道中会話がない訳じゃないけど、やっぱりぺごくんの様子はおかしくて。焦っていたり、うわの空だったり。行き当たりばったりで出てきたくせに、スマホで近く調べてここ行ってみたかったんだとか言うぺごくん。そうやって一日中自分のこと考えて様子のおかしいぺごくんに、明智さんは勝手に満足したような気持ちになってくる。日が落ちて、知らない土地の道路の真ん中で立ち止まって。どれだけ時間が経ったか分からないような曖昧な時が流れて、明智さんが「帰るぞ」と言って終わり。「ああ」と返すぺごくんの声は震えていたけど、泣いたりしない。次の日からは昨日のことなんてまるでなかったかのようにまたいつも通り探索を再開する。