🍃🍉(本編後余生×転生)
それは、24の冬のことだった。
「みつかるのがはやくねぇ…?」
居なくなったはずの弟は、幼い頃そっくりそのままの姿で、たしかに二本の足で立っていた。
◆
「おれはさぁ、もおすこしおおきくなってから、あおうとおもってたのに。」
弟は不満気に、頬をふくらませて言う。
「そりゃあまた、なんでだィ」
「だって、こんなとしじゃあ、まだなにひとつうまくはやれないだろ?」
そう言って少し目線を落とした。さっきまで怒っていたと思えば、今度は悲しげで、その情緒の豊かさは生来のものか歳ゆえのものかはてさて。
「おれ、もうあにきに''ぐず''ってゆわれないようにしねぇと。」