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行きずりの読書人

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過去の名著として親しまれる本を中心に読書感想を呟くだけです

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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 08/10/2026
鴻巣友季子さん、見事だな #ノーベル文学賞
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 07/10/2026
おお!
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 05/10/2026
スーザン・バック=モース著「西暦一年」 「ユダヤ戦記」の歴史家、新プラトン派の哲学者、「黙示録」の著者3人のユダヤ人に焦点を当て、歴史の起点となった一世紀のヘレニズム、ユダヤ、キリストにより深く定着した概念を再配置。そこにはピュタゴラスからジョン・コルトレーンやキース・ジャレット、プラトンからヘーゲルの歴史観、カントの理性批判に大きく連なり、気候変動や二項対立の価値観から生まれた分断による世界不安が蔓延する現代の私たちに警鐘を鳴らす。 ギリシャ哲学やローマ史など膨大な資料に基づき、キリスト教の席巻と西洋近代によって歪められた勝者の歴史の再翻訳を試み、知の再構築を目指したワクワクする重厚な書。
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 03/10/2026
ヴァージニア・ウルフ「灯台へ」読了。 ジョイスやプルーストと並び称されるモダニズム作家の珠玉の名作。 第1部と10年後の第3部はラムジー家の夏の別荘でのそれぞれの1日。それを結ぶ第2部は10年という2つの時間を家人が不在の中で語られる個人的な出来事や第一次大戦を交えた短いエピソードの中で深い悲しみとともに濃密に結びつける。 主人公一家とその知人たちの移り変わる心模様を木々や風、海や芝などと時間の流れに合わせて淡々としながらも豊かに表現された言葉の数々に心が揺り動かされ、いつのまにか心の片隅にじんわりと残る不思議な作品。 舞台となったスカイ島のスコッチウイスキー、タリスカーとともに愉しんだ一冊。
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 26/09/2026
舞台がフランスの植民地、アルジェリアであるにも関わらず不思議とアラブ人が描かれていないのがどうなんだろうという感想。 「異邦人」では主人公のその差別的な眼差しの先にアラブ人が登場し殺害までしてしまうが、悪の代名詞としての「ペスト」と善としての「人類」を強調するためなのか、果たしてそれは分からないが、サイードの言う「オリエンタリズム」がそこには宿っているのかもしれない。
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 26/09/2026
カミュ作「ペスト」三野博司訳 アルジェリアのオランという町を舞台に疫病と人間との闘いを描く。 近年はコロナ禍でよく読まれたようだけど、わざわざ読まずとも現実の世界で目の当たりにしていることだしと気が乗らず積読状態だった。 感染症の話だと思って読み進めると、そこはやはりカミュがテーマとした不条理がどっしりと腰を下ろしている。 戦後に発表されたこの作品はナチスによるフランス占領や自身のレジスタンスなどの体験を元に抑圧された不条理性をペストに置き換え、翻弄される男たち(なぜか主要人物は男性だけ)のさまざまな心理や行動を風刺的、寓話的要素を盛り込んで描かれる。
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 23/09/2026
あなたは岩波茂雄の称号を獲得しました。 岩波文庫カバー・帯当てゲーム(超上級100問)100問 www.iwanami.co.jp/bunko100/game/ #岩波文庫カバー・帯当てゲーム
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 19/09/2026
著者はあとがきにこう記している。 「本を沢山読むということは、日本語を沢山読むということであり、日本語による表現の多様性、その美しさと魅力を知るということでもあるでしょう。」 読書で得られる知識は生きる術を身につける大切なもののひとつだと思うが、言葉そのものも同時に人生にとって大切なことだと感じる。
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 19/09/2026
