🐕🦺 @welt.bsky.social · 28/09/2026串本樫野にある goronoti「ずっと後」はあきらかに go=no noti の異化だ.琉球諸語に異化は珍しいようだが日本諸語にはしばしば見る.https://dl.ndl.go.jp/pid/12449315/1/79 010
🐕🦺 @welt.bsky.social · 05/09/2026きのうは 17時くらいから Igarashi (2026) を見ながらこれをより八母音仮説と整合的にする方法を考えた.開口度のほか音節量を導入した 2 × 2 の組み合わせなら有標な音節を嫌って右方アクセント移動が起きると仮定するだけで分裂を示せて借用と群化を最小限にできるが,いずれにしても音節脱落に伴う類の再割り当ての研究が必要と思う. 000
🐕🦺 @welt.bsky.social · 24/08/2026東北諸語にしばしば見られる【ミヤマイラクサ】【イラクサ】などの意味の形態素 ai はアイヌ語の hay【イラクサ】と同源だろうと思ったが,日琉諸語の「イラクサ」の翻訳借用の借用の可能性もある cf. ay【棘】 000
🐕🦺 @welt.bsky.social · 19/08/2026github.com/anti-tail/De...github.comGitHub - anti-tail/DeltaDropsContribute to anti-tail/DeltaDrops development by creating an account on GitHub. 121
🐕🦺 @welt.bsky.social · 16/08/2026関東のアイヌ系地名が「別」「内」で終わらないのは関東のアイヌ系地名が6世紀中葉以前に借用されたものであり,日本語名を名付けた(呼び習わした?)人たちがみなバイリンガルだったからです.流暢に喋れたかはわからないが,*be₁ti が「川」だという知識くらいはあった 0135
🐕🦺 @welt.bsky.social · 13/08/2026This hypothesis is not mere speculation, but a morphology with which we can productively predict proto-Japonesian vowels. Erosions by pre-PJ possessive person marker *=a block (Pseudo-)Arisaka’s laws; thus the first syllable vowels where ordinarily mergers occur are able to be reconstructed. 031
🐕🦺 @welt.bsky.social · 13/08/2026My new oral presentation at the Society for Japanese Linguistics has been accepted. Its title is ‘relics of possessive person marking in Proto-Japonesian.’ I argue here that pre-PJ is reconstructed with postposed possessive person marker as seen in Tungusic, Mongolic, Turkic, Uralic, and Ainuic. 162
🐕🦺 @welt.bsky.social · 12/08/2026「葛飾」は江戸川流域を指す水名である.全国でここにしか存在しないので,基層言語のアイヌ語族由来であろう.一般に東日本の地名の枕詞はそのアイヌ系地名の意味を日琉語で解説するものなので,葛飾の枕詞「鳰鳥の」もおそらくその一種である.考えられる語源として,*[[ka]-du̯ir]-si=ka-(be₂-be₁ti)「波を渡る鳥の川」とかがある.アイヌ語のカイツブリは kopetca, raripecikap のように,水に潜ることに注目して呼ぶから,こういう命名も考えうる.アイヌ祖語の軟音は OJ b :: EMJ p を示すので,ここでもそうなのだろう.非常に初期から鳥を忌んでいるのは興味深い 0135
🐕🦺 @welt.bsky.social · 10/08/2026日本言語学会172回大会の Chikai Lin 氏の発表にきちんと質問すべきだったと後悔している (上がっている質問の質が,上代語の母音共起制限を専門とするわたしの視点からすると,あまりよくない).結果が自明過ぎて面白くなく,そもそも視聴するのを忘れていた. 000
