Sign in

浅

@shallowwillow.bsky.social
39 followers 37 following 1K posts

成人済のshipperです。ファンフィクション系の話を気兼ねなくやるアカウントです。最近は映画に吸い込まれがちで、入り江と城砦の話が多め。 大丈夫でしたかボタン x.gd/JA6ed 本体 @hempandwillow.bsky.social

PostsRepliesMedia
浅 @shallowwillow.bsky.social · 11/09/2026
#鯨Webオンリー2026 参加します🐋 入り江09【遠浅】 5月に作った翔天・潤天本の全文と、あと主にグアバが中心のSSを展示します。手元にある🐋の二次創作出せるだけ出します! 新作はぜんぜん間に合ってなくて望み薄です…13日の日曜日までに少しでもお見せできるかたちにしたい…気持ちは…あります…
122
浅 @shallowwillow.bsky.social · 22/08/2026
花火見られてよかったね…
屋上の手すりの前に置かれた鯨が消えた入り江の阿翔と天宇のパネル屋上から見えるいくつもの花火と鯨が消えた入り江の阿翔と天宇のパネル、ポスター屋上から見える白い花火と鯨が消えた入り江の阿翔と天宇のパネル、ポスター屋上から見える大きな花火と鯨が消えた入り江の阿翔と天宇のパネル、ポスター
050
浅 @shallowwillow.bsky.social · 26/07/2026
ちなみにこれは友だちと香港のホテルの相談してたときの、なんか夢があるやりとりです
LINEの画面のスクリーンショット

「なんならあさこさんあそこ泊まりますか、天字先生のお部屋...」 12:36

「天字先生のお部屋?!?!」既読2
12:37
010
浅 @shallowwillow.bsky.social · 26/07/2026
ちなみに天宇先生のお部屋に泊まった日は財布を紛失してめちゃくちゃ落ち込んだ日でもあったんですが、ホテルのスタッフさんが「あったからここへ取りに行って」って書いてくれたメモの🙂に天宇先生のメモを勝手に感じて励まされたりしていました…
メッセージの最後に🙂マークが書かれたふせん
140
浅 @shallowwillow.bsky.social · 15/05/2026
🐋のイメソン考えてたんですが、単なる「私のイチオシ!エモ楽曲セレクション」になってしまった
タイムマシーン/Chara
ALL STANDARD IS YOU/GLAY
Blurry Eyes/L'Arc〜en〜Ciel
楓/スピッツ
MIND CIRCUS/中谷美紀
120
浅 @shallowwillow.bsky.social · 03/05/2026
おしながきを作りました!どうぞよろしくお願いいたします〜〜〜🙏🙏🙏
波打ちぎわの映っている写真を背景に、書影と簡単な説明が書かれている。

2026.5.5
SUPER COMIC CITY33
インク・ブルーの往復書間 GW2026
遠浅【せ36a】

鯨が消えた入り江

ここは永遠に夏のまま(書影)
阿翔×天宇
阿翔が映画本編(2020年)の一年前の夏に天宇を喪っていた、という設定で、ほぼ映画どおりにふたりの旅を追っていく話
阿翔の視点で、かつ、結末も映画どおりなので、あんまりハッピーえんどではないです

そしてうつくしい秋が来る(書影)
潤發×天宇
映画本編後、遠距離恋愛している天字と潤發が、揃って潤發の元カノの結婚式に出席する話。
小芸および潤發の元カノという設定の子を含む女子二人組が出てきます(名前はないです)
全年齢向けですが、することはしています

各500yen


委託
トワイライト・ウォリアーズ
朝が来る
四仔(大陸時代)
陳洛軍(東南アジア時代)

林杰森が「四仔」になるまで、
陳洛軍が密航するに至るまで…
海を渡ってきた二人が
九龍城砦に辿り着くまでの物語
1000yen
175
浅 @shallowwillow.bsky.social · 22/04/2026
おまえは何を言っているんだ…
スマートフォンのスクリーンショット。Nolaの起動画面に以下のアラートが出ている

執筆お疲れさまでした!
「🐋」の執筆文字数が5万字を突破しました!
Nolaエージェントに作品を連携して、様々な出版社からの商業化の可能性を拡げてみませんか?

