去年の映画祭で、インドの詩人で映画監督のバッパディティア・サルカールさんにインタビューしたとき、極めて政治的な内容の話のなかで、ふとバッパディティアさんが一緒に暮らしている猫の話になり、当たり前に猫と会話してる、もっと言えば心を通わせ合っていると言っていて、それは私も日々実感していることでまさに同感であったのだが、人間がこの世界の中心だとはまったく思っていないとそのあと彼が言ったので、私は猫や犬にとどまらず、動物ないし生物全般と対話および思考を交わし合うことが可能だと、多くのひとがそう思えていたならば、この世界はこんなふうになっていなかったに違いないと、瞬間的に思ったことを、いま思い出した。