幣サイ、本当のことを言うと核とか世界とかもうどうだってよかったと思う。それよりも、少しでも長く片羽と飛んでいたい(ころしあいたい)と願ってたと思う。純粋に対峙する相手との仕合がもっと続けばいいと願ってたと思う。彼を墜とすことが結果的にみんなを守ることになっただけで、あの時のサイの頭の中は片羽でいっぱいだったと思う。それは、片羽の頭の中がサイでいっぱいで、ずっとそうで、それがずっとそうだったってことにようやくサイが気づいたからだと思う
「アヴァロンで…お前の心は真っすぐに俺を見ていた……ずっと、見ていてくれた。それが、やっと…分かったから……とても嬉しくて、悲しいと知ったんだ。多分、はじめて」