加藤周一「読書術」 今日は戦後活躍した評論家である故加藤周一氏の107年目の誕生日。 読む場所、読む時間、ゆっくり読む精読やその逆の速読など本を読むスタイルはさまざまだ。 また外国語の本を読む解読術や新聞・雑誌を読む看破術も面白く、難解な専門書の類いに至っては「文章が上手くないか、書いてる本人が十分に理解してない」など他責な読破術やら、一冊を選ぶことは他の本を選ばないという読まないという法まで著者の計り知れない視野の広さに感服する。 「読書とは自由であること」が印象に残る。 本は、その時自分にとって必要とされるものを読めば良いのだろう。↓
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 13/09/2026
三島憲一著「ニーチェ」 1987年刊行の古い岩波新書ではあるが、ニーチェの「悲劇の誕生」を読み解くテキストとしてAmazonで探し出して一気に読んだ。 ぼんやりとした印象だけで理解していたニーチェ像のひとつひとつを引き剥がすように著者は丁寧に誤解を解いていく。 「力への意志」「永遠回帰」「神の死」「超人」といったパワーワードがどのような観点から生み出されたのか19世紀のヨーロッパの行き詰まり感を解き放ち、のちに狂人として世を去るまでを丁寧に解説されておりニーチェ読解の入門として最適な書だ。
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 13/09/2026
帝国主義から産業革命、近代の国民国家の誕生といったヨーロッパの歴史の変遷にあって常に歴史の傍流であったユダヤ人たちはロシア革命の中で生まれたシオニズムに彼らの存亡の希望を見出す。 古代ユダヤ教の神話を頼ってパレスチナにその生誕の地を求めたイスラエルという国土を今まで散々蔑まされてきたヨーロッパ各国に認めさせ強引に獲得しつつ翻弄された歴史によって歪められた精神構造ゆえに周辺に対しての横暴さまで駆け足ながらも重要なポイントを見逃すことなく抑えることでユダヤ人とは何なのかという疑問の視野が広がる。 気になった時代や地域をそれに特化した専門書を読むきっかけともなる中高生にもお勧めの入門書。
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 13/09/2026
鶴見太郎「ユダヤ人の歴史」 歴史社会学者によるユダヤ人の歴史を所謂世界史と絡めてその3000年といわれる歩みの特徴を新書サイズに納めた画期的な著作。 ユダヤ人における「主体と構造」を主軸に古代ユダヤ教の発祥からローマ帝国による離散、バビロンの捕囚を経て、異教徒かつ異国の地とい流浪の歴史を漂う信者が時代や離散したそれぞれの地域においてその構造の中でどのように生き延びるかを見出すための宗教としてユダヤ教はその主体性に特化していく。
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 30/08/2026
別府陽子著「『ブッデンブローク家の人々』ー『悲劇の誕生』のパロディとして」 表題の通り、トーマス・マンの長編小説「ブッデンブローク家の人々」はニーチェの「悲劇の誕生」のパロディとしてその登場人物をアポロン的なものとディオニュソス的なものを解釈の糸口にその構造を分析した研究書である。 小説の中に出てくるショーペン・ハウアーの「意志と表彰としての世界」やワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」との関わりもニーチェその人と深く結びついていたことがよくわかり、マンが彼らに強く影響を受けていたことが非常に興味深く考察されていた。 勢いでニーチェにも手が伸びそうだ。
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 24/08/2026
著者はまた第一次大戦を経て創設された国際連盟や第二次大戦後の国際連合はそうしたカントの考えが影響を与えているとも言う。 そしてそれが明治から昭和にかけて対外的に戦争状態を常とした日本が敗戦による内向きの反省から250年ものあいだ戦争のなかった徳川幕府への無意識的回帰として天皇を象徴的に扱うといったことも含め日本国憲法に影響を与える。 世界が現在新自由主義という名の新しい帝国主義で不安定化していき資本主義が崩壊に向かっていく中で果たしてこのまま戦争状態に突入するのか寸前の状態で持ち堪えることができるのか。 憲法九条はそのための大きな存在であり続けるべきだと深く考えさせられた。
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 24/08/2026
柄谷行人「憲法の無意識」 日本が平和国家としての所以が日本国憲法の第九条にあるが、GHQによって押し付けられたとされたこの条文が時の政権によって都合よく解釈されながらも改正されずに現在に至った理由としてフロイト提唱した無意識の構造にある「超自我」によって説明を試みる。 柄谷は意識的自発性によってではなく、外からの強制によって「無意識の罪悪感」に深く働きかけられたことによるものだと考察し、またカント「永遠の平和のために」において反社会的社会性が人間の本性で国家も同様であり、常に隣人との争いに晒されているため、互いに安全を保障する取り決めがあって初めて平和状態になるとする内容からその普遍性を説く。
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 24/08/2026
