Sign in

れん

@lencon7.bsky.social
44 followers 23 following 2.3K posts

筆算的に #ライアキ を考えたり生み出したり。恋愛要素ほぼなし、ブロマンス寄り。 色々考えていますが全て妄想です。基本的に文字による呟きにカップリング要素はありません。 スクショはゼンゼロゲーム内や公式SNS等より引用。 作品(不定期更新)👉 xfolio.jp/portfolio/lencon

PostsRepliesMedia
れん @lencon7.bsky.social · 30/09/2026
あまり厳選真面目にしてないけれど、流石にこれは少し難しい…。新しいディスクが出てくるんだろうか。
000
れん @lencon7.bsky.social · 30/09/2026
手持ちのドライバディスクを入れてみたけれど厳選難しい…。
000
れん @lencon7.bsky.social · 23/09/2026
🐺の苦悩の一つに知能水晶体があるというのは、一つの原点回帰かな。
000
れん @lencon7.bsky.social · 23/09/2026
今後を考えたら🐈じゃなくて🛡️の方がいい気がしてきたし、多分兄は🗡️の方が合っている気がする。
000
れん @lencon7.bsky.social · 23/09/2026
なんていうか、問題解決能力保持キャラのインフレも起きている気がする。🐺を出すと解決するから次は🌙や🦇で、🐦‍⬛の次に🪭という感じ。多分その次は🐈兄のような気がする。 それ以外の役どころを見つけ出したいところだね。
000
れん @lencon7.bsky.social · 23/09/2026
🪭も強いね。ちょっとお茶会開きましょうねと言ったら翌日もう解決してしまう速度でシゴデキ過ぎる。
000
れん @lencon7.bsky.social · 23/09/2026
🐦‍⬛と🦇は登場した時点で問題が解決したようなものです。強すぎる。
000
れん @lencon7.bsky.social · 23/09/2026
🦇は🦇でめちゃくちゃ書きやすいので早速禁止カードレベルになりそう。🦇出せばもう解決だろうと思ってしまう。
000
れん @lencon7.bsky.social · 23/09/2026
小説は想起で漫画は旅路という感じ。
000
れん @lencon7.bsky.social · 23/09/2026
最近漫画描けてないけれど、漫画で表現したいことと小説で表現したいことは全く別なので、表情の機微を描きたいとなったら漫画が際立っていると思う。キャラが移動しなくてもカメラワークで変化出せる分、小説にはないテンポも作り出せる。小説は如何に詠唱して読者の中に心象心理を形成させるかという技術のように思えるし、漫画は如何に偶像を描いて夢の中に読者を迎えるかという技術にも感じる。どちらも難しい。
010
れん @lencon7.bsky.social · 23/09/2026
執事としての🐺を書くというのは本編における🐦‍⬛並みに万能すぎて禁止カードにしたいレベル。執事として出したら大抵解決させてしまう流れになる。権力も実力も独断力も揃っている🐺は流石としか言いようがない。 それで最近🐺の苦悩が書けてないので、今回🦇を登場させてみたんだけど、うーん難しい。🧡があまり移動しない話になってきているので気分転換に手法変えている。 市長派の対抗馬を出すとなったらTOPSなんだけど、次は黒枝書いてみようかな。反市長派としてのTOPSのモブでも良いね。TOPSと一言で言っても市長派寄りの消極的敵対企業もあるだろうし、マルセルグループはどちらかというと中立的かな。🎩も良いよね。
000
れん @lencon7.bsky.social · 20/09/2026
シーズン3第2章までの、どこかの時空。 🦇視点。ほぼ🐺+🧡+🦇。便宜上ハッシュタグをつけます。すみません。 HIAのVR機器を使って🐺の夢に入る🦇と🧡のお話。 #ライアキ #lycawise
 隠し事をするのは好きだが、されるのはもってのほかだ。
 それも、かの伝説のプロキシがモッキンバードたるヒューゴに情報を隠すとあっては、居ても立っても居られない。それはビビアンとアキラが市井で人気を博した同人誌を隠した「大事件」にも通じる。たとえ、それが自分に不都合な情報であったとて、全て公平に表に出るべきだ。
 ヒューゴは一計を案じた。
 きっとこの計画は、とても美しい。

------

 最終電車が駅舎を去った。
 六分街駅から降りてくる人も、もう途切れかけている。それが深夜の静けさを際立たせていた。
 ヒューゴはそれでも、ライブハウス「404 ERROR」の出入り口付近で壁に寄りかかり、駅出入り口の様子を窺った。今日はライブは行われていない様子で、いつもなら昼間の制約から解き放たれた「熱狂者」が沸き立つ姿も、今夜は全く見られない。
 怪盗「モッキンバード」らしからぬ堂々とした佇まいだと、もしかしたら旧友は苦言を呈するかもしれない。あるいは、義妹とも言える盟友なら「どうせならあんぱんを用意して出待ちするのです!」と形から入るかもしれない。
 けれど今晩はその二人はどちらもいない。否、前者はこれから「会う」予定だ。だからこそ、その前にヒューゴはここで待つ必要があった。
「遅かったじゃないか。アキラくん」
 足音の主が駅前の様子に気づいたタイミングに合わせ、ヒューゴは声をかけた。
「……ヒューゴ? なぜここに」
「怪盗が手の内を明かすのは、ショーが終わってからだ」
