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かめきち

@kamekichi1999.bsky.social
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海外文学を読んでブログに感想を書いています。見る将。 こちらでは、ブログ更新告知、読書会感想(ほんわか、DeepDubliners)、将棋関係をつぶやく予定です。 ブログ:vladimir.hatenablog.com

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かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 04/10/2026
オフェイロン短篇集は酸いも甘いも噛み分けた老紳士の手による味わい深い短篇集。トレヴァーといいキーガンといい、こういうのがアイルランドの味なのか? 少年少女を描いた「鱒」、「さざめく木々」と中年男女を描いた「内外コンプレックス」、「不実な妻」が良かった。 マイベストを選ぶなら鱒と内外〜で悩むなぁ。両作ともに、暗がりの中から見える光の描写が印象的。
084
かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 04/10/2026
オフェイロン、ラストは「内外コンプレックス」。 不倫の次は老いらくの恋。というよりも、男やもめの家庭生活への憧憬か?この作家の持ち味であるところの息のながーい情景描写や、人間の普遍的な側面の描写が見事。 鏡のモチーフが好きな作家は多いけれど、こういう使い方は珍しいね、ってオチ。作品集中屈指の良作。
041
かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 01/10/2026
オフェイロン「不実な妻」 いわゆる不倫モノ。大使館勤めのフランス男性&アイルランド人女性という組み合わせ。 アイルランドで不倫って『ユリシーズ』かい!と思ったら、早速作中でもモリーへの言及があってニッコリ。 ふたりが周囲から囁かれる陰口、「大使カンイン」に爆笑。 もとはforeign affairかなぁ?
040
かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 30/09/2026
オフェイロン続いては「さざめく木々」。 思春期の少年たちが町外れに住む「ませた」お姉さんのところへ「究極の女体美」を見せて貰いにいくというスケベ版スタンド・バイ・ミー。皆で金を工面し、暗い夜道を歩き…… これは中々微笑ましくて良い作品。前二作と違って説教臭い印象を受けないのは自分が当事者性を失った年齢だからだろうか。
021
かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 29/09/2026
オフェイロン続いては『祝婚歌』。 停年を迎えた夫が、妻に相談もせずに都会の自宅を処分し、田舎に転居するという現代のWebコミックなら女性からフルボッコにされそうな所業に出る物語。 表題からもわかる通り熟年夫婦の婚姻関係がテーマ。 なんやかんや家も夫婦ももとに戻るわけだが、夫の愚行や後悔、妻の許しなどまとめて包み込む著者の包容力溢れる筆致が味わい深い。
021
かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 26/09/2026
続き書くの忘れてたオフェイロン、次は「配当金」。 都会に出た自分と、地元で独身貴族を謳歌する旧友。地元に残した高齢の叔母の世話を頼んだところから物語は動き出す。 エモ路線の良作で、人気を集めそうだが、やや説教臭くて好みではない。 内容よりも、「ドヤ顔」という訳語のチョイスが印象に残った。たしかにもう違和感ないくらい定着してるよなぁ。
031
かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 26/09/2026
そういえば先日書いたこちらの記事のリンクを貼るのを忘れていました。 キャサリン・マンスフィールド『不機嫌な女たち』。 マンスフィールドの日本オリジナル編集の短篇集です。「幸福」、「ガーデン・パーティ」などの有名作から、「蝿」「一杯のお茶」など傑作揃いです。 特に女性に着目して編まれており、「蝿」以外は全て女性視点の作品となっています。 vladimir.hatenablog.com/entry/2026/0...
vladimir.hatenablog.com
C10『不機嫌な女たち』キャサリン・マンスフィールド/芹澤恵訳 - ウラジーミルの微笑
愛を手にする戦いなのです 「・・・わたしは人から褒めてもらいたいの。猫が撫でてもらいたいと思うのと同じことよ。わたしの持って生まれた性分なの。間違った時代に生まれてきちゃったのかもしれないわね。だとしても、あなたが言ったように、わたしは並みの女じゃない。男の人に熱烈に愛されて当然なのよ。ちやほやされて当然だし、本気で愛されて当然だと思うわ。(p.175「燃え立つ炎」より)」 <<感想>> 岩波文庫...
