偉大なる我がロシア史の先生はС田М千雄先生というフランス革命の研究における巨人の弟子であらせられたそうですが、バブーフとかブランキとかからトカチョーフやネチャーエフ、そして神君にして尊厳者へと至る経緯については「共産主義」だけでは解することができず、それは我が第一の指導教官が「ヘーゲルとかも読まねえとマルクス主義なんて理解できねえんだけどな」と仰せられていたのと同じです。
我がロシア史の先生は卒論の口頭試問の際に印刷所の値札を取り忘れたそうで、「父にも等しい」指導教官のС田先生から最初に言われたのは「君の卒論は百円なのか」だったという美しい思い出を語っておいででした。