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吉本 俊二

@roseyoshimoto.bsky.social
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おもに書物について投稿します。

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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 16h
効率的な社会は、僕らを豊かにした。けれど……。
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効率性では測れない価値〜『贈与を巡る旅』|吉本 俊二
◆近内悠太著『贈与を巡る旅 つながりと身体の倫理学』 出版社:PHP研究所 発売時期:2026年8月 『世界は贈与でできている』から早六年が経ちました。ウィトゲンシュタインをベースにして「贈与」なる概念に新たな光を当てた近内悠太が、それを実現しているような現場を訪ね歩いて記したのが本書です。 世界は贈与でできていると認識すること。今回はそこからさらに一歩踏み出して、贈与でできている世界を身をも...
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 29/09/2026
最高齢のギター漫談師かく語りき。
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そして芸人稼業はつづく〜『ヨレヨレ人生漫談』|吉本 俊二
◆林家ペー著『ヨレヨレ人生漫談』 出版社:小学館 発売時期:2026年6月 2025年9月、自宅から失火して世間を騒がせた文字どおりの炎上芸人が、これまでの84年間の人生を振り返ります。かつてのマネジャー野原広子を相手に、時に反省的に時にあっけらかんと物語る、その語りはまさに人生漫談の謳い文句どおりといえましょう。 大阪生まれですが、江戸っ子の粋に憧れて上京。初代林家三平に弟子入りして、同門の...
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 27/09/2026
「バスの中で、或いは珈琲を飲みながら、或いはトイレに起きた明け方に、誰かの短歌を思い出すことがある。……」
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明治から令和までのきらめく百首〜『短歌のガチャポン、もう一回』|吉本 俊二
◆穂村弘著『短歌のガチャポン、もう一回』 出版社:小学館 発売時期:2025年9月 歌人・穂村弘が折りに触れて思いだす歌、たまたま目に飛び込んできて「いいな」と思った歌を収めた『短歌のガチャポン』の第二弾。今回も、石川啄木、中原中也、俵万智、町田康のほか日経歌壇に掲載された作品など作者は様々。愉しいアンソロジーです。 日常的なほんのささいな体験や観察から、思いもよらぬ世界像を浮かび上がらせる歌...
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 23/09/2026
21歳、海軍経理学校の卒業後すぐに戦地に赴いた父。主計官として軍艦に勤務した父が体験した戦場の現実。
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「事務屋」が体験した戦争〜『父たちのこと』|吉本 俊二
◆阿部公彦著『父たちのこと 一九四四年のクラスメイト』 出版社:講談社 発売時期:2026年7月 英文学者の阿部公彦が、1943年に海軍経理学校を卒業して軍務に就いた実父とそのクラスメイトたちのその後を描いたノンフィクション。父・克巳は庶務を担う主計官として軍艦に勤務しました。記述の大部分は克巳が残したエッセイや記録、手紙などに基づいています。 戦闘員ではなく事務屋の目をとおして見た戦争の記録...
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 17/09/2026
日本人の起源を求めてやまないロマン主義民俗学と主権者自身を担い手とした社会の改良を志す公民の民俗学。
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ロマン主義民俗学と公民の民俗学〜『「学問」の本筋』|吉本 俊二
◆大塚英志著『「学問」の本筋 柳田國男と双極の民俗学』 出版社:筑摩書房 発売時期:2026年7月 ロマン主義的民俗学と社会の改良を志す公民の民俗学。本書にいう「双極」とはその二つの極を指します。 前者は、「ここではないどこか」を夢想するもので、『遠野物語』や「海上の道」などに結実しているもの。『遠野物語』に登場する「山人」を日本列島の先住民だと夢想したり、日本人の先祖が南方から島伝いに宝貝を...
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 09/09/2026
国際情勢からビジネス、素粒子物理学までを横断する、白熱のトーク!?
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国際情勢から物理学まで〜『池上彰が七賢人と考えた世界の読みかた、未来のみかた』|吉本 俊二
◆池上彰著『池上彰が七賢人と考えた世界の読みかた、未来のみかた』 出版社:講談社 発売時期:2025年10月 池上彰が七人の「賢人」と対論した記録です。登場するのは、佐藤優、村上世彰、國分功一郎、赤根智子、吉田裕、多田将、似鳥昭雄。 この種の対論集はややもすると玉石混淆の読後感を免れないものですが、本書もその例にもれず。一部は適当に読み流しました。そのなかでは國分功一郎との対話が私には最も興味...
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 05/09/2026
なぜ人は他者の身体を〈美しい/醜い〉と思うのか?
