引っ提げており、気合の入りようにただ怯えていた筆者です。手ごろな価格のこじんまりしたパッケージは店頭だとなかなかどうしてかくれんぼが上手ですが、投網をうって首尾よく捕獲することができました。シリーズ第2弾のフクイサウルスも発売前に押さえておくべきかもしれません。 ▲命名されてから四半世紀ちょっと、現在進行形で色々あるけどこれが令和のフクイラプトル最新復元だぜ!ということで、ほぼ同スケールの骨格図アクスタと並べてみます。アクスタはみなさんあちらへ行かれるそうですよ。  フクイラプトル本体は長さ12cmほどの小さなキットですが、同じくらいのサイズ感の「1/35恐竜世界シリーズ ベロキラプトル」と比べてずっと細かく分割されているうえ、スライド成型を駆使したものとなっています。おまけキット(の詰め合わせ)という趣の「ベロキラプトル」とは異なり、正真正銘フクイラプトルが主役のプラモデルなんだぜ、という決意が伝わってくるようです。原型協力:荒木 "はり師カズやん" 一成さんということで、ランナーに付いているうちから荒木造形の香りが立ってきます。  現在進行形で分類が揉めている(≒復元の参考にすべき近縁種が定まらない)ところでもありますが、スライド金型を駆使した本キットの頭骨は紛れもない「最新復元」の結晶のよう。学会で筆者が椅子から転げ落ちかけた話はそのうち書くこともあるでしょう。  先行する「1/35恐竜世界シリーズ」では伝・ヒサクニヒコ先生像が付属していましたが、「クリックロック 1/35恐竜シリーズ」では誰でもない大人と子どものヒトガタが付属しています。接着剤を使って初めて組んだキットは「トリケラトプス情景セット」だったぜ、小学3年生の時に「恐竜博2002」のショップコーナーで買ってもらったんだぜ……と、かつての自分の姿をヒトガタに投影し、ちょっとセンチメンタルな気分に浸ります。  硬質のプラスチックを使った近しいサイズの射出成型品という共通点からか、パーツ分割に往年の「チョコラザウルス」(造形企画制作:海洋堂、販売:味覚糖)の後期アイテムの気配を感じ、またしてもセンチメンタルな気分に浸ります。しかし胴体内のフレームに各パーツを取り付けていく設計は現代のプラモデルらしいそれ。はっと我に返ります。  ほぼ同サイズの「ベロキラプトル」(実在のヴェロキラプトルをキット化したものではないらしい、という話はここではしません)と並べてみます。「ベロキラプトル」が発売された1990年代前半、ヒサクニヒコ先生をはじめ仲立ちする人はあれど、恐竜研究の最前線と市井の間にはまだまだ大きな隔たりがありました。ひるがえって現在では研究者と一般の人々との距離は大きく縮まり、監修したプロの研究者である服部創紀さん(福井県立大学恐竜学部准教授)の名前がパッケージに大々的に表示される時代ともなっています。恐竜研究の伝道師であったヒサクニヒコ先生像ではなく何者でもない/何者にもなれるヒトガタが付属する現代の恐竜プラモデルは、一般の人々が伝道師の肩越しではなく直に恐竜と向かい合う、現代の恐竜研究と社会のありようを示しているのかもしれません。  恐竜の骨格図を描いては方々に売りつける怪しい人になった筆者ですが、元を辿ればそのきっかけはタミヤの恐竜世界シリーズを改造しようとしたところに行きつきます。荒木一成さんの恐竜造形のきっかけは元祖・恐竜シリーズだったとも言います。「クリックロック」で組み立てのハードルがぐっと下がったタミヤの新・恐竜シリーズから、何者が生まれてくるのかも楽しみです。
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nippper.com @nippper.bsky.social · 12/09/2026
何度言っても言い足りない!タミヤのモデルクリーニングブラシを半分しか使えていないアナタへ…… #工具 #nippper #プラモデル
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何度言っても言い足りない!タミヤのモデルクリーニングブラシを半分しか使えていないアナタへ……
