🔨は、しおらしい仕草の裏で必死だった。なにせこんな奇妙奇天烈な機会は二度とない。好いた相手の“初めて”を全部自分が貰うのだという欲に溺れて興奮でくらくらした。
「ッ、やば…」
勝手にたらりと流れ出た鼻血を慌てて男らしく手の甲で拭う。その手首をグッと掴まれて動きが止まる。掴まれたことに驚いたのではない。振り解けない自分の非力さに目を剥いた。
「いつもより優しくする…いや、努力する。だから…笑うなよ」
いつの間にか自分と同じくらい必死な顔の🧮に勝負に勝った気になって不安がどこかに霧散する。
その不安。力ずくで逃走できない状況でおなごの快楽に耐えられるのか?の結果は、おして知るべし。