020
かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 26/09/2026
twitterでむかーし流行った「至高の短編小説」というタグの集計・まとめ記事を作りました。 もともとは自分で読む作品を探すためにポチポチしてただけなんですが、結構面白かったので共有ということで。 ほんわか塾で取り上げられた作品も多数登場しています。 vladimir.hatenablog.com/entry/2026/0...
vladimir.hatenablog.com
#至高の短編小説 Collected Stories - ウラジーミルの微笑
文学部を卒業してはや20年弱。 よなよな生成AI相手に酒を飲みながら文学談義に花を咲かせているわけだが、この記事はそうした対話の中で生まれたものだ。 元ネタは一昨年頃にtwitterで少し流行った「#至高の短編小説」というタグである。 加齢による体力や集中力の低下か、はたまた好みの変化か、根っからの長篇党であったはずが、近年ではかなり短篇づいている。このため、何か未読の傑作短篇がないかと思い立った...
010
かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 19/09/2026
先日の動画に触発されて『記憶よ、語れ』を再読しはじめたんだけど、1章冒頭の扉絵にある地図で、1ヴェルスタが1,067kmと書いてあるのに気がついた。(正しくは1,067m) これはナボコフの書いた元の地図(絵)からして間違ってるのだろうか。
020
かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 17/09/2026
面白かった。 こういう話はぜひともお酒を飲みながら双方向でやりたいところ。 ・『密偵』そこっ!? ・『マーシェンカ』は私も大好き ・それにしても「フィアルタの春」、そろいもそろってみんな好きすぎませんか? など
020
かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 15/09/2026
タクソヴィチ氏!タクソヴィチ氏じゃないか!
230
かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 11/07/2026
おおお。すごい古田アマ勝ったのか。そして次戦は因縁の(?)郷田九段戦だって。朝日杯はこれがあるから面白い。
000
かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 08/07/2026
オフェイロン「国の懐に抱かれて」 夫を亡くした不倫相手と結婚するために改宗しようとする男の話。 カトリックってのがアイルランド文学に頻出のとっつきにくいテーマなんだけど、本作はややコメディ調なのと、主人公が改宗(希望)者なので付いてはいける。 まぁでもやっぱり「鱒」とか「秋の気配」のが親しみやすいなぁ。
041
かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 08/07/2026
オフェイロン「秋の気配」 前の「憶えてる!憶えてるわ!」に引き続き、記憶がテーマの作品。同作だ対比的ち描かれた記憶のうち、記憶の不確かさや情緒的な側面に焦点があたる。 何やらプルースト風味のする話やなぁと思って読んでたら、作中で当て擦られてて笑えた。 割と好きな作品。
031
かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 27/06/2026
オフェイロン「憶えてる!憶えてるわ!」 やや長めの短篇。完全記憶の姉と、その記憶によって「思い出」の情緒を蝕まれる妹の話。姉妹を対比させた寓話っぽく読める。 一貫性とは創造力のない者の最後の砦である、って言ったのもアイルランドの人だっけ? それにしてもアイルランドの作家が書く短篇ってほろ苦系が多いなぁ。
085
かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 22/06/2026
オフェイロン、続いては「鱒」。 こちらは読みやすい小品。井伏鱒二の「山椒魚」のように小池に閉じ込められた鱒と少女との物語。井伏同様、寓話っぽい色彩か? 主人公の女の子が12歳なんだけど、家にいる現実の12歳と比べると物語に出でくる12歳は幼い印象を受ける。 結末はほっとするものだし、何より犬とか釣り糸とか妖精のおばあさんとかの細部がちゃんと回収されてて良かった。
010
かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 21/06/2026
で、早速オフェイロンの「無垢」を読んだのだけれど、なかなか難しい。 語り手の父は、最初の神父に何を告解したのだろう?神父には告解したのに、読者にだけ秘密のままという仕掛け? 姦淫の原語は"adultery"なんだと思うけど、幼い語り手が正しい意味を知らず、何か別の意味(大人ぶった行動、とか)と取り違えているようにも読める。それならもうちょっと軽妙に書かれても良さそうにも思う。 我が子の「無垢」に送る眼差しにしては随分とビターな文章なのが不思議。
010
かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 21/06/2026
オフェイロンに引き続き…… とうとう本日、『不運な奴ら』がとーちゃーく!! 先にオフェイロン読んでるのでお楽しみはこのあとで。
082
かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 06/05/2026
奥先生の訳す作品メッチャ好みで、結構端から作品買ってたんだけど、よもや若島先生の教え子だったとは。
010
かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 26/11/2025
将棋情報局で『盤上のファンタジア』が解説されてる。 プロブレム的発想の名作! www.youtube.com/watch?v=6yyE...
