『傷を愛せるか』 著:宮地尚子
三ヶ月くらいかけてちょっとずつ読んだ精神科医のエッセイ。自分に対するケアになるだろうかと思いながら選んだ。平坦なことばづかいで淡々としながらやさしくあろうとしているように思った。患者やその家族が読んでも大丈夫なようにだとは思うけれど。自分の、他人の傷を見る・寄り添うのは疲れるけど、自分の傷がどうしようもないことがあるという事実もあるというのを専門家が書いてるのを見るとどこかで安心もする。そんなすぐにどうにか出来る傷であってたまるか、と心のどこかで思う自分も確かにいるので認められた気がする。