 そう言って、ヒューゴは挨拶がわりに左手から一輪の薔薇を現し、アキラの前に差し出した。なんてキザな、と分かりやすくアキラが反応すれば、良い表情だ、とヒューゴはクスリと笑った。そしてそのまま、薔薇をアキラの胸ポケットに差し入れた。
「久しく新エリー都から君たちの姿が見えなくてね。心配でここまでやってきたのさ」
「……ヒューゴ、それにしてはとてもいい笑顔じゃないか。この後の『僕との共同計画』にそんなに胸を躍らせているのかい?」
「おや、流石に前口上に気づいてくれたか。では早速本題に入ろう」
 そう言って、ヒューゴはアキラの膝裏をすくって抱き上げると、仕掛けた装置で瞬間移動した。夜空に浮かぶ三日月を追う暇もなく、ヒューゴは駅の隣のビル屋上に足をつけた。腕の中のアキラは、咄嗟の出来事に少し目を回している。
 ヒューゴはアキラの胸ポケットに差した薔薇を取り出し、くるりと薔薇の花を包み込むように一度握りつぶし、掌を開いた。
「これを食べたまえ。チョコレートだ。まだ何も食べてないようだからな」
「ならもっと、手加減してほしかったな……」
 疑うそぶりも見せず、アキラはヒューゴの手からそれらを受け取り、もぐもぐと咀嚼した。これはきっと、計画に対しOKのサインだろう。アキラが落ち着くのを待って、ヒューゴは言葉を切り出した。
「あの聖人糞野郎の情報を抜き出す」
「待ってくれ、もっと喜劇的に言えないのかい」
「前口上抜きでの、君との信頼関係に応えた『依頼』だ。依頼料の前金はもう振り込んである。さて、では段取りだが」
「ヒューゴ」
 鋭い目つきでアキラがヒューゴの口を止める。この後が楽しいのに、というワクワク感を抑えて、仕方なしにヒューゴは「動機」のト書きを脳内で認める。
「……アキラくんは、あのライカンからどれだけ情報を抜かれた?」
「なっ……」
「あの男は市長閣下様殿の従順なる狗だ。その狗の諜報活動で、一体どれほどの不均等な関係を強いられている?」
 アキラの絶句した様子を観察しながら、ヒューゴは表情をなるべく変えないまま台詞を滑らかに言った。
「もちろん、君が奴を信頼しているのは知っている。あれは狗でありながら独立した天秤でもある。己の定めた正義に反するようなことが起きれば、独断でその場を収める」
 思い当たる節があったのか、アキラは静かにヒューゴの言葉の続きを待っている。それで良い、とヒューゴはアキラにゆっくり頷いた。
「あの男が収集した『伝説のパエトーン』について、知りたくはないかい?」
「そして君も、それが知りたいと?」
 公平を正義とするヒューゴを熟知しているかのような質問だ。話が早い、とヒューゴは笑いを堪えながら「その通り」と素直に頷いた。
「……ビビアンは心から君を信頼している。そして『パエトーン』は、二人で一つだ。君たち兄妹の情報が、どれだけ『市長派』に流れているのかを知りたい。奴が集めたものと、市長に渡したもの。その差を見れば、どこまで流れたかがわかる」
「っ……」
「この世は複雑怪奇だ。防衛軍もTOPSも市政も反乱軍も治安局も、誰しもがこの終わりの世で覇権を狙っている。だからこそ、終わりを迎える日が遠のいているのかもしれん」 アキラの周囲の人間関係もとても複雑で、かつ奇跡的な均衡を保っている。そして、それがいつ崩れるかもわからない。
「ビビアンを君に託した以上、君の、ひいては『パエトーン』の情報は、俺にとっても無関係ではなくなったのだよ。親愛なる『パエトーン』」
 それは嘘ではない。そして、それだけが動機でもない。けれどきっと、今はこれだけで十分だ。
 ヒューゴは右手を一度握り、アキラの目の前に差し出した。そして掌を上に向けて開くと、そこには小瓶が一つおさまっていた。
「この睡眠薬をライカンに飲ませてほしい。そして眠ったところで、君の部屋に送り届けた『VR機器』を使って、奴の脳内に入る」
「……見るのは、僕に関する情報だけだ。リンのことは見ないでくれ。そのそぶりを見せたらすぐにライカンさんの夢への同期は停止させる」
「それでは半分だ。『パエトーン』の片方だけでは、流れた情報の全体は測れない」
「ビビアンを託されたのはこの僕だ。もう忘れたのかい? リンまで巻き込む約束はしていない。それに、深夜にいきなり押しかけて、人を屋上まで運んだんだ。これくらいは飲んでくれ」
 託した相手を盾に取られては、返す言葉がない。けれど、突然押しかけた側が払うべき代価を差し引けば、釣り合いは取れている。交渉を心得た相手に、ヒューゴは満たされた気持ちになった。
「なるほど。それこそ、公平そのものだ」
 ヒューゴの頷きを確認してから、アキラはその小瓶を手に取った。うまくいくだろうか、という不安を滲ませている。けれどあのライカンのことだ。たとえ怪しいものであっても、アキラからの差し入れならば喜んで飲み干すだろう。
 ビルの屋上から降り、店へ向かおうとするアキラを呼び止め、これは厄払いだ、とヒューゴはその脇腹に香水を一吹き掛けた。あのオオカミシリオンの鼻を誤魔化せるとは到底思えない。ならばむしろ、アキラの背後にヒューゴがいると初めから気づかせた方が、計画は進みやすい。黒幕が表に出てくるまでは、何も知らない振りをして付き合う。ライカンはきっとそう判断する。

------

 アキラからの合図がくるまで、ヒューゴは「404 ERROR」のバーカウンターで寛いでいた。不在のバーテンダーの代わりに一杯カクテルを作り、ゆっくりと嗜む。ピピピ、と端末が電子音を鳴らした。ヒューゴはカウンターに代金を置き、階段を上って外に出た。
「……少し手こずったかね?」
 プロキシの工房にあるソファではライカンが静かに眠っていた。ヒューゴは、こちらに背を向けてパソコンを操作するアキラに声を掛けた。すぐには返事がない。言い淀んでいる様子が、アキラの背中からじんわりと伝わってくる。
