txbiz.tv-tokyo.co.jp
統合のシナジー効果で躍進!大江戸温泉物語の舞台裏|カンブリア宮殿|テレ東BIZ
2026年10月08日放送カンブリア宮殿。お台場にあった日帰り温浴施設「大江戸温泉物語」は2021年に閉業したが、その大江戸温泉がいま、ホテル事業を拡大させ業績を伸ばしている。そのビジネスモデルは、既存のホテルを主に買収し、内装等をリノベーションして、大江戸温泉物語グループブランドのホテルとして生まれ変わらせる事業。コスパ・絶品バイキング・良質温泉の3本柱を軸に、客から圧倒的な支持を得ている。そんな大江戸温泉は2024年に、西日本に拠点を置くホテルチェーン「湯快リゾート」と統合、屋号を大江戸温泉物語グループとし、一大温泉ホテルチェーンに。現在は全国に75ケ所を数える施設を運営。さらに、これまでの格安路線から、新たに高価格帯ブランドの宿「TAOYA」も随時展開、ペットと同伴で泊まれる「わんわんシリーズ」も拡大している。 ■勢いの失った温泉街…客足が途切れない2つの温泉宿 かつて団体客の受け入れ等で、関東屈指の人気温泉地だった栃木県の鬼怒川温泉。ここ数年は多くの旅館やホテルが経営難で廃業に追い込まれるケースも珍しくない。そんな鬼怒川温泉で客がこぞって訪れるのが「鬼怒川観光ホテル」だ。客をひきつける最大の魅力は、豪華な夕食バイキング。市場直送の天然本まぐろや真鯛が並び、ライブキッチンでは出来たての黒毛和牛のすき焼きなどが味わえる。さらに、鬼怒川観光ホテルの目と鼻の先にある「鬼怒川御苑」も人気、ここの魅力は何といっても価格。物価高のご時世で、1泊2食付きで1万数千円から泊まれるのだ。そんな人気宿を運営するのがGENSENホールディングス、全国で展開する「大江戸温泉物語」を手がける会社だ。 ■満足度の大江戸、効率化の湯快…2つがタッグを組み、進化 そもそも大江戸温泉はお台場の日帰り温浴施設「大江戸温泉物語」からスタート、その後、古い温泉旅館をリノベーションし、新たに生まれ変わらせることで、全国に施設を増やしてきた。そんな大江戸温泉が2024年に西日本で同じく温泉旅館を手がけていた「湯快リゾート」と経営統合。効率運営で収益性が高い西日本を中心に展開する湯快グループと、料理や温泉が評判の東日本主体の大江戸が統合されたことで、そのビジネスモデルが大きく進化したのだ。湯快の得意とする、効率性と収益性で、しっかりと利益を出し、その利益を使って、大江戸が得意とする料理や温泉に資金を投入するというもの。湯快と大江戸の強みが掛け算となり、シナジー効果が生まれているのだ。 ■ライバルだった社長と副社長…二人三脚で新たな買収に 社長を務める川﨑は湯快リゾート出身。支配人を経験した後は、施設の効率化を図る責任者として、自動会計機など数々のシステムを導入してきた。経営統合の際は、施設管理の責任者として、全国の大江戸の施設をまわり、統合に向け奔走した。一方、副社長の橋本は大江戸出身。現在は新規施設開拓の責任者として、全国を飛び回っている。そんな2人が現在、取り組んでいるのが長野県の昼神温泉にあるホテルの買収。全国的な知名度は低いが、長年、出店したかった温泉地だというが、その視察を密着取材。さらに、売る側の事情も近年、変化が見られている。経営難というよりも、未来ある事業者にあとを託すケースが増えているのだ。