まっぴら御免 @mappiragomen0515.bsky.social · 12/10/2026.5 「帰す相手は誰なんだい?」 表で待っていたアブラハムが尋ねる。 シャルルは宛先を書いた紙を差し出した。 「これだ」 アブラハムは目を細める。 「これは何語だ? わしには読めん」 紙に書かれていたのは、スペイン語だった。(続) 120
まっぴら御免 @mappiragomen0515.bsky.social · 12/10/2026.6 「そんなに慌てなくても…」 「いや、借りた物は必ず返せって、 母さんが言ってた。 親父にも、シャーリーにも… 痛ててて!」 男は赤い髪を掻き毟った。 額には血管が浮き、油汗が頬を伝う。 「シャーリーって…?」 「思い出そうとすると、頭が割れそうだ!」(続) 120
まっぴら御免 @mappiragomen0515.bsky.social · 12/10/2026.7 夕刻、電報局の女性局員ミレーヌは 街角にたたずんでいた。 「やあ、ミレーヌ。遅くなってごめん!」 雑踏の向こうから、ジャンが駆け寄ってきた。 「ソニアの店でも行くかい?」 「ジャン。今日、職場におかしな人が来たの。 つんつるてんのズボンはいて。」(続) 120