1日1ミリ。1944年7月13日、ノルマンディのカーン近郊。昨日の写真と同じルビゼ(Lebisey)の辺りであれば、ダックインしたIV号戦車は第21装甲師団のものとなる。D-Day初日に第21装甲師団に海岸線まで押し戻されて以降、1ヶ月近くカーン近郊で両軍の睨み合いが続いたという。ドイツ軍は森に車両を隠し、開けた地形では塹壕を掘って守りを固めていたのだろう。
砲身先端のマズルブレーキが破損しているのを見ると、陣地制圧後に戦車がドイツ軍に回収されないように砲口に手榴弾をしかけて爆破、火を放ったのかもしれない。砲塔後部の雑具箱(ゲペックカステン)の蓋が開いているのはイギリス兵に物色されたのか。