日本だけなのか、世界的にもそうなのかは分からないけど、ある種の専門分野が作品のモチーフになった場合、(個人の実用を超えたコレクター的でマニアックな)機材的な知識が、そのままモチーフやテーマへの造詣の深さとイコールで結んでいる人が多い印象がある。僕はサニロクを描くにあたって、写真史、写真論、そして写真家の写真集を中心にインプットしたんだけど、僕自身クソ貧乏な漫画家だから高価な機材なんてろくに手に入らないし、正直カメラそのものへの造詣は写真を趣味にしてる人なんかより全然ないんだよね。自分としてはそんなのなんの問題もない、本質的な話ではないなんて思ってるけど、内心いつもビクビクしながら描いてる。