 ローテーブルの上にはマグカップが二つ並んでいた。一つは底に焦げたような色の滓が残り、もう一つはきれいに飲み干されている。ヒューゴは滓の残る方を手に取り、匂いを確かめた。コーヒーとは思えないほど苦い。もはやこれ単体でも苦薬として成立する。淹れすぎたのだろう。
「……コーヒーの淹れ方を失敗してしまって」
「なるほど。薬が回るまでの間に、二杯目の淹れ方を丁寧に教わったわけか」
 体格の大きいオオカミシリオンのことだ。薬が効くまでには時間がかかる。その間、ライカンは苦い一杯目を飲み干し、眠気がくるまでアキラの隣で二杯目を淹れさせていたのだろう。お節介野郎だ、とヒューゴは少しだけ笑った。
「VR機器とライカンさんの脳波の同期が終わった。いつでもシンクロさせて夢に入れる」
「有難い」
 ライカンの向かいにある一人掛けのソファに座り、ヒューゴは合図を待った。
「VR機器をHIAから拝借したらしいけれど、その仕様は把握しているのかい?」
「もちろん。かのHANDも使用する調査機器だ。怪盗『モッキンバード』が後れを取るわけがない」
「それだけ情報を得ていながら、それでも夢に同期するんだね」
「疑い深い性分でね。人の記憶という蔵に一体どれだけの情報があるのか、他者は知りようがない」
 アキラは小さく息をつき、ようやく真正面からヒューゴを見据えた。
「最初に君が夢に同期する。その後僕もいく。ライカンさんの脳波はとても安定しているから、この家庭用AIのアシストだけで外からの調整は十分だ。僕が合図すれば、同期はすぐに切れるようにしてある」
「安定しているのが、またとても憎たらしい」
「すぐに覚めてしまうかもしれないから、ほら、目を閉じて!」
 やれやれ、と肩を竦め、ヒューゴはおとなしく瞼を閉じた。直前に見た光が目の前でチカチカとする。段々とその光は落ち着き、次第に機械音も聞こえなくなっていった。
 少しの落下感覚を経て、ヒューゴはすぐさま目をカッと開いた。眼前に広がるのは、もう工房ではない。夜の静かな、ルミナスクエアの公園だ。
 アキラが来るまでには、まだ少しラグがある。ヒューゴはすぐさま辺りを見回した。
 街灯の下にベンチが一つある。その周りに、飲みかけのコーヒーのカップが置かれていた。見ているうちに、隣にビデオテープが一本増え、工具が一つ増えた。どれも、アキラが手にしているのを見たことのある物だ。この夢の持ち主が見てきたものは、物の形で現れるらしい。
 ベンチから少し離れた地面には、紙が散らばっていた。報告書の書式だ。ところどころに赤い印が押されている。決裁の印だろう。印のない紙も、同じくらい混じっていた。見てきたものが物になるなら、書き留めたものは紙になる。
 紙の山からさらに離れた暗がりに、厚いフォルダが一冊だけ置かれていた。表紙には「ヘーリオス研究所」とある。
 ヒューゴは紙やフォルダの位置を確かめただけで、何も拾わなかった。証人のいないところで開けば、この計画は美しくなくなる。
 背後で、足音が一つ増えた。
「……もう何か見つけたのかい」
「目星はもう付けた。物は君の持ち物、紙はライカンの記録だ。すなわちここでは、記憶のメタファーが物体となって現れている。違うかね?」
 アキラはベンチの周りに並ぶコーヒーのカップを見て、少しだけ眉を寄せた。その目が暗がりのフォルダで一度止まり、すぐに逸れた。
「流石にもう説明はいらないようだ。──……、ならその一枚を見よう。家庭用AIからの情報だと、その一枚は僕の情報が書かれているようだ」
 アキラの手元にトランシーバーがいつの間にかおさまっていた。夢の中なら都合よくものが出現するのだろう。ガーガーという雑音と共に、目的の座標が伝えられる。
 ヒューゴは指示された場所まで歩み、指定の書類を手に取った。
 そこには、日時と滞在時間が書かれている。
「ルミナスクエア、六月一日二十五時六分から二十七時三〇分。ルミナスクエア、六月五日二十三時から二十四時二十二分」
「それは、いったい」
「ルミナスクエアでの滞在時間が記録されている。覚えがあるのでは?」
 書面をアキラに見せれば、途端に恥ずかしがるように目を逸らした。よほど見たくない情報らしい。
「君の口から聞きたい」
「……これは、僕の、ルミナスクエアでの散歩時間だ」
「……なるほど」
 最終電車に乗ってここまでやってきて、終電が終わってしばらくしてからライカンが車でランダム・プレイまで送り届ける。きっとそんなパターンがかつてあったのだろう。チラリと記録を追えば、途中でそれは途切れている。そのタイミングは、ちょうどヒューゴがアキラたちプロキシと出会った頃と近い。紙の隅を見るが、決裁印はどこにも押されていなかった。
「確かこの後、君たちは衛非地区へ移ったんだったか。あの時の占いはとても楽しかった」
「ビビアンを気にしてくれていたんだな。とても優しい盟友だ」
 微笑むアキラに、思わずヒューゴは咳払いした。ビビアンはとても活発に見えて、思慮深く執念深い。必要とあらばどこまでも自分を追い詰め、真実を追い求めてしまう。確かにあの頃、「仕事」が切羽詰まっていた。そのため彼女になんとかして休息を取ってくれないかと思った矢先の、アキラとビビアンとの短いバカンスだった。
「次の書類へ行こう。もうこれはいいだろう?」
 急かすようにアキラは次の書類を指差した。仕方ない、とヒューゴは次の一枚を手に取り、文字を読み込んだ。
 トランシーバーから座標の指示が出され、アキラが指差し、ヒューゴが書類を手に取る。その繰り返しで、段々と片手にそこそこの厚さの紙が収まるようになってきた。