 プラモデルを撮影する前に絶対にやったほうがいいこと、それはホコリを払うこと。模型にホコリや削りカスがくっついているのは悲しいからね。そして息をフーッと吹きかけても静電気でくっついているホコリは飛んでいきません(orすぐに舞い戻ってきます)。そこでタミヤのモデルクリーニングブラシ(静電気防止タイプ)です。毛足の長い除電ブラシで静電気を除去しながらホコリを払えるので最高。  そして超大事なのが「後ろ半分がまるまるキャップになっていて、外すと中に小さいブラシが入っている」ということ!説明を読まないと一生知らないままの人がけっこういるので定期的にバズるネタなのですが、今回はマックスファクトリーの白銀ノエルちゃんを撮影しようとファインダー覗いたら髪の毛パーツに削りカスがめちゃくちゃ溜まってたので改めてお伝えしたくなった所存。  ミニブラシはPBT樹脂毛なので除電機能はないものの、モデルを傷つけずに溝に入った削りカスまで優しくしっかりとかき出してくれます。しかも大きいほうの除電ブラシは、ミニ四駆やRCカーの透明ステッカーにも使える。台紙から剥がしたステッカーは静電気でボディに吸い付きやすいので、貼る前にブラシで触って除電するというワケです。ってことはハセガワの自販機シリーズとかにも使えるのか。こんど試してみよ……。  より小さい除電ブラシを備えた「ミニ四駆クリーニングブラシ (ステッカー用ヘラ付き)」も販売されていて、こちらはより細かいステッカーワークに対応するためにヘラ状の樹脂パーツがお尻にくっついているのが特徴。ただしミニブラシは付属していないので要注意。タミヤのモデルクリーニングブラシ(静電気防止タイプ)をまだ持っていないみなさんはすぐ買ったほうがいいし、ミニブラシの存在を知らなかった人はぜひ使ってください。撮影前のひと手間があなたの完成品をより輝かせてくれるはずです。そんじゃまた。
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nippper.com @nippper.bsky.social · 12/09/2026
【工具レビュー】混ぜる、すくうがもっと快適に!ちょうど良くマッチョな模型用攪拌棒「ウェーブ ペイントミキシングスティック(2本組)」 #工具 #塗料 #nippper #プラモデル
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【工具レビュー】混ぜる、すくうがもっと快適に!ちょうど良くマッチョな模型用攪拌棒「ウェーブ ペイントミキシングスティック(2本組)」
 塗料を混ぜる棒「攪拌棒」というものは、プラモデル作りにおいて何本持っていても困らない大事な棒です。料理でも卵とかを混ぜる棒があるとすごく便利なように、模型でも混ぜることをサポートする道具は、僕たちの模型ライフをとっても快適にしてくれるのです。  そんな攪拌棒のニューアイテムとしてウェーブから「ペイントミキシングスティック(2本組)」が発売されました。僕は手元にすぐ攪拌棒が転がってないと筆塗りが進まないタイプなので、すでに攪拌棒は持っていますが新たにこちらも導入。この攪拌棒、他の撹拌棒にはないちょうど良いマッチョさが特徴です。  模型用の攪拌棒は両端が棒状&軽量スプーン型になっているものが多いです。塗料をしっかりと混ぜて、適量すくえるようになっているのです。  このペイントミキシングスティックのスプーンは、定番のタミヤの攪拌棒よりも大きめ。スプーンの幅はおよそ1cm。ひとすくい0.2ccくらいになっています。0.2ccという分かりやすい量なので、塗料とうすめ液を〇〇:〇〇で薄めると何ccくらいになるかという計算もしやすいです。  混ぜる方の棒は、太さが一定で安定感抜群。棒がしなったりすると、塗料を混ぜているときに、塗料が跳ねたりすることもありますが(力の入れすぎという説もあります)、この太さ6mmの棒ならしっかりゴリゴリと混ぜられます。  ゴリっと下の方に溜まった塗料混ぜて、ペーパーパレットに塗料を移す。棒自体が太いので、塗料も多めにすくえます。たくさん使用したいときにも時短になって良いですね。  金属製なので、ペーパータオルですぐ拭えばきれいになります。金属製の良いところですね。  スプーンもたっぷりとすくえるので、多めに塗料を調色したいときに便利。しかも容量も安定するので、より自分が作りたい色に近づけることも可能です。  すでに攪拌棒を持っている人でも、このちょうど良いマッチョさがある「ウェーブ ペイントミキシングスティック」は買って損なしと言えますよ。ぜひあなたの机にお迎えください。それでは!
