まっぴら御免 @mappiragomen0515.bsky.social · 12/10/2026.6 「そんなに慌てなくても…」 「いや、借りた物は必ず返せって、 母さんが言ってた。 親父にも、シャーリーにも… 痛ててて!」 男は赤い髪を掻き毟った。 額には血管が浮き、油汗が頬を伝う。 「シャーリーって…?」 「思い出そうとすると、頭が割れそうだ!」(続) 120
まっぴら御免 @mappiragomen0515.bsky.social · 12/10/2026.7 夕刻、電報局の女性局員ミレーヌは 街角にたたずんでいた。 「やあ、ミレーヌ。遅くなってごめん!」 雑踏の向こうから、ジャンが駆け寄ってきた。 「ソニアの店でも行くかい?」 「ジャン。今日、職場におかしな人が来たの。 つんつるてんのズボンはいて。」(続) 120
まっぴら御免 @mappiragomen0515.bsky.social · 12/10/2026.8 ミレーヌは少し笑いながら、 昼間の出来事を話し始めた。 「海外に金を送りたいって言うんだけど、 送金したいって小銭しか持ってないのよ!」 「へえ…変な男だね」 二人は肩を並べ、夕暮れの雑踏へ歩き出した。 やがて人波に紛れ、 その姿は街の喧騒の中へ消えていった。 120