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美醜を感じる正体に迫る〜『身体の美学入門』|吉本 俊二
◆伊藤亜紗著『身体の美学入門 感性から捉えなおす人間の本質』 出版社:中央公論新社 発売時期:2026年6月 なぜ人は何かを見たときに「美しい/醜い」と感じるのでしょうか? 何が美醜を感じさせるのでしょうか──?  本書ではそこで中心的な役割を果たすと思われる感性の働きについて洞察を深めていきます。 気まぐれで曖昧でやっかいな感性を、差別や排除の源としてだけでなく、未知との出会いを可能にする力...
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 30/08/2026
京都大学人文科学研究所による共同研究「人物で見る第二次世界大戦」の成果。
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個々人を匿名性から救い出す〜『第二次世界大戦再考』|吉本 俊二
◆小関隆、藤原辰史、駒込武、林田敏子、岡田暁生著『レクチャー 第二次世界大戦を考える 第二次世界大戦再考』 出版社:人文書院 発売時期:2026年4月 京大人文科学研究所の共同研究「人物で見る第二次世界大戦」をベースに書籍化したものです。特定の個人に着目すること。「数値を人に戻せ」の言葉どおり個々人を匿名性から救出すること。こうした態度をもって第二次世界大戦を再考するという趣旨です。 藤原辰史...
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 27/08/2026
言語を学ぶことの「副作用」をあえて考える。学習者がより自由に幸せに学ぶために。
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様々な「呪い」を乗り越えて〜『ことばを学ぶとはどういうことか』|吉本 俊二
◆松田真希子著『ことばを学ぶとはどういうことか ──外国語学習の本質』 出版社:筑摩書房 発売時期:2026年3月 言語を学ぶのはいいことだ。誰もがそう考えています。でもちょっと待って。本当にいいことづくめなの? 本書はそう問いかけるのです。この問題の構え方からして秀逸ではないでしょうか。そう、言語学習の利点だけでなく「呪い」にも着目しているのが本書のキモなのです。 言語学習の「呪い」とは何か...
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 21/08/2026
「私たちは深い準備をすることなく、人生の午後に踏み出すのです。」(ユング)
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中年期の様々な「物語」〜『ミドル・エイジ・ビギンズ』|吉本 俊二
◆東畑開人著『ミドル・エイジ・ビギンズ』 出版社:KADOKAWA 発売時期:2026年7月 臨床心理士が4人のゲストにミドル・エイジ・クライシスをヒアリングしてまとめた中年考現学。登場するのは、尾崎世界観、角田光代、鷲田清一、千正康裕。中年期をどう生きたかのかを具体的に聞き出し、そのケーススタデイをとおして、ミドル・エイジなるものを考えていくというコンセプトです。 尾崎は「停滞の物語」を語り...
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 18/08/2026
国家がギャンブルを奨励する社会で、ギャンブルにハマらないために──。
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ネガティブ・ケイパビリティを発揮しよう!〜『ギャンブルに脳がハックされる!?』|吉本 俊二
◆帚木蓬生著『ギャンブルに脳がハックされる!? 君に知ってほしい依存症の正体と身の守り方』 出版社:合同出版 発売時期:2026年5月 ギャンブル依存症者の治療に長年取り組んできた精神科医からみると、日本は「国全体が国民にギャンブルをすすめているように働きかけている」異常な社会です。本書ではそのような社会で賭博から身を守るための方策や生き方を論じていきます。 歴史的にみると日本は長い間、法律に...
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 15/08/2026
占い師と心理士の相性は抜群であると同時に、最悪でもある……。
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見えないものを見ようとする〜『昼間のスターゲイザー』|吉本 俊二
◆鏡リュウジ、東畑開人著『真昼のスターゲイザー 占いと心理学の対話』 出版社:集英社 発売時期:2026年5月 臨床心理士と占星術研究家の対談です。両者の共通点は折りに触れて指摘されてきたところで、この組合せに意外性はないけれど、思いのほか濃密なトークが展開されています。 真昼には星々の小さな光は見えない。が、確かに星は存在している。占いも心理学も同じように見えないものを見ようとする営みなのであ...
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 13/08/2026
高度経済成長のもとで(再)開発によって失われゆく路地を執拗に描き続けた作家。中上健次。
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脱差別的・無支配・無権力の世界〜『中上健次』|吉本 俊二
◆渡邊英理著『中上健次 路地のビジョン』 出版社:岩波書店 発売時期:2026年6月 今年は中上健次生誕80年にあたるらしい。というわけで岩波新書からもそのものズバリ『中上健次』なる一冊が刊行されました。著者は渡邊英理。日本語文学、批評、思想文学論を専攻する研究者です。 中上の作家としての評価を高めたのは路地をめぐる小説群でした。彼が描いた路地とは生地である和歌山県新宮市の非差別部落をモデルと...