🐕🦺 @welt.bsky.social · 05/08/2026坂本先輩と「湯」の語源について喋ってたんだけど(1ヶ月くらい前?),そのときは EDAL がツングース語と比較してるみたいなしょうもない話しかできなかったが,数日前にこれが「水」を意味することに気づいた.「濯ぐ」の前部要素だし,甲種語の一部では ju「水」という単語が attested. たぶん「水」の後部要素はpre-PJ の接頭辞によりこれが無声化したものだろう(たぶん無声化すると animacy が上がる形態論がある). 000
Reposted by 🐕🦺波鴻漫錄 || Sven Osterkamp @schrift-sprache.bsky.social · 04/08/2026Ulrich Unger (ed. Reinhard Emmerich) 2019 Grammatik des Klassischen Chinesisch @ doi.org/10.11588/xab... (OA 🙏)doi.org Grammatik des Klassischen Chinesisch | Heidelberg Asian Studies Publishing 053
🐕🦺 @welt.bsky.social · 03/08/2026初期近代に富山県庄川流域に分布していた言語(Vovin が *Koreo-Japonica* に書いているやつ)は日琉祖語に存在した重要な子音の対立を保存しているのに,みんな語彙的な対立があるのを「混乱」とばかり書いて,まともに記述しようとしなかったから詳細がわかるまえに消滅してしまった. 立山の資料には,「ワメク」はどの地点でも b- が出て,「コボレル」はどの地点でも w- が出るとある.「コボレル」の第二音節頭の子音は周防大島語と伊予諸語の対応が規則的に未知の子音になっている. 010
🐕🦺 @welt.bsky.social · 31/07/2026とくに公開してはいけないという決まりは書いていなかったので Bluesky からも公開する. www.youtube.com/watch?v=ycce...youtube.com口蓋化子音の大幅な改訂に向けたアイヌ祖語 *ia の提唱|日本言語学会第172回大会YouTube video by Shiori SHIRATORI 011
🐕🦺 @welt.bsky.social · 29/07/2026宇和島の民謡に関するものすごい文献.旧約聖書やインド古典と紐づけて解釈しているが,一次資料としてはつかえる. dl.ndl.go.jp/pid/1452856/...dl.ndl.go.jp国立国会図書館デジタルコレクション 000
🐕🦺 @welt.bsky.social · 27/07/2026日本諸語における日琉祖語の強勢配置の痕跡についての要旨を出してきた.わたしは日琉祖語の音韻体系について基本的に尹熙洙さんの方向性(強勢体系の再建,閉音節構造の再建,deep reconstruction)と合意している.異なる点は,わたしが日本諸語に基づいて八母音体系を再建し,Koreo-Japonesian Conjecture を認めること.尹熙洙さんが多数の二音節語根を再建する立場にあること. しかし,二音節語根を多数再建するのに KJC を認めない尹熙洙さんの立場はなかなかにひねくれている(だからこそ,面白いのだが). 020
🐕🦺 @welt.bsky.social · 25/07/2026東條操『全国方言辞典』にしか記載のない,19 世紀末には観察できたが,もはや知りえない語彙項目たち. 大正~昭和初期の地域言語研究には,主として民俗学を中心に,「方言集」は当地にのみ見られるような語彙項目を報告すべきだという規範が存在し,広範囲に分布する俚言を公刊するのは学識の低さを示すとすら考えるような慣行が存在した.いったいこれまで何万枚のカードが処分されたのだろうか. 030
🐕🦺 @welt.bsky.social · 21/07/2026理論上その地域に在証されるはずの語彙を探してひたすら方言集を捲る経験をしていない人は,ほんのニ三百語の語彙集すら厖大なものに感じてしまう.日琉語族の語彙記述はまったく足りていないし,そもそも20世紀後葉の時点で,もはやそれをなせる見込みのない言語ばかりになってしまっていた. 030
🐕🦺 @welt.bsky.social · 21/07/2026このように音韻規則らしきものを表にして示している町村誌ははじめて見た.ほとんど何の役にも立たないが. 二宮村誌 dl.ndl.go.jp/pid/1256897/... 000
