郵便屋で働くカンナは今日も姉からの手紙が来ていないか確認する。
真面目だった姉が、なんの相談も無しに商人ギルドを辞めて、冒険者になったと聞いた時は驚いた。
しかし冒険者になっても、姉の本質は変わっていなかった。律儀に私への手紙を書いてくれていた。
その手紙が好きだった。郵便屋で働くのもそれがキッカケだった。
でも、いつからか、姉からの手紙が途切れた。
最後の手紙はハイ・ラガード公国に着いたことの連絡と、空飛ぶ城の写真。
ーーここからハイ・ラガード公国まで、船で1週間くらい。所持金も十分だろう。
私は、部屋に姉への手紙を残し旅立った。
#世界樹の迷宮Ⅱ
#SQ自ギルド設定語り