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 07/08/2026
人生にとって会話とは何か。実践者の声と哲学的知見を往復して考える。
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実践者の声と哲学的思考の間を往復して考える〜『生き延びるための会話』|吉本 俊二
◆村上靖彦著『生き延びるための会話 他者と生きることの哲学』 出版社:SBクリエイティブ 発売時期:2026年6月 最近やたらとエビデンスという言葉を聞くようになりました。その背景として著者は「孤立し言葉をかわす相手がいない」状況を想定します。エビデンスや数値を重視する社会の背景には一人ひとりの孤立が見えてくるのだと。 本書の結論を先取りしていえば、競争と管理に巻き込まれて孤立しがちな現代にお...
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 31/07/2026
網野善彦、山口昌男、吉本隆明、松本清張……。戦後の知識人は自らの理想とする「国のかたち」を歴史に託し、それぞれにユニークな「史論」を展開した。多様な史観が競合する思想空間の戦後史を思想史家が描出する。
note.com
歴史観の戦後史を素描する〜『日本史はいかに物語られてきたか』|吉本 俊二
◆河野有理著『日本史はいかに物語られてきたか』 出版社:新潮社 発売時期:2026年5月 網野善彦、上野千鶴子、渡部昇一、山口昌男、小松左京、吉本隆明、松本清張、羽仁五郎……戦後の知識人は自らの理想とする「国のかたち」を歴史に託し、独自の「史論」を展開しました。それらが織り成した史論の戦後史を気鋭の思想史家が素描します。 〈保守/革新〉〈右翼/左翼〉という出来合いの軸にそれぞれの論者をマッピング...
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 28/07/2026
「考えないこと」の価値を論じる。
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『観光客の哲学』の実践編〜『平和と愚かさ』|吉本 俊二
◆東浩紀著『平和と愚かさ』 出版社:ゲンロン 発売時期:2025年12月 平和と愚かさはともに「考えないこと」の表現である点で共通している。東浩紀は冒頭でそう記しています。「ひとはものを考えないときに平和を感じる」のだと。現代社会は「もっと考えろ」「もっと賢くなれ」と人々を急き立てている。しかし賢さへの強迫が過剰だと、人は不安を感じ逃走してしまいます。「考えないこと」から平和を捉え直す。これが本...
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 21/07/2026
AI技術の虜になった人の脳が陥る危機。
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人工知能という負の可能性〜『AI脳クライシス』|吉本 俊二
◆酒井邦嘉編著『AI脳クライシス デジタルは人から何を奪うのか』 出版社:集英社インターナショナル 発売時期:2026年5月 生成AI完全否定論の書です。便利だけどデメリットも多いから上手に付き合っていこうねという話ではありません。いわく、AIを使うな! AIはヒトをバカにする! 編著者は「言語脳科学の第一人者」とカバーの宣伝文には記してあります。 酒井は生成AIを「合成AI」と呼びます。大規...
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 19/07/2026
立場を超えて、言葉を紡ぐ可能性をひらく。
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分断を埋めるために〜『対話をつくる』|吉本 俊二
◆宇野重規著『対話をつくる 分断の時代に言葉を取り戻す』 出版社:朝日新聞出版 発売時期:2026年5月 朝日新聞で連載された論壇時評に、梶原麻衣子・三宅香帆・三牧聖子との対談を加えて何とか一冊の新書に仕立てましたという内容の新書です。 分断が深まる現代社会で「対話」を取り戻すためにはどうすればいいのか。それが本書全体を貫く著者の問題意識。「対話をつくる」という表現に、その切実さがあらわれてい...
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 16/07/2026
「思えば、交換様式論は、絶望のなかに生じる希望の理論である。きっと、私はこれからも、考え続けていくしかないのだろう。」
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文芸批評家から哲学者へ〜『私の謎 柄谷行人回想録』|吉本 俊二
◆柄谷行人、滝沢文那著『私の謎 柄谷行人回想録』 出版社:講談社 発売時期:2026年4月 文芸批評家から哲学者へ。ワールドワイドに活躍してきた柄谷行人のインタビュー形式による回想録です。近年のメインテーマともいえる交換様式論における望ましい社会は「向こうからやってくる」ということになっています。振り返れば自身の人生の主要な出来事もなべて「向こうからやって」きたものでした……。 左翼で非転向を...
