リース先生のカガノーヴィチ伝だと、カガノーヴィチがウクライナのダム建設について「完成次第モスクワにも電力を回せる」と直談判をしに行き、一応「国策としてやってよい」と詔を勝ち取ったが、「でもウクライナだけにこれ以上予算は避けないので手間賃は何とかしろ」と言われて奔走したというくだりが面白かったです。
あとソヴェト史研究の「構造主義者」なる勢力は、「ソヴェト選挙でかつての富農や白軍が潜り込むのではないかという恐怖」が不法抑圧の背景となったという責任転嫁的な言を弄するのが常ですが、「かつての富農や白軍」という論法はコルホーズ的再編のときからお決まりの論法で、わかるのは言っている人の視野狭窄だけです。