木田元著「反哲学史」 常にわかりやすい文体で素人の自分にも哲学の扉を開いてくれる著者がプラトンのイデア論に端を発し、ヨーロッパにおいて近代哲学を確立したデカルト、カント、ヘーゲルなどの時代からシェリング、マルクス、ニーチェによってその形而上学を打破する19世紀に至る過程を上記の人物たちを中心にその繋がりを分かりやすく解説されていて一気に読み通せた。
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 22/08/2026
現代の日本においても対米従属の姿勢がまさにそうであるし、メディアに携わる人々にはそのような意識も感覚もないまま、権力を持った為政者たちによって都合よく利用され、一見すると多くの国民が支持していると思わされているほぼ独裁的な政党による統治機能に国民は自ら奴隷のように従っている。 現状が悪化していく中で少しおかしいと感じていてもその疑問を曖昧にしたまま黙して語らないことで自分の罪から目を背けるのだ。 そうして日本は戦争へと突き進んでいった過去を少しも反省しようとせず同様の行動を繰り返している。 自発的隷従とは、もはや逃れることのできない人間の本性なのかもしれない。
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 22/08/2026
古代ギリシアやローマ帝国の圧政者たちを例に、彼らが常にその権力のトップにいられるのはその取り巻きたち、いわゆる小圧政者たちのおかげで進んで隷従され、その取り巻きもまた自ら隷従されていく。 この権力構造が圧政者と隷従者の支配構造を強固なものとしていくのだという。 16世紀はルネサンスと新大陸発見という西欧が発展の勢いに乗る過渡期にあって、フランスにおいては民主主義などというものはまだ確立されてもいない中、のちに裁判官となった執筆当時二十歳にも満たない若き著者の鋭い洞察力と人文主義者によって、200年後に起きるフランス革命にも少なからず影響を与える普遍的言説を生み出したことは驚異だ。 ↓
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 22/08/2026
エティエンヌ・ド・ラ・ボエシ「自発的隷従論」 昨今の政治状況下にあって、どうにも不思議に思うことが「なぜ、為政者に対して怒りを露わにする人が少ないんだろうか?」である。 自分にとってはこうした当然の疑問を共有できる人もまた少ないというのもどうにも解せない。 こうした疑問に対して明解な論説を展開しているのが本書である。 訳者の言葉を借りれば、本書は「多数の民衆が、人間の本性の一部である自由を放棄してまで、たったひとりの暴虐な圧政者に進んで隷従するという理解しがたい逆説の理由を考察する論考である。」見事なまでの紹介文である。 ↓
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 21/08/2026
言葉は国の成り立ちや人々の思想にも大きな影響を及ぼしているためこうした研究も政治思想の歴史を研究する上でとても重要なのだと感じる。 実際、「自由」という言葉に対しては自分なりにこだわりがあり、丸山眞男との出会いもその言葉の持つ意味についてであったため、「freedom・liberty」と「自由」との間には根本的な観念に大きな違いがあることは正直驚いたし、他にも「権利」「法」「公・私」「自然」「社会」なども外国語との認識のズレがあり、世界情勢が不安を増す今こそその意味を考え直す姿勢が問われる中で読むべき重要な一冊だと思う。明治の浮世絵師、小林清親の表紙も趣がある。
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 21/08/2026
「freedom・liberty・right・law・nature・public、private・society」19世紀帝国主義の津波が押し寄せ、急拵えの近代化を迫られた日本は西洋のこうした言葉にどう訳語を当て、どのような使い方と変化を成していったのかを文献を用いて非常に丁寧に説明してくれる。漢字を生み出した中国と伝承された日本とでは同じ文字でも意味や指し示す範囲が違うので驚いたが、読み進めるとそもそもの「集団」に対する概念が全く違うことがこうした差異を生み出していることがとても興味深い。著者は日本政治思想史が専門で敬愛する丸山眞男の門下生であるが、 ↓
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 21/08/2026
渡辺浩著『たとえば「自由」はリバティか』 映画でも書物でも海外の著作物に接する時、ぼくたちは翻訳を介して内容を理解するけど、果たして本当の意味で理解できているのだろうかといった疑問が湧くことがある。誤訳は別として、確かにその単語はそう訳すのが妥当なのかもしれないが、耳慣れない造語などは読んでいてしっくりこない感じを受けることがある。あらゆる国の言葉を生まれてからずっと知っているかのように原文で読み聞きできれば問題ないのだが、残念ながら日本語さえままならない自分としては致し方ない。本書はそんなもやもやした気分を胃薬のように爽快にさせてくれる。 ↓
