【海賊voxval絵の元の文】実は自分は異国の王子で、正統後継者であるが、退屈な王宮暮らしに飽きて海を冒険している。そう語るvoxの卑屈な眼差しを見て、valは昨日のディナーを思い出した。大きなサメのお腹にコバンザメがくっついていて、満腹のvalはそれを逃してあげたのだ。海の中に消えていく小さな影が振り返った一瞬の眼差し。それを思い浮かべながら、valはvoxの言葉を信じた。結局のところ、valにはどうでもいいことだった。シーツの上で彼の鱗を撫で、一番綺麗な貝殻をプレゼントしてくれる人が彼であればそれでいい。