30ロナドラ
「あんた“あの”退治人ロナ⋯ドの恋人なんだろ?どんな顔して股開いてんの?歳上のプライドとかないわけ?」
駅前のバーカウンターでテキトーに時間を潰していると、たちの悪い野次馬男がニヤニヤと下卑た笑みを携えて絡んできた。
明らかにこちらを煽って怒らせようとしていることから見ても、おおかた吸血鬼に偏見のあるタイプだろう。無視してもいいが…ずっと隣に居座られても面倒だな。
「勘違いしないでもらえるかい、私があの若造に与えてやっているんだ。そうしても良いと思えるくらい…彼に価値を感じ、愛し、尊重しているからね。君みたいな愛を知らぬお子様には分からないだろうけど」↓