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 15/08/2026
加藤周一「羊の歌」「続・羊の歌」敗戦の日に読了。 戦前の幼少から少年、戦中の青年、戦後の壮年期を通して虚実入り交じった、戦後知識人の代表格である著者自身の自伝的回想録。 東京渋谷近辺の街の風景を10代の目を通して繊細に描かれる戦前。 闇のように人々が押し黙るなかで、医局に勤め研究を続けながら日本の古典文学を貪るように読み漁った戦中。 広島での原爆症の調査を経て、フランス留学から欧州を彷徨する中で自身が京都で出会った日本の美と西洋の文化芸術との邂逅によって慧眼を身につけ、その後文学批評に於いて卓抜な視点で時代を牽引するきっかけとなった戦後。 その後の著作を読む上でも重要な作品。
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 25/07/2026
ヨーロッパの植民地政策の中で頻繁に行われていた非西洋人に対する虐殺行為が小説の中の特別な出来事なのではなく、大航海時代から20世紀のナチスによるユダヤ人虐殺や今もパレスチナで行われているイスラエル人による残虐行為のあらゆる問題の根本を探るように著者は舞台となったアフリカを旅しながら西洋人の中に潜む「闇の奥」に迫っていく。 「闇の奥」は「地獄の黙示録」の原作として有名だが、今度公開される「叛逆のサウンドトラック」もベルギーによるコンゴの植民地支配を大きなテーマとして扱っていることもこうした問題をしっかりと考えるべききっかけとなるだろう。
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 25/07/2026
スヴェン・リンドクヴィスト著「すべての野蛮人を根絶やしにせよ」 穏やかならぬタイトルでブックカバーもつけずに電車で読んでいたら周囲に奇異な目で見られるかもしれないが、副題は「『闇の奥』とヨーロッパ大量虐殺」となっていて、ますますぞっとしない。これはジョセフ・コンラッドの小説「闇の奥」にあるセリフから拝借したもので、
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 03/05/2026
著者は日本政治思想史が専門で丸山眞男の門下生で、言葉は国の成り立ちや人々の思想にも大きな影響を及ぼしているためこうした研究も政治思想の歴史を研究する上でとても重要なのだと感じる。実際、「自由」という言葉に対しては自分なりにこだわりがあり僕自身、丸山眞男との出会いもその言葉の持つ意味についてであったため、「freedom・liberty」と「自由」との間には根本的な観念に大きな違いがあることは正直驚いたし、他にも「権利」「法」「公・私」「自然」「社会」なども外国語との認識のズレがあり、世界情勢が不安を増す今こそその意味を考え直す姿勢が問われる中で読むべき重要な一冊だ。 小林清親の表紙も趣がある。
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 03/05/2026
本書はそんなもやもやした気分を胃薬のように爽快にさせてくれる。「freedom・liberty・right・law・nature・public、private・society」19世紀帝国主義の津波が押し寄せ、急拵えの近代化を迫られた日本は西洋のこうした言葉にどう訳語を当て、どのような使い方と変化を成していったのかを文献を用いて非常に丁寧に説明してくれる。漢字を生み出した中国と伝承された日本とでは同じ文字でも意味や指し示す範囲が違うので驚いたが、読み進めるとそもそもの「集団」に対する概念が全く違うことがこうした差異を生み出していることがとても興味深い。
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 03/05/2026
渡辺浩著『たとえば「自由」はリバティか』 映画でも書物でも海外の著作物に接する時、ぼくたちは翻訳を介して内容を理解するけど、果たして本当の意味で理解できているのだろうかといった疑問が湧くことがある。誤訳は別として、確かにその単語はそう訳すのが妥当なのかもしれないが、耳慣れない造語などは読んでいてしっくりこない感じを受けることがある。あらゆる国の言葉を生まれてからずっと知っているかのように原文で読み聞きできれば問題ないのだが、残念ながら日本語さえままならない自分としては致し方ない。
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 12/04/2026
ジョセフ・コンラッド作「闇の奥」 コンラッドが船乗りだった時代にアフリカのコンゴ自由国へと赴いた体験を元に描かれた。 当時ベルギーの国王の私有地として象牙やゴムなどの収奪や非人道的な圧政が他の植民地政策をしていた欧米諸国からも非難を受けるほどだったようである。 主人公マーロウが今後の奥地へと船を進ませていく中で「暗黒大陸アフリカ」を捉える目線や、目的地で周囲を啓蒙し神のように振る舞いながら象牙を手に入れるクルツという男との邂逅の中で見えてくる帝国主義と植民地、人間と自然の間に深く潜む闇がえぐられていく。 フランシス・フォード・コッポラの「地獄の黙示録」の翻案としても有名な一冊。