 ヒューゴは手元の束を、印のあるものとないものに分けていった。決裁済みの印が押されているのは、報奨金、懸賞金、依頼の件数。どれもパエトーンとしての仕事に関するものだ。サクリファイスに接触したパエトーンをしばらく観察せよ、という但し書きが下部に記されたものもある。どうやら「これ」が市長へ報告した情報らしい。
 一方、食生活の偏りや睡眠の不足には、印がない。別の書類を見れば、数字がひたすら羅列されている。これにも印はなかった。
「なるほど、この書類は『ゲーム課金をどれだけ行ったか』」
「そんなことも記憶しているのかい!?」
「主人の趣味嗜好を把握し先取りするのは執事の常識だ」
「いや、僕のプライバシー!」
「電気代を滞納している時点で、もはや差異はなかろう」
 他人事だと思って! とアキラはくすくす笑うヒューゴの肩をバシバシと叩いた。個人情報を見ると、予め言ったのにこの羞恥ぶりだ。なかなかに面白い、とヒューゴは声をあげて笑った。 ふと、ビビビッ、とトランシーバーから大きな異音が聞こえた。公園の風景から途端に空間が歪み、ただの路地が広がる。路地の左右に建物はなく、暗い空間に道一本しか形成されない。
 ポッ、と街灯が一本出現した。その下に、かなりの書類が散らばっている。
「……、あそこにある書類全部が、僕に関することだ」
「ふん、なんて陳腐な演出だ」
 面白くない、とヒューゴは足取り荒くその街灯まで歩を進め、散らばる書類にざっと目を通した。全て未決裁の書類だ。そして不思議と、妹のリンや他の情報は一切書かれていない。まるで「これが欲しかったんだろう」と言わんばかりだ。
「出てきたらどうだ? ライカン」
 どこかで様子を窺っていたライカンは、二人が印のあるものとないものを選り分けていたのを見て、ヒューゴの目当てがわかったのだろう。市長に渡したものは、もう公園で見せた。ならば残りは、渡さなかったものだけだ。夢の空間を歪ませ、アキラの手を煩わすことなく目的をすぐさま完了させようとしている。手段が簡潔すぎて余韻が全くない。情緒のないやつだ、とヒューゴは眉を顰めた。
「そんなに俺たちの会話劇は退屈だったかね?」
 二本目の街灯が出現し、照らされたライカンが三人目の役者と言わんばかりに舞台に上がる。
「……やかましい声で、覚めそうだ。早く終わらせるぞ」
「ふん」
 ライカンは言葉少なに散らばった書類を集め、整えたものをアキラに手渡した。
「これらは全て、市長閣下に報告していない、私が集めた貴方様に関することです。どうぞ一度、お納めください」
 アキラはおずおずとその書類の束を受け取った。パラパラと流し読みし、概要を把握している。
「……ヒューゴ」
 アキラが名前を呼ぶ。執事とその主人の許可付きの情報、それがヒューゴの手に渡る。美しくない、と思いながらヒューゴは目次付きの書類に目を通した。衛非地区でのアキラの活動履歴や、ロスカリファでのわずかな情報が書かれている。パエトーンとしての仕事に関わるものでさえ、ここには印のないまま残っていた。目次をわざわざ作り書類というメタファーにするほどの几帳面さに、否応なく昔を思い出す。
 公園の束は、市長に流れた情報。今手元にあるこの束は、ライカンのところで止まっている情報。二つを並べれば、どこまで流れたかの線は引ける。欲しかったものは、確かに手に入った。盗んだのではなく、渡されて。
 どこまでも従属的な狗で独断的な天秤を持ちながらも、そのバランス感覚は一等品らしい。
「満足か」
「……ああ、『満足』だ」
「なら帰るぞ。──……、アキラ様、ご帰還のご準備を」
 アキラを庇うようにライカンはヒューゴに背を向けた。トランシーバーからの雑音がどんどん大きくなる。途端に視界が真っ暗になる。夢から醒める。
100
れん @lencon7.bsky.social · 18/09/2026
感想文書こうとしたら小説が生まれたんだな。
000
れん @lencon7.bsky.social · 18/09/2026
シーズン3第2章と第3章の内容を含みます。 ヴィルリウム滞在中の話です。 🧡の立場が増え続けることと、そこに収まらない関係についてを書きました。 #ライアキ #lycawise
「なんて、愚かなんだ」
アキラは項垂れそう言った。ライカンはただ静かに傾聴するだけで、頷きもしなかった。

------

 ミネルヴァ地区から遠く逃げて、六分街へ店を構え、そしてアキラは現在、ヴィルリウムはホテルの一室でぼぅと佇んでいた。窓から望む空は赤く、もうすぐ夜になろうとしていた。治療のために赴いたその土地でも、アキラは休まることなく隔離されたロスカリファのことを慮った。
 コンコンコン、入るわよ、という音と声に合わせて、アキラにあてがわれた一室の扉が開いた。フリンツ工房の主、クラレッタが前ぶりもなく訪れた。
「どうしたんだい。クラレッタ」
「それはこっちのセリフよ。──はあ、あたしがお堅いことに苦手意識持っているのは知っているわよね」
「もちろん。それで何度も会議をドタキャンして……」
「そんなことは思い出さなくていいの!……あなたに『お客さん』よ」
 お客さん、という思わせぶりな言い方に、アキラは咄嗟に誰が訪れたのか判断がつかなかった。
「お堅い……もしや、フォン・ライカン、とその人は名乗っていなかったかい?」
「ええ、そうよ。あの市長閣下の名代。あーもう堅物すぎて肩凝っちゃう」
 肩をグルグル回して愚痴をこぼすクラレッタに「まあまあ」とアキラは彼女を宥めた。
「それが彼の立場だからね」
「立場立場って、ほんと、動きが鈍い人の言い訳よね」
