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矢倉喬士(Takashi YAGURA)

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文学研究/翻訳者。11月にドン・デリーロの小説『ランニング・ドッグ』を発売予定。これまでの本:ジャミル・ジャン・コチャイ『きみはメアルギアソリッドV: ファントムペインをプレイする』タナハシ・コーツ『僕の大統領は黒人だった』デイヴィッド・マッツケーリ『アステリオス・ポリプ』、『現代アメリカ文学ポップコーン大盛』、『ユリイカ』アリ・アスター特集、ポール・オースター特集、ケンドリック・ラマー特集など。 メール→missing_link2390@yahoo.co.jp

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矢倉喬士(Takashi YAGURA) @missing-link.bsky.social · 17/09/2026
GTAシリーズ、RDRシリーズ、ウォッチドッグスシリーズを通したアメリカ研究の本を読む。アメリカを舞台にしたオープンワールドゲームは、かつてバルザックやディケンズの国民文学が担っていた役割を果たすようになった。「偉大なるアメリカ小説」の現在形と称されるGTA6が出ることは、リチャード・パワーズやジョナサン・フランゼンの新刊が出ることに等しい。遠い未来の人々は、文学や映画よりも、「偉大なるアメリカゲーム」たるGTAでアメリカを知ることになる。 スコットランドの開発部がアメリカ大衆文化を投影して作るアメリカゲームは、アメリカ人によるそれよりも遥かにアメリカ的で、アメリカの精神をむき出しにする。
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矢倉喬士(Takashi YAGURA) @missing-link.bsky.social · 15/09/2026
イベントの告知です。11月17日(火)19:30~、本屋B&Bにて、『アメリカーナ』&『ランニング・ドッグ』刊行記念トークイベント「ドン・デリーロを今読むということ」(登壇者: 日野原慶・矢倉喬士)が開催されます。現地参加の他にオンライン配信もあるようです。平日の夜なので皆様お忙しいとは思いますが、諸々のご都合がつく方はぜひ東京でお会いしましょう。 『ランニング・ドッグ』の装幀が表示されています。ハンス・ベルメールの「人形」シリーズの一つをデザインとして使わせてもらいました。 水声社の「ドン・デリーロ・コレクション」がいよいよ本格的に始まります。 bb261117a.peatix.com
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日野原慶×矢倉喬士「ドン・デリーロを今読むということ」ドン・デリーロ・コレクション『アメリカーナ』『ランニング・ドッグ』(水声社)刊行記念
※本イベントはご来店またはリアルタイム配信と見逃し視聴(3ヶ月)でご参加いただけるイベントです。詳細につきましてはページ下部をご確認ください。※本イベントは、お二人によるトーク+質...
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矢倉喬士(Takashi YAGURA) @missing-link.bsky.social · 05/09/2026
イベント告知『ドン・デリーロ・コレクション』刊行記念 柴田元幸さん × 都甲幸治さん トーク&サイン会 2026年10月2日(金)19:00開演 紀伊國屋書店新宿本店9階イベントスペース 参加費|書籍&特典ミニバッグつきチケット(①か②どちらかをお選びください)  ①『アメリカーナ』(日野原慶訳)(書籍代3.960円+イベント決済手数料300円+チケット代1,000円=税込5,260円  ②:『マオⅡ』(渡邉克昭訳)(書籍代3,080円+イベント決済手数料300円+チケット代1,000円=税込4,380円 store.kinokuniya.co.jp/event/178601...
store.kinokuniya.co.jp
【9階イベントスペース】『ドン・デリーロ・コレクション』【水声社】刊行記念 柴田元幸さん × 都甲幸治さん トーク&サイン会
【9階イベントスペース】『ドン・デリーロ・コレクション』【水声社】刊行記念 柴田元幸さん × 都甲幸治さん トーク&サイン会
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矢倉喬士(Takashi YAGURA) @missing-link.bsky.social · 01/09/2026
11月1日、水声社より発売予定のドン・デリーロ『ランニング・ドッグ』。僕が関わる全ての作業が終わりました。 敗戦間近のナチスが残したポルノフィルムをめぐって様々な陣営が戦うスピリチュアル・スパイスリラー・西部劇・コメディです。 実験期のデリーロによる、キャリアで唯一「面白い」作品です。 ドン・デリーロの作品に関して、ハラハラドキドキして続きがどうしても気になって一気に読んでしまうという感覚になることはほとんど考えられませんが、『ランニング・ドッグ』はそのようなバランスで書かれています。入門に向いていますし、二度とデリーロは読まないと思っている人にも向いています。ご期待ください。
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電ファミニコゲーマー @denfaminicogame.bsky.social · 17/08/2026
小説『きみはメタルギアソリッドV:ファントムペインをプレイする』Kindle版が半額セールで2750円→1375円に。現実と虚構が交錯するマジックリアリズム小説を集めた短編集 news.denfaminicogamer.jp/news/26081…
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矢倉喬士(Takashi YAGURA) @missing-link.bsky.social · 15/08/2026
Kindle期間限定キャンペーンで、ジャミル・ジャン・コチャイの短篇集『きみはメタルギアソリッドV: ファントムペインをプレイする』が半額になっています。あと5日ぐらいはこの値段のようです。気になっていた方は夏休みの読書にぜひ。 www.amazon.co.jp/%E3%81%8D%E3...