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 05/04/2026
様々な言語によって書かれた文学体験は人の心を豊かにしてくれるし寛容と相互理解も生まれる。 今こそ新自由主義的思考を停止し、他者を思い、利他的な行動をすることで新しい世界地図を作るべき時なのだろう。 前著「オリエンタリズム」以上に自分にとって衝撃的で心に残る素晴らしい本。 改訳新版も最近出版され、いま再び注目度も高い必読の良書。
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 05/04/2026
かつての帝国主義国家である欧米先進国では21世紀の今も、その姿勢に大きな変化は見られない。 18〜20世紀の海外文学作品を読む上で頭にインプットしておくべきことと痛感し、自分は何を学ぶべきなのかを考えさせられる。 世界を取り巻く差別、貧困、環境破壊や感染症は無関心を装う人々によって増殖し、そのスピードは加速し続ける。 インターネットが世の中に登場し30年以上経つが、SNSなどの台頭で巨大企業のアルゴリズム解析によって自身の好む言説に囲まれる中、言葉や考えが異なる人々との対話を拒絶し、分断と対立が深まるばかりだ。
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 05/04/2026
エドワード・W・サイード著「文化と帝国主義」 西洋列強の帝国主義による植民地支配は文化とどのように関わり合ってきたのかを前半は帝国主義側、後半は被支配側や新しく台頭したアメリカといった形で内外の小説や詩などの文学作品やオペラ、批評などを通じ、その構造を分析していく。 帝国主義は戦前の遠い遥か昔のことだと思い込んでいたことが大きな間違いであることに気付かされた。 文学や映画、音楽、絵画といった文化は彼らのアイデンティティの形成の過程でそうした概念を植え付けられ、マスメディアを通じてはあからさまにそのイデオロギーの中に組み込まれ人々の心の中に今も増殖し続けている。
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 04/04/2026
これを受けてサイードは 「人間は、自分の文化的故郷を離れれば離れるだけ、真のヴィジョンに必要な精神的超然性と寛容性とを同時に得、その故郷と、そして全世界とを、いっそう容易に判断することができるようになる。また、自分自身に対しても異文化に対しても、同様の親近感と距離感の組み合わせをもって、いっそう容易に判断を下すことができるようになるのである。」と綴った。 だいぶ前に読んでいたが、いま世界で起きている惨劇を見るにつけさらに重要性を感じるあらゆる人に読んでほしい必読書。
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 04/04/2026
本書の中にドイツの文献学者で批評家のアウエルバッハが神秘主義的スコラ哲学者の聖ヴィクトルのフーゴーの『ディダスカリコン』から引用した一節をサイードがさらに引用していてとても印象に残ったので紹介したい。 「故郷を甘美に思う者はまだ嘴の黄色い未熟者である。あらゆる場所を故郷と感じられる者は、すでにかなりの力をたくわえた者である。だが、全世界を異郷と思う者こそ、完璧な人間である」
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 04/04/2026
その思考様式に常に厳格な二項対立が機能して、東洋には後進性、奇矯性、官能性、不変性、受動性、被浸透性などの性質を割り当てそれによって西洋は自らのアイデンティティーを形成していった。 そしてそれは現在の中東問題のあらゆる原因ともなっている。 そして私たち日本人も明治の近代国家の模範を西洋に求め形成していった経緯と二つの大戦がさらに世界を分断していったため、近隣国に対しなぜか同様の視点を持って接している人が少なからずいることはきちんと反省すべきだと思う。
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 04/04/2026
エドワード・W・サイード著「オリエンタリズム」 文化・芸術の一潮流や東洋研究としてこの言葉は知っていたが、イギリス統治時代のパレスチナのエルサレムに生まれたアラブ・パレスチナ人であり米国市民である著者はそこにもっと深い意味を探り批判を展開する。 彼ら(西ヨーロッパやアメリカ)はオリエント(主にイスラムやアラブ)に対し、自分たちとは違うその特異性を自らの都合の良い解釈によって定義し形式化されたもので、東洋(オリエント)をその西洋の研究者(オリエンタリスト)が定義すること。 それが“オリエンタリズム”であり、あくまでも西洋(オクシデンタル)の、白人による支配の様式なのだと断じている。
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 31/03/2026