「連携する」と書かれたボタン
130
浅 @shallowwillow.bsky.social · 17/04/2026
私は中国語まじでなんもわからんのため、機械翻訳の明らかすぎるミスとかにも気づけておりません…出力されたものをほぼ無調整で貼っております…アチャ~な部分がありましたらすみません…
范少勳、劉俊謙表情包神複製
真情告白突放閃【獨家私訊】

(2:46~)

(司会)
――最中二的行為是什麼?

范少勳:
他會捏我屁股
在Action之前
我覺得不錯
就是會譲那個状態很好
尤其是戲裡面天宇跟阿翔之間
我覺得那個是很重要

(司会)
――要如何試探你的曖昧對象
是不是真的喜歡你?

劉俊謙:
你們真的要相信我嗎
少勲在戲裡面有試過
就撿了一顆石頭給我
然後説這個是鯨魚的眼涙
此方説你在地上看到一顆石頭
你可以撿起来給你的曖昧對象説
這個是鯨魚的眼涙
你看他有什麼反應
如果他笑的話

很中二欸你

也有機會喔(要確欸)

但是如果他没有反應的話

没有機會了

(是在説相聲嗎?)范少勳と劉俊謙ミーム級の表情が完璧に再現!
心からの告白が、突如として公衆の面前での愛情表現に!
【独占プライベートメッセージ】

(2:46~)

(司会)
――一番恥ずかしい行動って何?

范少勳:
お尻をつねられること。
アクション前は、結構いい感じだと思ってた。
キャラクターの雰囲気をすごく良く表現できてた。
特にドラマの中の天宇と阿翔の関係。
すごく重要だと思う。

(司会)
――好きな人が本当に自分を好きかどうか、
どうやって確かめる?

劉俊謙:
本当に僕のいうことを信じてくれる?
少勲がドラマでやってたんだ。石を拾って僕に渡して、
「これは鯨の涙だよ」って。
つまり、地面に石が落ちていたら、拾って好きな人に
「これは鯨の涙だよ」って言って相手の反応を見てみて。

もし笑ったら、

すごく恥ずかしい!

まだチャンスはあるよ!(よく考えてみて!)