amazon.co.jp
Amazon.co.jp: きみはメタルギアソリッドⅤ:ファントムペインをプレイする eBook : ジャミル・ジャン・コチャイ, 矢倉喬士: 本
Amazon.co.jp: きみはメタルギアソリッドⅤ:ファントムペインをプレイする eBook : ジャミル・ジャン・コチャイ, 矢倉喬士: 本
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矢倉喬士(Takashi YAGURA) @missing-link.bsky.social · 28/07/2026
11月発売のドン・デリーロ『ランニング・ドッグ』の書店用チラシができました。 1945年に、ヒトラーを含むナチス・ドイツ幹部たちが総統官邸の地下壕に逃げ込んで生活をしたのは史実です。デリーロはそこから想像力を発揮します。どんなときでも、人の営みからエロが排除されることはありません。敗戦が近づく地下生活のさなか、ヒトラー自身の姿も収められたポルノ・フィルムが撮影されたらしく、その後、その幻のフィルムをめぐって様々な勢力による争奪戦が行われます。 スパイと暗殺チームが暗躍する過激なフィルム争奪戦。ヒトラーが残したという幻のフィルムをいったい誰が手に入れるのか。ぜひ11月に読んでみてください。
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矢倉喬士(Takashi YAGURA) @missing-link.bsky.social · 17/07/2026
suiseisha.net/blog/?p=23425 告知です。水声社より10月から「ドン・デリーロ・コレクション」が刊行開始です。 絶版だった作品群が復刊し、未訳作品も順次刊行されます。毎月デリーロの何らかの本が出ますのでお楽しみに。 僕はジャンルが移り変わっていく奇作『ランニング・ドッグ』を翻訳しました。 ドン・デリーロはキャリア初期に1年に1冊のペースでジャンル小説を発表していました。そのジャンル小説実験期の集大成であり、スパイスリラーから西部劇へ、はたまた別のジャンルへと1冊の中でジャンルが移り変わる変な作品が『ランニング・ドッグ』です。初めてデリーロを読む人にオススメします。
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矢倉喬士(Takashi YAGURA) @missing-link.bsky.social · 28/06/2026
この前、柴田元幸さんのトークイベントに行って、エドワード・ゴーリーの翻訳についての面白いお話が聞けた。 提出した翻訳原稿の校正ゲラが返ってくると、なんと赤字で全部訳し直されていたという。「ダメなんだ」と思った柴田さんは全て翻訳をやり直したそうな。 全部翻訳し直す校正があるとは。 編集者として他人の訳稿の校正をする立場でもある柴田さんは、ダメ出しをそのまま受け入れる翻訳者は大したことなくて、良い翻訳者は必ずそれを超えてくるともおっしゃっていた。
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矢倉喬士(Takashi YAGURA) @missing-link.bsky.social · 09/05/2026
人から言われて知ったのですが、短篇集『きみはメタルギアソリッドV: ファントムペインをプレイする』のKindle版が今なら期間限定で50%OFFで購入できるようです。画面を真っ暗にすることによってプレイヤー自身を画面に映して意識させるビデオゲームの手法を文学に持ってきた傑作です。 表題作は、文芸誌『ニューヨーカー』創刊100周年を記念して、1925年から2025年までの掲載短編の中から傑出した作品を選んだアンソロジーにも収録され、サリンジャー「バナナフィッシュにうってつけの日」やシャーリー・ジャクスン「くじ」など本当に優れた78作品に肩を並べた歴史的作品になりました。 この機会にぜひ。
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矢倉喬士(Takashi YAGURA) @missing-link.bsky.social · 07/04/2026
ドン・デリーロの特筆すべきテクニックとして、執筆時期の文化や習俗を扱いつつも、近いうちに廃れるであろうものを見極め、失われゆく生活様式として描くことが挙げられる。 この効果は大きい。50年後に読まれても作品そのものは古びていない印象を与える。古びる、という感覚を乗りこなす技だ。 『コズモポリス』で、飛行機とATMは既に過去のものとなったと書き込んでいることは好例だ。キャリアの初期からずっとやっている。 50年近く前の初期作品を翻訳している最中だが、最近書かれたかのような感覚になる。時代を超えて読み継がれたいと願う作家にとっては参考になるだろう。
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矢倉喬士(Takashi YAGURA) @missing-link.bsky.social · 01/02/2026
Amazonで『アステリオス・ポリプ』が品切れになっています。版元のサウザンブックスにはまだ在庫があると思いますので、こちらのURLからお買い求めください。 というか、Amazonで買うより、出版社のページから直接買っていただくのがいつでも一番良いはずです。Amazonに半額持っていかれたら出版社はますます苦しいので。 定価6380円ですが、今確認してきたら原著は8788円でした。原著より翻訳の方が安いです。ホント、手に入るうちに手に入れてください。 shop.thousandsofbooks.jp/items/89525016
shop.thousandsofbooks.jp
【書籍】アステリオス・ポリプ | サウザンブックス
50才の建築科教授が生まれ変わるための旅に出るグラフィックノベル史に燦然と輝く傑作 アステリオス・ポリプはニューヨークの大学で教鞭をとりつつ、「ペーパー・アーキテクト(設計図だけの建築家)」として名を馳せた著名な(元)建築学教授。 彼は妻のハナと別れてからというもの、過去の幸せだった日々を振り返るだけの無気力な生活を送っている。 50才の誕生日を迎えた夜、彼が住む建物で大規模な火災が発生する。 彼...
