国立ハンセン病資料館を訪れていたのだった。
Xの方で話題になっていたこの展示は本当にさりげなく設置されていて、うっかりすると見逃しそうなくらいさらりとしていたけれど、それだけに目にしてやりきれない思いが湧いた。いまでこそ治療法の確立された病ではあるけれど、国家が、社会が、宗教が、医学が、歴史が、物語が患者たちを業病だ天刑病だ(とんでもねえ最低の言葉だ)と呼んで、健全な国家体制のために敷かれた隔離政策によって否応なく人生を根こそぎ亡失させられた人たちが存在した、という事実にただただ気が遠くなる。国の謝罪や賠償金によって時間が戻るわけでなし……。
みんなも行ってみるといいです、入館無料だし。