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 09/07/2026
今なお活力を維持し続けている「神話的思考」を思考する。
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日常の奥にひそむ世界の秘密へ〜『いま、ここにある神話』|吉本 俊二
◆中沢新一著『いま、ここにある神話』 出版社:講談社 発売時期:2026年6月 日常の奥にひそむ「神話的思考」を抉り出す。本書のコンセプトは明快です。  現代は正確なデータの蓄積とその合理的解析を重視する。そこにしか真実はないとすら考えられている。それにもかかわらず、現代的事象の多くの領域で、旧石器時代に花開いて以来人類の共通財産となってきた神話的思考が、あいかわらずの活力を維持し続けている...
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 08/07/2026
自分たちがまがりにも民主的手続きを経て選んだ政権がダメすぎるからというので、立憲主義を理解している天皇にバランスを求める議論を見聞することが増えた。が、その種の意見にはあまり賛同できない。大塚英志の『感情天皇論』を今こそ読むべきではないかと思う。
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主権者として思考するための〜『感情天皇論』|吉本 俊二
◆大塚英志著『感情天皇論 』 出版社:筑摩書房 発売時期:2019年4月 天皇について考えることを日本人はサボタージュしてきた。思考する代わりに感情の共感をもってやり過ごす。これが明仁天皇の「お気持ち」発言以降の国民の処し方だった……。 冒頭で核心的な認識が提示されます。もちろん大塚英志は本書を通して自己批判を混じえつつそのことを厳しく糾弾することになります。 感情労働。近年、社会学で提唱され...
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 03/07/2026
ストイックなまでに、アホなことをやりつづけまひょ!?
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アホなカシコを育てる!?〜『京大的教養「正しさは伝わらない、楽しさはうつる」』|吉本 俊二
◆酒井敏、杉本恭子著『京大的教養「正しさは伝わらない、楽しさはうつる」』 出版社:ウェッジ 発売時期:2026年4月 京大変人講座で知られる酒井敏(京都大学名誉教授)の談話を軸に、ライターの杉本恭子が「京大的教養」の真髄に迫ります。酒井の専門は地球流体力学、杉本は『京大的文化事典』の著者として知られています。本書にいう京大的教養とは、「アホなことをせぇ」という教えを起点にはじまる「何か」のこと。...
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 01/07/2026
宗教が国際社会に与えるダイナミズム。
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国際社会を宗教で読み解く〜『「世界を動かす宗教」講義』|吉本 俊二
◆池内恵編著『「世界を動かす宗教」講義』 出版社:PHP研究所 発売時期:2026年3月 なぜイスラエルはイスラーム諸国と対立するのか。なぜロシアはウクライナを平然と侵略できるのか。──そのような疑問に対して最も説得力のある答えを与えてくれるのは宗教です。 というわけで、本書は宗教が現代の国際政治に与えている影響を、各分野の専門家が文字どおり講義形式で解説していきます。米国におけるキリスト教福...
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 27/06/2026
「連歌」のようなものとしての座談会!?
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世紀をまたぐ重層的な知の饗宴〜『柄谷行人ディスカッション』|吉本 俊二
◆柄谷行人著『柄谷行人ディスカッション』 出版社:講談社 発売時期:2026年4月 柄谷行人が参加した共同討議(座談会)の記録を10編収めています。1980年代から2008年にかけて行われたもので、参加者は、坂本龍一、中上健次、福田和也、スーザン・ソンタグといった物故者のほか、浅田彰、磯崎新、蓮實重彦、上野千鶴子ら錚々たる顔ぶれが並んでいます。 座談会という形式は日本で発達したものらしい。それ...
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 22/06/2026
トランプがアメリカを徹底的に破壊した1年間の現地からのリポート。
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そして自由の国が壊れてゆく〜『裸の王様トランプのアメリカ破壊日記』|吉本 俊二
◆町山智浩著『裸の王様 トランプのアメリカ破壊日記』 出版社:文藝春秋 発売時期:2026年2月 ドナルド・トランプが米国大統領に返り咲いて彼の国はどのように変化したのでしょうか。本書は二期目の大統領就任直前から就任後まで、一年間の言動についてリアルタイムで報告してきた週刊誌の連載を書籍化したものです。政治家というにはあまりにも愚かすぎる人物が米国を破壊していく様を米国在住のコラムニストがヒュー...
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 18/06/2026
予測不能な時代を生き抜くために。
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現代の知性8人に訊く〜『あなたの知らない「世界の新常識」』|吉本 俊二
◆大野和基編『あなたの知らない「世界の新常識」』 出版社:集英社インターナショナル 発売時期:2026年4月 世界的に著名な学者8人が登場します。それぞれの最新刊の著述内容に即してインタビューしたもので、聞き手はこの種のアンソロジーではおなじみのジャーナリストの大野和基です。 「穏健保守派コミュニスト」を自認するスラヴォイ・ジジェク。力が公然と自己主張するようになってきた世界情勢を憂慮しつつ「...