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矢倉喬士(Takashi YAGURA) @missing-link.bsky.social · 01/02/2026
グラフィックノベルに限らず、文字だけで構成されることが多い小説や詩についても、視覚性を意識した翻訳は大切ですし、翻訳者も程度の差はあれ意識的に翻訳します。声に出して読み上げてみて息継ぎができるのと同様に、目で息継ぎができるように文字の配置を考えたりします。 それと、翻訳版がうまくいっているか怖いという考えは、原作より常に翻訳版が劣る、妙味を失うというマイナス方向の想定だと思いますが、その逆はどうでしょうか。 3年前、まさにこの『アステリオス・ポリプ』に関しての記事で、翻訳版は原作を超えてしまうのではないかと問いかけました。 manba.co.jp/manba_magazi...
manba.co.jp
原作を超える翻訳はありうるか──ポール・オースター『幽霊たち』とデイヴィッド・マッズケリ『アステリオス・ポリプ』の翻訳を通して |
サウザンコミックスレーベルで企画されている『アステリオス・ポリプ』日本語出版クラウドファンディングの連動企画として、発起人はせがわなおさんと矢倉喬士さんの連載記事をお届けします! 『アステリオス・ポリプ』日本語版出版クラウドファンディングページ 『Asterios Polyp』『The Ne...
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楠本まき @makikusumoto.bsky.social · 01/02/2026
フォントの配置にも気を遣っていることが明らかに見て取れて、これはきっととても誠実な良い訳なのだろうと私なりに確信したので、安心して全人類に勧めさせてもらいましたが、矢倉さんの長年の研究についてはもちろん、著者本人がそんなに入念にチェックされていたことを知ることができて、呟くものだな、と思いました。
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楠本まき @makikusumoto.bsky.social · 01/02/2026
翻訳者の矢倉喬士さんに私のポストが届いていました。「恐れていた」のは、グラフィックノヴェルの場合、文字の配置も含めて画面を作っていることがほとんどだと思うんですね(私はそうです)。まずそれが崩れるし、これは仕方ないとも言えるんですけど、日本語で意味がよくわからなくなるところは丸ごと違う言い回しになったりするんですよね。例えば ジョー・サッコのパレスタインは日本版ではそれらがものすごく読みづらかったので補助的に英語版を電子で購入したら、ああ、そういうことか、となりました。 『アステリオス・ポリプ』は英語版はそんなこんなで確認できていませんが、人物ごとに変更しているフォントの選び方だったり、(続く
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矢倉喬士(Takashi YAGURA) @missing-link.bsky.social · 31/01/2026
よく読むと「恐れていた邦訳」と書かれている。 『アステリオス・ポリプ』邦訳版では原作の魅力が損なわれているのではないかという危惧は理解できます。 しかし、10年以上この作品の翻訳出版を夢見て、様々な分野の専門家たちと読書会を行い、大学授業で何年も学生たちと読み続けて研究した末の翻訳です。原作者のデイヴィッド・マッツケーリさんに「この作品のことをどれだけ理解しているか、また、なぜ翻訳を希望するのかについて小論文を書いてください」と要求されて提出し、「世界で最高の理解者の1人である」と認められた後でしか翻訳も許されませんでした。 マッツケーリさんは邦訳版全ページを細かくチェックなさいました。
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矢倉喬士(Takashi YAGURA) @missing-link.bsky.social · 31/01/2026
2024年に翻訳出版されたデイヴィッド・マッツケーリ『アステリオス・ポリプ』をこのタイミング読んでくださった方もいらっしゃるようで、嬉しい限りです。 史上最高のグラフィック・ノベル(コミック)は何かと尋ねられたら、『アステリオス・ポリプ』であると答えます。この10年以上それは変わりませんでした。 印刷費が高過ぎて通常の出版方法はどこも断られ、クラウドファンディングに頼る以外の方法がないなかで多くの支援を頂いて出版できました。 定価は決して安くはありませんが、人類がコミックという形式で成し得る最高峰の一冊の、しかもこれで出版社が赤字を背負った価格設定です。買えるうちに本棚にお迎えください。
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楠本まき @makikusumoto.bsky.social · 28/01/2026
本当は原書で買いたかったんだけどイギリスのオンライン書店で3回キャンセルされ、これはもう来ないな、と、仕方なくUSのオンライン書店で買おうとしたら多分ちょうどトランプ関税の導入の影響?か、それまで購入可能だったものが買えなくなっていて、もはや昨年出たばかりの日本語版しか買えなそう、日本語版もこの値段だとおいそれとは増刷しないだろうから早く買わないと…と、エイヤっと買ったのですが、買ってよかった!恐れていた邦訳も、英語を残して※印で欄外に説明していたり、とても誠意ある訳でよかったです。でも英語版も読みたいなー
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楠本まき @makikusumoto.bsky.social · 28/01/2026