でも、もし相手が反応しなかったら、

運が悪かったね。

(これってスタンドアップコメディのネタ?)
000
浅 @shallowwillow.bsky.social · 13/04/2026
本日はグアバの中の犬こと吉米さんのお誕生日だそうです!おめでとうございます~生日快樂! というわけでグアバさんの小話です。CP要素ほとんどないですが、書いている人は潤天(翔天)です。
 潤發と再会し、彼が切り盛りしているという〈我們之家(我が家)〉へはじめて案内されたとき、見覚えのあるジャックラッセルテリアがあたりまえのようにふたりを出迎えたので、天宇は思わず「グアバ?!」と驚きの声をあげてしまった。名前を呼ばれたグアバは、うれしそうにしっぽを振って天宇の足もとに寄ってくる。天宇はしゃがみこんで犬のあたまを撫でた。
「あれ、俺、こいつの名前教えたっけ?」
「いや、ええと……グアバっぽいなと思って。雰囲気が」
「なんだそれ」
 苦しい言い訳だったが、潤發はそれ以上追及せず、犬のふわふわした毛をわしゃわしゃとかき回した。
「よかったな、グアバ。天宇は犬嫌いじゃなさそうだ」
 実のところ、天宇は動物が苦手だった。犬をかわいいと思えるようになったのは、あの夏、滝壺でグアバと過ごしてからだ。
「嫌いじゃないよ。グアバがいてくれてうれしい」
「だってさ! グアバも天宇が来てくれてうれしいよな、なあグアバ」 潤發がグアバを膝に抱き、天宇のほうを向かせる。グアバは機嫌よさそうに鼻を鳴らし、あごをかく天宇の手に顔をすり寄せた。
 グアバは、潤發が天宇と出会う三年ぐらい前にふらふらと〈我們之家(我が家)〉の近くに現れ、そのまま居着いてしまったのだそうだ。誰にでも人なつこくふるまうので、看板犬として皆にかわいがられている。
 そういうグアバが、宿泊客とは比べものにならない頻度と期間、〈我們之家(我が家)〉に滞在するようになり、第二の飼い主といえるほど世話をするようになった天宇にすぐ懐いたのは、当然のことだったのかもしれない。「俺より天宇がいいの?」と潤發が冗談にするぐらいの懐きようだった。
 目の前にいるこの犬は、あの夏、阿翔と自分を滝壺へ、そして鉄道駅へと導いた犬と「同じ」なのではないだろうか? 自分でも馬鹿げているとわかっていたが、天宇はひそかにそう思っていた。根拠はない。ただの直感だ。小芸が夏夏と、潤發が阿翔と「同じ」なのとは違う同一性が、グアバにはあるように思えた。
 用事で出かけた潤發に留守を任されていたあるとき、天宇はグアバに尋ねてみたことがある。客のいない昼時だった。つけっぱなしのTVから張國榮(レスリー・チャン)の歌声が流れてきて、天宇はラップトップの画面から目をあげた。
「……おまえは哥哥がいなくなった世界にいたことがあるんじゃないか?」
 ソファに座る天宇の、となりで丸くなっていたグアバを撫でる。グアバは天宇の手につめたい鼻を押しつけた。
「あのとき、バナナを食べてたグアバなんだろう? ……覚えてるかい、僕と、……阿翔のこと」
 その名を口にするのは久しぶりだった。阿翔、という自分の声にさえ動揺してしまう。ぴんと耳を立てて聞いていたグアバが体を起こし、天宇の腿に前足をかけて「わん」とないた。覚えていますよ、と答えるように。
「……! やっぱり、覚えてるんだな、阿翔を」
「わん、わん」
 ちぎれそうにしっぽを振るグアバを、天宇は抱きあげて胸にかかえこんだ。柔らかい毛に顔を埋めた天宇の頬に、あたたかいちいさな舌がふれる。
 ふとグアバが身じろぎし、ドアのほうを見た。潤發かな、と天宇も目をやった、その途端にドアが開いた。グアバはするりと天宇の腕から抜けだして、入ってきた潤發を出迎えた。潤發はグアバを撫で、天宇に笑いかける。
「何もなかった?」
「うん。何も」
 グアバが天宇を振り返り、ソファに戻ってきて再び天宇のとなりで丸くなった。
「何もなかったよな、グアバ」
 天宇が犬のあたまに手を置くと、グアバは片目だけあけて意味ありげに天宇を見やり、くぅんと鼻を鳴らして目を閉じた。
 電波も繋がらない山の中で、動かなくなった車に寄りかかって途方に暮れていたあのとき、唐突に現れた犬を追いかけようとした阿翔が、天宇には理解できなかった。犬のことまで信じろって? と詰る天宇に、阿翔は笑って言った。
 ――そこらの犬じゃない。
 きみの言うとおりだったな、阿翔。天宇は声に出さずにつぶやく。グアバを信じるっていうきみを信じて、ついていって、いくつも奇跡が起きて、こうして今また、ふたりと一匹で過ごしている。まったくもって世界は神秘に満ちているし、グアバはたいした犬なのだった。
040
浅 @shallowwillow.bsky.social · 09/04/2026
5/5 SCCの🐋オンリーに出ます! 東2 せ36a 【遠浅】 サークルカットにめっちゃ翔天て書いてあるな…やばい…翔天を存在させられるようにがんばります😂
イベントのサークルカット

