『アンチレイシストであるためには』読了。「私はレイシストではありません」といくら言ったところで、その人がレイシストでなくなるわけではない。
レイシストでなくなるためには、レイシズム(人種主義)が蔓延する社会の現状を知り、歴史を学び、差別の構造を理解し、間違った仕組みを変えようと取り組む、「アンチレイシスト」になる必要がある。
そのための手引きを、「自分もまたレイシストだった」という出発点から、黒人の歴史学者が等身大の言葉で語る。人種による差別だけではなく、性差別や障害者差別など他のあらゆる差別に反対するための(というよりそれらは互いに交錯すると本書の中でも語られるのだが)考え方が詰まった良書。