🐕🦺 @welt.bsky.social · 14/07/2026My presentation challenging the validity of the free variation of e/o₂ in Töpo-Suruga Old Japanese has been accepted by the Mathematical Linguistic Society of Japan. This is a matter of sound law rather than orthography, and should be explained through 'Pseudo-Arisaka's Law,' as seen in Iki. 131
🐕🦺 @welt.bsky.social · 09/07/2026二重語ってなにか変な理由があって生じているものだから,二重語に基づいた内的再建というのはたいていろくでもないものになってしまう.二重語はあくまでもそのような姉妹言語が存在したことへの心の準備をうながすものにすぎない,と思う. 000
🐕🦺 @welt.bsky.social · 08/07/2026これもけっこうな語彙数があるけど大半が改新的だなあ dl.ndl.go.jp/pid/9642566/1dl.ndl.go.jp国立国会図書館デジタルコレクション 000
🐕🦺 @welt.bsky.social · 08/07/2026この文献も相当に豊富だ dl.ndl.go.jp/pid/9580872/...dl.ndl.go.jp国立国会図書館デジタルコレクション 000
🐕🦺 @welt.bsky.social · 08/07/2026『奥多摩町資料集』の語彙が非常に豊富 この主の町誌とかだと100語も語彙がないことが多いが,これはすごい.比較材料に使える dl.ndl.go.jp/pid/9642711/...dl.ndl.go.jp国立国会図書館デジタルコレクション 100
🐕🦺 @welt.bsky.social · 06/07/2026「日本のことば」シリーズにある富山市の語彙資料を見るだけだとすこし不思議な中世のコイネーという印象を受けるだけだが,砺波平野と飛騨山脈周辺の言語が(少なくとも19世紀後葉くらいまでは確実に)面白いという感じなのだろう.五箇山はなぜかわからないが方言学者の間の前評判に反して面白くない. 100
🐕🦺 @welt.bsky.social · 06/07/2026音節末の母音脱落があるせいで比較材料として後回しにしていた富山県の言語が,じつはものすごく面白いということをさきほど完全に理解したのだが,1930 年代以前を言語形成期としている真田ふみ氏(真田信治氏の母)の五箇山変種の資料すら,どうやら相当に改新的なようで,利用可能なデータが相当に限られており,厳しい.東礪波郡旧南野尻村・下新川郡入善町周辺のデータが得られるとよいが,礪波郡のデータはどうも前者をカバーしておらず,後者もおそらく存在しない.いろいろ眺めないことには埒が明かないので,国語研の共同利用を申し込んでみることにする… でもわたし修士課程生だから個別の審査が必要なんだよな.メンドクサ 120
🐕🦺 @welt.bsky.social · 01/07/2026過去問なんていちども解いたことなかったしコミュニティにはこれっぽっちも貢献しなかったけど,言オリって楽しかったなと思う.そこで出会えた人についても,それによってついた自信に関しても,やってよかった,と思う.いや,幼かったころのことはなんでも楽しく意義深く感じるということなのかもしれないけれど. 020
🐕🦺 @welt.bsky.social · 25/06/2026This weekend, I will give a presentation at the Linguistic Society of Japan that simultaneously critiques Alonso de la Fuente’s Proto-Ainuic and Nakagawa & Fukazawa’s geolinguistics. Proto-Ainuic has the diphthong *pia rather than *pʸ. researchmap.jp/i_mage/prese...researchmap.jp白鳥 詩織 (Shiori SHIRATORI) - 口蓋化子音の大幅な改訂に向けたアイヌ祖語 *ia の提唱 - 講演・口頭発表等 - researchmapresearchmapは、日本の研究者情報を収集・公開するとともに、研究者等による情報発信の場や研究者等の間の情報交換の場を提供することを目的として、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が運営するサービスです。 065