『アステリオス・ポリプ』読了。全ての伏線が、思わず声が出てしまうエンディングに向けて収斂されていき、これを描いたのがなぜ私ではないんだろう、という羨望なのかなんなのか、これまで持ったことのないぼんやりとした初めての感情が芽生えた。素晴らしいので全人類読んでほしい。あと圧倒的に絵が上手い(私が言うまでもないけど)
グラフィックノヴェル『アステリオス・ポリプ』の表紙と背表紙を写した写真。
著/デイヴィッド・マッツケーリ
訳/矢倉喬士、はせがわなお
紫色のクロス風背継ぎ表紙のシンプルでありながら凝った装幀。表1の2分の1はグレーの特厚ボール紙のまま、空泊でタバコを持つ中年男性の絵が押されている
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矢倉喬士(Takashi YAGURA) @missing-link.bsky.social · 26/02/2025
『ブリーディング・エッジ』で活躍する子どもたちは、ピンチョンの実子のジャクソンさんと同年代で、子どもたちがおじいちゃんをメタルギアソリッドに付き合わせていると描写されます。 ここから考えると、実際の生活においては、ピンチョン本人がメタルギアシリーズをプレイしたというよりも、ゲーム好きとして知られる息子のジャクソン少年がメタルギアソリッドをプレイしているところを横で見ていたのではないかと思います。 ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤーや、カルメン・マリア・マチャドなど、ゲーマーの小説家は沢山いて、ゲームは彼らの文学に大きな影響を与えていますし、文学もまた次のゲームを準備します。
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矢倉喬士(Takashi YAGURA) @missing-link.bsky.social · 26/02/2025
本日2月27日から、ジャミル・ジャン・コチャイの短編集『きみはメタルギアソリッドV: ファントムペインをプレイする』が全国の書店で発売開始です。 アメリカ発の文学でメタルギアシリーズがしっかりと描かれるのは、2013年のトマス・ピンチョン『ブリーディング・エッジ』以来でしょうか。この作品の序盤で、小島秀夫監督がゲーマーたちのコミュニティで神と崇められていることに言及され、作品の終盤では、インターネットが市民を監視するために作られたものであるという陰謀論を支えるためにメタルギアソリッドのシナリオが語られます。 文学とゲームは互いに霊感を与え合い、元気のいいパラノイアを連鎖させているわけです。
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矢倉喬士(Takashi YAGURA) @missing-link.bsky.social · 31/01/2026
昨日も翻訳大賞に推薦を頂きまして有難うございます。 推薦者が『メタルギアソリッドV』というゲームを評する際にハーマン・メルヴィル『白鯨』に言及しているのは偶然ではなく、メタルギア~Vの主人公はエイハブと呼ばれ、ピークォド号に乗って各地を転戦します。 アメリカ文学には「偉大なるアメリカ小説」と呼ばれる、一冊でアメリカそのものを書ききらんとする長大な小説の系譜があり、メルヴィルもフォークナーもピンチョンもその括りで論じられます。「偉大なるアメリカゲーム」を思わせるゲームも確かにあります。 besttranslationaward.wordpress.com/2026/01/30/s...
besttranslationaward.wordpress.com
第十二回推薦作品リスト3
ここでは皆さまから推薦を受けた作品と推薦文を紹介していきます。※推薦文のすべてが掲載されるわけではありません。…
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矢倉喬士(Takashi YAGURA) @missing-link.bsky.social · 29/01/2026
第12回日本翻訳大賞にて、ジャミル・ジャン・コチャイ著『きみはメタルギアソリッドV: ファントムペインをプレイする』(河出書房新社)を推薦して下さった方がいたようです。有難うございました。 2024年12月1日から2025年12月31日まで(13か月間)に発行された日本語の翻訳作品が推薦対象。 1冊でも翻訳書を読んだ人は推薦可。 以下のURLで今月31日24時まで受付中↓ besttranslationaward.wordpress.com/suisen/ 毎年、英語圏以外の翻訳書籍の推薦文を読むのが楽しみで、そこで出会う本が多い取り組みです。
besttranslationaward.wordpress.com
推薦はこちら
「日本翻訳大賞」は、読者からの推薦と選考委員の推薦を合わせて、二次選考の候補作を決定します。 【募集の期間】 …
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矢倉喬士(Takashi YAGURA) @missing-link.bsky.social · 25/01/2026
サルバドール・プラセンシアの『紙の民』(藤井光訳)読んでて思ったのは、お涙頂戴ものの「泣ける」作品のために犠牲にされる紙の民や映像の民が反乱起こしたらいいのに、ということだった。 とりあえず恋人を不治の病か記憶障害にしておけば泣けるっていう類の作品では、民たちがカメの甲羅に隠れたり紙や画面を黒塗りにして作者に復讐できるように頑張ってもらいたい。 推理小説も全般的に、殺されて当たり前と思われているキャラクターが作者に抵抗してほしい。
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矢倉喬士(Takashi YAGURA) @missing-link.bsky.social · 25/01/2026
