大人になると、他の大人と自然な会話をするのに苦労するようになる。
仕事をして、趣味を増やし、教養を身につけ、会話術を覚え、相手のことを調べて、社会を知って、そこまでやっても何を話せばいいのかわからなくなる。
大人になるほど他人との会話が難しくなるように感じる。
でもたぶんそこに罠があって、話題の選択肢が増えれば増えるほど、どれを話せばいいのか逆にわからなくなるということがあるのかもしれない。
幼児は誰とでも分け隔てなく臆さず会話ができる。昨日見たテレビ番組やさっき読んだ本、手元のオモチャがあれば十分誰とでも仲良くなれてしまう。
会話の選択肢が少ないゆえに、逆に自由なのかもしれない。