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nippper.com @nippper.bsky.social · 11/09/2026
【レビュー】組み立て順が教えてくれる「仮面ライダーとはなんなのか」/仮面ライダーWのファングジョーカーを作る #キットレビュー #ヒーロー・怪獣・モンスター #nippper #プラモデル
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【レビュー】組み立て順が教えてくれる「仮面ライダーとはなんなのか」/仮面ライダーWのファングジョーカーを作る
 なんとなく気に入っていた曲が実はカバーで、後から本家を聴いて「こっちがオリジナルだったのか」と驚くことがある。コンテンツには触れてきた順番があり、それによって抱く印象も変わる。私にとって、仮面ライダーWのファングジョーカーのプラモデルはまさにそういう体験だった。  人をかたどったプラモのはずなのに、組む感触はどこかロボットに近い。超人だからと言ってしまえばそれまでだが、人間を模したものといえば美少女プラモを作ることが多かった自分には、この感覚が妙に新鮮だった。  ガシッとした上半身や、腹筋部分のゴロッとした塊感のある関節パーツを人間のプラモデルで扱うとは思わなかった。さらに、Wならではの左右色違いの身体を、マスクや胴体といった部位ごとに右と左で別々に作っていく工程も独特だ。関節まわりにはスーツの機能から引用してきたのか、素材の伸縮性を感じさせるディテールの工夫が見られる。  機構としての関節をなるべく目立たせないようにする美少女プラモとは真逆で、関節そのものをデザインとして見せる方向性は人のようで人でない、変身した姿であるという設定とデザイン上の立て付けが噛み合っていると感じた。仮面ライダーWって人なのか?みたいなことも考え始め、変身後の姿をどう定義するのか悩むくらいには気に入った。  また、組み立ての順番が非常によく考えられていて、これには素直に感心してしまった。特撮のことがよくわからない私でも「あ、仮面ライダーだ」と分かる頭部を最初に作る。そして一番最後がベルトだ。 確かに仮面ライダーってベルトだよな、という納得感は、熱心な愛好家がテレビや動画で身につけて変身ポーズを取っているのを見た記憶から来ている。作る前の私は「仮面ライダーはマスク」と思っていたのに、一通りの組み立て体験を通して「そうそうベルトだ、ファンはみんな持っている!」と気付けるのが面白い。  よくよく考えると、手に入りにくいと何となく聞いていたのもベルトだ。先日、雨の秋葉原で出会った彼も「ベルトや差し込むUSBメモリ状のアイテムを入手するのが大変だった」と話していた。 特撮をよく知らない私でも、作り終わる頃には「そうか、ベルトこそが現実と空想をつなぐ重要アイテムなんだ」と実感できるし、そう思わせるくらい細かく作り込まれたパーツには、仮面ライダーの肝を感じさせるに十分な魅力があった。
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nippper.com @nippper.bsky.social · 11/09/2026
花金だ!仕事帰りに買うプラモ。極上のイエローで体感する、憧れのフェラーリ512BB。 #キットレビュー #自動車 #花金プラモ #nippper #プラモデル
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花金だ!仕事帰りに買うプラモ。極上のイエローで体感する、憧れのフェラーリ512BB。
 週末の模型ライフが楽しくなっちゃうプラモを、フミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」。今週は、買って来てサクッと組むだけで、あなたもあのフェラーリのオーナーになれるドリームプラモ「青島文化教材社 楽プラ スナップキット フェラーリ 512 BB(イエロー)」をご紹介します。  フェラーリ 512BBは多くの人を虜にしてきたスーパーカーです。そしてフェラーリという存在はプラモデルの世界でもスペシャル(以下のリンクをぜひ読んでください)。  それをアオシマの楽プラというフォーマットで気軽に楽しめるってだけでも最高なんです。特に僕が惹かれたのが「イエロー」。黄色は、塗装で下地を透けさせず、きれいに発色させるのが難しい色です。それが箱を開けた瞬間から、こんなにも鮮やか! 透けを感じさせない濃密な黄色に、つやつやの光沢。買ってくるだけで極上のイエローが手に入るなんて、このボディだけでも嬉しくなっちゃいます。  また、フェラーリと言えば「赤」というイメージしかなかった僕には、この黄色がとても新鮮でした。フェラーリと黄色の関係を調べてみると、創業者エンツォ・フェラーリの故郷であるイタリアの街、モデナにゆかりのある色なのだそうです。そのつながりから、跳ね馬のエンブレムの背景にも黄色が選ばれています。そうか、いつも見ていたあのマークも黄色だった! 赤の印象が強くて意識していませんでしたが、黄色もまた、フェラーリのルーツにつながる大切な色なんですね。  そんな黄色いボディを彩っていくのが、付属のシールです。こちらは紙シールと、透明なテトロンシールの2種類。窓枠や細部の色分けには紙シールを、ライト類にはクリアーパーツの上からテトロンシールを貼ります。  透明なパーツに透明な色が重なるので、赤やオレンジに色付いても、レンズらしいきらめきがちゃんと残る。小さな丸いテールランプが並ぶと、後ろ姿もぐっと華やかになります。  そして、シールを貼る前にぜひ眺めてほしいのが、それぞれのパーツの造形です。シートの座面に並ぶ細かな凹凸や、ダッシュボードのスイッチ類。フロントグリルは格子の隙間が抜けていて、中央には小さな跳ね馬のシルエットまで表現されています。こういうものを見ると、「ここ、塗ってみたいな〜」という気分まで盛り上がって来ます。  手軽に完成させられるパーツの中に、じっくり色を塗りたくなる形も詰まっている。眺めているうちに、スーパーカーブームの頃に512BBに夢中になった人たちにも、「今、もう一度作ってみませんか」と声をかけているように見えてきました。憧れの姿を自分の手で組み立てて、気になるところには少し手を加える。そんな週末も、このプラモなら気軽に始められそうです。  作るときにひとつ大事なのが、シールを貼るタイミング。全部組んでからまとめて貼ろうとせず、説明書の順番に沿って進めていきましょう。最初の工程から「先にシールを貼る」という指示があります。ボディや窓のパーツがバラバラのうちなら、手を入れやすく、貼る場所もよく見えます。シールを貼って、パーツを組む。その繰り返しで、黄色いボディに黒や銀のアクセントが加わり、512BBの姿ができあがっていくのです。  完成したイエローをレッドと並べると、これがまたいいんですよ。同じ形なのに、黄色ではボディの曲面や黒い部分との境目、細部のディテールに目が向き、赤では見慣れたフェラーリらしい迫力を感じる。ひとつの色を眺めていたときには気付かなかった魅力が、もう一台を隣に置くことで見えてきます。  「フェラーリと言えば赤」だった僕の机に、黄色いフェラーリがやってきた。きれいなパーツに惹かれて作った一台が、クルマの色にまつわる物語まで教えてくれました。今週末は、気になる色の512BBをひとつ。箱を開けた瞬間から始まる、極上の色との時間を楽しんでください。それでは!