神よ、買うべき本を買う金を、買わなくていい本を買わずにすませる冷静さを私に与えたまえ。そして買うべき本と買わなくていい本を峻別する力をお与えください。 ( ラインホールド・ニーバーの名言、「神よ、変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、識別する知恵を与えたまえ。」のもじり)
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矢倉喬士(Takashi YAGURA) @missing-link.bsky.social · 25/01/2026
鴻巣友季子『なぜ日本文学は英米で人気があるのか』 日本と違った需要(受容)で違う作家が読まれる状況がよく整理されている。作家の筆力や作品の質以外に、出版社の仕掛けや翻訳者育成制度の影響も大きい。アマンダ・ゴーマンの邦訳を許されたのはマイノリティであるアジア人女性だったからと著者本人を分析するところが誠実。 当事者でなければ翻訳を担当してはいけないのか。健常者が『ハンチバック』を翻訳することは搾取なのか。これについては、翻訳者のアイデンティティで即座に判断されることがあってはならず、誰にでも翻訳を担当する資格があると同時に、誰が最適であるかについては無条件で決まるわけでもないと思う。
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矢倉喬士(Takashi YAGURA) @missing-link.bsky.social · 24/01/2026
ライフ・イズ・ストレンジがシリーズ完結へ。 www.youtube.com/watch?v=lnyT... 2が最高傑作だった。 人種差別とポリス・ヴァイオレンスに晒されてシアトルを飛び出したメキシコ系移民2世の兄弟を操作して、麻薬栽培の森林、新興宗教の荒野、トレーラーハウス集落の砂漠を経て、メキシコへの国境を通過するかプレイヤーが選択するという。現代アメリカ・ロードノベル的ゲームをプレイさせてくれた。 1は産業が衰退した閉塞感のある西海岸で女子大学生たちが死の危機に瀕するというユージェニデス『ヴァージン・スーサイズ』を思わせる内容。 今、優れたアメリカ文学はゲームから出る。
youtube.com
『ライフ イズ ストレンジ リユニオン』 アナウンストレーラー
YouTube video by スクウェア・エニックス
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矢倉喬士(Takashi YAGURA) @missing-link.bsky.social · 24/01/2026
どのような翻訳が許されるかには様々な要素が絡む。キャリアの浅い翻訳家は「なめられスタート」なので、わかりやすい文章にしなければ「下手」「この訳者は二度と買わない」「Amazon☆1」を食らって再起不能になる可能性がある。その一方で、キャリアを重ねた翻訳家は「オーラで納得翻訳」ができる。 『アステリオス・ポリプ』出版記念講義にて、この翻訳はキャリアの浅い「なめられスタート」なので、わかりやすさが必要だったと述べたところ、ゲストの岸本佐知子さんが、ベテラン翻訳者でも許されないことがあり、町田康訳『宇治拾遺物語』のような翻訳は私や柴田元幸さんではできないとおっしゃった。
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矢倉喬士(Takashi YAGURA) @missing-link.bsky.social · 24/01/2026
ある朝一匹のゴキブリが目覚めると、イギリス首相になっていたというイアン・マキューアンの「ゴキブリ」が邦訳されなかったのは、国も時間も超えられる普遍的な寓話性に達していなかったからだそうで。 一方、それを備えていたのがジョージ・ソーンダーズの『短くて恐ろしいフィルの時代』だったと。 確かに、何度も話題になって国も時間も超越したリバリバルヒットを続けるソーンダーズの作品ほどの成果は、マキューアンの作品では挙げられないように思います。翻訳出版もなかなかキビシイ状況なのでしょう。
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矢倉喬士(Takashi YAGURA) @missing-link.bsky.social · 24/01/2026
『ユリイカ』アリ・アスター特集号でも言及したアート・スピーゲルマンとジョー・サッコの共作コミックがこちらで読めます。 www.theguardian.com/world/pictur... ここでスピーゲルマンは自身の代表作『MAUS』を新兵募集に利用するイスラエルを批判した後に、「ホロコースト」という語の使用そのものがユダヤ虐殺を正当化するとアガンベン同様の主張を行う。 ユダヤ系文学研究者の間でも、「ホロコースト」という語の使用が好ましくないと認識しつつも、語の流通度合を鑑みて使用することにした、と注釈をつけて語の使用を続けている。自分の文章でも今回はホロコーストという語を使用した。
theguardian.com
Two artists, one catastrophic war … Joe Sacco and Art Spiegelman on Israel-Gaza and the ceasefire – cartoon
What happens when two comics artists ‘meet on the page’ to explore the tragedies of the Israel-Gaza war? Art Spiegelman, best known for his Pulitzer prize-winning Holocaust memoir Maus, and Joe Sacco,...
