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クニクニ55

@0917-14.bsky.social
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行動範囲も視野も狭い人間です。 書店、図書館、美術館、不動産屋巡りが好き。

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クニクニ55 @0917-14.bsky.social · 13/08/2026
アリス・マンローの長編小説でオンタリオ州ジュビリーで暮らす人々を少女の目を通して冷静に丁寧に書かれている。 マンローの短編は有名だけれど、長編も海外ドラマのようでとても面白かった。 巻末にアリス・マンローの末娘が義理の父親から性的虐待を受けていたことを彼女は知っていたという事件に触れていて、私が感じたのはマンローにとって「小説を書く」ことだけが唯一の現実だったのだろうということ。誰かにとっては宗教だったり家族かもしれない。 「私たちの持ついかなるものより重要な何者かを作り出そうとする」 小説家にとって自分自身も家族も全てはお話のネタなのだ。
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Reposted by クニクニ55
翻訳文学試食会実行委員会 @honyaku-bungaku.bsky.social · 27/07/2026
【今週のうた】 〈ひまはりのアンダルシアはとほけれどとほけれどアンダルシアのひまはり 永井陽子〉
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クニクニ55 @0917-14.bsky.social · 06/07/2026
見えている世界のちょっとした違和感を掻き出して、集めてワンダーランドを作り出す村上作品はとても好き。 今回は絵本作家の女性が主人公、キャラクターも絵本に相応しいものたちで、安心して面白く読めた。 人に頼ることよりも自分で強くならなくてはいけなかった夏帆の、乗り越えた先にある静寂。 これは私の偏見かもしれないけれど「ひとりっ子」でずっと寂しかったのではないだろうか。 今回の小説は過去の取るに足りないものたちを慈しんでいるような優しさが感じられた。
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クニクニ55 @0917-14.bsky.social · 12/06/2026
時代のディテールを完璧に再現した「過去のためのクリニック」記憶が乏しくなった患者たちは幸せだった「あの頃」を体感することで心の平和を取り戻す。 そのうち現実逃避を目的とする人々がクリニックに押し寄せ熱狂し、いつの間にか世界大戦を再現する為に兵士や戦艦が配置され、開始の合図を待っている。というディストピア小説。 内容が広く、とても面白かった。 著者はブルガリア出身、冷戦年代の社会崩壊を経験している。 断片的に出てくる美しい農村風景や旧ソ連の車といった愛おしいノスタルジーは、集団と結びつくと危険であることを身をもって知っている。 「過去は感染する」
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クニクニ55 @0917-14.bsky.social · 03/05/2026
世界的チェスプレーヤーとなったルージン少年の苦悩と破滅の物語。
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クニクニ55 @0917-14.bsky.social · 10/04/2026
高尚な学問を愛する小説家がお金欲しさに「ステレオタイプの黒人風」に書いた小説が文学賞まで受賞し、危機に陥ってしまうユーモア小説。 R&Bの粘っこいグルーヴとマーラーの交響曲が交互に流れているような物語で、壊れていくアイデンティティと消えてしまう家族の対比が切ない。 開業医だった父、姉、兄、優しい母、みんなから愛され甘やかされた末っ子は窮地に立たされても闇には落ちない。 最後「私は仮説を作らない」とあるのは 自分の作品を「黒人の自己表現」と定義されたくないパーシヴァル・エヴェレットの知的なメッセージを感じさせる。
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クニクニ55 @0917-14.bsky.social · 24/03/2026
第二次世界大戦中のイタリア米国空軍基地のヨッサリアン大尉の物語。「ブラックユーモア溢れる名作不条理小説」とあるが正直私にはよく分からない内容だった。 先週の翻訳試食会で「ユーモアを愉しむには知性が必要」説にすごく納得したのに、ナンセンスギャグ満載で会話も時系列も支離滅裂なこの小説を心から愉しめる知性が私には足りないのだと思う。スローターハウスの方が好きかも。 ただ経験した人にしか書けない命の軽さや狂気は本物だと思う。キャッチ22的な狂った世界では「高潔」や「悟り」は無駄、その場から逃げることが最良の選択で生き残る唯一の道なのだ。
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クニクニ55 @0917-14.bsky.social · 23/02/2026
ポール・オースターの遺作となった、妻を不慮の事故で亡くした哲学者の物語。 日常の何気ない瞬間から突然過去が蘇ってきたり、偶然の出会いから未来が広がっていく彼の世界観はこの本でも顕在で、先生の古き良きタフガイぶりに同情しながらもつい笑ってしまった。 ポール・オースターの新作が読めなくなったなんてとても悲しい。 「いいか、この瞬間を覚えておけよ。一生覚えていろよ。これ以上に大切なことは以後起こらないのだから」