遠浅
pixiv ID:1097089

小説
鯨が消えた入り江
翔天/潤天
2019年に出会って別れ、
2020年にまた出会う翔天

トワイライト・ウォリアーズ
四仔の小説も委託予定です
1117
浅 @shallowwillow.bsky.social · 03/04/2026
「誰にも見守られずに一人で寝ることは勇敢」て言ってくれるだれかがストラットにもいてほしい…みたいなことを考えているうちにできてしまった何かです。ストラットの昔のクラスメイトで、仲良くもないけど連絡を取り合っている…みたいなモブ女性のひとりごとです。何もかも捏造なので薄目で見てください…
エヴァのことを何も知らない。遠い昔にクラスメイトだったけれど、それだけで、べつに親しかったわけでもなかった。同じクラスだったころ、エヴァにもわたしにも親しい友だちはいなかったと思う。エヴァはあまりにも優秀すぎて、わたしは引っ込み思案すぎて、周囲から浮いていた。大人になって偶然再会し、たまに連絡を取りあうようになったけれど、それだけだ。
 エヴァは自分のことを詳しく話したがらない。何をしているのか、勤め先はどこなのか、家族や恋人はいるのか、何も教えてくれない。さりげなく訊ねてもはぐらかされる。鄙びた町で平凡な結婚をし、子どもを産み、ありふれた人生を送っているわたしには想像もつかないような日々を過ごしているのだろう、ということだけはわかる。彼女からのメッセージはいつもめちゃくちゃな時間に届いたし、今どこにいるの? と問いかけるといつもとんでもない場所が返ってきた。最近いちばん驚かされた返事は「南極」だ。
 そんなエヴァと、暮らしている町から出ることすらあまりないわたしが交わることは当然なく、直接顔を合わせたのはもうずっと前だ。何年前のことだったか、すぐには思い出せない。エヴァはいつだって多忙そうで、この数年はそれに拍車がかかっている様子だった。年に一度くらい、気まぐれにかかってきていた音声通話もこのところは途絶え、テキストのやりとりだけになってしまった。それだってずいぶん間隔が空いている。わたしはいつだってエヴァからの連絡を待っていて、メッセージに気づけばすぐに返信するし、その返信を待ちつづけている。
 いつ途切れてもおかしくないような細いつながりを、わたしは切らないように保ってきた。だれにも興味を持たれることがない、夫にすら聞き流される、わたしの生活のこまごましたことを、エヴァはいつも知りたがった。新しいレシピを試してみたら思いのほかうまくいったとか、それなのに子どもたちは「おいしい」のひとこともなくてがっかりするとか、夫が急に花なんか買ってきて後ろめたいことでもあるのかと疑ったとか、散歩中にすれ違った犬がかわいいとか、見上げた夜空に星がたくさん見えて今さら驚いたとか、そういう、ほんとうに取るに足らないことごと。メッセージの最後に、わたしは毎回「聞いてくれてありがとう。つまらないことを長々とごめん」と添えずにはいられなかった。
「いくらでも聞かせて」とそのたびにエヴァは言う。
「あなたの話をいくらでも聞きたい。私が守ろうとしているものが何なのか、どれほどかけがえがないかを、確かめられるから」
 エヴァがいま、どこでどうしているのか、どんな姿なのか、見当もつかない。彼女がいったい何を守ろうとしているのかも。わからないけれど、きっと途方もなく大きなものなんだろう。まだ子どもだったわたしや他のクラスメイトが自分のことで精一杯だったとき、ひとり静かに遠くを見ていたエヴァ。わたしはずっとあなたに憧れていた。言ったことはないし、これからも言うつもりはない。
 南極からメールが届いた、その少し前あたりだっただろうか、エヴァが「面白い科学者と知り合った」と書いてきたのは。常に簡潔なエヴァのメッセージのなかで、その科学者についてのコメントもせいぜい一、二行だったけれど、エヴァが他人のことをそんなふうに書いてきたのがそもそも初めてだったので、わたしはとても興味を惹かれた。おそらくはエヴァとともに働き、エヴァに信頼されているその科学者に、おかしなことだが嫉妬に似た感情さえおぼえた。いったいどんな人なのだろう。どんな人でもいい、エヴァを守ってくれる人だったらいいな、と思う。エヴァは優秀だし、途方もなく大きなものを守ろうとするくらい勇敢だけれど、自分も守られるべき存在だ、ということには無頓着な気がするから。そしてわたしには祈ることしかできないから。恩寵あふれる聖マリア、どうかエヴァをお守りください。
06424
浅 @shallowwillow.bsky.social · 04/05/2025
n番煎じどころか百万回ぐらい再生されてる幻覚だと思いますが、私も書きたかったので…つい… 決戦!のあとで信のひげを剃る洛です。でも信ってあんまひげ生えなそうだよね
 引っかかった、と感じたときには遅かった。いてっ、と信一がちいさく声をあげ、皮膚に浮いた細く赤い線がみるみる滲み出す。
「あ……悪い、」
 信一の膚から離そうとして取り落としかけた剃刀を、洛軍はあわてて握り直す。研ぎ方が足りなかっただろうか、あるいはシェービングクリームの泡立てが足りなかった? それとももっと泡をたっぷり塗りつければよかったのかもしれない、あの安物のお面のサンタクロースのひげみたいに。