 すぐさまクラレッタは「ごめん、言いすぎた」と謝った。クラレッタほど自身の立場で身動きの取れない人はいないだろう。フリンツ工房の当主にして、血族の跡取りも考えなければいけない立場に置かれているのだ。それでいて、フリンツ合金盗難事件やらロクシーの消息探しやらと、次々訪れる難題に向き合っている。
「明日、ロスカリファ封鎖事件について彼と話し合うわ。その前日入りということであなたにまず会いたいって」
「なるほど。僕ほど立場に都合のいい人はいないからね。きっと明日のために色々話したかったんだと思うよ」
「だから、ごめんって」
「ほら、クラレッタはもう寝よう。ライカンさんは1階の応接室にいるんだろう?」
「ええ、そうよ。──……、あなたの立場のこと、忘れたわけじゃないから」
 沈み込むクラレッタに、今度こそアキラは「大丈夫」と彼女の肩を優しく撫でた。 夕方のロビーを見渡すと、もうすでに人はまばらだった。もともと閉鎖的なヴィルリウムに滞在する人たちの職種も限られているため、観光向けというよりなじみの客向けのホテルなのだろう。
 ロビーから少し外れたところで、仰々しく「応接室」と看板のついた部屋を見つけた。コンコンコン、とノックをすると、すぐさま「どうぞ」と短く返事が聞こえてくる。低く落ち着きのあるその声を聴いたのは久しぶりだった。
「やあ、ライカンさん。久しぶりだね」
「お久しゅうございます。治療継続のためにこの地へ移られたと伺い、僭越ながら馳せ参じた次第でございます」
 立ち上がったライカンの正面に座り、ジェスチャーで「座ってどうぞ」とアキラは促した。ライカンがそれにうなずきソファに座ったタイミングで、再度外から「ンナナ(失礼いたします)」とメイドのボンナの声が聞こえてきた。おそらくライカンが手配したものだろう。
「新エリー都の紅茶を久しく口にされていないかと思い、この度ご用意させていただきました。アッサムティの早摘みでございます」
 軽く立ち上る湯気の向こうでボンナが一礼して出ていった。カップを持ち上げると、まだ熱が指に伝わってくる。ひとくち含むと、口の中に青みの残る、軽い香りが広がった。
「……早摘みだなんて、わざわざありがとう。とても美味しい」
「とんでもないことでございます。もったいなきお言葉でございます」
「クラレッタから聞いたよ。明日、ロスカリファについて打ち合わせをするんだって」
 ティーカップを置きながら、アキラは本題に入った。
「ええ。本来ならすぐにでも行うべきでしょうが、クラレッタ様との情報共有は済んでおりますので、明日までに各々改めて情報収集してから開催した方がよいという結論に至りました」
「なるほど」
 ロスカリファには、妹のリンや治安官のシーシィアが取り残されている。すぐに飛行船で会いたいのに、その手段が絶たれた。
 トリヴィアとも、セルピコとも、リンとも、離れ離れだ。
「アキラ様?」
 唇が震えそうになるのをこらえ、アキラは顔を上げライカンの瞳を見つめた。少し目を見開き、乾いていく目をこらえて「大丈夫」とだけ返事をした。
「僕も明日の打ち合わせに参加するよ。短い間しか滞在してないけれど、それでも随分とお世話になったんだ。そうだ、その封鎖の経緯だけど」
「アキラ様」
 アキラの早口になった言葉を遮るように、ライカンはその名を呼んだ。けれどそれには応えられなかった。話すのをやめてしまえば、目から何かがこぼれてしまいそうで堪らなかった。
「あの、そう、本当に、これは因果応報なんだけれど」
 必死に言葉を紡ぐ。ライカンは何も言わず、その大きな耳をアキラに向けている。
「ヴィルリウムでは手配書を見かけないだろうけれど、僕、指名手配犯になったんだ。正しくはピュロイスがそうなんだけど。でもピュロイスは僕から生まれたものだから僕がそうなったようなものだ」
 ライカンは少しだけ目を見開いた。けれど、口を閉ざしたままアキラを促した。
「でも六分街にいたころからお尋ね者だし、そんな立場は慣れている。罪人の子でもあるんだ。今更肩書が二つから三つに増えたところで変わらないさ」
 口が止まらないよう、アキラはライカンから視線をそらした。
「立場なんて、利害関係が増えればそれだけ多層的になるんだから。それよりも」
 リンの笑顔を思い出した。いま彼女はそばにいない。
「あの子が、リンが、あの時どう思っていたんだろうって。僕が指名手配犯になって捜索されているとき、アンバー・ホールで隔離されていたらしいんだ。それを、ビリーとシーシィアがずっと支えてくれていて」
 還流区から帰還した時、リンは気丈にも「おかえり」と言ってくれた。アキラが戻らない間、どのように耐えていたか、アキラは想像するほかない。
「なのに僕は、リンに」
 過ぎたことはどうすることもできない。なのに、あのとき何故あの態度をとってしまったんだろう、と何度も反復してはやり直しを夢見てしまう。
「もっと、リンに気遣えばよかった。心配させてごめん、と。今こんなに離れ離れになってようやく、リンの気持ちがわかるなんて」
 因果応報だ、とアキラは顔を伏せた。息を止めないと、もうこれ以上は涙をこらえきれない。
「愚かな、兄だ」
 兄の治療のために同行してくれた妹。もっとしたいことが新エリー都にあったんじゃないかと、考えてしまう。
 すぅ、と向かいから息を吸う音が聞こえた。静かに聞いていたライカンが何か話そうとしている。「俺はそう思わない」
 バッ、とアキラは顔を上げた。
 おおよそ彼の口から出てこないような一人称と口調が聞こえてきたからだ。びっくりして、溢れそうだった涙も引っ込んでしまった。
「あんたを、愚かなんて思ったことは一度もない」
 普段は紳士たるライカンから、ぶっきらぼうながらも短く優しい言葉が紡がれる。