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 14/06/2026
現在・過去・未来。文学と政治の交差点を大冒険して見えた世界とは?
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文学でこそ描ける歴史がある!?〜『Ifの総て』|吉本 俊二
◆島田雅彦著『Ifの総て』 出版社:新潮社 発売時期:2026年1月 「歴史にイフはない」といわれます。しかし「仮定法の使用を一切拒否したところで、明日から爽やかに生きていける保証もない」という開巻早々に記されるフレーズには力がこもっています。本作の主人公・花村薫は生成AIによるタイムマシーンを駆使して歴史に介入し、あり得たかもしれないイフの世界へと踏み出していくのでした。 航空機の御巣鷹山墜...
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 09/06/2026
ヒトはわずか200ミリ秒でターンテイキング(話者の交替)を行なっている。そこではどのような知識に基づいて、どのような処理が行われているのか?
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一瞬に起きているヒトの会話の“奇跡”〜『会話の0.2秒を言語学する』|吉本 俊二
◆水野太貴著『会話の0.2秒を言語学する』 出版社:新潮社 発売時期:2025年8月 日常会話の「ターンテイキング(話者の交代)」から説き起こす言語学の入門書です。 私たちの会話では、相手の話が終わってから次の発話を始めるまでの平均時間はわずか0・2秒だといいます。スティーヴン・C・レヴィンソンらの研究に拠る結論です。 かくして問題が浮上します。 ヒトがわずか0・2秒でターンテイキングを行なう...
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 06/06/2026
「間違いを許さない社会」から「間違いを正せる社会」へ。
note.com
間違いを正せる社会へ〜『おどろきの刑事司法』|吉本 俊二
◆村木厚子著『おどろきの刑事司法 “犯罪者”の作り方』 出版社:講談社 発売時期:2026年3月 「郵便不正事件」で無罪を勝ち取った元厚労官僚の村木厚子が16年の時を経て、刑事司法に関する新書を出しました。前半は自身の裁判のあらましを冷静な文体で綴っています。障害者団体を自称する組織に対し、障害者団体向けの郵便料金割引制度を利用させる虚偽の公文書を部下に発行させたとして起訴されましたが、2010...
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 03/06/2026
日本国憲法をめぐって紡がれてきた「物語」は、第二次安倍政権下で危機に直面する。その時、立ちはだかったのは──。
note.com
「戦後」という概念への疑義〜『天皇への敗北』|吉本 俊二
◆國分功一郎著『天皇への敗北 シリーズ哲学講話』 出版社:新潮社 発売時期:2026年4月 天皇への敗北とは何でしょうか。それはいかなる事態を指しているのでしょうか。 第二次安倍政権下で日本は立憲民主主義の危機を迎えました。その時、憲法に寄り添いながら立ちはだかったのは、天皇という存在です。 天皇明仁は、1989年の即位以来、「日本国憲法の遵守」を強調してきました。それは安倍政権下でも揺らぐ...
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 29/05/2026
「シンパシータワートーキョーの建設は、やがて我々の言葉を乱し、世界をばらばらにする……」。
note.com
令和ニッポンの“バベルの塔”!?〜『東京都同情塔』|吉本 俊二
◆九段理江著『東京都同情塔』 出版社:新潮社 発売時期:2024年1月 ザハ・ハディド設計による新国立競技場が完成したもう一つの東京が舞台。新宿御苑には寛容を旨とする刑務所が建てられようとしています。犯罪者たちをそこに住まわせようという計画です。従来「犯罪者」と呼ばれ差別されてきた人たちは、その不幸な出自や境遇を考えると「同情されるべき人々」ではないか──。「ホモ・ミゼラビリス(同情されるべき人...
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 25/05/2026
本は物語だけではありません。
note.com
本は物語だけではありません〜『人生をちょっと楽にする本の話』|吉本 俊二
◆赤木かん子著『人生をちょっと楽にする本の話 読書にまつわるもろもろの話』 出版社:ハモニカブックス 発売時期:2026年3月 小説=文学偏重の国語教育に異議を唱え、子どもの時には科学的・論理的な本をもっと読むことを薦める人はこれまでも少なからずいました。本書でも冒頭から「本は物語だけではありません」とそのような考えを明確に打ち出しています。その点については大賛成です。 そもそも多義性を旨とす...