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矢倉喬士(Takashi YAGURA) @missing-link.bsky.social · 24/01/2026
「伝説のダメ郵便局員、ウィリアム・フォークナー」 lithub.com/william-faul... 郵便局長時代のフォークナーは勤務中に読書や執筆、カードゲームやゴルフに興じた。利用客が購読する雑誌を勝手に読んで捨てるなど郵便物を捨てる癖があり、客は郵便物を確認するためゴミ箱を見るようになったという。 フォークナーぐらいになると、郵便物をゴミ箱に置き配できる。
lithub.com
William Faulkner Was Really Bad at Being a Postman
In 1921, 24-year-old William Faulkner had dropped out of the University of Mississippi (for the second time) and was living in Greenwich Village, working in a bookstore—but he was getting restless.…
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矢倉喬士(Takashi YAGURA) @missing-link.bsky.social · 16/01/2026
昨年、河出書房新社から『きみはメタルギアソリッドV: ファントムペインをプレイする』という邦訳短編集を発売しました。 その著者ジャミル・ジャン・コチャイさんの新作短編が発表されています。 コチャイさんが自分の家族をもとにして描く、アフガニスタン系アメリカ人一家の新たなストーリーです。 「きみはメタルギアソリッド~」は、主人公の「きみ」が、アフガニスタンでソ連軍に拷問された父を畏れながら隠れてゲームをする話でしたが、今回の新作はその父が主人公で、ソ連兵に捕まって脱出する話です。 翻訳ツールを使って読んでみてください。 www.newyorker.com/books/flash-...
newyorker.com
“An Open Heart,” by Jamil Jan Kochai
Arman scoffed at the idea of a life beyond death, and Dad pointed out the irony of a ghost denying the afterlife.
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矢倉喬士(Takashi YAGURA) @missing-link.bsky.social · 13/01/2026
三日連続で、ジャミル・ジャン・コチャイ氏のインタビュー未公開部分を公開してきました。 今日は文芸創作における短編と長編の違いについてのインタビュー未公開部分を以下に公開します。 realsound.jp/book/2025/09...
realsound.jp
『きみはメタルギアソリッドV: ファントムペインをプレイする』ジャミル・ジャン・コチャイに聞く、小説とゲームの関係
2025年2月27日、翻訳短篇集『きみはメタルギアソリッドV: ファントムペインをプレイする』(ジャミル・ジャン・コチャイ著)が河出書房新社より刊行された。本記事では、日本版の翻訳を務めた矢倉喬士が、『メタルギアソリッドV』という実在するゲームを題材にアフガニスタン移民の歴史と現在を巧みに描き出したコ…
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矢倉喬士(Takashi YAGURA) @missing-link.bsky.social · 12/01/2026
二日連続でジャミル・ジャン・コチャイさんのインタビュー未公開部分を公開してきました。 トランプ第二期のカリフォルニア、今この世界における文学の意義、短篇集収録の「差出人に返送」について話してくれました。 今日は短編「ハラヘリー・リッキー・ダディ」のインタビューを以下に公開します。 『きみはメタルギアソリッドV: ファントムペインをプレイする』に収録された短篇「ハラヘリー・リッキー・ダディ」は、カリフォルニア大学に通う学生リッキー・ダディが、パレスチナ出身の女子大学院生に恋をして、パレスチナの人質解放のために絶食抗議をする話です。 以下がインタビューです。
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矢倉喬士(Takashi YAGURA) @missing-link.bsky.social · 11/01/2026
昨日はこのツイート以下のツリーで、ジャミル・ジャン・コチャイ氏のインタビュー未公開部分を公開しました。 2025年8月ごろのアメリカの状況と、今この時代における文学の意義について話してくれました。 今日は短篇集『きみはメタルギアソリッドV: ファントムペインをプレイして』の二番目の作品「差出人に返送」についての未公開インタビューを以下に掲載します。
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矢倉喬士(Takashi YAGURA) @missing-link.bsky.social · 10/01/2026
realsound.jp/book/2025/09... 昨年は『きみはメタルギアソリッドV: ファントムペインをプレイして』を翻訳出版し、著者ジャミル・ジャン・コチャイさんにインタビューもできました。大幅に字数カットした結果、アメリカの現状や、文学の意義についての話を出せなかったので、以下に掲載します。
realsound.jp
『きみはメタルギアソリッドV: ファントムペインをプレイする』ジャミル・ジャン・コチャイに聞く、小説とゲームの関係
2025年2月27日、翻訳短篇集『きみはメタルギアソリッドV: ファントムペインをプレイする』(ジャミル・ジャン・コチャイ著)が河出書房新社より刊行された。本記事では、日本版の翻訳を務めた矢倉喬士が、『メタルギアソリッドV』という実在するゲームを題材にアフガニスタン移民の歴史と現在を巧みに描き出したコ…
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Reposted by 矢倉喬士(Takashi YAGURA)
ケイ @umbrella-fox.bsky.social · 30/12/2025
