10月3日(土)公開
『プーチンの愛国教室』 試写。
ロシアはウラル山脈の麓の田舎町カラバシュで教員として働くパヴェル(監督)の毎日が、ウクライナ侵攻開始を機に一変してしまい……いつの間にか愛国好戦プロパガンダが教育現場に入り込み、常識が書き換えられ、人がいなくなっていく。これがドキュメンタリーなのが恐ろしい。
のほほんとした田舎町の毎日に国家規模の「指導」が入り込んできたと思ったら、日常を支える価値観があっという間に前提から入れ替わってしまう。動員が進んで若者もいなくなり、摘発を恐れて下手に意見を表明することもできなくなる。決定的なものが変わるときはもう一瞬なんだなと実感する一本。