波と海を見たな@読書垢 @namitoumi.bsky.social · 10/02/2024読了 ホラー小説紹介 斜線堂有紀 本の背骨が最後に残る 言葉で物語を紡ぐ人間が「本」と呼ばれる国で、同じ物語を刻んだ「本」同士が、自身の物語の正しさを証明するために言葉をもって競い合う「版重ね」を描いた表題作ほか六編を収録。 全編を通してその根底には痛みがある。 端正な文体と背徳的な情景描写が読み手の内なる嗜虐性を呼び覚まし、正視に耐えないのにいつの間にか魅入られてしまう。 痛みの愉悦で美しく歪む、耽美で退廃的な世界に存分に溺れることができる一冊。 0631 63