youtube.com
超簡単?実は・・・ 若島正作『盤上のファンタジア』第1番 名作詰将棋解説⑮
YouTube video by 将棋情報局
000
かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 12/10/2025
ナボコフ全短篇読書会「移動祝祭日」、初回から3時間がかりでかっ飛んど面白さ。 誰もが一度は考える読みの可能性なのに、どうして若島先生はこうも見事にテクスト上の根拠を見出せるのか。 ところで、『犬を連れた奥さん』。ナボコフはじめ傑作の呼び声が高いけれども、チェーホフ作品の中ではイチピンとこないのよねぇ。
071
かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 13/08/2025
ブログひさびさ更新! ジョイス『ユリシーズ』の感想を書きました。 前半は意識の流れ/内的独白/自由間接話法の概念整理を行い、後半部分は『ユリシーズ』の特質について検討しています。 なぜ私は他の作品ほどには『ユリシーズ』を愛せないのか?『ユリシーズ』のどこが厭なのか?『ユリシーズ』嫌いによる『ユリシーズ』論です。 全部で2万字。誰か読んで。 vladimir.hatenablog.com/entry/2025/0...
vladimir.hatenablog.com
『ユリシーズ』ジェイムズ・ジョイス/丸谷才一他訳 - ウラジーミルの微笑
まえがき 『ユリシーズ』。それは世界で最も多くの挫折者を生み出している本であると同時に、世界で最も過大評価されている本だ。 まずはこのように書く勇気を褒めて欲しい。勇気が必要な理由は、なにも『ユリシーズ』が圧倒的なカノン(正典)の地位に祭り上げられているからだけではない。 それは私が、ナボコフはもちろん、プルーストやV.ウルフ、なんならオマケにK.マンスフィールドなど、ジョイスと同じ箱に入れて論じ...
050
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ヴァーチャル塾「ほんわか」 @problemparadise.bsky.social · 10/08/2025
たしかに。上質の心理小説として、たぶんジョイスにはないナボコフのおもしろさ。仕掛けや言葉遊びといった部分ばかりに注目してしまうと、そういう部分は見過ごされがちなので。
031
かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 10/08/2025
ナボコフ全短篇より「呼び鈴」読書会だん。期待通りの面白さ。 今回読んでて(聴いてて)、いいなぁと思ったのは、オリガがパイプの音をいやがる箇所。ちょっと想像力を働かせると、テクスト内から明白な答えを導くことができる。 最近ジョイスばっかり読んでたせいか、こういうところにすごくナボコフみを感じた。
170
かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 01/08/2025
「移動祝祭日」のお知らせキターーー🐢ーーー。 選定された短篇のリストを見てテンションがぶち上がった。 読みたい短篇に投票した「かつて、アレッポで…」も早速取り上げていただけるようで非常に楽しみ。
041
かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 14/07/2025
ブログの更新が滞っているのでかわりにTwitterスペースでお喋りをしました。 『割れたグラス』 『ジェイムズ』 『十二月の十日』 『両膝を怪我したわたしの聖女』 他漫画1作の感想をお話しました。通勤通学のお耳のお供にでもぜひ聴いて下さい。下記リンク先の埋め込みから聴けるはず。 vladimir.hatenablog.com/entry/2025/0...
vladimir.hatenablog.com
最近読んだ海外文学作品の感想を喋る - ウラジーミルの微笑
最近ブログの更新が出来ていないので、ブログを更新できていない言い訳と、最近読んだ本の感想をtwitterのスペース機能で喋りました。 感想をお話したタイトルは次のとおりです。 アラン・マバンク/桑田光平訳『割れたグラス』 パーシヴァル・エヴァレット/木原善彦訳『ジェイムズ』 G・ソーンダーズ/岸本佐知子訳『十二月の十日』 アンドレア・アブレウ/村岡直子・五十嵐絢音訳『両膝を怪我したわたしの聖女』 ...