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クニクニ55 @0917-14.bsky.social · 01/02/2026
プライムビデオで「コリーニ事件」を観てから、シーラッハを読んでいる。 現役の弁護士作家が描く「法廷ミステリー」第三帝国時代の殺人、解釈の分かれる証人喚問などを冷静に事実だけが淡々と描かれている。 コリーニ事件の敏腕弁護士が言う「私は法を信じる。君は社会を信じる。最後にどちらに軍配が上がるか」 救いのない終わりかたにモヤモヤしながら、私はシーラッハの短編もたくさん読んでしまった。普遍的なテーマであり、ドイツ有数の刑事弁護士からのメッセージとしての答えは 「きみはきみらしく生きればいい」
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クニクニ55 @0917-14.bsky.social · 11/01/2026
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クニクニ55 @0917-14.bsky.social · 26/12/2025
リチャード・パワーズは2冊目。   率直に大変面白かった。読み終わったあとの余韻がずっと続いている。 小さな島から物語は始まり、成功したPGと親友、その恋人、海洋学者の女性それぞれの人生を辿って進んでいく。 親友同士の会話が論理的で時に攻撃的なのに対して、親友と彼女の穏やかすぎる生活に違和感を感じたけれど、最後でその違和感の意味がわかった時、私はAIに支配された世界も悪くないと思った。   仕事に注ぎこんだ彼の人生も意味があったのだと、なかった未来も幸せの一つだと思うのだ。
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クニクニ55 @0917-14.bsky.social · 08/12/2025
香港は返還前に二度行った事があって、九龍城はちょうど取り壊ししている時だった。 90年代の退廃的で喧騒と煙と派手な看板だらけの街が懐かしく思い出された。 跳梁跋扈する暗黒街の男たちの任侠物語はとても読みやすく、面白キャラ満載、アクション多めで「トワイライト・ウォリアーズ」はまだ観ていないけれどきっと楽しいと思う。 曹操にも友がいて、関羽にも敵がいる。 どんな悪人にもその人物を評価するものが必ずいる。
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クニクニ55 @0917-14.bsky.social · 24/11/2025
妻を亡くした宇宙生物学者の父親が、男手一つで発達障害のある息子を育てていく物語。 感受性が豊かで学校生活に馴染めず問題ばかりの息子に困り果て、動物学者だった母の脳派をスクリーニングするという実験を受けさせてしまう。 「地球には二種類の人間がいる。数学が出来て科学に従う人と、自分たちだけの真実で満足出来る人」 私は数学は出来ないけれど、科学の未来は信じている方なので、この父子の結末は辛かった。 何だか最近bad endばかり読んでいる気がする。
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クニクニ55 @0917-14.bsky.social · 05/11/2025
ジョゼ・サラマーゴの本は「象の旅」に続いて2冊目。 片手を失った元兵士の夫と透視が出来る妻を中心とした歴史ファンタジー小説。 大航海時代の覇者、ポルトガルがゆっくりと没落してゆく様子を史実を元に丁寧に描かれている。 王女がスペインに嫁ぐ絢爛豪華な行列に遠い小屋からスカルラッティのチェンバロが流れてくる場面はとても美しく印象的だった。 ポルトガルはずっと行ってみたい国、できれば一ヶ月くらいあちこち回りたい。
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クニクニ55 @0917-14.bsky.social · 21/10/2025
何となくハードそうなので避けていたけれど最近映像化されたので読んでみた。 もう‥すごい本だった。何とか読み切ったけど多分全然理解していない。 円相が始めと終わりに出てくるので、読み手に解釈を委ねてあるけれどもこれを映像化して真意が伝わるのか? 「泰緬鉄道建設」を芭蕉の奥の細道に擬えていいのかかどうか? 「世の中は 地獄の上の 花見かな」 地獄の中で身についた習性を恥じて、今ある幸せを眺め、決して戦争体験を語らなかった復員兵のジミーに、私は1番共感できた。
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クニクニ55 @0917-14.bsky.social · 12/10/2025
富山市の岩瀬と金沢市の東山で開催されている「GO FOR KOGEI 2025」 藁や石、麻などの自然素材を使い、大勢の人たちで作り上げた緻密で素朴な美しい作品たち。 連休中、観光地を巡りながらアート作品を探してみるのも楽しいと思う。
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クニクニ55 @0917-14.bsky.social · 20/09/2025
連休中に読もうと思っていたのに、評判通りあまりの面白さに時間も忘れて読み終えてしまった。 奴隷として苛烈な暴力を受けながらも家族や友達を想い、時に後悔しながらも先に進んでいくジェイムズに心から声援を送っていた。 「人間はおかしなもんだよ。自分の好きな嘘は信じる。都合の悪い真実は無視する」