日本においてもポピュリズムは出現しているが、より低レベル低知性な排外主義や人種差別など手当たり次第に有権者に潜む嫉妬心を煽る卑怯な手段として突出している例が後を立たない。 法の軽視(憲法を含む)や利己主義によって人類が培ってきた法や倫理の精神を投げ捨て、自尊心を満たすことが優先され、ロックやルソー、ホッブズなどの謳った社会契約に反する反動的な自然状態に回帰するものに近いと思う。 現代のSNS中心のポピュリズムは民主主義を騙った麻薬として人々の政治参加に幻想的満足を与えるだけで現実の社会は破滅の一途を辿るのかもしれない。
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 31/03/2026
ヤン=ヴェルナー・ミュラー著「ポピュリズムとは何か」 読み始めたタイミングで解散総選挙の報道が駆け巡り、本書の内容と現実に少し翻弄され戸惑いながらポピュリズムというものを考えてみた。 本書は2016年の第一次トランプ政権誕生直前に書かれており、まさか当選なんてするまいがちょっとこれはどうなんだといった空気が行間に溢れている。 実際、トランプは2016年に当選し、おまけに2026年の今では状況は更にひどくなっている。 本書はこうしたポピュリズム政治を欧米の事例を中心に分析を試みるが常に変容していく状況下にあって定義らしきものはなかなか見出すことが難しい。
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 21/03/2026
言葉は国の成り立ちや人々の思想にも大きな影響を及ぼしているためこうした研究も政治思想の歴史を研究する上でとても重要なのだと感じる。 実際、「自由」という言葉に対しては自分なりにこだわりがあり、丸山眞男との出会いもその言葉の持つ意味についてであったため、「freedom・liberty」と「自由」との間には根本的な観念に大きな違いがあることは正直驚いたし、他にも「権利」「法」「公・私」「自然」「社会」なども外国語との認識のズレがあり、世界情勢が不安を増す今こそその意味を考え直す姿勢が問われる中で読むべき重要な一冊だと思う。明治の浮世絵師、小林清親の表紙も趣がある。
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 21/03/2026
「freedom・liberty・right・law ・nature・public、private・society」 19世紀帝国主義の津波が押し寄せ、急拵えの近代化を迫られた日本は西洋のこうした言葉にどう訳語を当て、どのような使い方と変化を成していったのかを文献を用いて非常に丁寧に説明してくれる。漢字を生み出した中国と伝承された日本とでは同じ文字でも意味や指し示す範囲が違うので驚いたが、読み進めるとそもそもの「集団」に対する概念が全く違うことがこうした差異を生み出していることがとても興味深い。 著者は日本政治思想史が専門で敬愛する丸山眞男の門下生である。
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 21/03/2026
渡辺浩著『たとえば「自由」はリバティか』 映画でも書物でも海外の著作物に接する時、ぼくたちは翻訳を介して内容を理解するけど、果たして本当の意味で理解できているのだろうかといった疑問が湧くことがある。誤訳は別として、確かにその単語はそう訳すのが妥当なのかもしれないが、耳慣れない造語などは読んでいてしっくりこない感じを受けることがある。あらゆる国の言葉を生まれてからずっと知っているかのように原文で読み聞きできれば問題ないのだが、残念ながら日本語さえままならない自分としては致し方ない。 本書はそんなもやもやした気分を胃薬のように爽快にさせてくれる。
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 18/03/2026
「エスニック・グループが互いに交わることで決定的な堕落が生じるなどありえない」 「他者を排斥することで社会が良くなるなどということは、歴史学によっても、心理学によっても、生物学によっても、そして人類学によっても正当化されることはない」 「レイシズムを拭い去るための運動は、今日ではすなわち『民主主義を動かす』ことである」 レイシズムとは人間の持つ、いかに自己の利益のためだけに他者を陥れるかという醜悪で卑怯で歪んだものであるかを私たちにまざまざと見せつけているのである。
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 18/03/2026
ルース・ベネディクト著「レイシズム」 日本人にとっては「菊と刀」が有名な著者だが、本書はその前提としてアメリカ政府が太平洋戦争当時、日本の文化を徹底的に研究するために必要な知力として彼女を選んだ大きな理由であろう。 第二次世界大戦中に書かれた本書はナチスのユダヤ人迫害が本書の中に多く見られるが、私たちがいま生きている現代にも通じることばかりで、決して昔話の古典ではなくまさに今読むべき普遍的な要素を多く含む警告の書である。 ↓