061
Reposted by かめきち
ヴァーチャル塾「ほんわか」 @problemparadise.bsky.social · 02/07/2025
今月は旅行が多く、開催するzoom読書会等は7/27の「海外SF短篇読書会」と「Wolfe読書会」のみです。なお、8月はすべて予定どおり開講で、8/10にはナボコフ短篇読書会「移動祝祭日」の準備会があります。
065
Reposted by かめきち
ヴァーチャル塾「ほんわか」 @problemparadise.bsky.social · 26/05/2025
6月以降の読書会などの予定です。いつからでも参加できます。ご希望の方はこのツイートにリプライをください。DMでくわしいご返事をさしあげます。 また、別項に書いたとおり、ナボコフ短篇読書会「移動祝祭日」を8月から再開します。そちらのお申し込みはGoogle Formにて。
0104
かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 30/06/2025
防水よ (※嘘です)
050
かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 30/06/2025
話題の新刊『ジェイムズ』読んで夜更かし。眠い。 『隠し砦の三悪人』ばりの窮地→窮地式のプロットでなかなかのページターナーぶり。R・ライトを思い出しながら読んだ。 ライトは+キレキレの心理描写が魅力ですが、『ジェイムズ』はその替わりに思弁性がのっかった印象。「鉛筆」のモチーフが良かった。 原ハック・フィンのアウトサイダーがフロンティアを目指す的な感じ、もっそいアメリカ的だなと思うけど、『ジェイムズ』が「正義を実現」する手段も大概だな。 皮肉として受け取りたいところだけど、当のアメリカ人はどう読むのだろうか。
071
かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 05/06/2025
版元情報が!例の本とうとうでるのね~
040
かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 01/06/2025
セバスチャンナイト読書会おわ! 今日は作品の中身はさておき、お子さんの小学校の卒業スピーチで、ナボコフのカフカ論からの引用をしようとした、という若島先生自身のエピソードがとにかく爆笑だった。
081
かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 17/05/2025
ジャクスン『ずっとお城で暮らしてる』の感想を書きました。 心理小説っぽいゴシック・サイコホラー・ミステリを、敢えて社会派小説として読解してみる試みです。 でも本当はこの作品の魅力は、優れたワードセンスが支えてるんだと思われます。 ※ネタバレ全開につき注意 vladimir.hatenablog.com/entry/2025/0...
vladimir.hatenablog.com
『ずっとお城で暮らしてる』シャーリイ・ジャクスン/市田泉訳 - ウラジーミルの微笑
許されないのは わかってるつもり世間のしくみにとても勝てないから あたしに翼のあるウマがいたら、おじさんを月までつれていってあげるのに。月の上ならもっと居心地がいいはずよ(p.82) シャーリイ・ジャクスンにはすっかり魅了されてしまった。 きっかけは「くじ」である。彼女の(短篇の)代表作と名高い作品だ。ナボコフ短篇の新訳目当てで買った『アメリカン・マスターピース 戦後篇』にたまたま収録されていたの...
010
かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 17/05/2025
ナボコフ入門アーカイブ視聴。 "was, and is"の話からまさかコレットのフロス、フロス、フロス!に飛ぶとは!面白いなぁ~。 そして気が付いたら6月は初日が第1日曜日で、次回まであと2週間しかない。頑張って予習せねば。
020
かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 09/05/2025
シュール過ぎるwww 豊島九段まで座ってるのがまた笑える www.youtube.com/watch?v=OLz6...
youtube.com
日清のどん兵衛「二軍どん兵衛も強いよね 篇」 / 佐藤紳哉・豊島将之
YouTube video by 日清食品グループ公式チャンネル
040
かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 06/05/2025
ぐあーー!メッチャ聴講したいテーマだけど、京都!!!京都かぁ・・・
020
かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 03/05/2025
ブログも更新しました! マリオ・バルガス=リョサ『都会と犬ども』の感想を書きました。 さながら汚い『飛ぶ教室』。寄宿制士官学校における少年たちの群像劇。 いじめあり、買春ありのホモソ内でのリアルをグロテスクに描き出します。 作者のデビュー作にして出世作にして傑作。オススメ。 vladimir.hatenablog.com/entry/2025/0...