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nippper.com @nippper.bsky.social · 10/09/2026
味わい尽くせ、戦場のはたらく車!タミヤが贈るMMシリーズの巨大レッカー車/タミヤ M26装甲戦車回収車 #キットレビュー #戦車・軍用車両 #タミヤMM #nippper #プラモデル
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味わい尽くせ、戦場のはたらく車!タミヤが贈るMMシリーズの巨大レッカー車/タミヤ M26装甲戦車回収車
 兵士とともに戦場を駆ける車両は戦車や装甲車といった装甲戦闘車両(AFV)だけではありません。物資を運ぶトラック、足代わりのジープ、そして傷ついた戦車を助け出す「戦車回収車(ARV)」の存在を忘れてはいけません。  今回紹介するタミヤのM26装甲戦車回収車は第二次世界大戦中にアメリカ軍で運用されたARVです。身も蓋もない言い方をすれば「戦車用の超巨大なレッカー車」ですが、この「戦場で戦う車」、もとい「戦場ではたらく車」がタミヤのミリタリーミニチュア(MM)シリーズにラインナップされているのがミソ。キャビン以外が装甲化されていないからこそ「戦場ではたらく車」のメカニズムが見れる大型キット、早速製作していきましょう!  まずはシャーシの組み立てから。説明書を開いて驚くのがいきなりシャーシのフレームができていているところから始まることで、なにか工程を飛ばしたのかと錯覚します。ワンパーツで戦車より大きいこの部品に大振りな部品をドカドカと接着していくので拍子抜けするほどあっさりと車体の形が現れます。  ここで注目してほしいのが後輪を駆動するタンデムアクスルユニット。一般的なトラックは車輪をシャフトやギヤで駆動しますが、本車は自転車やバイクのようにチェーンで駆動する方式を採用しています。これを採用した理由のひとつに不整地で戦車を牽引する際に発生する「急激な超高負荷」で、先にチェーンが切れることによりシャフトがねじ切れたりギヤが破損したりするのを防ぐためというのがあります。万が一切れてもチェーンなら戦場での修理が容易ですからね。装甲キャビンや機銃ともども、ハイウェイを走る民間レッカー車とは違う「戦場の車」としての現実的なスパルタンさを感じます。  車体が形になったら次は心臓部のタンデムウインチ。シャーシとはうってかわって細かい部品の接着を進めながら説明書を読み進めると部品の名称に「エンジンクラッチペダル」の文字が。  なるほど、ウインチの動力はエンジンから直接引いているのか!と納得。これはエンジンの動力でミキサーを回すコンクリートミキサー車やロータリーを回すトラクターなどと同じ構造で、AFVと同じ「戦場の車」でありながら市井の「はたらく車」との連続性があって親近感が湧きますね。キャプションひとつで製品の解像度を上げる、いい説明書です。  こうして完成した本車、AFV主体のMMというワールドに今までなかった「はたらく車」の遺伝子がガッツリ組み込まれ、シリーズの楽しみ方がさらに広がったと言えるでしょう。  そう、このキットは完成したところからが本番。そのまま飾ってもよし、戦車を牽引させてもよし、味方の車両を引くか、敵車両を引くか、破損の具合はどうするか…そんな遊びの広がりを感じさせる、このキットが持つ楽しさはどこまでも終わりません!