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 16/02/2026
平凡社さんには是非とも平凡社ライブラリー専用のブックカバーも常時売ってほしいなぁー。
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 11/02/2026
著者はまた第一次大戦を経て創設された国際連盟や第二次大戦後の国際連合はそうしたカントの考えが影響を与えているとも言う。 それが明治から昭和にかけて対外的に戦争状態を常とした日本を敗戦による内向きの反省から250年ものあいだ戦争のなかった徳川幕府への無意識的回帰として天皇を象徴的に扱うといったことも含め日本国憲法に影響を与える。 世界が現在新自由主義という名の新しい帝国主義で不安定化して資本主義が崩壊に向かっていく中で果たしてこのまま戦争状態に突入するのか寸前の状態で持ち堪えることができるのか。 憲法九条はそのための大きな存在であり続けるべきだと大雪の降る東京の投票日に深く考えさせられた一冊。
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 11/02/2026
柄谷行人「憲法の無意識」 日本が平和国家としての所以が日本国憲法の第九条にあるが、GHQによって押し付けられたとされたこの条文が時の政権によって都合よく解釈されながらも改正されずに現在に至った理由としてフロイト提唱した無意識の構造にある「超自我」によって説明を試みる。 柄谷は意識的自発性によってではなく、外からの強制によって「無意識の罪悪感」に深く働きかけられたことによるものだと考察し、またカント「永遠の平和のために」において反社会的社会性が人間の本性で国家も同様であり、常に隣人との争いに晒されているため、互いに安全を保障する取り決めがあって初めて平和状態になるとする内容からその普遍性を説く。
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 30/01/2026
ウエルベックにしては描写の数が少ないとの情報もあるが、21世紀の深刻な問題をテーマとしただけに残念に思った。 10年後の現実社会において人種の坩堝という場所柄、トランプ政権という異常ともいえる排外主義下での反動として生まれたイスラム教徒の市長誕生に対して、ヨーロッパ各国それぞれに根強く残る帝国主義観念がそう簡単に覆るとは思えないが、移民問題を抱える現状を鑑みるとその影響は少なくないのかもしれない。 小説としてはさほど面白いとはいえないが考えさせられることの多い一冊。
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 30/01/2026
ミシェル・ウエルベック「服従」 2025年のニューヨーク市長選挙でイスラム教徒のゾーラン・マムダニ氏が当選し話題となったが、遡ること10年前にフランスの作家が予言的な小説を発表し話題となっていた。 物語は2022年の仏大統領選でイスラム政権が誕生するという出来事を軸に主人公である大学教授の男性の一人称によって語られていくが、どうにも村上春樹的な文体が気になって調べてみるとやはり同様の感想を持った人が多く、というのもウエルベックは村上春樹に影響を受けているのではないかといった情報も不確かではあるが散見された。 テーマである政治的な問題と過激で過剰ともいえる性的描写に関連性が見出せなかった。 ↓
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 02/01/2026
↑ スピノザは以下のように述べている。 「ひとの心が完全に他人の権利の下に置かれることなど、決してありえないのだ。自由に考えをめぐらせ、ありとあらゆるものごとに判断を下すのは、ひとの自然 な権利であって、この自分の自然権あるいは能力を他人に譲り渡すことなど、いくら強制されても誰にもできないからである。」 こうした考える自由、言葉を発する自由を国家というものが誕生し統治される時代になっても為政者に屈することなく表現すべきだという一貫したテーマが全編に貫かれている。 スピノザがなぜこのような考えを17世紀に持つことができたのかを理解するときに前出の解説書が非常に役に立った。
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行きずりの読書人 @dionysos2997.bsky.social · 02/01/2026
スピノザ「神学・政治論」 前回スピノザを解説した2冊を読んだときに吉田量彦氏の本で詳しく解説されていて興味を持った著書。 タイトルは硬くて難解なイメージだったが、翻訳も同じ吉田氏の新訳ということもあり挑戦してみると意外と読みやすく内容がスルスルと頭に入っていく。 上下巻合わせて3分の2は神学、つまり聖書についてその矛盾点や問題点を炙り出しモーセとヘブライ人たちとの契約や律法の中に神をどう存在させるかといった信仰と理性の自由をどう両立させるかが書かれる。 ↓
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