vladimir.hatenablog.com
『都会と犬ども』マリオ・バルガス=リョサ/杉山晃訳 - ウラジーミルの微笑
かたくなな心と黒い瞳には寂しい影が ≪けっきょくみんなは仲間なんだ。口さきだけでけなしあったり、ふざけあったりしてるだけなんだ。みんなで楽しんでるんだ。ぼくだけが場違いな人間なんだ。≫(p.140) <<感想>> マリオ・バルガス=リョサが死んだ。 存命中に岩波文庫の赤帯に収録されるという栄に浴した*1作家の一人であったが、その彼も亡くなり、残るはもうクッツェーくらいだろうか。 その彼の死を伝える...
010
かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 03/05/2025
百年後か二百年後に、ロシアではぼくは自分の本の中で、あるいは少なくとも研究者による脚注の中で、生きるだろうから。―ナボコフ『賜物』 僕は沢山の謎とパズルを仕込んだので、何世紀もの間、大学教授たちがその答えを探すのに忙しいことだろう。それが不滅性を確保する唯一の方法なんだ。―ジョイスに帰せられる言葉,エルマン『ジェイムズ・ジョイス伝』 前者の文章は後者の発言のパロディ/オマージュだと思っていたけれど、実は前者が1938年、後者が(人口に膾炙したのが)1959年で、パロディでもオマージュでもなくオリジナルだったと気が付いた。
010
かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 26/04/2025
ラヒーミー『悲しみを聴く石』の感想を書きました。 アフガニスタンを舞台にした仏文調の小説。観劇しているような独特の読み味です。 ゴンクール賞の審査員を褒めたくなる傑作。1.5年振りの☆5(マイベスト級)です。 vladimir.hatenablog.com/entry/2025/0...
vladimir.hatenablog.com
005『悲しみを聴く石』アティーク・ラヒーミー/関口涼子訳 - ウラジーミルの微笑
Take Me Home, Country Roads 外では、 時として銃声。 時として祈り。 時として静寂。(p.119-120) <<感想>> 入院の経験はおありだろうか? ベットから動くことができず、さりとてすることもなく、リノリウムの廊下に響く看護師の足音だけが妙に際立って聴こえてくる。 あるいは、小学生の時分、発熱で学校を休んだことは? 同級生の子どもらが下校していく喧騒。あるいは、リ...
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かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 22/04/2025
棋聖戦、白玲戦の賞金が実質5000万円へ。 そしてクイーン白玲(永世称号)取得で棋士フリークラスへ。 羽生会長の置き土産すごい!!! www.youtube.com/watch?v=TA2q...
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【速報】優勝賞金は実質「5000万円」に 棋聖戦 白玲戦 主催者発表
YouTube video by 中日新聞 東京新聞 将棋【公式】
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かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 18/04/2025
甘耀明『神秘列車』の感想を書きました。台湾人作家甘耀明のベスト盤的な短篇集。 表題作は鉄道ロマン✕ノスタルジー。 私のイチオシは千夜一夜的な枠物語の「葬儀でのお話」シリーズ。この手の民話調の連作短篇はなんぼあっても良いものです。 エクス・リブリスからもう一冊感想を書いたら待望のユリシーズ講義(アーカイブ)に参加の予定。 vladimir.hatenablog.com/entry/2025/0...
vladimir.hatenablog.com
040『神秘列車』甘耀明/白水紀子訳 - ウラジーミルの微笑
見えない自由がほしくて ただ一つの願いは、柩のそばに付き添って通夜をするときに、・・・みんなに来てもらって、たっぷり物語を話してほしいのさ。知っている話でもかまわないからね。そのあとは、火葬して、すっきり焼いておくれ。死とはこんなもの、重要なのはいかに時代を生き抜くかということ、そして物語はその唯一の足跡。人が生きたところには、必ず物語があるものだよ。(p.84-85) <<感想>> 台湾の作家、...