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nippper.com @nippper.bsky.social · 10/09/2026
【レビュー】異形のレーダーが醸し出す強烈なキャラクター性。ハセガワ「リガード(偵察型)」が魅せる、80年代SFメカの密度感。 #キットレビュー #ロボット・アニメメカ #nippper #プラモデル
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【レビュー】異形のレーダーが醸し出す強烈なキャラクター性。ハセガワ「リガード(偵察型)」が魅せる、80年代SFメカの密度感。
 ハセガワが『超時空要塞マクロス』のプラモデルシリーズでゼントラーディ軍の「リガード」を最新技術で発売したとき、そのプロポーションの良さと組み立てやすさに狂喜乱舞したモデラーは多かったはずです。しかし、その基本設計の優秀さをベースに、さらなる「模型としての濃密さ」を引っ提げて登場したのが、この「リガード(偵察型)」です。  劇中において、圧倒的な数で戦場を埋め尽くす標準型のリガードの中に混ざり、たった一機だけ、その隠密な偵察任務のために姿を現す本機。その「無数の中の特別な一機」という存在に、不思議と魅力を感じます。すっきりとした卵型の標準型とは異なり、頭部(胴体)上面に増設された巨大な複合センサーや各所から突き出たアンテナ類。この「前線で敵を偵察するためだけにセンサーを継ぎ足した」という説得力と異形感が、ハセガワのシャープな造形で見事に立体化されています。  箱を開けてまず目を奪われるのは、新規金型で追加された偵察型専用パーツの圧倒的な密度感です。ハセガワといえばスケールモデルで培った超精密なモールド(彫刻)が特徴ですが、それがこのSFメカのセンサー類にもこれでもかと活かされています。丸いスリットの奥にあるレンズ状のディテールや、細いアンテナのシャープさは、パーツをランナーから切り出すだけで「おっ」と声が出る美しさ。劇中では巨人の兵士が乗り込む無骨なポッドですが、模型としてパーツを眺めていると、まるで早期警戒機や探査人工衛星のパーツを扱っているかのような、知的なワクワク感に満たされます。  キットは、スナップフィット(接着剤不要)仕様になっており、パーツをカットするだけでパチパチと気軽に組んでいけます。複雑に絡み合うセンサーや脚部のパーツが、吸い付くように形になっていくプロセスはストレスフリーそのもの。大きな卵型のボディに、メカニカルなセンサーがカチッと収まる瞬間の手応えには、確かな設計の進化を感じます。成型色だけで設定に近いカラーリングが再現されますが、このキットをさらに輝かせるなら、頭部の大小さまざまなセンサーレンズに1手だけ加えるだけで、さらに良くなります。  裏側に「ガンダムマーカーEX ガンダムメッキシルバー」を塗るだけで、クリアパーツの奥にあるセンサー部分が光を拾ってギラリと視線を返してくるようになります。  無数の大群とは明らかに違う、その一機にしか与えられなかった情報収集メカの機能美。今夜は机の上にハセガワが誇るシャープなパーツを並べて、あの広大な宇宙の戦場に思いを馳せながら、この異形ポッドが形になっていく濃厚な時間をじっくりと楽しんでください。それでは。
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nippper.com @nippper.bsky.social · 09/09/2026
心にプラモデルを携えて旅する者は幸せである/HME2026のお礼に代えて #トラベル #nippper #プラモデル
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心にプラモデルを携えて旅する者は幸せである/HME2026のお礼に代えて
 北海道まで行って、プラモデルの展示会に参加する……と書くと、ずいぶん酔狂なことをしているように聞こえる。東京にだってプラモデルは山ほど売っているし、インターネットを開けば世界中の完成品が見られる。新製品の情報を知りたいだけなら、飛行機に乗るよりスマートフォンを開けばいい。 北海道大学の構内にあるセイコーマートは僕のお気に入りの場所だ。巨大な木々に囲まれたガラス張りの店が、夕暮れのなかで美しく光っている。地元の人にとってセイコーマートは珍しいものでもなんでもないのだろうが、地元の人にはなんでもないコンビニも、旅先ではやけに美しく見える。知らない街に来ると、看板や道路やコンビニの棚までいちいち気になる。  模型を作るのと、旅をするのは少し似ている。飛行機を作れば、それまで気にも留めなかった小さな曲線をまじまじと見るようになる。自動車を作れば街を走っているクルマのタイヤやフェンダーが目に入るし、戦車を作れば博物館で鋼板の厚みや溶接跡に見惚れ、ブルドーザーの土汚れやサビにいちいち納得する。 nippperのブースに来た少年が、アクリルマーカーを握ってランナーについたままのパーツを一心不乱に塗っている。この景色を「ものづくりの原点」などと大げさに言い換える必要はないと思う。灰色だった部品に黄色を塗った。本人がやっているのは、ただそれだけだ。でも、その「ただそれだけ」がどこまでも楽しそうなのを羨ましく眺める。もっと上手く、もっと正確に、もっと美しく……みたいなこととはまた別の衝動。「ここをこの色にしたい」というものすごく単純な欲望は、黄色いペンを一本持つだけで味わえるのだ。  