弘法大師が伊予の寂しい山中の村で機織りをしていた「おくま」という娘と出会う。大師は長旅をしてきたので手足の汚れを拭こうと思いおくまに布がほしいと頼んだ。おくまは優しい娘だったので織りかけの新しい布を渡すと、大師は大変に喜び感謝し、何か望みの物はないかと聞くと、このあたりは寂しい山の中なので町をこしらえて下されとおくまは言った。
大師はおくまのために寂しい山中に町を作った。上浮穴郡久万町(現、久万高原町)の誕生である。
※弘法大師が湧かせる物の中でもトップクラスにスケールがでかい。町。水や温泉のノリで町。
「四国路の伝説」より