五夏 お祭り
聞こえた祭囃子に誘われるように、傑を見る。傑もニヤッと笑った。
「任務はこなしてるよな」
「確かに、急いで帰って来いとは言われてないね」
二人して、祭りを目指す。
「悟、ちゃんとお金持ってる?」
「当たり前だろ?」
「万札嫌がられるからね」
「え?」
傑はこういう時楽しそう笑う。
「奢るよ」
傑が俺の肩を軽く叩く。
「何食べよっか?」
傑はいろんなものを見せてくれる。
「りんご飴」
「あるかなぁ」
たどり着いた祭りは小さいながらも活気があった。笑う人々にあてられるように、俺たちも買い物して、食べて、笑った。