夜と霧 新版(ヴィクトール・E・フランクル 著, 池田香代子 訳, 2002年, みすず書房)を読了した。
わたしはこのような環境で運良く生きながらえることができたとしても、無気力になるか、よくない精神性を発揮するかであったろうとおもう。「いい人は帰ってこなかった(P.5)」という記述に、むしろ安心した。
「希望」というともしびは星のように遠く、ちいさく、ときに冷笑の対象ともなるが、暗闇にあってひとを励まし続ける。
フランクル、エンデ、ケストナーはドイツ圏で第二次世界大戦をそれぞれ異なった様相で経験したのに、異口同音にユーモアを大切にしているところが興味深かった。