「もしそうなら、頬を強く引っ叩いて一緒にドライブしているさ」
 慣れない仕草で、ライカンは少し牙を出しながら笑った。
 その牙を、アキラは初めてまともに見た気がした。ヴィクトリア家政の執行責任者は、人前で牙を見せない。礼節を保ち、尻尾を大きく振らない。オオカミシリオンの性質を持ったこの執事が、どれだけ言葉を選んで生きてきたか、アキラは知っているつもりでいた。
 引っ込んだはずの涙が、行き場をなくして喉の奥に溜まっている。何か言わなければと思うのに、出てくるのは途切れ途切れの呼吸だけだった。
 ライカンは急かさなかった。笑ったまま、ただ待っている。
 紅茶はもう冷めているだろう。アキラはカップに手を伸ばしかけて、一度止めた。手が震えている。けれどそれも気にせず、残っていた紅茶を一気に飲み干した。彼の前で、お行儀良くしても無意味になったのだ。
 冷めても、青い香りは残っていた。
「……ドライブ」
 声にしてみると、その言葉はひどく間の抜けた響きがした。
「ドライブ、かぁ」
 喉の奥の塊が、雪解けのように消えていった。
「じゃあ、こんな愚かな人間を、ライカンさんはどこへ連れて行ってくれるんだい?」
 ライカンはすぐには答えなかった。
 答えを考えているのではない、とアキラは思った。この人は、行き先の候補なら十は挙げられる。道も、所要時間も、給油の場所も、誦じて言えるはずだ。それなのに口を開かない。
 ライカンの耳が、わずかに動いた。ソファの上で、組んでいた手がほどけて、また組み直される。
 こんなに迷う人だっただろうか。
「そうだな」
 ようやく出てきたのは、それだけだった。
 ライカンは口の端をわずかに上げたまま、視線だけをアキラの手元に落としている。言いたいことがあって、けれどそれを言うかどうかで止まっている顔だった。やがて視線がアキラに向けられた時、彼の紅い瞳から迷いの色は消えていた。
「……それよりまず」
 そう言ってライカンは一度話を切り、アキラの隣にゆっくりと座った。
「ライカンと呼んでくれ。俺も、アキラと呼ぶから」
 アキラの非雇用的執事でも、新エリー都市長の名代でも、ヴィクトリア家政の執行責任者でもない。肩書きを捨てたライカンが、アキラを呼び捨てにした。
「ああ、本当に、……ずるいなぁ」
 少しだけ目を擦り、アキラは努めて明るい声でそう呟いた。
「それは僕のセリフになるはずだったのに」
 名前で呼んでほしい、と主人が執事に向かって言えば、それは命令になる。もはや主従関係には収まらないものを受け取り続けているというのに、何をどう返せばいいのか分からなかった。返す相手が、報酬を受け取らない人なのだ。距離の縮め方を見つけられないまま、先に言われてしまった。
「ずるいよ、……ライカン」
 言い慣れないその呼び方に、アキラは照れくさくなった。
 ちらりとライカンの尻尾を見れば、ブンブンと左右に大きく振り回している。
「……もっと早くにこう呼んでいれば、ライカンは嬉しかったかい?」
「…ゴホンッ!」
 咳払いで誤魔化そうとしたところで、尻尾はまだ忙しなく揺れている。思わずアキラは微笑んでしまった。
 嬉しかったか、なんて聞くまでもない。
「タイミングなんて、この先一生わからない」
 目を伏せ、ライカンはそう呟いた。
「あの時こうしていれば。そんな後悔の数は、山より高く、海より深い。だから、今この瞬間を大事にしたい」
 そっとアキラの肩に、ライカンが寄り添った。
 肩越しに、呼吸の音が聞こえる。深くて、ゆっくりで、アキラのものより落ち着いていた。その呼吸に合わせるようにして、アキラも息を整えた。
 どれくらいそうしていたのか、分からない。空調の音も、廊下の足音も、いつのまにか遠のいていた。
「予約した部屋に、来ないか? あそこの部屋にオプションとしてチェスがあるんだ」
 そう言ってライカンはアキラを立たせた。ドライブではないけれど、チェス盤で繰り広げられる攻防は、きっとどの世界よりも広い。

「負けないよ。僕はとても強いんだ」
「楽しみだ」
 廊下に出れば、窓の外の灯りが廊下まで差し込んでいた。明日になればまた、名代と、市長のご贔屓に戻る。それでも今夜は、ただ勝ち負けを争うだけの二人でいられる。
122
れん @lencon7.bsky.social · 18/09/2026
まず動きが少ないんだよね。
000
れん @lencon7.bsky.social · 18/09/2026
3000字で小説書いて、その次の場面を書こうかなと思ったけどどうしたって蛇足になる。短くなるのはもう仕方ないな。
000
れん @lencon7.bsky.social · 16/09/2026
明日ぐらいに感想文書けたらしたい。
000
れん @lencon7.bsky.social · 14/09/2026
🐈兄+🐺+🥕、で組むと 治安局v.s.市政v.s.TOPS という感じがして大変良いですね。
000
れん @lencon7.bsky.social · 12/09/2026
ピンボールイベントで出てきた、「魅力」の模範、良いね。とても良い。美のイデアを感じる。
000
れん @lencon7.bsky.social · 12/09/2026
次が異常と強攻ということは、少なくとも1バージョン丸々鋭御に触れない感じ?実質早期実装なのが🪓なのかな。その間の防御へのテコ入れはあまり期待できないね。 年末にコラボイベントがあることを踏まえると、二人目の鋭御は来年…?新年エージェントが鋭御二人目? どうなんだろうね。
000
れん @lencon7.bsky.social · 12/09/2026
そんなに大魔王と一緒に戦いたくない感じ…?