#2025年の本ベスト約10冊 『氷と炎の歌』シリーズ 『薔薇の名前[完全版]』 『きみはメタルギアソリッドV:ファントムペインをプレイする』 『コード・ブッダ 機械仏教史縁起』 『リミナルスペース 新しい恐怖の美学』 『タコの心身問題』 『すべての原付の光』 『ババヤガの夜』 『ネット怪談の民俗学』 『酒を主食とする人々』 氷と炎の歌は最高でした、未完なとこ以外
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T @be4tific.bsky.social · 19/12/2025
BOTY2025。正確には今年本棚に入った本。 上間陽子 『裸足で逃げる(文庫版)』 打越正行 『沖縄社会論』 王谷晶 『ババヤガの夜』 大塚英志 『犯罪青年文学論』 サイード・ティービー/訳・大津祥子 『彼女の最初のパレスチナ人』 ジャミル・ジャン・コチャイ/訳・矢倉喬士 『きみはメタルギアソリッドⅤ:ファントムペインをプレイする』 堂本かおる 『絵本戦争』 中村隆之 『ブラック・カルチャー』 パーシヴァル・エヴェレット/訳・木原善彦 『ジェイムズ』 安田菜津紀 『遺骨と祈り』
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矢倉喬士(Takashi YAGURA) @missing-link.bsky.social · 03/01/2026
『ユリイカ』のアリ・アスター特集が発売されました。 僕も新世代のユダヤ系アメリカ作家として『ボーはおそれている』と『ヘレディタリー』を中心に論じております。アスターは「受難の民」から「支配の民」へと反転するユダヤの歩みを捉えています。 最新作の『エディントンへようこそ』については、西部劇の観点から解説した川本徹さんの文章がとても面白いです。まずはこれから読むと良いです。 日本で人気の『ミッドサマー』については、アメリカからホルガ村にやってきた大学院生の主人公カップルではなくイギリスの農村からやってきたカップルに着目した解釈を提示した鷲谷花さんの原稿がお見事でした。 新年のお供にぜひ。
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矢倉喬士(Takashi YAGURA) @missing-link.bsky.social · 31/10/2025
ドン・デリーロの未邦訳作品の翻訳を行います。来年には何作品か出版されると思います。
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矢倉喬士(Takashi YAGURA) @missing-link.bsky.social · 31/10/2025
12月27日発売予定、『ユリイカ』アリ・アスター特集号のページができていました。 『ヘレディタリー』『ミッドサマー』『ボーはおそれている』などの作品で知られるアリ・アスター監督の最新作『エディントンへようこそ』の公開とあわせて、ぜひお買い求めください。 目次予定【インタビュー】アリ・アスター【イラスト】冬虫カイコ【エッセイ】大森時生/風間賢二/斜線堂有紀/セメントTHING…【論考】石田由希/堅田諒/河西瑛里子/川本徹/小西真理子/新城大地/對馬拓/冨塚亮平/長尾優希/新田啓子/藤原萌/宮本法明/矢倉喬士/鷲谷花他 www.seidosha.co.jp/book/index.p...
seidosha.co.jp
青土社 ||ユリイカ:ユリイカ2026年1月号 特集=アリ・アスター(仮)
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矢倉喬士(Takashi YAGURA) @missing-link.bsky.social · 05/10/2025
ポール・トーマス・アンダーソンの映画『ワンバトルアフターアナザー』はめちゃ面白かった。着想源であるピンチョンの『ヴァインランド』におけるとっ散らかった要素(ゴジラ、マッサージ暗殺忍術、亡霊の群れなど)はほとんど省き、見やすくて飽きない仕上がり。戦いという名の坂が連続する歴史を呪わず、坂そのものを利用して前に進んでいく。 場内からは何度も笑いが起こり、緊張と緩和、スリルと心地よさがリズミカルに訪れる。イデオロギーの衝突ではなく人間のぶつかり合いを描き切った手腕はお見事。
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矢倉喬士(Takashi YAGURA) @missing-link.bsky.social · 05/10/2025
ピンチョン新作『シャドウチケット』レビュー2 私立探偵ヒックスはチーズ業界の大物の娘ダフネを捜す。ボウリング場を拠点とする親ナチ団体、ミシガン湖で潜水艦で武器を密輸するオーストリア・ハンガリー連合、クロアチア国境の軍事団体、クセのある連中が大暴れ。 ピンチョンは既に作品を書き終えていたものの、2025年にイーロン・マスクがウィスコンシン州でチーズの帽子をかぶったことに言及されているのが示唆的。『ブリーディング・エッジ』の悪役はビル・ゲイツだったが、『シャドウチケット』の悪役はトランプとイーロン・マスクの合成物のようだ。 www.theguardian.com/books/2025/s...
theguardian.com
Shadow Ticket by Thomas Pynchon review – his first novel in 12 years tunes into rising fascism in the US
The 88-year-old’s jaunty whodunnit, set during the prohibition era, features clowns, Nazis and a missing cheese heiress
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矢倉喬士(Takashi YAGURA) @missing-link.bsky.social · 05/10/2025
ピンチョン新作『シャドウチケット』レビュー記事 私立探偵ヒックス・マクタガートが「チーズ業界のアルカポネ」の娘を捜してミルウォーキーから船旅を経てヨーロッパに至る。フェイスチューブなるSNS、ロボット少女、富豪の若返り技術など登場。 NY・LAの二大都市で私立探偵的主人公を描いたピンチョンにとって、第三の都市シカゴではなく1932年ミルウォーキーであることの意味は「ファシズム以前の時空」。ニュースを否定して別の現実を作る、ヒトラーは思ったことを率直に言ういい人という認識など、2016年以降のアメリカを投影している。 www.uncut.co.uk/reviews/thom...