🐕🦺 @welt.bsky.social · 11/06/2026Completion-Related Auxiliary Verb Constructions in Southern Ryukyuan Yonaguni : A Descriptive Study of minun, bunkasi, and kkatirun helda.helsinki.fi/items/5e33d6...helda.helsinki.fiMaking sure you're not a bot! 022
🐕🦺 @welt.bsky.social · 28/05/2026「昨日」の日琉祖語形がいまだにわかっていない 素直に考えると *kïïnä-pu になりそうだが,*kïïnä って,なに? たぶん *kä-【来る】の屈折形式なんだろうけど 000
🐕🦺 @welt.bsky.social · 23/05/2026琉大の狩俣先生とお話しした どうしてああいう集団遺伝学的な研究をやってるのか自体は理解した(ペラール先生とかへの「批判」をしている未公刊への論文も読ませていただいた).しかしこういう手法の選択が合理的なようには思えない.そこはもう仕方ないんだろうな.琉大の統計学者と生物学者の先生のせいでもある?うーん ハァ しかし,読むべきでない(読む必要のない)文献が出てくるのはつらいね 021
🐕🦺 @welt.bsky.social · 30/04/2026本気にしていると思わないでほしいからほんとうにはっきり書いておくが,glottochronology は本当にマジで意味がない.みんな relaxed clock を使わないといけません. 000
🐕🦺 @welt.bsky.social · 30/04/2026あと,これは完全に趣味の領域だが,Hattori (1959) が掲示したが分岐年代を計算していないモンゴル語族の基礎語彙共有率をもとに,モンゴル語族の「系統分岐」を昔ながらの言語年代学定数(0.86)で計算してみた.推定年代が最古になるのは Dagur と Buryat で 1089 年前.ついで Dagur と Chakhar で 998 年前.Dagur と Khalkha/Monguor で 910 年前…という感じに続く. 推定年代をもとに春日(2026LSJ)がやってるような UPGMA 法によるクラスタリング(分岐学的にはマジで意味がない)をやってみると画像のような感じになる. 110
🐕🦺 @welt.bsky.social · 30/04/2026いまのところ論文とかにするつもりはないので,大竹先生の三回目の講義のリフレクションシートに書いたやつをここにも書いておく. まず,Rybatzki (2003) の形質でモンゴル語族の系統ネットワークを描くと強くネットワーク状になる(画像).δスコアをとると 0.76 となる.つまり,形質の選択が分岐学的な系統分類として妥当でないことを示す.おそらくぜんぶ並行変化か収斂しちゃってて,系統的シグナルを検出できていない.代案としては日琉語族で行われているように語彙形質を使用することが考えられる. 120
🐕🦺 @welt.bsky.social · 19/04/2026いろいろいじってみているが,あんまうまくいかない 日本書紀歌謡がきれいにいきすぎたのか,あるいはそもそもモデリングがおかしいのか(両方だろう). しかし,モデリングを変えるにしても,どうしたものか. 010
🐕🦺 @welt.bsky.social · 06/04/2026わたしがいまやっている PJ の形態論と音韻論の包括的な整備は,PKJ の論証のための決して非力とは言えない基盤になるのではないかと思う.むろん,PK の音韻体系をまともなものにする作業も必要だが. 010
🐕🦺 @welt.bsky.social · 06/04/2026ごく常識的に考えると無文土器文化の言語は PKJ じゃないとおかしいよね,と,さいきんおもっている.Whitman も Robbeets も言ってることが変だ. 110
🐕🦺 @welt.bsky.social · 29/03/2026採択された.岡山県の言語の内的構造を景観生態学的手法で見るというかんじになる(演題はちょっと変わるかも) researchmap.jp/i_mage/prese...researchmap.jp白鳥 詩織 (Shiori SHIRATORI) - 未利用の系統言語学的データとしての1930年代の方言調査資料と岡山県の日本語変種の内的構造 - 講演・口頭発表等 - researchmapresearchmapは、日本の研究者情報を収集・公開するとともに、研究者等による情報発信の場や研究者等の間の情報交換の場を提供することを目的として、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が運営するサービスです。 040