000
れん @lencon7.bsky.social · 12/09/2026
風強攻!? わー!!楽しみ!! でも🐍と合わせられない…🤨 🐍🐈兄弟でギリギリできるかな。
000
れん @lencon7.bsky.social · 10/09/2026
🪓の性能、一人じゃ限界があるけれど突破力と判断力は抜群で、詳細なマニュアルという名のサポーターがいれば魚の水を得たるが如しという、キャラの性格とマッチした感じがして良いですね。 この場合のサポーターとして、一人は助手である⚰️なんだろうけれど、もう一人は誰になるんだろう。流石にそこまで本編と性能を合致するわけないか。
000
れん @lencon7.bsky.social · 09/09/2026
例の🧡の表情に関しては雑な表現だと思った。✴️と🔔の視点が合わなかった例の場面と同じ感じ。修正を願うよ。
000
れん @lencon7.bsky.social · 09/09/2026
最新話終えました! ネタバレなしの感想として、🥤の演技は今作の方が断然好みですね。どの辺がどれほど好みかはまだ言葉にし尽くせないけれど、第一印象はそんな感じです。
000
れん @lencon7.bsky.social · 07/09/2026
ギリギリ! 次作も楽しみね!
000
れん @lencon7.bsky.social · 07/09/2026
始まりの主と感覚共有した🧡を思いついたけど地獄しかないね。共有ではなく搾取だし。 焦天残火がそれなのかな。
000
れん @lencon7.bsky.social · 06/09/2026
孤独だから移動を続け、移動した先に思いがけない出会いがあるのなら、一緒になりたい。それが人間の性。
000
れん @lencon7.bsky.social · 06/09/2026
実存主義を個人的に解釈するのなら、神から与えられた分別に別れを告げ、自分自身の判断で持って境界線を都度引いていく、という孤独を突き進め、と言っているんだろうな。
000
れん @lencon7.bsky.social · 06/09/2026
結局のところ、孤独なんだよ。生物は。 物事を二つに分けて認識するという分別を持っている以上、自他の境界線はどうしたって生まれる。むしろ生まれなくては社会で生きていけない。 ならその境界線ははじめから実体のない、ただの区切りにすぎなかったと気づけば、そこへの執着は消える。それが解脱なんだろう。そんな境界線は空にすぎない。 無機物になればこんな悩みともおさらばできるんだろうかとも思うんだけど、生物として動いている以上過ぎた願いなんだな。もし無機物になりたければ骨になるしかない。生物の憧れ、それは無機物になり安定すること。不安定なのが生物。けれど不安定だからこそ可能性も生まれる。諸行無常。
000
れん @lencon7.bsky.social · 06/09/2026
ワンダリングハンターとランタンベアラーが共に「エーテルの海」に帰るのなら、そこはきっと阿頼耶識に近いところなんだろう。 阿頼耶識は本来、一人ひとりの中で独立しているもので、複数が一つに融合するわけではない。とても孤独なもの。 けれど、それぞれが似たような願いを持ち、それにより重なり合わせて生まれた「世界」があるのなら、夢を共有した🐙が偶然母親に出会えたのも、この世界のおかげなのかもしれない。 海というには一つにまとまってないけれど、孤独というには繋がり合っている。現実の常識から超越した何かが、きっと「エーテルの海」なんだろう。
000
れん @lencon7.bsky.social · 06/09/2026
ワンダリングハンターこと「おっとう」は、死ぬ前に娘に会いたいと願った人間本体であり、また自我を失った存在であるのなら、ランタンベアラー=「おっとう」の夢縋りは、そんな業を核として生まれた結使の亜種とも言えるのかな。でも人格もあり会話もできていた。100年前のベリオラの状態とは似ても似つかない。つまりワンダリングハンターとランタンベアラーの出現に始まりの主の能力は使われてない。だから人格が保存されているのかな。
000
れん @lencon7.bsky.social · 06/09/2026
結使の幼体ことギルタブルルの繭が出てきた時、咄嗟に思い出したのが「町」の繭でしたね。 シーズン2の「町」で、もし「夢縋り」=「人間本体の執着が業を生み、それを核とした存在」がホロウの外に出られたのだとしたら、それはエーテリアスというより結使そのものでは。あるいは結使の亜種。 あの「町」にサラが関与していたけれど、一体あのホロウで何を実験していたんだろう。「夢縋り」に執着を抱き続けさせることで、その業を業核にまで育て上げ、「業核」と「結使」を量産していたのかな。 だとしたら、「夢縋り」と共存できた🐕は一体どれだけ達観したのか。あるいは過去への執着心が浄化されたのか。まるで🦇。
000
れん @lencon7.bsky.social · 06/09/2026
結使化に耐える🥤でしたが、結使化=業核(始まりの主の権威であり自我執着心そのもの)が🥤の自我=末那識を侵蝕し、感覚器官と判断機構しか残らない存在へと後退させていく過程なのだとしたら、🥤の100年前の執着ですら始まりの主の前では矮小なものにすぎない。 むしろ、タウミエルの機能が時間停止であるのなら、始まりの主の持つ執着の一つが「永遠」なのかもしれないし、🥤が100年前に固執すればするほど、彼女自身がタウミエルを克服することはないのかもしれない。
