今度は自分が弟のように虐められるかもしれないと思い、恐怖から今までの行いを謝罪しますが、弟は許しません。
みっともなく泣き喚き、許しを請う兄の姿を見て、こんなやつに虐められていたのかと怒りが湧きます。それと同時に、怖かった存在が今は自分に怯えていることに興奮もあります。
頭に手を置くと、兄はわかりやすく体を反応させ、震え、弟の顔色を伺うように見上げてきます。ゆっくり頭を撫でてやれば、兄は怖る様子でしたが次第に少し和らいだ表情します。
今まで引きつった作っているような表情だったり、不安そうな表情ばかりだったのに、初めて見せた表情でした。
これが本来の兄の顔ではないかと弟は思いました。