020
かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 18/04/2025
紙魚の手帖「乱視読者の読んだりみたり」、最新号はDickのRoog。 これほんわか塾の過去回で盛り上がったやつ! 紙魚の手帖でほんわか塾の課題作品が取り上げられると一粒で二度おいしい気分。
010
かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 24/03/2025
語学弱者なのでこれを認めるのはまことに遺憾なのだけれども、やっぱり原語で読めるものは原語で読んだ方が面白い。 せめて日本語の半分の速度で読めたらなぁ(仮定法過去)。
020
かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 16/03/2025
ほんわかホーソーン回が終了して、早速先生がオススメされていた「「ヒギンボタム氏の災難」を読むが、こりゃ面白い。 ボルヘスの「『バベルの図書館』版で読んだのだけれども、ほんとボルおぢの好きそうな感じ。 硬くいうと現実とか虚構とかそういう話になるんだろうけど、平たくいうと良いホラ話。
040
かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 09/03/2025
発表担当のHawthorne "The Wives of the Dead"を準備中。 お話は面白いんだけれども、英弱勢なので英語に四苦八苦。関係代名詞とかながーーーい副詞句がうねうね連なるのはまだいいんだけど、やっぱ明白に語彙力が足りない。 こういうのってやっぱりとにかく読みまくるしかないのかしら。
142
かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 08/03/2025
エクス・リブリス全巻リストを最新刊まで反映しました。 通巻96冊なので、もうすぐ刊行100冊。来年の初頭くらいでしょうか? 感想記事は16作/96冊まで。もうちょっと更新を頑張りたいです。 今月来月と読書会の発表担当、その先にはユリシーズ講義@早稲田もあるので、また滞りそうな気も・・・ vladimir.hatenablog.com/entry/2023/0...
vladimir.hatenablog.com
版元よりも詳しい白水社エクス・リブリス全巻リスト - ウラジーミルの微笑
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かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 08/03/2025
新刊が話題(?)のリン・マーの旧作『断絶』の感想を書きました。 アメリカを舞台にしたパンデミック小説。描写の独創性、着眼点が魅力的な反面、物語は若干散らかった印象です。 短篇向きっぽい印象があるので新刊に期待。 vladimir.hatenablog.com/entry/2025/0...
vladimir.hatenablog.com
069『断絶』リン・マー/藤井光訳 - ウラジーミルの微笑
世界が終わるまでは 離れる事もない スティーヴンは頷いた。著書にも書いたことですが、大事なのは教育ではなく、モチベーションです。メンタリティーの問題なのです。それが、経済で世界をリードするアメリカ合衆国にとってどのような意味を持つのか?私たちは憂慮すべきでしょう。(p.43) <<感想>> 前回の『死体展覧会』【過去記事】から今度は訳者繋がりのセレクト!と見せかけて実は違う。同著者の新刊がそろそろ...
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かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 02/03/2025
受講生全員が待ち望んでいるやつ!(いつもアーカイブですいません・・・)
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Reposted by かめきち
ヴァーチャル塾「ほんわか」 @problemparadise.bsky.social · 26/02/2025
3月以降の読書会などの予定です。すべてzoom使用。いつからでも、誰でも参加できます。会費は無料。参加希望の方は、この投稿にリプライを付けてください。DMでご返事さしあげます。
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かめきち @kamekichi1999.bsky.social · 23/02/2025
ハサン・ブラーシム『死体展覧会』の感想を書きました。 エグいタイトルの通り、死や暴力のテーマが強めの短篇集。ただ、物語として面白く、お話にヒネりが効いているので、抵抗なく読めます。まるでイラクの安部公房(私見)。オススメしたいけど品切れなうえに若干手に入りにくいので注意です。 vladimir.hatenablog.com/entry/2025/0...
vladimir.hatenablog.com
053『死体展覧会』ハサン・ブラーシム/藤井光訳 - ウラジーミルの微笑
まだまだ世界は暴力にあふれ 平和ではありません 彼はわかりやすい言葉で、最も優れた物語とは、最も恐ろしい物語でも、最も悲しい物語でもないのだと説明した。重要なのは真に迫っているかどうか、そして語り口なのだ。必ずしも戦争や殺人の話でなくてもいいのです、と彼は言った。(p.141) <<感想>> イラク人作家ハサン・ブラーシムの手による14篇の短篇からなる短篇集である。 イランを舞台にした作品【過去記...
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