日本記号学会編『繭の記号論 技術をめぐる倫理・芸術・哲学』(新曜社、2026)、読了。
「繭」の概念はイタリア出身の哲学者エマヌエーレ・コッチャに由来する。技術は生の最も内的な表現であり、自己同一性を手放し、自分自身が変容すると同時に、それが関わる自己との関係性をも変化させる。
第Ⅱ部「繭のアルス――先端技術とメディアアートの行方」は特に面白く、そのなかでも石橋友也「『失敗の可能性』からバイオアートの技術実践を考える」という論文がかなり興味深かった。やや「常識」を逆撫でするところが「バイオアート」にはあると感じた。
総じて、実に面白い内容だった。
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