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全部自分のせいだ……ルイス・ハミルトン、戦略ミスの責任を認める「チームに貢献したかった。次、必ず挽回する」
ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は、F1シンガポールGPの決勝レースを3番グリッドからスタートしたものの、最終的に6位。この結果については自分自身に責任があると認めた。 ハミルトンはミディアムタイヤを履いて決勝レースをスタート。ソフトタイヤでスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とシャルル・ルクレール(フェラーリ)に引き離されていった。 本来ならばミディアムタイヤの方が、ソフトタイヤよりも長持ちするはず。そのため、一旦はギャップが広がっても、そのうち縮まってくるというのが常だ。しかし今回は開く一方……つまりミディアムタイヤはソフトタイヤよりもデグラデーション(性能劣化)が大きかった。 そのためハミルトンは、全車の中で最も早い18周目にピットインし、ソフトタイヤに交換。猛ペースで前を追った。 そんな中先頭が39周目を走行中に、アストンマーティン・ホンダのランス・ストロールが、クラッチの不具合が疑われたためコース脇にストップ。レースコントロールは、バーチャル・セーフティカー(VSC)を宣言した。 その時点でハミルトンは、既にソフトタイヤを履いて21周を走行済み。チームメイトのルクレールは、ミディアムタイヤで15周を走っていた。 VSC中にピットストップすれば、通常走行時に比べれば失うタイムが少なくて済む。そのため多くのマシンがこのタイミングでピットストップを行なった。しかしこのタイミングでピットインしたフェラーリはルクレールの方だけ。ハミルトンはステイアウトを選んだ……2台の間隔は4.4秒ほどであったので、立て続けにタイヤ交換を行なう余裕は十分にあったにもかかわらずだ。 このステイアウトという選択を下したのは、実はハミルトン本人だった。しかしソフトタイヤで44周という長丁場を走ることになったこの戦略は大失敗。レース終盤にはタイヤのデグラデーションに苦しみ、6位に終わった。スローパンクチャーに見舞われ、追加のピットストップを強いられることになったマクラーレンのオスカー・ピアストリにも先行されるという体たらくだった。 単純計算ではあるものの、ハミルトンはルクレールから46秒ほど遅れてのフィニッシュだったため、ステイアウトを選んだことで41.5秒ほどを失ったことになる。「みんなごめん」 ハミルトンはレース後、無線でそう語った。「今日の戦略では、みんなを失望させてしまった。僕の判断だったけど、帰蝶なポイントを失ってしまった。次のレースでは挽回できるように頑張る。ピットストップも素晴らしかったよ」 そのハミルトンはレース後、チームのプレスリリースにコメントを寄せ、ステイアウトの判断をした理由を説明した。なお本人はレース後に体調不良を訴え、メディアセッションを欠席した。「今日は期待していたような結果が出せなかった。それは僕の責任だ」 ハミルトンはそう語った。「オーバーテイクが難しいコースでは、何か違うことを試さなければいけなかった。だから新品のミディアムタイヤでスタートし、それで長いスティントを走って、1ストップを狙うことにしたんだ」「しかし残念ながら、ミディアムタイヤはソフトタイヤほどの性能を発揮してくれなかった」 チームはVSC中にピットインするよう、ハミルトンに指示をしたようだ。しかしハミルトンはその必要はないと判断し、そのままフィニッシュすることを選択した。「ソフトタイヤに履き替えた後はペースも戻ったが、思ったような進歩を遂げることができなかった」「VSC中にチームからピットインを指示された。でも、タイミングを逃してしまった。それでステイアウトを決断し、最後までポジションを守り切ろうとしたんだが、終盤はタイヤの摩耗に苦しみ、3つ順位を落としてしまった」「今日のマシンのペースを考えると、この結果は到底納得できるものではない」 ハミルトンはこの結果は全て自分のせいだとして、次のレースでの挽回を誓った。「今日は手痛い教訓になったけど、この判断の全責任は自分にある。全ての判断がうまくいくとは限らないけど、間違った判断をしてしまったことは受け入れる。でも、今日失ったポイントに関しては、チームに申し訳なく思っている。チームは毎週末、大変な努力を注いでくれている。だから、もっと貢献したかったんだ」「これからも努力を続け、次のレースで必ず挽回する」