■藤丸さんとモルガンさん
「トリックします」
「過程をすっ飛ばさないで欲しいな」
「妖精は悪戯好きなのですよ。お菓子などで誤魔化されている間に他の妖精たちが今か今かと手ぐすね引いているのですから、先手を打つのが肝要なのです」
「でもそうなるとなぁ、せっかく用意したこのティータイム用のお菓子の行く先が……ってうわっ」
瞬き一つの間に、自分の部屋だった筈の場所が常夏のブリスティンの広間に。
そしてモルガンの姿も、あのドレスと見まごうような白と金の水着へと。
「ええ、ですのでトリートを頂く準備は万全ですよ?」
「オアじゃないんだ?」
「ふふ、女王ですので、私は強欲なのです」