uncut.co.uk
Thomas Pynchon's Shadow Ticket reviewed: darkly comic detective caper set during Prohibition-era
Thomas Pynchon's ninth novel Shadow Ticket is a 1930s-set detective caper with contemporary resonances
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矢倉喬士(Takashi YAGURA) @missing-link.bsky.social · 24/09/2025
8月25日発売、鳥羽和久『光る夏 旅をしても僕はそのまま』 良いタイトル。この対極は「〜には絶対行った方がいいよ。人生観変わるから」だろうか。著者はそのような、変化・成長・向上が目的化し、予め期待したものを確認して帰る移動を旅とみなさない。 普通の旅行記にありがちな、後から整理された「意味」や「物語」にならないように、「揺れ」や「感覚」の記述を目指したというこの本には確かに新しい何かを感じる。安定して一貫した視座から振り返らないので、要約できない出来事に投げ出される。 ジャワ島、スリランカ、ハバナ、アッシジ、ドーヴァー、クレタ島、メキシコ、台湾、普通ではない旅行記をお求めの読者に。
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矢倉喬士(Takashi YAGURA) @missing-link.bsky.social · 22/09/2025
7月に発売された、金原瑞人『翻訳ワークショップ』 AI翻訳が台頭し、「翻訳者」から「監訳者」へと役割を移行しつつある翻訳者の現状をまとめる前半。その環境で短編を1本、対訳形式で解説する後半の2部構成。 自分の誤訳を晒すことから始めて、誤りすら力にするしたたかな人間の翻訳を示している。
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小島秀夫 @hideokojima.bsky.kojimaproductions.jp · 16/09/2025
realsound.jp/book/2025/09...
realsound.jp
『きみはメタルギアソリッドV: ファントムペインをプレイする』ジャミル・ジャン・コチャイに聞く、小説とゲームの関係
2025年2月27日、翻訳短篇集『きみはメタルギアソリッドV: ファントムペインをプレイする』(ジャミル・ジャン・コチャイ著)が河出書房新社より刊行された。本記事では、日本版の翻訳を務めた矢倉喬士が、『メタルギアソリッドV』という実在するゲームを題材にアフガニスタン移民の歴史と現在を巧みに描き出したコ…
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矢倉喬士(Takashi YAGURA) @missing-link.bsky.social · 15/09/2025
インタビュー記事が公開されました。 小島秀夫監督の最新作『DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH』の発売を記念して、短篇集『きみはメタルギアソリッドV: ファントムペインをプレイする』の著者ジャミル・ジャン・コチャイさんに文学とゲームの話を伺いました。 FF7やメタルギアから身につけた文学創作術、キャラクターを知ろとうする読者の覗き見趣味と支配的欲望、デススト1における「出来事」としての死と、デススト2での変化、些細な欠点の指摘に拘泥すると作品のヴィジョンとオリジナリティを見失う、など。 お楽しみください。 realsound.jp/book/2025/09...
realsound.jp
『きみはメタルギアソリッドV: ファントムペインをプレイする』ジャミル・ジャン・コチャイに聞く、小説とゲームの関係
2025年2月27日、翻訳短篇集『きみはメタルギアソリッドV: ファントムペインをプレイする』(ジャミル・ジャン・コチャイ著)が河出書房新社より刊行された。本記事では、日本版の翻訳を務めた矢倉喬士が、『メタルギアソリッドV』という実在するゲームを題材にアフガニスタン移民の歴史と現在を巧みに描き出したコ…
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矢倉喬士(Takashi YAGURA) @missing-link.bsky.social · 13/09/2025
デスストランディング2の発売を記念したジャミル・ジャン・コチャイ氏へのインタビュー記事が校了しました。近日公開です。 タイトルは『きみはデスストランディング2: オンザビーチもプレイする』です。 前半は短篇集『きみはメタルギアソリッドV: ファントムペインをプレイする』についての著者解説、後半はコチャイさんとゲームの関係・文学とゲームの関係について。 13000字以上あったものを8000字程度まで削らないと不可とのことで、「新大統領政権下でのアメリカの生活の変化」「今、文学の意義とは」など、すごくいい回答が得られた部分を泣く泣くカット。他で発表できる場所が欲しい。
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矢倉喬士(Takashi YAGURA) @missing-link.bsky.social · 10/08/2025
今年2月にジャミル・ジャン・コチャイ氏による『きみはメタルギアソリッドV: ファントムペインをプレイする』という短編集を翻訳出版し、有り難いことに多くの読者に恵まれました。 さらに6月には小島秀夫監督の新作ゲーム『デスストランディング2: オンザビーチ』が発売されました。 このタイミングでジャミル・ジャン・コチャイさんにコジマゲームの魅力と文学の可能性を伺うインタビューを敢行しようと思ってあれこれ取り組んでいたところ、何とか形になりそうです。 短編集の読者には本をもっと楽しんでもらえるような内容になると思います。あと1ヶ月もかからずに発表できる気がしますので乞うご期待。
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