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 23/05/2026
「面白おかしい話も好きだが、面白おかしくもない話も好きで、その境目を探るのも好きだ」。
note.com
面白おかしくない話も入っています〜『そんな気がする』|吉本 俊二
◆武田砂鉄著『そんな気がする』 出版社:筑摩書房 発売時期:2026年3月 日々の何気ない会話や出来事をもとに、例によってああでもないこうでもないと想像を膨らませていく。「言われてみればそんな気がする」という類の話材を取り上げているというのですが、むしろ「そんな気はしない」という話の方に武田砂鉄の本領が発揮されているかもしれません。 「やる気があれば乗り越えられる」という精神性への違和感を表明...
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 20/05/2026
「……僕は現実に対して言葉で抵抗をしたいんです。可能かどうかは別にしても、言葉によって現実が変容し得る可能性を信じたい。だから僕にとっては、自然の圧倒的な力、みたいなものよりも、取り合わせの面白さとかの方が重要なんです」。
note.com
言葉による現実への抵抗〜『短歌の話は長くなる』|吉本 俊二
◆穂村弘著『短歌の話は長くなる』 出版社:NHK出版 発売時期:2026年3月 歌人の穂村弘が『NHK短歌』に連載している人気対談の書籍化第二弾です。相手は馬場あき子、松田梨子・わこ姉妹、東直子といった同業者に加えて、女子プレスラーのハイパー・ミサヲ、タレントのカン・ハンナ、電線愛好家の石山蓮華、作家の高橋源一郎、哲学者の永井玲衣、お笑い芸人の鈴木ジェロニモ、映画監督の杉田協士らバラエティに富ん...
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 16/05/2026
森羅万象に及ぶ対話から、これからの時代を生きていく道しるべを見出そう。
note.com
話頭は転々として奇を究め〜『日本人が立ち返る場所』|吉本 俊二
◆養老孟司、内田樹著『日本人が立ち返る場所』 出版社:KADOKAWA 発売時期:2026年1月 二人の対談集としては『逆立ち日本論』に続く二冊目です。情念と政治の問題、陰謀論と感情教育、子どもの自殺、言葉の身体性、世界中で昆虫の個体数が減っている現象……などなど話題は多岐にわたります。 対談とはいえ内容のある発言をしているのはもっぱら内田の方で、養老は巧みに合いの手を入れて内田に気持ちよく喋...
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 13/05/2026
社会学が失った思考を問い直す。
note.com
社会学が生態学的思考を失った時代に〜『宮台式人類学』|吉本 俊二
◆宮台真司、奥野克巳著『宮台式人類学 ──前提を遡る思考』 出版社:筑摩書房 発売時期:2026年3月 凄い本です。悠々と流れる大河の水源を求めてどこまでも遡っていくがごとく、私たちが思考する、その前提のそのまた前提を遡っていきます。古代ギリシアどころではありません。有史以前の時代にまで遡っていくのです。「言語の言語以前的前提」「民主政の民主政以前的前提」「市場の市場以前的前提」を問わんとする宮...
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Reposted by 吉本 俊二
日経電子版 @nikkei.com · 09/05/2026
図書館、2000年以降に3割増 本離れでも地域の「ハブ施設」に www.nikkei.com/article/DGXZQO... 本離れが進む中で、図書館が新設やカフェ併設などのリニューアルで利用者を伸ばしています。 鹿児島の「天文館図書館」では、おしゃべりや、ふた付きならアルコールを含む飲み物も持ち込み可能。 読書以外が目的の人も長くいられる、まちおこしの拠点になっています。
nikkei.com
図書館、2000年以降に3割増 本離れでも地域の「ハブ施設」に - 日本経済新聞
まちの図書館が増えている。「本離れ」が進む中で2000年以降で約3割増加し、改装・リニューアルも相次ぐ。本を読むだけでなく、人が集まる場所へ。地域のハブ施設としての役割も担う。22年4月に開館した鹿児島市の「天文館図書館」。南九州一の繁華街・天文館のど真ん中にあり、来館者は年間約70万人に上る。商業施設の2フロアに収容する本は約5万冊。10〜20代の若者や子供連れも多く、思い思いのスタイルで本を
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 05/05/2026
中東研究の第一人者によるイラン・アメリカ・イスラエルをめぐる変遷の歴史。
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現在進行形の中東問題を考えるために〜『イランとアメリカ、そしてイスラエル』|吉本 俊二
◆高橋和夫著『イランとアメリカ、そしてイスラエル 「ガザ以後」の中東』 出版社:朝日新聞出版 発売時期:2026年3月 かつてイランは米国の中東政策の要でした。ところが現在のイランは米国に対抗する勢力の中心です。なぜいかにしてこの変化が起こったのでしょうか。 両国の関係を見るだけでその問いに答えることはできません。イスラエルという視点を加える必要があります。さらに中東全体の国際政治の構造を知悉す...
