前回に続いて秀吉が背景に下がり、秀長の内政が中心となる物語でした。
一応、座の締め付けで暴利をむさぼる奈良商人を解体する秀長と、新たに源平藤橘に並ぶ豊臣の姓を認めさせた秀吉を、
「いにしえよりのならわし」に立ち向かう新しい世の創造者と描きますが、さすがに無理をしている感も否めません。
また、永徳の困難な注文に応える筆を作るまでの友情・努力・勝利の物語には楽しいものもあったのですが、
筆が評判になった郡山が(1か月で)栄え、奈良の悪徳商人を見返したとするのは、前回同様、小さな解決で大きな構造的な問題を説明してしまう乱暴さもありました。
#豊臣兄弟