たくさんの人とコミュニケーションを取って、懇親会に参加するために街へ出ると、今度は1/1スケールのワクワクが待っている。LIBERTY WALK SAPPORO 北海道/札幌ストアの店内に置かれたGT-Rは、歩行者の目を釘付けにする。幅は広いし、車高は低いし、巨大なウイングが生えている。模型なら手のひらに載るような造形が、人間よりはるかに大きなサイズで目の前を占領していて、その横ではアオシマのプラモデルだって売られている。ああ、模型店じゃないところにもプラモデルの世界の入り口があって嬉しいな、と思う。  北海道モデラーズエキシビション、HME2026の会場に並んだものすごい数の模型。展示会なのだから主役はプラモデルの完成品であるはずなのだが、会場の2階から全体を眺めると、人と人を模型がつないでいるように見える。作品の前で立ち止まる人、作者を探して話しかける人、知り合いを別の卓へ連れていく人。飛行機も戦車もロボットもクルマも怪獣も、全部テーブルの上に置けるから、「自分はこれが好きだ」というものをそのまま持ってきて、知らない人に見せられる。  HMEという模型展示会に参加するというのはただシンプルにその目的を達成するだけじゃなく、バディであるフミテシと北海道大学のセイコーマートでビールを飲み、初めてプラモデルに色を塗る小さな手を見て、巨大でギラギラしたGT-Rを見て、最後には何百もの模型と、わざわざそれを見に来た人たちの熱に圧倒されるという行為のすべてを指している。もし「プラモデル・ツーリズム」という言葉があるなら、僕はこんな旅のことをそう呼びたい。プラモデルをひとつ理由にして知らない街へ行き、その途中にあるものがすべて輝いているのを見つめ、普段なら会わない人と話す。家に帰って机の上のプラモデルを見れば、出発する前より少しだけ違って見えるはずだ。 HME2026で作品を見せてくれたみなさん、話してくれたみなさん、遊んでくれたみなさん、ありがとうございました。今年もプラモデルを見るために北海道へ行って、プラモデル以外のものをたくさん見て帰ってきました。そういう旅なら、何度でもしたいと思っています。またの機会にお会いしましょう!
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nippper.com @nippper.bsky.social · 09/09/2026
【100均レビュー】北の大地のセリアで出会った、最強の100円ディスプレイラック #工具 #100均 #nippper #プラモデル
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【100均レビュー】北の大地のセリアで出会った、最強の100円ディスプレイラック
 先日、北海道・札幌のサッポロファクトリーホールで開催された「北海道モデラーズエキシビジョン2026」(以下、HME2026)。我らチームnippperも、共同主催として本イベントに携わらせていただきました。ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました! 会場では「nippper読んでます!」という生の声をたくさんいただき、僕たちも本当にうれしく、大きな励みになりました。改めて、心よりお礼申し上げます。  イベントの設営中、足りない備品があったので会場のお向かいにあるセリアに行きました。僕の近所にあるセリアよりも何倍も広かったので、備品の他にもなんか無いかなぁ〜と探してみたんですね。  するとありました。MDFをカットした「丸型 ディスプレイラック」です。高さ10cm、丸いベースは直径15cmもあるので、1/144スケールのガンプラや、スケールモデルの小型のヴィネットをこの上で作るのにもぴったりです。これが100円とは、恐れ入りました。  足の部分がクロスするいわゆる「ペケ台」という形状で、ベースの裏はバッテンに溝が彫られています。このため足の部分もぐらつくことがなく、安定したディスプレイが可能となります。  イベント当日、マックスファクトリーブースに展示されていた「PLAMAX minimum factory MF-94 草薙素子 with フチコマ」をちょっとお借りしてパシャリ。高さがあるので、よりプラモデルを目立たせることができます。MDFの表面に貼られた木目調のシートも良い感じです。ぜひお近くのセリアで見つけたらゲットしてくださいね! それでは〜。
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nippper.com @nippper.bsky.social · 08/09/2026
「せっかくのチューンドカー!」を合言葉に自由にいこう!/アオシマ ハイラックス リフトアップ カスタム >・#8217;78 #キットレビュー #自動車 #nippper #プラモデル
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「せっかくのチューンドカー!」を合言葉に自由にいこう!/アオシマ ハイラックス リフトアップ カスタム ’78