 何の話をしていたのだったか、以前「理髪師の技術を教えてやる」と龍兄貴に言われたことがあった、とぽつりとこぼした洛軍に、信一が「今からでも理髪師になれ、俺が練習台になってやる」とやけに乗り気で言ってきたのだった。まあ、ひげ剃りならば日常的にやっているわけだし、自分のも他人のもそう変わらないだろう、と軽い気持ちで承諾してみたものの、いざ理容椅子に横になって目を閉じた信一の顔に剃刀をあてると思いのほか緊張し、刃を滑らせるのは想像以上にむずかしかった。とにかく傷つけないように、慎重に手を動かしていたのに。「痛かったよな……手当てを……」
 絆創膏はあっただろうか、いやその前に消毒か、とおろおろする洛軍を、信一が笑い飛ばした。
「こんなもん、傷のうちにも入らないだろ」
「だが……」
「このくらい、自分で剃っててやっちまうこともあるよ」
 それはそうだ、と納得しながら洛軍は脱脂綿をあてて血を拭きとる。龍兄貴だったらこういうときはどうするんだろう。彼がひげ剃りを教えてくれようとしたときにも浮かんだ疑問が、ふと再浮上した。
「……なんでこんなことが商売になるんだ」
「あ?」
「ひげなんて自分で剃るもんだろう」
 散髪ならまだわかる、バリカンをあてて刈りあげるだけでも、後ろあたまなどは自分ひとりでは様子がわからないしやりにくい。洛軍の場合は短くなっていればなんでもいいので、力まかせにやっつけてしまうが、見た目にこだわりたければそうも言っていられないだろう。出会ったころの信一のふわふわしたパーマは、プロの理髪師――龍兄貴が手入れしていたに違いない。だがひげを剃ってもらうために金を払うということは、洛軍には不可解だった。
「……俺は好きだったよ、ひげ剃り、やってもらうの」
「……龍兄貴に?」
「うん。金は払ってねえけど、練習台だったから」
 信一が笑う。洛軍が龍兄貴にひげを剃ってもらったのは、後にも先にもただ一度だ。あのときは椅子に横たわってまもなく眠ってしまって、目覚めたときには肌がつるりと整えられていた。目を覚ましていればよかったな、とふと思った。

「それに今は手がこうだろ、剃刀が持ちにくいんだよな」
 そう言って信一は右手を少し持ち上げる。親指とひとさし指だけでナイフを器用に扱っていたぐらいだから、剃刀だって不自由なく使っているだろうに、しれっとした表情で信一は言葉を継ぐ。
「だから、洛軍が理髪師になって、ときどき剃ってくれると助かる」「……ああ」
 洛軍が反射的にうなずくと、信一は満足そうに目を閉じる。
「じゃあ続きだ」
「えっ?」
「えっ、て、途中だろ。俺をこんな、泡だらけで放りだす気か?」
 洛軍はあらためて信一を見た。目立つ傷痕があっても、無精ひげがあっても、口のまわりや頬にシェービングクリームがくっついていても、端正な顔の男だと思う。思えば初対面ではお互い殺すことも厭わないつもりで戦ったのに、今はささやかな切り傷をひとつ作ったことに狼狽えている。そんな自分がおかしくなり、洛軍はちいさく笑った。
 これ以上どんな傷もつけず、腹が立つくらいにきれいな顔をよりぴかぴかに整えるために、龍兄貴のかわり――にはなれないけれど、こいつに剃ってもらうのも悪くはない、くらいは思えるように。
 剃刀を持ち直す。無防備に喉をさらす信一の膚に、洛軍は再びそっと刃をあてた。
0186
浅 @shallowwillow.bsky.social · 01/01/2025
もうほんと殴ってくれ(旧ツイッターの鍵アカウントの固定ツイです…)
固定
@co_asa  2024/09/22
RPSぜったいやらないッッッ!!!!なのでノル…ヒュ…とか言い始めたら殴ってでも止めてほしい
120