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クニクニ55 @0917-14.bsky.social · 07/09/2025
先日の翻訳試食会でBL小説が取り上げられ、昔「トーマの心臓」を読んだことを思い出した。 禁欲的で美しく、難解な名作漫画で当時理解できなかったけれど、100分解説を読んで少し謎が解けたような気がした。 萩尾望都先生のインタビューもあって、14歳の少年だからこそ自由に描けたこと、「ポーの一族」は今も続編が描かれていること。 美しい少年の物語の世界に、また足を踏み入れそうになってしまった。
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クニクニ55 @0917-14.bsky.social · 23/08/2025
タイトルに惹かれてつい手に取ってしまった本。内容は科学的要素が多めだけどニュートンの光学から始まり、名だたる科学者たちの功績や歴史がわかりやすく説明してあり、中高生におすすめ。 面白かったのは、最初に物体の不可視化の可能性を真面目に考えたのは19世紀のSF作家だったという事。 今ではメタマテリアル等の研究により、全くの夢物語ではなく「ワームホール」の原理は実証済みらしい。ただし完全に物体を見えなくするにはまた時間がかかるとのこと。 もし透明マントがあったら何がしたいですか? 私はみんなのPCの主電源を切って回りたいです。
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クニクニ55 @0917-14.bsky.social · 14/08/2025
「流星クラスター現象」が観測されたニュースを聞いて、ちょうど大好きなル・グィンを読んでいた事もあり、昨夜から宇宙のことを考えてばかりいた。もしかしたら今夜も遠く離れた知らない世界を見る事ができるかもしれない。 噂通り「プロジェクト・ヘイル・メアリー」は難しい本は絶対読めない私でも、とても面白く読み終えた。特に下巻では宇宙にいるような感覚だった。
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クニクニ55 @0917-14.bsky.social · 03/08/2025
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クニクニ55 @0917-14.bsky.social · 26/07/2025
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クニクニ55 @0917-14.bsky.social · 21/07/2025
来月から、「ジョニーは戦場へ行った 4K」が上映されるらしく、原作は読んだ事が無かったので、図書館で借りて読んでみた。 生きることも死ぬこともできない、ジョーの絶望と孤独、激しいメッセージが死者と生者の二章で書かれている。 明らかな反戦本なんだけど、例え暗闇で寝ている事しかできなくても故郷にいたいと願うジョーの気持ちが、哀れで悲しかった。
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クニクニ55 @0917-14.bsky.social · 15/07/2025
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クニクニ55 @0917-14.bsky.social · 08/07/2025
クッツェーの物語のなかでは、悲惨な事故や老い、死の話であっても、待ってましたとばかりにエリザベス・コステロが登場し、私はなんだかんだで面白い介護小説として読めてしまう。 鴻巣さん訳の海外文学って私にはなぜかツボに入るんですよね。
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クニクニ55 @0917-14.bsky.social · 04/07/2025
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クニクニ55 @0917-14.bsky.social · 28/06/2025
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クニクニ55 @0917-14.bsky.social · 09/06/2025
万博にね、行きましたよ。 大行列、虫、細菌、ぼったくり価格、でも行って良かった。
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クニクニ55 @0917-14.bsky.social · 01/06/2025
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クニクニ55 @0917-14.bsky.social · 10/05/2025
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クニクニ55 @0917-14.bsky.social · 03/05/2025
ゴールデンウィーク中の国立博物館、思っていたより人が少なくて、大好きな東洋館をゆっくりまわることができた。
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クニクニ55 @0917-14.bsky.social · 03/05/2025
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クニクニ55 @0917-14.bsky.social · 18/04/2025
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