 みなさんは模型制作の際にはモデルとなったモチーフについての資料を集めたり調べますか?自分は模型の実車があるならできるだけ忠実につくりたいという欲求があるので調べまくる性分です。どこがどんな色でどういう風になっていて……と、調べる時間はとても楽しいし、その道中で得る雑学的な知識は自分にとっては模型制作の醍醐味のひとつ。すご〜く美味しいところです。  でもその一方、自由にデザインを考えて塗って制作していく「自分カスタム仕様」で制作するのも模型制作の醍醐味の一つ。そんな二律背反な魅力について考えていたそんな折に触れたのがこのキット、青島文化教材社の 『ザ☆チューンドカー 1/24 RN30 ハイラックス リフトアップ カスタム '78』です。  商品名の通り、リフトアップされたそのワイルドな見た目が魅力の一品で、大径のタイヤが付属していて只者じゃない感じがただよっています。そしてなによりこのシリーズはチューンドカーのプラモデル。いつものように制作のためにハイラックスの実車の資料を集めはじめたあたりでハッとしたのです。 「チューンされたカスタムカーなら自分の好き勝手に作って良いんじゃない?」と。 普段はほぼ何も考えずにセミグロスブラックで塗っているシャーシ部分。普段なら塗らない色にしようとシャーシに真っ赤なスプレーを吹いた瞬間、なんだか革命に似た何かを感じました。  ミニカーなどで今までいくらでもシャーシが黒じゃない車の模型なんて見飽きているはずなのに、いざ目の前にある自分で塗装したビビットな赤のシャーシを目にすると、なんだか新鮮な衝撃があります。模型は本来自由なんだけど、気付けばいつの間にか自分の中で凝り固まっている事って結構あったりします。  模型制作って、個々人のこだわりが大きな魅力でもあるからこそ、いつの間にかそのこだわりで窮屈になってたりする事もあるはずです。そんな時こそ、「チューンドモデルだから!」を言い訳に楽しむのも、新たな楽しみ方が見えてくるキッカケになるかもしれません。 とりあえず、私はこのハイリフトなこの車の魅力にやられてしまいました。カッコカワイさが過ぎる! みなさんもぜひ、自分だけのカスタムカーを楽しんでください。
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nippper.com @nippper.bsky.social · 08/09/2026
【レビュー】最後まで挑戦的なプラモデルを。ドラゴンが残した1/48 Bf109E #キットレビュー #軍用機・旅客機 #nippper #プラモデル
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【レビュー】最後まで挑戦的なプラモデルを。ドラゴンが残した1/48 Bf109E
 先日プラモデル商品の自社開発・自社生産からの撤退を発表した香港のプラモデルメーカー「ドラゴン」。このメーカーは特に戦車模型において、画期的な製品をいくつもリリースしてきました。金属などの別素材に頼らず、プラスチックパーツで精密さを追求した「スマートキット」シリーズ。  磁力で車体に吸着させる爆雷を防ぐために施された、表面のギザギザとしたツィメリットコーティングをプラ成型で再現したシリーズもありました。その製品は常に挑戦的で、一流のプラモデルを送り出してきたメーカーなのです。じつはその前にも後にも、ドラゴンは艦船模型や航空機模型において攻めたラインナップを展開し、スケールモデルのさまざまなジャンルに足跡を残しています。そして撤退発表前に作られたのが1/48スケールのBf109でした。このプラモデルもとても意欲的な内容になっています。その中身を見ていきましょう。  外側のスリーブを外すと、中から現れるのはプラスチック製の箱。「パッケージアートがないのか?」と思いきや、箱の上面にしっかりと封入されていました。描かれているのは、電撃戦を仕掛けたドイツ、その空軍「ルフトヴァッフェ」の機体が編隊を組んで飛ぶ姿です。  箱を開けると、いきなり胴体がゴロンと出てきます。コクピットから尾翼までがひとつのパーツになった一体成型の胴体は、これまでのBf109にはなかった構成。胴体を左右ではなく前後で分割することで、Bf109のもっちりとした尾部をいきなり味わえる、なかなかの技です。  さて、パーツがつながっている枠「ランナー」を見ていくと、同じ形のものがふたつの色で入っています。シックなグリーングレーと、派手なイエロー。たしかにBf109Eの機首、通称「ノーズ」にはイエローに塗られた部分があるので、これはありがたいかも……。  キャノピーなどに使う透明なクリアーパーツも、あらかじめ色分けが済んでいます。これはまた、塗装の手間が省けてありがたい……。いや、ここでそろそろ予感がするでしょう。  やっぱり! 機体に貼る水転写式のシール「デカール」を見れば、このキットが機体全体を塗装しなくても作れるようになっていることがわかります。主翼の直線的な塗り分けから、胴体に細かな斑点を描く「モットリング」まで、デカールで再現できるのです。  1940年にフランスで戦ったBf109Eを中心に、4種類の塗装とマーキングからひとつを選んで製作できます。説明書の真ん中に掲載されているのは、スペイン内戦ですでにエースパイロットとなっていたロルフ・ピンゲルの機体です。彼はフランスとの戦闘でも撃墜を記録し、第二次世界大戦における最も早い時期の空中戦勝利を挙げたようです。はじまりの機体。  塗装しなくても満足できる点に注目してきましたが、当然ながら組み立てもしっかりと考えられています。コクピットの床には、左右の主翼へと伸びる「桁」が備わっています。機体全体を頑丈にしながら、主翼を正しい位置に組み立てるためにも役立つ構造です。  また、主翼を組み合わせたときにできる継ぎ目は、実機にもある外板の境目「パネルライン」に重なるよう工夫されています。そのため、目立ちやすい翼の前側に継ぎ目ができません。主脚を収納する脚庫の内側が彫刻された部分は、光を当てれば透けるほど薄く仕上げられています。さらに翼の端では、金型の一部を横方向に動かす「スライド金型」を使い、翼端灯を取り付ける部分まで再現。ドラゴンらしい、徹底した精密モールドも健在です。  いっぽうで、最新の素材も使われています。こちらは3Dプリントで作られた「DB601」エンジン。複雑なパイプ類が最初から一体になっているので、自分で一本ずつ接着する必要がなく、そのディテールも精密です。新しいテクノロジーを駆使し、機体の表側は塗装せずに作れる仕様としながら、内部はしっかりと精密さにこだわる。Bf109の新製品が花盛りとなった2026年に、これまで様々な傑作プラモデルをを送り出してきたドラゴンの最後の輝きとも思える「Bf109E」のプラモを触るとグッとくるものがあります。ぜひ皆様も本キットゲットしてください。それでは。