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 29/04/2026
「皇后は「時をかける少女」しかご存知なかったが天皇は「旅のラゴス」をお読みだった……」。
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天皇陛下もお読みになっている文学なのじゃ!〜『筒井康隆自伝』|吉本 俊二
◆筒井康隆著『筒井康隆自伝』 出版社:文藝春秋 発売時期:2025年10月 文字どおりの筒井康隆の自伝です。自身の最初の記憶として蛇眼症の乞食のことから始めているのはいかにも筒井らしいといえばいいでしょうか。 率直にいうと前半はやや退屈しました。が、文壇に名乗りをあげるあたりから俄然面白くなります。おなじみの山下洋輔やタモリのほか、沢たまき、加賀まりこ、桂米朝、野田秀樹、手塚治虫ら筒井を取り巻く...
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 26/04/2026
マネーロンダリングとしての企業版ふるさと納税事業。
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コンサル栄えて国滅ぶ!?〜『過疎ビジネス』|吉本 俊二
◆横山勲著『過疎ビジネス』 出版社:集英社 発売時期:2025年7月 コンサル栄えて国滅ぶ。オビの謳い文句です。過疎化が急速に進む小さな自治体に近寄り公金を吸い取る「過疎ビジネス」。地域の施策を企業に丸投げし問題が露見すると責任逃れにひた走る「限界役場」。この一対から成る不祥事を本書では取り上げています。 事件の舞台は福島県国見町。人口は八千人ほどの町です。企業版ふるさと納税制度が悪用され、課...
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 23/04/2026
「この世の人となって、昔日の記憶が感光されて、現実のトーンを失い意識の底に眠っている。思いだすのが嫌なことでも、ノスタルジックな感光写真のように、勝手に色変わりさせてしまっているのだ。」
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ノスタルジックな感光写真のように〜『記憶の小舟』|吉本 俊二
◆井坂洋子著『記憶の小舟』 出版社:ハモニカブックス 発売時期:2026年2月 詩人の井坂洋子にとっては12年ぶりのエッセイらしい。若い頃は考えもしなかった老いの世界に「すっぽり罠に落ちた」自分を感じながら、昔日の記憶を小舟から小網で手繰り寄せようとするかのように綴っています。  この世の人となって、昔日の記憶が感光されて、現実のトーンを失い意識の底に眠っている。思いだすのが嫌なことでも、ノ...
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 20/04/2026
「戦後80年」の次の時代が到来する。対米従属のフレームから脱却するために日本人が為すべきことは?
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〈無責任の体系〉から脱するためにすべきこと〜『「戦後」の終焉』|吉本 俊二
◆保阪正康、白井聡著『「戦後」の終焉 80年目の国家論』 出版社:朝日新聞出版 発売時期:2025年8月 平和と繁栄としての「戦後」は「新しい戦前」によって終わろうとしています。そのような時代に日本人は何を為すべきでしょうか? 昭和史研究の第一人者と気鋭の政治学者がじっくりと語り合いました。 「戦争の時代」から説き起こし、占領期の時代を振り返り、独立を回復した後の政治を検証していきます。一口に...
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 17/04/2026
「僕が8ミリ映画を作っていた頃に出会った自主映画の作り手たちは、僕の人生を変え、その後も映画を作り続けて刺激を与え続けてくれている……」。
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観るだけでも楽しいけれど作ることはそれ以上に面白い〜『僕たちはこうして映画監督になった』|吉本 俊二
◆小中和哉著『僕たちはこうして映画監督になった 8ミリ映画時代を語る』 出版社:文藝春秋 発売時期:2026年2月 映画監督の小中和哉が同業者に行ったインタビューの集成。石井岳龍、金子修介、手塚眞、犬童一心、黒沢清、塚本晋也、河崎実、今関あきよし、庵野秀明、緒方明、安田淳一のほか、故大林宣彦の夫人と長女、特別編として映画批評家の蓮實重彦も登場します。さらに自主映画は作らなかった是枝裕和との対談も...
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 14/04/2026
おれは彼女に、「ヒバリ」という文字と、希望をもらった──。
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海の向こうにはいい場所がある?〜『崖の上のヒバリたち』|吉本 俊二
◆シヴォーン・ダウド著、エマ・ショード絵『崖の上のヒバリたち』(宮坂宏美訳) 出版社:東京創元社 削ば時期:2025年12月 アイルランドの移動生活者で文字が読めない少年が主人公。孤独だけど芯の強い少女と仲良くなり、さらに優しい教師と出会い、「ヒバリ」という言葉を知ります──。 この作品の原題は『The Pavee and the Buffer Girl』。訳者によると、「Pavee(パヴィー...