000
れん @lencon7.bsky.social · 06/09/2026
あと、疲労困憊な主人公(私の場合🧡)に代わり、筆頭助手と助手2号が代わりに分析を進めた場面もとても良かったです。思いやりというか、それぞれの立場でできる最大限のことを実行できた🔔と🧚がとても良かったです。 この場面が唯一、主人公以外の視点で動いた場面かな。主人公が追われている時、助手2号と🐍と🔫がどのように待機していたか、詳しいところまでは描写されていなかった。視点が主人公に集中し場面展開を少なめにしてわかりやすい動線を意識して脚本が書かれていたのであれば、それも仕方なしという感じかな。 欲求としてはその待機場面を少し入れて欲しかったけれど、蛇足にもなるのかな。どうなんだろう。悩ましいところ。
010
れん @lencon7.bsky.social · 06/09/2026
結使になりかけている🥤が新エリー都の住民になることはないのかもしれない。本人は夏イベでアクセサリーを送られることで「新エリー都へようこそ」と言われたけれど、彼女の執着心が100年前に向けられていると思うと、それはそれ、と受け取っていそう。
000
れん @lencon7.bsky.social · 06/09/2026
座れるようになったので、シーズン3第2章の感想文をまとめて書いてみます! まず用語について。業核や結使、遊離エーテル。前回からは、天の算枢やシンギュラ・リークなどなど。一気に世界観が広がった印象がありました。 良いですね。とても良いです。 まず「天の算枢」について。ロゼッタデータの所在が今までわからないままでしたが、天空都市で保守管理されていたのはびっくりしました。それでいて、イデア論的にも数学でイデア=神に近づくと言わんばかりに「算枢」と銘打っているのでガチで大好きです。自然言語ではなく合理的手続き=規範で持って神に近づくというのはとても良いですね。めっちゃ好きな言葉です。
100
れん @lencon7.bsky.social · 05/09/2026
「パエトーン」年間大公開、あと3日だ〜!明日にでもやろう。
000
れん @lencon7.bsky.social · 05/09/2026
鬼のシリオンがいるなら天使のシリオンもいるでしょう! 私の中では天使のシリオンです。
000
れん @lencon7.bsky.social · 05/09/2026
妄想文であるなら良いんですけど、興福寺での講演を文章化とあっては「ちょっとな…」という気分になる。
000
れん @lencon7.bsky.social · 05/09/2026
ようやく物理的に腰を据えられるので色々感想文認めている。 マジ1ヶ月前から続く腰痛でしんどかった。新規マップとかまだ探検してないのが悲しい。イベントこなすので精一杯でした。 そして集中できるようになったので唯識論についての本を読んでいるんですが、息を吐くように自然科学と混ぜてくるので「混ぜるな危険!」と思いながらページ捲っている。とはいえ分かりやすくはあるので、読み終わったら売りたい。
010
れん @lencon7.bsky.social · 03/09/2026
🥤+🧡。 シーズン3第2章終了後。この二人を書いてからでないと気持ちの区切りがつかないと思ったので。
021
れん @lencon7.bsky.social · 03/09/2026
言及しないことが一つの答えだと考えているのですが、それでもあえて立ち位置を表すると、MOD関係に私は一切触れません。
000
れん @lencon7.bsky.social · 31/08/2026
単純に性能だけ見た場合、封殺に今困っている人は🪓で、集敵に困っている人は⚰️、という感じかな。
010
れん @lencon7.bsky.social · 30/08/2026
人間面白い。
000
れん @lencon7.bsky.social · 30/08/2026
腸腰筋が良くなるとやる気が出てくる。私という人格の大元は多分骨盤にある。
000
れん @lencon7.bsky.social · 29/08/2026
幸せもきっと瞬間的なもので、かつ、執着心を忘れられる瞬間でもあるのかもしれない。
000
れん @lencon7.bsky.social · 29/08/2026
これは私の感覚なんだけど、楽しんでいるその瞬間、執着心は薄れているように感じる。
000
れん @lencon7.bsky.social · 29/08/2026
「人生は楽しむためにある」という小児癌患者の言葉を聞いて、ふと、唯識論では結局のところ、思慮し執着する人間がひたすら描かれているなと感じた。「識る」ことを論じているのだからそうなるのだけど、人間には楽しむという側面もあるのだと、本を読みながら思った。 勿論、勉強不足なのは自覚している。それでも、現世における「楽しみ」と解脱後の「楽しみ」はきっと違う。彼のいう「楽しみ」は前者かな。達観した感じもありつつ、それでもこの世にあるもの。力を抜いて良いという感じもする。
000
れん @lencon7.bsky.social · 29/08/2026
非雇用関係=雇用されてないから、いつでも主従関係のオンオフを自分で切り替えていると思っている派です。
030