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【レビュー】特別販売商品に入った38年前の“現用”が、いま最高に味わい深い/「タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ アメリカ M60A3戦車」 #キットレビュー #戦車・軍用車両 #タミヤMM #nippper #プラモデル
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【レビュー】特別販売商品に入った38年前の“現用”が、いま最高に味わい深い/「タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ アメリカ M60A3戦車」
 タミヤから特別販売製品として再生産された「1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.140 1/35 アメリカ M60A3戦車」には、「1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.141 1/35 アメリカ現用アクセサリーパーツセット」(現在単品商品は生産休止中)もセットになっています。このパーツセットもM60A3とともに久しぶりの登場となりました。今回はこの充実のパーツセットを見ていきましょう。  タミヤから「アメリカ現用アクセサリーパーツセット」が発売されたのは、1988年のこと。およそ38年前のプラモデルなので、とても現用とは言えないところもあります。しかしその内容は、まるで「あの頃のアメリカ軍」の匂いが真空パックされたような雰囲気。今となっては懐かしい、90年代の無敵アメリカ軍の香りが漂うアクセサリーです。  このキットは名前の通り、アクセサリーパーツのセットです。特定の戦車やフィギュアが入っているわけではなく、戦車の砲塔や車体に吊るされている荷物類や、戦車に積み込むための砲弾、銃器類や燃料の容器など、地上戦で使うアイテムがひと揃い入っているキットとなっています。箱を開けてまず目に入るのは、これら装備品を細かく描いたイラスト付きの説明書。各アイテムの名称が緻密なイラストとともに紹介されており、これだけでご飯が食べられますね。なんせ38年前のプラモなので、今となってはあんまり見かけなくなってしまったアイテムもありますが、90年代米軍に脳を焼かれた人にとっては、逆にそこが味であると言えましょう。  キットは同じランナーが2枚入っている構成。組み立ての必要なものもありますが、砲弾や予備履帯、弾薬箱など切り取ってそのまま使えるものも。銃器類のモールドは今見て充分シャープで、M16のダストカバーが閉じていることが読み取れるほど。しかしそれにしても完全にノーマル仕様のM249に、キャリングハンドルやハンドガードが固定のM16A2から漂う90年代米軍感がたまらないですね。もはや郷愁すら感じます。  戦車兵のフィギュアも2体付属。1980年代にはツナギ型のCVCカバーオールが採用されていたはずですが、この戦車兵は歩兵と同様のBDUを着用。この辺りの服装の感じも、なんかちょっとレトロでいい。ランナーの端っこには、これまた懐かしのPASGTヘルメットも付属しています。やっぱり、90年代米軍といえばこのヘルメットですよね……!  もうひとつ面白いのが、このキットには車両整備などに使う装備が付いている点。他のアクセサリーセットではまずお目にかかれない、「万力」なんてアイテムも付属しています。もうひとつ珍しいのが、溶接用のボンベ類が付いているところ。長いのが酸素ボンベ、短くて寸胴なのがアセチレンガスのボンベとなっており、これはどちらも溶接に使う装備品です。鮮やかなグリーンとイエローで塗られているので、戦車に積んでおけばいいアクセントになりそう。  砲弾類などは現在でも使えると思いますが、銃器や戦車兵の服装など、あちこちにちょっと前の米軍のムードが漂っている「アメリカ現用アクセサリーパーツセット」。アラフォー以上のミリタリーマニアにとっては、蚊取り線香の匂いやおじいちゃんの家の日焼けした畳と同じくらい懐かしさを感じさせるアイテムと言えましょう。眺めているだけでブッシュ(シニア)大統領やクリントン大統領の顔が脳裏に浮かんでくるようなプラモデルですが、M1エイブラムスやM60A3など当時の戦車模型と組み合わせれば威力は抜群。あの頃のアメリカ軍の車両を作るなら、ぜひ一緒にゲットしたいプラモデル。そんな最高のセットをM60A3と一緒にセットしてくれた今回の「M60A3戦車」は、問答無用で買いのプラモです。ぜひ作ってくださいね!
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