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 10/04/2026
「自分が噺を操るなんて考えはおこがましい……」
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端正な芸風そのままに〜『風まかせ十二カ月』|吉本 俊二
◆柳家三三著『風まかせ十二カ月 柳家三三の落語つれづれ』 出版社:岩波書店 発売時期:2026年3月 私が東京都民だった頃、寄席にハマっていた一時期がありました。1900年代のことです。当時、柳家三三はまだ前座で小多けを名乗っていたと記憶します。開口一番で何席か聴いたのですが、これという印象は残っていません。 しかしその後の進境は周知のとおり。真打になってから実演に接していないのは何とも申し訳ないかぎりですが、落語好きの友人知人からは三三の名を聞く機会も多く、本書を手に取ってみました。 一読して、良くも悪しくも優等生的という読後感。上方芸人のように文章でも強引に笑いを取りにいくと
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 09/04/2026
「これはテロの書だ。誰も読んではならない。」
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自分は人ではない!?〜『彼の左手は蛇』|吉本 俊二
◆中村文則著『彼の左手は蛇』 出版社:河出書房新社 発売時期:2025年11月 幼少期は荒んだ家庭環境で育ち、自分は人ではないと思いながら、左手の中に蛇を飼っているという奇妙な記憶に苛まれてきた男。大人になってからは通訳の仕事をしていたのですが、三ヶ月前に職を辞し、女性と別れ、世界中から失われた蛇信仰の残る町にやって来ます。そこは平家が落ち延びたといわれる、敗残者が流れてきた土地でもありました。 近所で毒蛇が逃げたという話を聞いた一週間後、彼は日本にはいないはずの猛毒を持つ蛇インランドタイパンを捕まえます。所有を禁じられた種ですが、アパートの浴室で飼い始めます。これを契機に、幼い頃
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 05/04/2026
不遇のうちに生涯を閉じた思想家が、後世いかにして「神」のように崇められるようになったのか。
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中国三千年史の精神的支柱〜『孔子は、いかにして「神」になったのか』|吉本 俊二
◆湯浅邦弘著『孔子は、いかにして「神」になったのか』 出版社:NHK出版 発売時期:2026年2月 孔子は紀元前551年または552年に春秋時代の魯の国に生まれた思想家です。儒家の始祖とされますが、生前は自らの理想とする政治を実現できず失意のうちに生涯を閉じました。しかし彼の思想は後世に読み継がれ、「神」のごとく崇められるようになります。それは何故なのでしょうか。いかなる歴史的経緯でそのような尊...
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 02/04/2026
資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのか。
c.u-tokyo.ac.jp
ナンシー・フレイザー先生と一緒に勉強した日々 - 教養学部報 - 教養学部報
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 30/03/2026
シェイクスピアは「世のなかとつながり、楽しいことを見つけ、人生を面白くするための便利な窓のようなもの」。
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世の中とつながるための窓〜『学校では教えてくれないシェイクスピア』|吉本 俊二
◆北村紗衣著『「名作」と友達になる 学校では教えてくれないシェイクスピア』 出版社:朝日出版社 発売時期:2025年9月 現在、日本の学校ではシェイクスピアはあまり教えられていないらしい。そもそも演劇について学校で学ぶ機会もほとんどありません。シェイクスピアの魅力、演劇の面白さを伝えるべく英文学者の北村紗衣は麻布と武蔵の男子高校生を相手に集中講義を行いました。本書はそれを再構成し書籍化したもので...
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吉本 俊二 @roseyoshimoto.bsky.social · 29/03/2026
「そもそも計画経済はけしからんと言われるけれども、現在の資本主義ほど、うるさく計画を押しつけてくる経済体制もないのではないか。……社会主義の計画を批判しながら、資本主義の計画をよしとするのは矛盾していますよ。」
shueisha.online
「資本主義の外側」への招待状『人新世の「黙示録」』斎藤幸平×國分功一郎 | 集英社オンライン | ニュースを本気で噛み砕け
人類の経済活動が地球環境を壊す「人新世(ひとしんせい)」の時代。この世界的危機を解決するヒントを晩期マルクスの思想の中に見出した斎藤幸平さんは、2020年に『人新世の「資本論」』(集英社新書)を上梓。本書は翌年に新書大賞を受賞する一方、19言語に翻訳され世界的なベストセラーとなりました。そしてこの度、その続刊となる『人新世の「黙示録」』(集英社シリーズ・コモン)が発売されます。刊行を記念して、哲学...
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