城 カフカ
こんなに読み切るのに苦戦したのは魔の山以来かもしれない。訳が読みにくいわけではなく、内容が私には合わない。と、簡単にまとめてしまえばそうなる。登場人物の誰にも、感情移入が出来ないのだ。お内儀やフリーダ、バルナバス一家はもちろん、主人公のKにすら。
#読了
Kは城から依頼され外から来た測量士なのだが、その城からは一向にお呼びが掛からず、城の役人からは「キミのことは村長に任せる」とぞんざいな扱いをされる。村人たちはKを大切にするどころか余所者として蔑ろにする。いつまで経っても城には辿り着けないし、Kもさっさと出て行けばいいのに自分の意思でこの土地にしがみつく。